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2024年08月27日

レクサスESに乗ってみた

レクサスESに乗ってみた 先日、IS300修理入庫の際に代車を貸して頂き、レクサスESに乗りました。

去年位から、ESに試乗したいと何度か言ったことがあり、営業担当の方が気を遣ってくださったのか、フロントガラスの交換修理の際に、代車として用意して頂きました。2日間で、約100km程度乗りました。久々の試乗感想です。

○モデル仕様
レクサスESは、2018年10月発売。当時、まだGSがラインナップにある状況で、FFセダンとしてデビュー。ESがFF車で、GSがFR車な住み分けかと思いますが、ESは4気筒2.5L+モーターのハイブリッドパワートレーン一本のシンプルな構成だったのに対して、GSは排気量も大きな、価格帯としても上のクラスまでカバーしていたかと思います。

GSが2020年の特別仕様車を最後にディスコンしてしまった後は、LSとISの間の中核クラスで、パーソナルなセダンとしては最上級クラスを引き継いだ形です。

そのESも2021年にマイナーチェンジが入り、フロントフェイスの一部変更や、リアサスペンション回りの剛性アップ、安全装備の性能アップなどが行われました。

今回お借りしたのは、その2021年のMC後、2021年9月登録の、ES300h VersionLになります。車両価格715万円。距離は、17000km位。試乗車だとお聞きしましたけど、年間7000km位の稼動ですね。内容的には、現在売られているものとほぼ同じです。

Version Lなので、いろんなものが標準装備となってます。オプションは、分かっただけで言うと、デジタルアウターミラー、デジタルインナーミラー、マークレビンソンかな。全部で60万近くなりますかねー。

まずは、サイズ感ですが、やはり高級セダンになるので、大きめです。
ES300h AXZH11:4975mm x 1865mm x 1445mm WB:2870mm 車重:1720kg

参考に、GS(最終型の2.5Lハイブリッド)と乗ってるIS300も。
GS300h AWL10:4880mm x 1840mm x 1455mm WB:2850mm 車重:1760kg
IS300 ASE30:4710mm x 1840mm x 1435mm WB:2800mm 車重:1640kg

GSから見ても、更に長くなり幅も広いですね。世代的に新しく、車自体が大型化しているからでしょうか。車重については、ESはムーンルーフ付きでも、GSと比較して軽く、FF車の利点で軽く出来るメリットが出てそうです。車検証で見ると、ESはフロント軸重が1000kg、リア軸重が720kg。フロントにロードスター1台分かーって思いました(笑)

パワートレーンは、A25A-FXS。4気筒2.5L+モーターのハイブリッドは、現行NXと同じかな。スペックが少し違いますけどね。ハイブリッドなので、レギュラーガソリン仕様なのは良い所。CVTで燃費もカタログ値20km/Lを越えているのは流石ですね。

借りた個体のタイヤは、ダンロップ SP SPORT MAXX 050で、前後ともに235/45R18。標準装着タイヤですね。指定空気圧は240kPaの所、メーター表示は大体280kPaだったので、ちょっと高めに入ってたかな。


○見た目


デザインは、MC前からほとんど違いはなく、スピンドルグリルはしっかりした形のデザインです。レクサスのフロントフェイスは、好き嫌いあるでしょうけど、ESはシルバー縁取りなどもあるからか、割と落ち着いた上品な見た目です。外装色のソニッククォーツ(白)と合ってますね。あとは、デジタルアウターミラーが小さいので、そこは逆に目立つ所でしょうか。




真横から見ると、綺麗に伸びたクーペスタイルなセダンですね。ウェストラインは高いので、やはり窓は上下には狭い感じ。ちなみに後席の窓は、ブラインドを下ろした(?)状態。
ホイールの主張もそこそこに、良いバランスに見えます。



純正ホイール。レクサスのホイールは、どれも綺麗なカットだと思います。ESはナット式かな。




リアも落ち着いたデザインです。この辺はターゲット層によるのかな。ハイブリッドのみの車種だからか、マフラーも見えませんね。




シートは白レザー。ソリスホワイトってカラーかな。車内が明るく見えます。トリムやステアリングの一部もウッドが入っていて、やはりスポーティというよりは落ち着いた雰囲気です。VersionLですしね。
ディスプレイは大きく大変見やすいですが、この辺のダッシュボードの形状と合わせると、少し異物感があるかも。ナビシステム自体は、自分のISと同じく、前の世代のものだったので、自分にとっては慣れていて使いやすかったです。ESの今売ってるモデルは、最新型だったかな。
後、この話しは避けては通れませんが(笑) デジタルアウターミラー用の小型ディスプレイは、かなり異物感があります。


○使い勝手
シートはフル電動で、ポジション取るのに特に問題はありません。サイサポートもアジャスト出来ますし、腰の辺りのアジャストは上下にも移動しました。へーこんな所も動くのですね。
シートの座面は広く、ISなんかと比べるとショルダーもほとんど立ってないので、体を固定するまでには至らず、ここも車のキャラクターが出ています。

ステアリングは、太さもあり、がっしりした作りに感じました。手触りは、パンチングレザーとかではないので、好み次第ですかね。ちなみにパドルシフト付きです。




液晶メーターは、思ってたよりシンプル。写真は、たまたま信号待ちの際に、救急車が通りかかって、表示が出たので撮りました。緊急車両が通りかかると、液晶に表示されます。これは親切だし、良いですねー。自分の車にも欲しいです。



ヘッドアップディスプレイ。ISにも欲しい。。。




センターコンソール回りは、必要十分です。タッチパッドは、ちょっと遠いかなーとは思いました。アームレストは広くて良いです。写真中央下のドリンクホルダーの深さが、2段階に変えられるんですけど、最初何のためかわかりませんでした。細かいなぁって(笑)




電子ミラー。純正でも採用している車種増えてきましたね。個人的には割と好きです。調整も効くのですけど、これはちょっと近くないかなぁって思います。見やすさは、夜間も込みで、さすがメーカー純正ってレベルでした。下のつまみを前方に倒せば、スイッチが切れて、多少見づらいですが、通常のミラーにもなります。




量産車世界初でしたっけ? デジタルアウターミラー。オプションですけど、これを体験出来たのは貴重かも(笑) 慣れはあるんでしょうけど、個人的には全然駄目でした。瞬時に判断出来ない、距離感が分からない、夜間での表示も個人的にはNG、便利機能なんですがウィンカー出すと(勝手に)画角が変わるとか。。。

いろいろ試したり、考えた結果、バックする時にインナーもアウターも映像だと、怖くて仕方がなく、私としては、目視か1つでも鏡が無いと駄目なのだということが分かりました。(^^;

リアシート。止まっている状態しか座っていないので、走行中がどうかはわかりませんが、こちらはかなり広くて、さすがのラージセダン。リクライニングも可能。クーペスタイルでも、頭上は大丈夫でした。




トランクは広大です。セダンの特徴であるトランク。これが必要な時もあるよね。オートクローズもついてました。結構便利ですね。


○走り
VersionLなので、足回りは電子制御ではなく、走行モードにSport S+はありません。今回は、ほぼずっとノーマルで乗りました。さて、ディーラーでお借りして、出発してから最初の10分間は、デジタルアウターミラーの慣れなさ加減に、ギャーギャー騒いでおりました(笑)

しばらく走った後に、車内がかなり静かなことや、路面の荒れを吸収する足回りの良さに気づき、「これ、すごくない?」って。あまりに自然だったので、逆に気にならなかった感じです。助手席の相方も、かなり快適であることを感じてたらしく、やっぱり凄いんだなって認識しました。

速度ゼロからのスタートや、踏み増しによる加速は、洗練されたTHSの仕組みで、全くストレスを感じません。エンジンも回ってるとか止まってるとか、繋ぎ目すら全然分かりません。静粛性だけでなく、パワーデリバリーという意味でも、街中から高速まで全く不足無く、ノンストレスで動きます。

正直、最初はちょっと舐めてました。トヨタとしては普通のTHSで、FFということもあって、高級感はブランド的に当然あれど、走っても退屈な方向性かなぁと。最初に街中で少し走って、これはすげぇって思った後も、街中スペシャルかな?とか思い、高速に乗ってみたら、こちらも全然問題なかったので、THSの制御スゴッ!って、さすがにゴメンナサイしました(^^;

乗り心地は、電子制御では無いノーマルの足で、路面の細かな段差から大きめの突き上げまで、非常に滑らかにそれらを吸収する様は、凄みを感じました。めちゃ良かったです。

車体が大きく、車重も結構あるので、もうちょっと鷹揚とした動きになるのかと思ってたんですけど(過去だとGS300hがそんな感じだった)、反応はかなりナチュラル。シレーっとすごいことをやってる気がして、すごく良い「普通」って感じがします。

ここまでかなりベタ褒めですが、2つ個人的には気になるイヤな点がありました。
1つ目は、ステアリング。FF車ゆえの構造的なものかはわかりませんが、走ってる間ずっと、すごく細かな微振動があります。全体的な快適性が高いので、余計目立つ感じです。これが気になるとちょっとしんどいかな。

2つ目は、最小回転半径5.9m。これまたFF車なので当たり前のことではあるんですが、5.9mは結構ありますよね。思い知ったのが、自宅の駐車場に入れる時。想像以上に切れないので、数回アプローチからやり直しました(下手)。
ISが5.2mということもあるんですが、今まで乗ったFF車って結構全長が短い車ばかりで、あまり気にならなかったんですよね。さすがにほぼ5mの車では、かなり違うのだと分かりました。

さて、上のようなこともあるんですけど、トータルでは非常に完成度が高い車だと思います。めちゃくちゃ良く出来た車だと感じました。

ただ、今回ここまで書いておいて、如何なものかと思うのですけど、買って所有したいか?と言われると、ちょっと違うなぁとも思いました。

移動のツールとして使うのであれば、大変快適だし、運転していても安心感が高く、非常に良い道具だと思います。そうなんですが、なんていうか運転していて「面白くない」んです。。。(^^;
どうしてそんな風に感じるのか? まだよくわかりません。このことは今後、他の車に乗る時にも、考えていければ良いなと思います。

いずれにしても、今回お借りしてESに乗ったのは、貴重な経験でした。出来は非常に良い車だったので、これからも機会があれば、このシリーズ乗れれば良いなー。


おまけ:

なんでかハイブリッド車だと、エンジンルームを見忘れそうになるのはなんでだろう。。今回は開けました!
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Posted at 2024/08/27 21:31:58

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この記事へのコメント

2024年8月28日 8:30
@rubiさん、おはようございます。
ESのレビュー、自動車評論家のようでお見事です。
私も初期ロットのESに乗っていましたので、懐かしく読ませていただきました。ありがとうございます。
総じて「いい車」なのですが、私が気に入らなかったのは、4気筒2.5リッターハイブリッドエンジンかな。重い車重に対してどうしても力不足を否めません。かなり無理している感覚で、レクサス車の割には意外と静かさを担保できていない気がしました。
あとは、昔ながらの垂直のシフトゲートかな。一工夫欲しかったです。
ちなみに、ボディカラーは冒険して新色の「アイスエクリュマイカメタリック」を選びましたが、これはなかなか上品でESにはマッチしていました。
IS号のご帰還が待ち望まれますね。
コメントへの返答
2024年8月28日 21:51
こんにちは。コメントありがとうございます。
なるほどー。私も乗る前は、ハイブリッド一本のパワートレーンだと、大変じゃないかなって印象でした。

乗った感じでは、低速から高速まで、ストレスは感じなかったのですが、余裕があったかと言えば、そうでは無かった気がします。
過去にちょい乗りした、同じハイブリッドの2016年式GS300hの時は、特に高速乗ると結構辛そうだったので、そこからの比較だと、すごく改善されていると感じました。他車種も含めて、THSの制御は、結構進化してるんじゃないかなーという印象です。

エンジンに負荷が掛かってしまうなら、やはり静かさは担保出来ないでしょうね。元オーナーの方のコメントは、大変参考になります。ありがとうございます!

シフトゲートは確かに~。最近のハイブリッド主体な車種だと、どう動かせば良いのか?って、いつまで経っても慣れない形式のがありますが(笑)

あのボディカラーの名前、初めて知りました(^^; お洒落なカラーですよね。ESにすごく合ってると思います。

プロフィール

大阪在住でMazda RX-7(FD3S)とLexus IS(ASE30)に乗ってます。 FDが好きで長く乗っていて、2022年で20年経ちました。これからも...
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