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かずっち@大阪のブログ一覧

2012年10月07日 イイね!

【見仏】エキゾチック!そのまんま中国、黄檗山 萬福寺へ(その2)




 こちらは
「【見仏】エキゾチック!そのまんま中国、黄檗山 萬福寺へ(その1)」
  https://minkara.carview.co.jp/userid/145806/blog/27961202/
 

の続きとなります。



まいまい京都



黄檗山萬福寺にて



お茶会の日でもありました



三門をくぐり正面に見えてくる・・・まずは天王殿で布袋さんとご対面。
布袋さん(弥勒菩薩)


天王堂はお堂なのですが中国式で行くと玄関となる建物です。
布袋さんは弥勒菩薩の化身とされます。表情が日本の像とは随分違いますよね。


布袋さんの裏側には韋駄天さんが。
韋駄天さんはもともとヒンドゥー教の神様。
なまえの由来なんかも毎度おなじみ(?)の寸劇付きの説明がなされて面白いです。
布袋さんの裏側には韋駄天

部屋の中にはちょっと足が短いアンバランスな四天王の像も。

これらは中国から(明)やって来た僧がつくったもの。

マリさんが男前だと強く推す表情をご覧ください。
韋駄天


次に鐘楼を見学し、斎堂へ。
ここは食堂のようなものです。
萬福寺斎堂と言えば必ず色んな人のブログでも出てくる魚の形をした有名な開梆(かいぱん)があります。
これは木魚の原型と言われているんですよ。
現代でも使用していてこれをバットのようなもので胴体をたたいて時を知らせるのです。
ぎょぎょぎょ


これもそれぞれの建物につり下げられている巡照板というもの。
巡照板
朝晩とこれをたたいて以下の言葉をすべて中国発音で唱和します。
 謹白大衆 (きんぺだーちょん)
 生死事大 (せんすすーだ)
 無情迅速 (うーじゃんしんそ)
 各宜醒覚 (こーぎしんきょ)
 慎勿放逸 (しんうふぁんい)



近くに雲版もあります。これも時を知らせる青銅製の板。
雲版





この萬福寺、各々の建物を回廊で結んでいます。
その天井を見るとアーチ状となっておりさらに“蛇腹”状になっていますね。
これで龍の胴体をあらわしているんだとか。
ちなみに、建物の建材はみんなチーク材との事ですべて中国から持って来たようです。
蛇腹状が特徴の黄檗天井



横に社務所があったので御朱印を頂きました(わたし独りだけでした・・・)。
萬福寺 ご朱印


そして本尊の釈迦如来座像、十八羅漢像を安置する本堂となる大雄寶殿(だいおうほうでん)へ。
やはり中の仏像は表情から日本っぽくなくて異国情緒漂う。
おまけにやたらと動きが有る。



とにかく境内が広い!
こちらは法堂(はっとう)。説法をする場所ですね。先の本堂から眺めてみました。
境内の至る所にある菱形の石で龍の鱗を表現しています。
法堂


円形の窓



開山堂・法堂正面の匂欄は、卍及び卍崩しの文様になっています。
これは法堂から大雄宝殿を眺めた景色です。
法堂の卍崩しの勾蘭


これ、奈良県の法隆寺などにも見られますが時代の流れとともにいつの間にか消えてしまいましたが、江戸時代初期に萬福寺で改めて見直されて使用されたようです。


普段公開されていない(たぶん東方丈とおもう)方丈のお庭です。
お茶会のため開けておられたようでちょっとお邪魔させて写真を数枚撮影させていただきました。
貴重なショットとなるのでしょうか?
東方丈の庭



達磨大師がいらっしゃる禅堂を見学してから来たのは開山堂。
開山堂



隠元禅師を祀る場所です。
じっと目を凝らして奥を見てみますが何も見えず。

この画像ですと柱についている聯額(れんがく)がよく見えますね。
開山堂



扉に彫られた「桃符」と呼ばれる桃の実形の飾り。こんなのも中国風。
桃符



卍は中心という意味も有ります。過去から色んなモチーフに使われていますよね。
卍



約2時間の萬福寺ツアー。非常に見所が多く、頭の中が「満腹」となりました。
今回は仏像ももちろん面白かったのですが被写体としてみても意匠に凝っている建物なので混雑していないときにゆっくり写真撮影するのも面白そうです。
やはり歴史を感じる事は知的欲求が満たされますね。
黄檗山萬福寺、オススメの場所ですよ。


時間のある人たちで最後にお茶して終了ー。
しっかし参加される皆さん、情報通ですね。自分なんてまだまだだ・・・。
みんなでお茶



夜に寄り道した京都駅。ピンクリボン運動に連動した京都タワーがピンク色に染まっていました。
珍しいので記念にカメラに収めてみました。
京都タワー





いつも投票ありがとうございます→ なかのひと





関連情報URL : http://www.obakusan.or.jp
Posted at 2012/10/07 22:12:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | わたしの休日 | 趣味
2012年10月07日 イイね!

【見仏】エキゾチック!そのまんま中国、黄檗山 萬福寺へ(その1)



 先日、まいまい京都さんのイベントである「【見仏】エキゾチック!そのまんま中国、黄檗山 萬福へ」に参加して来ました。

JR黄檗(おうばく)駅に集合との事でしたのでちょっと早めに現地入りしまして、黄檗と言えば泣く子も黙る天下の「たまき亭」へ。ここのチャレンジ精神旺盛なパンは本当美味しい。
たまき亭


色々買いました。その一部〜。
たまき亭メロンパン


たまき亭のパン


そんなこんなで集合場所のJR黄檗駅へ。早めに来たつもりが大部分の人がもう集まっていました。
昼から晴れると予報では言っていたけどなんだか怪しげな雲行き・・・。
JR黄檗駅



駅から歩いて数分の処に黄檗山萬福寺(おうばくさん まんぷくじ)はあります。
今日のガイドもKBS京都などでおなじみの政田マリさん。来月結婚されるご予定で
左薬指には結婚指輪がキラリ☆
駅前の案内板で位置関係を解説中


ということで早速、まいまい京都、萬福寺コース スタート!
いざ萬福寺へ


一般的にはあまり知られていないですけれど、この黄檗辺りは日本の歴史を語る上でもかなり大きな影響を与えた場所であります。萬福寺自体は京都の数多の寺院の中でも歴史の浅いお寺となります(1679年完成)。
しかし萬福寺が出来る前からお茶(宇治茶)の歴史を語る上では欠かせない場所でなのです。
鎌倉時代初期に臨済宗の開祖である栄西(えいざい)さんが中国からお茶の種を持ち帰ります。
禅(鎌倉時代は禅の時代ですね!)を栄西さんに学んでいた明恵(みょうえ)さんは将来有望と見られたのでしょう、その持ち帰ったお茶の種を譲り受け京都の栂尾(とがのお 今の高山寺があるあたり)とこの付近に大規模な茶園を作ります。黄檗山萬福寺の総門前にひっそりとその記念碑が建てられていました。
石碑


さあ、まずは萬福寺総門です。すでに異国情緒が。
瓦屋根の中央部分を高く、左右の部分を低く、段差があります。
黄檗山萬福寺 総門

そして門の前には「第39回月見の煎茶会」の日であることが書かれています。全日本煎茶道連盟に加盟する8流派が境内各所に茶席を設ける行事だそうです。だから着物の綺麗なおねえさん達が沢山、普段は比較的空いている場所なのですがこの日は混雑していました。
なぜ禅宗なのに煎茶なの?普通は抹茶ですよね???それはしっかり本日学びました。
このあたりがガイドツアーの魅力ですね。

萬福寺は日本から度重なるラブコールを送られ海を越えて20人もの弟子を伴い中国からやって来た隠元隆琦(いんげんりゅうき)さんが開祖。中国では既に高名な僧であった隠元さんはまず長崎の興福寺でしばらく過ごし(当時の幕府は鎖国真っ最中!)、その後大阪高槻市の普門寺に移ります。当初3年の赴任ということで中国の弟子たちには伝えて来日したのですが、あまりの人気ぶりに幕府が説得に励み、徳川家綱が天皇家保有の土地(山城国宇治)を与えられ寺を建てる許可をもらい、故郷中国福建省の寺と同名の黄檗山萬福寺を建て、最終的に日本で生涯を送る事を決意することとなります。鎖国していた当時の情勢を考えると本当スゴい人だったんだなあと実感出来ますね。

この隠元さんは先にも書きましたように多大な影響を日本に及ぼす事となります。
インゲン豆や明朝体、スイカ、レンコン、木魚、煎茶道(現在も全日本煎茶道連盟の事務局はここ)などなど・・・数えると切りが有りません。



総門の屋根にはしゃちほこ??
いやいや、ちがいます。
摩伽羅(まから)という架空の生き物です。
摩伽羅(まから)
摩伽羅はガンジス河の女神の乗り物で、四本足が生えています。
アジアの寺院では、聖域結界となる入り口の門・屋根・仏像等の装飾に使われています。

そして萬福寺は全体を「龍」に見立てており、この総門は龍の口を表しています。
マリさんの熱い解説中


それなら目はどこ?? 龍の目は総門の向かいの道路を挟んだ所に2つあります。
龍目井といわれており、
龍目井


こんな感じでひっそり配置されていました。
龍目井


まだ萬福寺の中に入っていないのですけど、すでに「お腹いっぱい」な感じです。
マリさんのガイドは仏像までなかなかたどり着けないのであります(笑)。


そしてやっと三門まで来ました。
三門


三門の横には江戸時代の女流俳人・田上菊舎(きくしゃ)さんの唄が。
〜山門を 出れば日本ぞ 茶摘み唄〜
菊舎の唄

菊舎さんは萬福寺を参拝中、中国に旅に来たと思ったのでしょう。中国にどっぷり浸かって満足げに門を出たとたん、茶摘み唄が聞こえて来て、そうだここは日本だったんだわ・・・とがっくり(?)な気持ちを詠んだ唄です。


見ているとこの三門も特徴が有りますね。
屋根中央には宝珠が。
三門の屋根中央には宝珠が。

門に掛けられた額「萬福寺」
三門の額「萬福寺」(隠元書)

さらに上に掛けられた「黄檗山」。 共に隠元さんの書だそうです。
三門の額「黄檗山」(隠元書)


門の上に額、それぞれの柱に掛けられている縦型の額、つまり聯額(れんがく)が中国式寺院の特徴。
まさしく萬福寺は中国のまんまなのです。


さあ、ここから本格的に中を楽しむ事にしましょう。
三門前にはここが厳しい「禅修行」の場所である事がはっきりと書かれています。
酔っぱらいや臭い人、おふざけはだめですよ。
ちなみに、競輪選手がレースで度重なるルール違反を起こした場合、この黄檗山萬福寺に送られ一週間程修行させられるのは有名な話です(お寺行き)。
ここは修行の場です。


長くなるので、その2に続きます。


まいまい京都、とは・・・

まいまいとは?「うろうろする」という京ことば。
京都の住民がガイドする、京都のまち歩きイベントです。
呉服屋店主、植木屋の親方、京町家大工の棟梁、お坊さん、神主さん、
花街のお姐さん、占い師、きのこライター、鉄ちゃん、廃河川マニア、
主婦、学生、妖怪の子孫、京都大好き外国人など、バラエティに富んだガイドたち。
参加費は1,500円から。
各1.5~3kmのコースを、2~3時間かけて、少人数でじっくり堪能します。
京都のまち歩きを、いっしょに楽しみましょう。(公式サイトから紹介文をお借り致しました)



いつも投票ありがとうございます→ なかのひと

Posted at 2012/10/07 19:45:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | わたしの休日 | 趣味
2012年10月04日 イイね!

長浜鉄道スクエア 〜 日本で一番古い駅舎

先日、長浜鉄道スクエアに行きました。
特に鉄道FANってわけじゃないのですが・・・。

まずは旧長浜駅舎です。
これは日本での現存する最古の駅舎となります。
旧長浜駅舎(長浜鉄道スクエア)


1882年に完成。長浜〜敦賀間(北陸線)の起点駅として、長浜〜大津間の鉄道連絡船の駅として活躍。
1903年に今の長浜駅の位置に新しい駅舎が出来たときに役目を終えます。
そして1958年に鉄道記念館に指定され今に至っています。
旧長浜駅舎



改札口。
旧長浜駅改札口



初代駅長の高橋善一さんはのちに東京駅初代駅長となった方です。
駅舎から秋の空



改札を出ると


次に長浜鉄道文化館へ。
いろいろ当時をしのぶ長浜駅や長浜市が所有するお宝や鉄道模型ゲージが。

わたしが一番気になった、琺瑯の駅名表示板。
長浜鉄道文化館
これは3代目長浜駅(昭和25−58年)にて使用されていたもの。京都の仁丹町名表示板もそうだけれど、長期にわたって美しい状態を保つ事が分かりますね。



最後に北陸線電化記念館
北陸本線米原ー福井間はかつて厳しい山地を超えるために急な坂やトンネルが沢山有りました。
蒸気機関車の牽く列車では乗客が煙に悩まされ、列車のスピードも輸送力も抑えられていました。
そこで長いトンネルを新しく掘り、電化&複線化し輸送力をあげる事が計画されました。
その歴史をここでは学ぶ事が出来ます。
ここでは当時活躍したD51蒸気機関車とED70形交流電気機関車を並べて展示してあります。

北陸線電化記念館


それぞれ間近で見る事が出来ますし、運転席にも座れます。
D51 蒸気機関車



D51の車輪


D51内部


運転席からはこんな感じで見えるんだよね。
男ならみんな、一度は動かしてみたいと思わないか?
運転席からの風景



蒸気機関車はメカニカルでとにかく格好いい。
D51 蒸気機関車



ED70-1は1957(昭和32)年に製造された、日本で初めての交流電気機関車。
同じ形式のもので現存するのはこの1台だけ。
ED70形交流電気機関車


ED70形交流電気機関車


電気機関車運転席



運転台



鉄道好きな方ならとても楽しめる空間では無いでしょうか。


「長浜鉄道スクエア」データ
 住所・・・滋賀県長浜市北船町1-41
 TEL・・・0749-63-4091
 開館時間・・・9:30-17:00(入館16:30まで)
 休館日・・・年末年始(12/29~1/3)
 入館料・・・大人\300・小・中学生¥100(団体割引あり)
 http://www.nagahamashi.org/tetsudou/





いつも投票ありがとうございます→ なかのひと




Posted at 2012/10/04 21:49:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味

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