BMW Z4のレンタカーに乗った1 の続き。
内装。黒とシルバーの落ち着いた雰囲気である。
シルバー部分はつや消しなので反射が目にうるさくない。
革シートは表面が柔らかく、やや沈み込むような感じ。
ちょっと滑りやすいかな?
シート調整は電動でメモリーがつく。
シートベルトバックルが、太いセンターコンソールとシートの隙間にある
ので、多少はめにくかった。
革ステアリングはテカテカしていた。これもちと滑りやすいかもしれない。
ステアリングヒーターがついておらず、夜オープンで走ると
さすがに手が冷たかったので、革手袋をしたらもっと滑りやすくなって
しまった。
左右のスポーク上にパドルが見えるが、これも(おそらく)金属製で
指が冷たい。
ホーンはヨーロッパ風の深みのある音だが、ホーンパッドは固い。
メーター。速度計は280キロまである。どのメーターも目盛りが細かく
几帳面な感じがする。
オープン時の日の差し込みを考慮してるのか、メーター上のひさしが
大きい。
外車なので右側がワイパーレバー。ライトはダイヤル式。
左側がウインカー&ライトのハイ/ロー切り替えレバー。
ウインカーレバーが中立に戻るタイプなので慣れないとやりにくい。
△BCや上下のスイッチは、メーター表示部分の操作用。
夜間の照明色はアンバー。
格納式のナビがつく。ナビの操作はシフトレバー後方のマウスみたいなのでやる。ほとんど持ち込みのガーミンナビを使っていたので、使い勝手は
よくわからず。慣れると便利そうな気もする。
閉じた状態。
エアコンは左右独立式で、操作しやすい。スイッチの感触もいい。
風量は5段階調整。
シフトレバー。左に倒すとMTモードにできる。引いてシフトアップ(+)、
押してシフトダウン(-)。Rに入れると、ポーン、ポーンとスマホっぽい
電子音がする。
シフトレバー手前の栓抜きみたいなのは電動パーキングブレーキの
スイッチ。作動させると、ブレーキペダルにフィードバックが返ってくる
ようになっており、ググっとペダルが動いてPブレーキの状態を知らせる。
Pブレーキ右のダイヤルは、ナビやオーディオのコントローラー。
灰皿のフタを開けると、12Vソケットが見える。
ボリュームの下に見える△表示のついたスイッチが謎だった。
後付だと思うのだが、何なんだろ。ボタンを押しても何も起こらなかった。
アームレストは幅広で枕っぽい。
開けたところ。
グラブボックスは薄型。
赤いプラスチックのホルダーみたいなのが入ってたけど何だろ。
車検証入れは立派である。
発炎筒の有効期限が切れているなw
期限切れでも車検は通るそうだ。
ステアリング右下にも収納があった。
シート後ろには、ある程度荷物が積めるスペースがある。
シート後ろの収納ボックス。重箱みたいになってる。
ペダル。画像だとやや左へ寄っているように見えるが、踏んだ感じは
自然だった。着座位置が車体の後ろ寄りで、前輪タイヤハウスは
もっと前のはずなんだが、何が出っ張ってるんだろうか。
エンジンキー。
センターコンソールのステアリング横にキーをカチャンと差し込み、
上のボタンで始動する。
ドア内側。
ドアポケットは開くようになっている。大きな地図は入らない。
ドアの蝶番がブロック状でゴツかった。
ルームミラー横にETCカードを差し込むようになっていた。
下の赤いポッチはセキュリティーシステムのランプだろうか。
ETCを認識すると、「ETC OK」と表示が出る。
赤いポッチは、うちの草刈機についてるプライマリーポンプに
よく似ていた。
ルームランプの反射板が、なぜかシャンデリア風であった。
夜は走行中も、赤いほのかな光がセンターコンソールを照らし、
ムードがあった。
視界だが、長い長いボンネットの先は当然見えない。
フロントスポイラーが低いこともあり、輪留めに当てないよう注意が
必要である。
前を開けて止めても、全長4250ミリと短いので、枠内には大体収まる。
着座位置が後方にあるので、斜め後ろはもはやリヤガラスから確認する
感じである。
屋根を閉じた状態の真後ろ。ウインドディフレクターは、特に視界の
邪魔にならなかった。夜はむしろ防眩効果があって好都合である。
オープン時。
さてやっと走った感想であるが、出だしは重めであり、軽快な感じはしない。
一旦速度に乗ると、気持よく加速する。
パドル付きだったが、普通のATなので積極的にパドルを駆使してという
気分にはならない。上位モデルはDCTのようだ。
乗り心地は、45タイヤの割には固くないが、荒れた路面だとちょっと
ゴツゴツする。轍でステアリングを取られることはない。
低偏平&幅広タイヤだからワンダリングするかもってのは、もう過去の
話のようだ。
ステアリングやペダルの操作系は軽め。
風の巻き込みは少なく、ウインドディフレクターをつけて高速を
80キロぐらいでのんびり流していると、オープンにしてるのを
忘れる瞬間があった。
夜は気温5度ぐらいまで下がったが、オープンにしてても頭と指先が
冷たいぐらいで、快適だった。ステアリングヒ―ターがついてると
さらに快適だと思う。上位モデルにはついてるようだ。
普通の車と比べると、うんと後ろのほうに座る独特のポジションなので、
狭い道を曲がるときなどは注意しないといけない。
ほとんどオープンで走ったが、屋根を閉めるとむしろ音が室内にこもって
うるさく感じた。
革の匂いなのか、車内に甘い香りがしていた。
BMWに乗ったのは初めてで、神経質そうな先入観があったのだが、
操作系は軽く、シート調整幅も大きくて、女性に向いてるんじゃないかと
思った。でも女性はオープンカーに乗らないか、日焼けするし。
駐車して車から離れるときは、いちいち屋根を閉めていたが、
特に注目されることはなかった。
燃費は高速、一般道半々ぐらい、渋滞なしで10~13km/Lぐらいだった。
ネットで取説を捜してもなかったのだが、youtubeに説明動画がアップ
されていた。英語だけど絵で大体わかる。
2013 BMW Z4: How To Videos
https://www.youtube.com/watch?v=jkLwKBkjKxc&list=PL38PVKFQZR9NF5h27ddjfZ1b5SXD5wVvC&index=1
Z4で向かったのは、四国の佐田岬。
佐田岬半島の尾根には、風力発電の巨大な風車が林立して壮観だった。
終点に近づくと、工事中の狭い道になり、気を使った。
駐車場に車を停め、20分ほど遊歩道を歩くと佐田岬灯台につく。
灯台の影。