
洋型霊柩車には、必ずといっていいほど側面後方にS字型の金具がついている。
これはいったい何なのか?
バイオリンのf字孔にも似ているが、穴は開いていない。
調べてみると、ランドウバー(Landau bars)、ランドウマークといって、昔の高級馬車(ランドウレット)についてた
幌の折りたたみ金具を模したデザインだそうだ。
これは前後についているが、S字の真ん中にある丸が支点となって、くるりと幌が開く。
幌式のクラシックカー。最後方側面にS字金具が見える。
屋根が幌ではなくなり、レザートップになった車でも飾りとしてランドウバーが残った。
画像は1965年式サンダーバード。
霊柩車には格式や伝統が求められるだろうから、それらしく見えるように昔のデザインを残しているということか。
ランドーレット
この手の実用性はないがデザインだけが残ったもので思い出すのが、リンカーン・コンチネンタルのトランクのデザイン。
昔のコンチネンタルは、トランク後ろにスペアタイヤを積んでいたんだが(コンチネンタル・マウント)、
それが無くなってからもデザインだけが残っている。
時計のようにも見えるコンチネンタル・マウント。子供のころは時計かなと思っていたw
1947年式リンカーン・コンチネンタル。この時代は、実際にスペアタイヤをマウントしていた。
このコンチネンタル・マウントデザイン、三菱ミニカ・タウンビーが真似ている。
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Posted at
2014/03/28 02:21:52