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昔から一度行ってみたかった笹無山。
岡山県の昔話の舞台である。「佐々木憎けりゃ笹まで憎い」と、かなり理不尽で
笹には迷惑な話だが、その理不尽さが印象に残る。
笹無山でググると、まんが日本むかしばなしの動画もヒットする。


場所はこのあたり。岡山県倉敷市藤戸町天城にある。
自力で行くとかなりわかりづらい場所のようだが、ナビやグーグルマップが
あるのでずいぶん楽になった。

グーグルマップ

山というか、土を盛り上げたような感じである。


近づくと、耳にしてはいたが、やっぱり笹が生えてるな。


笹だらけであるw
老母の怨念も成仏したと解釈するべきか。


頂上へは1分もかからずに登れる。登った跡がついてるので、やっぱり
登る人いるんだな。
頂上からの眺め。


現地の案内板


テーブル状の石があった。

今は干拓地になって陸続きだが、かつて笠岡湾に「猫捨て島」と呼ばれた
小島があった。そこへ行ってみる。

矢印のあたり。笠岡湾干拓地の中である。


昔の航空写真（1948年・米軍撮影）を見ると、片島（画面中央やや下の横に長い島)
の北に小さな島があるのがわかる（赤矢印）。
片島の下は神島（こうのしま）。


参考：国土変遷アーカイブ

猫捨て島への入り口。枯れ枝がたくさん落ちていて薄暗い。


正面の石垣を乗り越えると上陸できる。昔はこの石垣が波打ち際だった
んだろう。


特に何があるというわけでもないのだが、蜘蛛の巣や雑草、木に覆われて
歩くのも難儀する。


地面はどんぐりでいっぱいだった。


大きな石があった。


島の西側は、岩山みたいになっている。


11月だというのに、蚊がわんさかいてたいへんだった。


西側から見た猫捨て島。


笠岡の干拓地はいつものどか。