近畿圏の少年少女の夏休みの冒険としてチャレンジすることが多いのが日本一大きい湖、近畿の水がめ
「琵琶湖一周」だ(笑)。
わたしも この盆休みを利用してこれにチャレンジすることにした。LEAD110で、だけど・・・。
クルマでは何度も一周したことがあるんですが、原付2種だとどんなカンジなんだろう? 皆目見当がつきません。 かんかん照りだと熱中症や日焼けで後々苦しむだろうし、と考え比較的天気が曇りがちの今日、決行することにしました。
琵琶湖大橋のふもとにある、道の駅、「琵琶湖大橋米プラザ」を起点とします。雄琴側から橋を渡り反時計回りにぐるっと回ってココに帰ってくるということにしました。
(画像は帰りに撮った分です・・・・)
まあ目的も無く、ずっと走っているだけなので今回、画像は無いのですが、面白い出会いがありました。
琵琶湖大橋をわたり左折し、湖岸道路を延々と北上してゆきます。
ノンストップで走り続けるのも疲れてきたのでトイレ休憩がてら入った道の駅「湖北みずどりステーション」。
なんと!!!停めた横の原付を見てビックリ。大阪市住之江区からやってきたようです。
メーターの上にはPNDを装備し、ペットのワンちゃんを足元に置いてツーリングしているんだそうです。
わたしもまあ、それなりに遠いところからココまでやってきましたので話がはずみます。
どうやってどのルートできたのか?とか、ガソリンスタンドがこのあたりにはどこにあるんだろう?とか・・・まあ色々です(笑)。 わたしはこのひとを「住之江のおっちゃん」と呼ぶことにします。推定年齢60て前くらい? 聞くとわたしと同じコースをこれからたどるようです。
お互いの道中の安全を願って 住之江のおっちゃんはまったりと走りさってゆきました。
少し休憩した後わたしも道の駅を出ましたが、さっそくおっちゃんを抜いて先へ進みました。
木之本あたりでわたしのバイクの燃料計が半分ほどになったので念のためとスタンドで給油していると、そのおっちゃんが同じように入ってきました(笑)。
GSで「これからどっち行くの? 奥琵琶湖パークウェイ行く?」と聞いてきますので
「いや、天気悪いから見晴らしも良くないし、このまま湖を南下していくよ」と言い残し、わたしが先に給油を終えスタート。
それから5分も立たないうちに、急な土砂降りの雨です。 簡単なレインコートしか用意していなかったのですぐにずぶぬれになりました(永原駅あたり)。 すぐやむかな?と思いそのまま走りますがどんどんひどくなるばかり。 少し先の道の駅「マキノ追い坂峠」まで頑張って走って雨宿りの為ピットインです。
この道の駅では同じようなライダーや自転車族が沢山雨宿り中でした。なかなか雨がやまない中、やはり登場「住之江のおっちゃん」! またここで再会するとは・・・(笑)。
自転車乗りの人たちと談笑したり お昼を食べたりして時間をつぶしますが止みそうもないのでカッパを着ておっちゃんは再スタートです。
わたしもしびれを切らして15分後に跡を追い掛け雨の中、いざ再スタート。
R161から湖岸道路に入り近江今津付近でようやく雨がやみましたのでカッパを脱ぎ捨て、風邪で冷える身体をむち打ち南へひた走ります。
安曇川付近を通過すると、左手歩道で見なれた「住之江のおっちゃん」が休憩していました。
わたしも休憩を兼ねてエンジン停止しちょっと散策してみました。近くに、小学生2人を従えたお父さんが座っていました。子供たちは岸でなにか獲って遊んでいるようです。
聞くと、MTBの自転車で琵琶湖一周しているとのこと。
下の男の子が4年生になったので琵琶湖チャレンジしているんだそうで。昨年は上の子だけつれてまわったのだそうです。 一日でまわってみますとの頼もしい言葉。子供たちも良い思い出になるんでしょう。ちょっとうらやましいですね、こういうの。
さて、また住之江のおっちゃんを先に行かせ あとからボチボチと追走しますが、原付と小型二輪の速度差は大きく、あっという間に追い抜いてしまいます。
相変わらず 怪しい天気のため、白鬚神社も素通りし、目指すは琵琶湖大橋です。
のんびり走ってついにたどり着きました。琵琶湖大橋のたもとです。
ついにひとまわりして帰ってきたんですね\(^-^)/
施設内をブラブラしていると、またまたやってきました(笑)「住之江のおっちゃん」!
わたしの横にバイクを並べています。
ここでこの住之江のおっちゃんとはお別れです。再会を誓い?! 天気が今にも降り出しそうなのでわたしが先に飛び出しました。
そして 不安が的中。走り出して10分も立たないうちにスコールのような叩きつける雨。カッパも間に合わず、道路沿いにあった郊外型薬局の軒先に滑り込むもボタボタになってしまいました・・・。
ここにはやはり同じような雨宿りをしている中年サイクリストコンビがいたりで、みんな今日の気まぐれな天気に困っているようでした。
20分雨宿りして再度スタート。 R161を南下してゆきます。 唐崎付近を走っていると、なんだか前を行くのは見覚えがあるうしろすがた・・・。
でた!! 住之江のおっちゃんだ\(゚o゚;)/
いつの間にやらわたしを追い抜いていたらしい。
ここまで来ると何かの縁です。 帰り道のルートを聞くと「天ケ瀬ダム方面に抜けたい」とのこと、それならばってことでわたしがナビゲートすることにしました。
浜大津付近でようやくカッパを脱ぐことができホッとし、ふとミラーのうしろを見るとまったく見ず知らずの人と並んで走る不思議さに一期一会の言葉を思い出し、快適なワインディングロードを走りました。
もちろん頭をよぎったのはこの名曲。
Beatles - The Long And Winding Road
ふと急に思い立って走りに来た琵琶湖。
思いだすと色んな出会いがあって非常に想い出深い一日となりました。
こんな長距離をリード110で走ったのは初めてです。
こいつの特長であるトランクスペースのお陰で荷物は全部シート下に放り込めたので雨でも大事な荷物は濡れないし、身体はフリーなおかげでそんなに疲れないもんですね。
今度は天気のいい日に、のんびり走りたいと思います。
しっかし、今日はよく濡れたなあ・・・・。ブルブル((p(>_<)q))
総走行距離247キロ、消費燃料5.09L。
満タン法ですけど、燃費48.52キロ/Lとなりました。
雨宿り時のアイドリングを減らしたらもっと良かったのかもしれない。
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