
MINIって定期的に欲しくなるんですよね。
今回は、タイトルにもある通り、2024年にフルモデルチェンジされた、BMW MINIの新型です。身内でMINI乗りがいたのですが、今回新型に乗り替え、今年1月に納車。まだ、600km台の新車に乗せてもらいました。

キーがまたお洒落です。割と大きめ。
○モデル仕様
確認すると2001年にBMWがMINIを作るようになって、もう四半世紀近く経つのですね。そんなMINIも2023~24年に掛けて、第四世代に移行。誰が見てもMINIなスタイルを継承しつつ、新しさを見せてくれるので、毎度上手いなぁと思わされる車です。
歴代で言えば、ベーシックな3ドアハッチバックから、5ドアやクラブマン。SUV的なモデルから、クーペスタイル、カブリオレなど、これだけバリエーションがあるのは凄いですよね。
MINIって基本的にモデル・グレードが複雑で、カスタマイズも多様ですし難しい。今回試乗させてもらったのは、2024年6月発売のF65型で、ほぼ2025年の2024年式、クーパーSの5ドアハッチバックになります。型式は3BA-52GD20。
車両価格は、477万円。いやー高くなったなぁほんと。。。
まずはサイズですが、下記のようなものです。3ドアだと4m未満ですが、5ドアなので若干4mオーバーします。
F65型:4035mm x 1745mm x 1470mm WB:2565mm 車重:1380kg
参考までに、同じオーナーが前に乗っていた旧型の5ドアハッチバックだと。
F55型:4015mm x 1725mm x 1445mm WB:2565mm 車重:1330kg
前がディーゼルターボで、今回がガソリンターボという違いはありますけど、少しですが大きくなってますし重くなってますね。それでも、全幅が1745mmというのは、最近大きな車ばかりになっていることから考えると、かなりコンパクトです。BMW MINIの初代の時なんかは、「大きなミニ」とか言ってましたけど(笑) 最近だと、割とミニなのかもしれません(^^;
パワートレーンは、2L直4ガソリンターボで、204ps、300N・mのハイオク仕様。FFで7速ATです。新型ではディーゼルの設定が無くなり、ガソリン or BEVという構成。ディーゼル好きな人は結構いたかと思うので、よく割り切りましたね。
タイヤは、標準装着のものだと思いますが、前後共にMAXXIS PREMITRA HP6 215/45R17。MAXXISというメーカーは、台湾のようですね。名前は聞いたことがありましたが、乗るのは初めてです。でも、ほとんどタイヤの印象って分からなかったですけど。
○見た目
ボディカラーは、写真では黒っぽく見えますが、レジェンドグレーという濃い目のグレーになります。見た目として、多分新旧並べてみると全然違うのでしょうけど、パッと見の印象ではどこが変わったのか、割と分かりにくい。でも、変わったというのは分かる。そういう印象を持ちます。
特徴的なヘッドライドや、ユニオンジャックの意匠を入れたランプ類など、従来のMINIのテイストは継承しつつ、新型の見た目は個人的にはスッキリした感じがしました。割とBMW MINIは、可愛い見た目というのが特徴の1つだったと思うのですけど、今回はそれよりは少しフラットに無機質っぽい感想を持ちました。BEVもあるからかなぁ。BEVらしい見た目ってのが、含まれた感じがします。
サイドから見ても、ルーフのホワイトとのツートンはよく合ってると思います。現時点で新型では、外装色に白系のベージュが無くなっていると聞いたのですが、旧型では結構人気色だと思っていたので意外でした。
内装色はベージュ系。シートも同系色でまとめられていて、質感も高く感じます。
やはり特徴的なのは、センターにある円形の液晶ですね。基本的にセンター部に円形のメーターなどを設えるのは、これまでと同様なのですが、全面液晶なのは結構インパクトがあります。
ステアリングは一見3スポークに見えますが、下部はバンド的なものが付いていて、ステアリングリムを支持するものではなく、実際には2スポークですかね。こういうのは、日本車には無いセンスかなーって思います。
◯使い勝手
ステリングスイッチを除くと、基本的にセンターの液晶に全てまとめられており、物理スイッチは最小限。液晶の下部にトグルスイッチや、シフトチェンジスイッチなんかもあります。最初に乗った時、システムオンのスイッチすら分からなくて困りました(笑)
センターにまとめられているので、運転席ステアリングの向こう側にはメーター類はなく、ヘッドアップディスプレイがあるのみになります。この辺はかなりシンプルに見えますね。ダッシュボードの素材やデザインも、あまり見ないものなので、車内空間がお洒落に見えます。さすがMINIブランドという所でしょうか。
前席シート部。助手席も電動ですね。シートは革だったかな。サイドも割と支えてくれて座面も十分にあり、座りやすいシートでした。全長が4mということもあって、やはり空間的に広いとは思いませんが、個人的には十分です。
後席は、ドアのサイズから言って、やはり少し窮屈かな。それでもこのサイズで5ドアが選択肢にあるのは良いですよね。
そう言えば、エンジンを掛けた状態で、スマートキーを持ったまま車から離れると、クラクションがパパーンとか鳴ります。セキュリティというか、リマインドなんでしょうけど、知らなかったので「エエッ!?」って焦りました(笑)
◯走り
一般道を1時間位、高速道を30分程運転しました。
センターの液晶画面ですが、見た目のテーマを切り替え出来ます。これで走行モードも切り替わる?のかな。その辺はよくわからず。多分、ノーマルで走っていたのだと思います。
走り出してみて、加速感やブレーキのタッチなども含めて、十分質感高いのは感じられます。2Lターボの204psなパワートレイン、現代としては結構コンパクトなサイズ感、1380kmの車重から想像出来る走りについて、旧型からも含めてBMW MINIのイメージ通りだと思います。
多少、小径に見えるステアリングは太いリムで、好き嫌いはあるかもしれませんが、扱いやすいです。旧型から含めて、MINIは少し重めの操舵だと思っていますが、今回もそう感じました。ただ、レビューなんかを見ると、軽くなったと結構見るのですよね。
足回りは、少し硬めな印象です。乗り心地が悪いとかそういうのではなくて、剛性感のある動きをするので、好ましく感じました。空気圧を見るのを忘れてしまったので、状態がどうだったかはわかりませんが。。。
BMW MINIには、高級なコンパクトなイメージがありますけど、作りからもそれは感じられました。ある種、MINIの世界観の為に、コストを払うものなのだと思っています。
ほとんど使えませんでしたが、センター液晶のインフォテインメントシステムについては、面白いなぁと思います。丸い画面の全画面ナビとか、結構新鮮でした。
トータルの感想ですが、MINIにはMINIにしかない魅力があるのだと思います。それが欲しいのであれば、満足出来るものだと思いました。というより、どの車型やどのグレードでも、MINIの世界観はたっぷり味わえるでしょうし、旧型でも十分味のある車だと思います。今回の新型で言えばBEVモデルも非常に気になりますね。
個人的には、3ドアClassicTrimの1.5Lターボか、BEVに惹かれますね。いつもMINIは、気になる存在です。
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クルマ | 日記
Posted at
2025/03/31 00:52:15