今日は天気が悪くてバイクに乗れないので、暇つぶしにR1250GSに乗り換えるに至った経緯について思い出しながら記載したいと思います。
(途中横道にそれて自己満足爆発の書き込みになっていますので、はっきり言って読まれた方にとっては貴重な時間を無駄にしてしまうような内容で申し訳がありませんので読み飛ばしていただけたらと思いますw)
で、乗り換える前はHD FXDLダイナローライダーに永く乗っていました。(下)
04年式ですが、05年から乗っていたのでざっと18年くらいですかね。
これに乗っているときは、死ぬまで乗るのかなと思うくらい自分のバイクライフにフィットしていた車両でした。
当方のバイク歴を振り返ると
①スズキ ストリートマジック50(18歳頃)

(バイクブロスより)
オートマの原付では当時はちょっとお高めでスポーティな感じのバイクでした。たしか、当時はTOKIOの長瀬さんが「ストマジ、俺マジ」みたいなフレーズでCMしていたような。残念ながら、新車から1800kmくらいの時期に相手側の車の飛び出しに突っ込んでしまい廃車。
②ホンダ CRM50(18歳頃)

(本田技研工業より)
前車の保証金で購入。初めてのMT車で本格的にバイク熱が出始める。
乗ってたのは1年くらいか、やはりもっと大きなバイクに乗りたくなり中型の免許取得に走る。
50ccの極細トルクでMT車運転を鍛えらえたため、中型の免許はすんなり取れたと記憶。
③スズキ GSX400Sカタナ(19歳頃)

(バイクブロスより)
小学生のころに伯父がこれのナナハンに乗っているを記憶していて、どうしてもこれに乗りたくて買った車両。
状態の良い中古で35万円だったかな。
いいバイクでしたねー。ちょっとマイナーだったんで、盗難やいたずらが多い地域に住んでいましたが、そういった被害が少ないのも良かった。
思えば私にとって最初で最後の直4エンジン。
水冷4気筒でGSX400系のエンジンなのでそれなりに回して楽しむバイクだったのに、回すのに気が引けていたのかそこそこ低めの回転数で乗っていたためプラグかぶりが発生したのは良い思い出w
その時に、「ああ自分はこんな高回転スポーティ系のバイクが好みではないんだ」と思い、アメリカンやトラディショナルなツイン系に乗ろうかと思い大型免許取得に走る。
2年間で10,000kmくらい乗ったかなと記憶。
これより15年くらいあとになるのか、ハーレーに長く乗っていたら無いものねだりみたいなもので、回して乗れるバイクが欲しいと思ったときに常に思い出す車両です。
回らないエンジンを経験することによりその良さを初めて実感しましたね。
④カワサキ VZ750(21歳頃)

(みんカラより)
この時期にははっきりとハーレーに対する憧れがありましたね。当時は今に比べれば安いですが、スポーツスター883が88.3万円でしたね。とても買える金額ではない。国産で買えそうなアメリカンだと、ホンダシャドウやスズキイントルーダー、カワサキバルカンあたりだったと思いますが当時はアメリカンが人気の時期だったので中古でも買える金額ではなかった。
結果、なんかのバイク雑誌の個人売買で12万円くらいで募集していたこの車両を北九州から鹿児島にレンタル軽トラを走らせて引き取りに行ったっけ。
400カタナが11万でお店に売れた(今となっては後悔する金額)ので、出費はそんなになかったです。
でもこのバイクもそんなに長く乗れなかったです。
当時新車で売っていた国産アメリカンと違い、THE国産アメリカンといったスタイリングでそんなにかっこよくないけど、らくちんなポジションに水冷DOHCのVツインは低回転でも高回転でもスムーズで良いエンジンだったと記憶しています。
シャフトドライブなのもなんとなく誇らしかった。
ただし、発電機の故障で走れなくなり修理にはそれなりの金額がかかるとなったため、バイクを降りることにしました。
1年も乗っていないかもしれません。
その後3年間くらいは母親からダイハツミラのMT車を譲ってもらいしばらく4輪のみの生活を続け、社会人となってから金銭的に余裕ができてから再度バイク生活を始めることに。
⑤ハーレーダビッドソン スポーツスター1200S(24歳頃)

(バージンハーレーより)
大学生のころの憧れだったバイク。ほかのビッグツインではなく、これ一択!といったくらいに欲しかったバイク。
久々に画像を見るとやっぱりかっこいい。
私にとっては最新のスポーツスターよりは断然にこちらがいいと思わせるスタイル。
883か1200かで多少迷ったかと思いますが、初めてのハーレーでもあったためどうせなら排気量は大きいほうがと1200を選択した記憶はあります。
この選択が甘ちゃんでしたねw
後々883の方が良かったかなと思うことも多々ありました。
当時はまだ若かったからできましたが、このバイクでは九州内をよく走り回りました。
今では無理です。あの振動はハーレーの中でも酷いと言われていましたし、味のある振動ではなく、ただただ不快な振動でした。
でも、初めてのハーレーに感動しっぱなしでもありました。
なんだかミッション回りはガシャガシャと金属がぶつかる音がうるさいし、低速がガックンガックンして運転しにくいし、重くて止まらない、太もも熱い、クラッチ硬てーってのはお決まりでしたが、それがハーレーに乗っているんだという満足感につながっていたんだろうなと。
ちょっと宗教的ですよねw
で、結局2年くらいで乗り換えるわけですが、決め手は極悪な振動でした。
⑥ハーレーダビッドソン FXDLダイナローライダー
ダイナファミリーのビッグツインはラバーマウントで心地よい振動はありながらも不快な振動はないということを聞いてディーラーでいざ試乗してみると、即決で購入となったw
ちょうど試乗車上がりの車両が売り出されていたのでそちらを即決。確か当時は196万だったかな。
当時は新車が200万くらいだったので、今に比べたらかなり安いですね。
それでも結構な買い物だったのですが、結果としてあまり多くのカスタムもしていませんし、故障もありませんでしたので低コストなバイクライフを送れたものと思います。
ハーレーは樹脂部品が少なくメッキパーツが多いですのでメンテを怠るとくすみや錆が出始めますが、こまめにやっていると常にいい状態を保てて、しかも長年維持がしやすいといった点が多くのユーザーを虜としているところと思います。
樹脂系の部品は年数がたったら自然に割れとかが発生したりしますがそれの心配が少ないのは○。(GSは樹脂部品が多いのでちょっと心配)
この車両は約18年と長く乗っていたこともあって、走行距離も一番でした。4万kmくらいだったかと思います。
途中、生活拠点が変わったこともあったためいろんなところに行きました。
当方はなかなか九州を出ることはありませんが、関東近郊を走れたのは何よりも幸せでしたね。
(一時期ホンダグロムを所有していた時期もありましたがこれはもういいかw)
で、そろそろ乗り換えるに至った経緯についてですが、
正直なところ、自分に合っているバイクと言いながらもそれなりの年月を乗っていると新鮮味もなくなり飽きてもくる。
ちょっと飽きというと言い過ぎな感じですが、時間があったら乗りたいという気分が薄れてきた(飽きの表現違いなだけですがw)といった感じでしょうか。
また、同じバイクを維持して乗り続けていることが目的になってしまっているという、それが正義なんだと勘違いしてしまっているのかもしれないと思い出したことが心境の変化だったのではないかと思います。
ハーレーは乗っている間が全て気持ちがいいというものではなかったです。
特に、山道で低いギアでコーナーを曲がって立ち上がるといった走りの時はたまらなくストレスフルでしたねw
車高が低いので旋回時は気を使う。
そういう時に2014年ごろでしょうか、BMWからRnineTが出ましたね。

(バージンBMWより)
初めてみた時はスタイリングに一目惚れでしたね。
でも購入には至りませんでした。
RnineTは気持ち良くワインディングを駆け抜けられる能力を持ち合わせているんだろうとは思っていましたが、長距離を走れるかという点で躊躇したわけです。
で、それからしばらくは前述のとおり環境が変わっていろんなところに行く楽しみが出来たので、買い替えなんかは全く考えず何年かが過ぎました。
で、その数年後にまた長崎に戻る訳ですが、長崎って地理的に西側は海なんで、出かける時には四方八方には行けないんですよね。
いつもと違うところに行こうとすると東側に、さらに遠くにとなる訳ですが、なんとなく長時間乗ること自体が億劫になってきて距離も年間1000kmとか非常に少なくなってしまっていました。
乗らなくなったのをバイクのせいにする訳ではないですが、長距離移動なら高速を使って効率的にとなるところ、ローライダーは走行風を全身で受け止めるタイプなので軟弱になった当方はちょっと遠慮したい。となる訳です。
走行風については改善を図るためウィンドスクリーンを試して良くはなるものの、風の巻き込みの影響もあり完全ではなかったです。
じゃあ、ハーレー のツーリングモデルはどうかとも考えましたが、長距離は良くても山道の軽快感の面のネガは拭い去れない。
そんな中、出会った書籍がこちら↓
58歳でリターンライダーとなった著者が、ユーラシア大陸を横断した記録を綴られた書籍です。
「リターンライダー ユーラシア・ツーリング紀行 「街と人に出会う旅」91日間24000kmの記録」
年齢的にはかなり若い当方は日本も縦断したことがないのに、その行動力と気力体力には非常に感銘を受けました。
今でもたまに読み返しています。
読みながら自分も挑戦したい、自分の視覚、嗅覚で各地を感じてみたいと思わせてくれる内容でした。
この中で旅のお供として使用されるのがF650GSです。
この本からですね、GSという乗り物を意識しだしたのは。
それでも、すぐに乗り換えようとはならなかったですね。
なんせ、足つき性では最上級のローライダーから真逆のバイクへの乗り換えなんてまさにアドベンチャーでしかないわけです。
そんな中、もやもやしながらも昨年ローライダーの車検に出しに行きつけのショップに行ったところ、そこの社長から、
「まだこのバイクに乗るつもりね?」
私「・・・」
「同じバイクば大事に乗り続けるのも良かとは思うけど、いろんなバイクにも乗ってみらんばわからん楽しさもあるとじゃなかとかなと思うよ?今から歳ばとったら乗れんごとなるバイクもあるけん考えてみるともよかかもよ?」
私「ちょうどいろいろ悩んどるっちゃ悩んどっとですよねー。でも踏ん切りのつかんけん、とりあえず今回車検ば通して1年くらいじっくり考えてみようかなと思って・・・」
この時の話がけっこう胸に刺さりましたね。
もちろん、商売をしている方ですからお店での買い替えを期待しているところもあったかもしれませんが、それだけでの発言ではなく純粋に先輩ライダーとしてのアドバイスだったんだろうなと思って聞いていました。
この後からは、もう乗り換える気になっていたと思います。
本気でのりかえるなら、どの車種にするのかをずっと考えていましたね。
すべて思い出せるかどうか、候補にあがった車種は以下のとおり。
大まかな条件としては、「長距離を走るのに最適なバイク」です。
・ホンダ アフリカツイン
・ホンダ NT1100
・ホンダ VFR1200X、VFR850
・スズキ Vストローム
・ハーレー ダビッドソン パンアメリカ
・BMW R1250GS 、同アドベンチャー
・BMW F750、F850GS
・トライアンフ タイガーシリーズ
この中で実際に試乗したのはパンアメリカとR1250GSのみです。
パンアメリカの方が先だったかな。すごく乗りやすいと感心しましたね。
しかもローライダーを買った店でもあったので、下取り含めてすごく良い見積もりを出してくれましたので買いたいと思う時間もあったかと思います。

(バイクブロスより)
ただ、ただ気になる点があったんです。
・エンジンの熱で右足が熱かった。まだ肌寒い時期だったので夏場はどんなだ?と不安に。
・新車の見積もりにしては安くしてくれていたと思いますが、洗練された1250GSの中古車を買った方がいいのでは?
とやってはいけない新車と中古車との価格の比較w
・メンテフリーのベルトドライブに慣れてしまっていたためチェーンに戻ることに躊躇する。
そう考えた時点でもうGSを買いたいという気になっていたんでしょうねw
あとは、中古サイトでGSを探すこと数ヶ月。
やはり、最初からフルパニアで探したほうが追加の購入がなくお得と考えてチェックするも、やはりパニアケースの有無でけっこう価格は異なる。
あと、年式。
改良が重ねられているようで、21年式以降がそこそこ大きな改良がされているようだったのでそれを探すが、もう新車の価格に近いw
認定中古でも別のショップで買ったものを最寄のディーラーで面倒見てもらうことができるのかどうかもちょっと不安。
実際は見てもらえそうではありましたが、まあ、もうそんなことでいちいち悩むのが面倒くさいなと思ってたところで、ショップから1本の電話が。
「22年式の在庫があり、パニアが安く買えるイベントが開催されています。」
私「わかりました。では買いに行きます。ハンコと住民票を持っていけば良いですよね?」
もう面倒くさくなっていて半分勢いですねw
いや、最後は勢いですよw
バイクが自分のバイクライフに合わなかったら売って乗り換えれば良いじゃないか。
悩む時間も楽しいが、すぎるは毒。
そんな時間は早く捨ててあたらしいバイクライフに入ってみようじゃないかと。
ちょっと前半の回想シーンが大きくなりすぎて、最後は駆け足の文章になっちゃいました。
申し訳ありません。
今回は、乗り換えに至った経緯について記載してみましたが、GSを選ぶ時にかならずぶち当たるモデルの選択については別途余裕がある時にでもまた紹介したいと思います。
長時間お付き合いいただきありがとうございました。