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2014年09月06日 イイね!

小豆島で日産超小型モビリティに乗った(走行編)

小豆島で日産超小型モビリティに乗った(走行編)小豆島で日産超小型モビリティに乗った(ディテール編)の続き

小豆島をどこでも自由に走ってよいわけではなく、走行範囲が決められている。

超小型モビリティ運行地域(PDF)
http://www.shodoshima.jp/rentacar.html

範囲が決められているといっても、100キロ以上はあるので、1日十分楽しめる。自分は、朝から夕方までで110キロほど走った。

日産超小型モビリティは満充電で約60キロほど走れる。
急速充電はできず、200V普通充電になるので充電に時間がかかる。
ネットで見たスペックによれば、満充電まで4時間。
実際充電したところ、40数%から60%ぐらいまで回復するのに、40分ほどかかった。

PDF地図で赤字の「近日供用開始充電コンセント」のうち、「役場内海庁舎」は、2014年9月始め時点ですでに使用可能だった。

小豆島はチャデモの急速充電器がいくつもあるのだが、超小型モビリティは急速充電器が使えないので注意。コネクターが合わないのでつなぐことができない。

役場内海庁舎で充電中。


このPDF地図なんだが、充電コンセントの場所がわかりにくいのが惜しいところ。
急速充電器と違い、200Vコンセントは電柱にひっそりとくっついてることが多いので目立たないのだ。
電欠になりそうなときに、充電ポイントがどこにあるのかわからないのは
とても焦るので、地図の裏にでも各ポイントの拡大地図、画像などがあればいいと思った。

さて、やっと走った印象であるが、クリープはなく、アクセルを踏み込むと
一瞬間をあけて動き出す。薄いシートとも相まって、乗り心地は相当悪い。
路面の凸凹をもろに拾い、大きめの段差超えでは「痛!」と思わず声が出る。
腰の痛い老人などが乗るのは無理じゃないだろうか。


騒音も激しく、モーターのウィーンという音と、バサバサという風切音が
車内を満たす。ロードノイズもしてるのだが、その他の騒音にかき消されてよく聞こえない。これは個体差があるのかもしれないが、自分が借りたモビリティは、透明バイザーと車体の擦れるキュルキュルというでかい音がずっとしていた。
それらプラス、強めのブレーキをかけたときは、ギューとザーを合わせたような断続的な大きな雑音が聞こえる。

ブレーキはブースターがついてないので効きが悪い。
しっかり踏む必要がある。
いきなり飛ばすと、最初のブレーキで怖い思いをすることになる。

加速が悪いのはそう気にならなかった。
最初は40キロでもおっかなびっくりで走っていたが、慣れてくると
50キロ巡航ぐらいなら、まあ耐え難いというほどでもない。

リヤガラスがなく後ろが見えないので、ふと気づくとすぐ後ろに
後続車が迫っていることがあった。


最高速はどれぐらい出るか想像してみたが、メーター読みで84キロ、
GPS計測で82キロ出るかもしれない。
日本車と違って、速度計の誤差が少ない。

走行中の風の巻き込みは少なく、小雨なら体が濡れるようなことはなかった。
ドアの内張りは濡れるが、座席が車体中央にあるのでドアとの間が広く、
ドアに肘をかけようとしても、軽の感覚でやると届かない。

風の巻き込みが少ないということは、夏は暑いということで、実際
曇りでも蒸し暑かった。昔のバスは、車体前面に走行中の風を車内に
取り入れるフタがついていたのだが、そういうものか、バイザーが昔の三角窓のように動けばいいのにと思った。真夏は相当暑く、また真冬は相当寒いはずだ。

カバンなどを、手の届くところに置く場所がないので、座席とドアの隙間に
置いておいたが、急ブレーキをかけるとすっ飛んで中身がペダルの下に挟まるかもしれず、荷物を固定するような工夫がほしいと思った。

小回りは笑えるぐらい効く。2車線あれば、余裕でUターンできる。
いっぱいにハンドルを切った状態。


自動車ではなく、屋根付き4輪電動スクーターと考えたほうがいい。
ただし、見切りと乗り心地は悪く、充電に時間がかかり、
満充電で60キロ程度しか走れない。

こう書くと、ほとんどいいところがなくなってしまう。
しかも価格も、おそらく80万円ぐらいなので、軽が買えてしまうではないか。

老人には乗り心地が悪すぎるし、いったいターゲットは誰なのか。
電池が進歩してエアコン付きになり、視界をよくすればだいぶ良くなると思うが、乗り心地はよくできるだろうか。
超小型車でも大型車のような乗り心地にできるアクティブサスはないものか。そうなると値段もさらに高くなるし、軽を買うか、ただの足なら原付でいいという話になるな。

島内を走り回ったが、注目度はそうでもなかった。超小型モビリティのレンタカーは3台ほどあったので、
みんなもう慣れてるんだろうか。

外部から来たと思われる、レンタサイクルに乗った男子高校生は
大注目してくれた。

とにかく充電時間が長いので、走り回る使い方は向いていない。
小豆島は急速充電器がたくさんあるので、リーフかアイミーブのレンタカー、島内は狭い道があるので、特にアイミーブのレンタカーがあれば
向いてると思う。

超小型モビリティは一度乗ってみたかったので、体験できてよかった。
次は真冬に乗ってみたいかな。

路面が濡れていたので、フェンダーが汚れてしまった。


新岡山港へ帰ってアルトに乗ると、乗り心地はいいし静かだし、
エアコンも効くし広いしと感動できたw

軽を買ったほうがいいな!
Posted at 2014/09/06 23:59:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 超小型モビリティ | クルマ
2014年09月06日 イイね!

小豆島で日産超小型モビリティに乗った(ディテール編)

小豆島で日産超小型モビリティに乗った(ディテール編)リーフアウトランダーPHEVに乗ったところ、以前から気になっていた日産超小型モビリティにも乗りたくなった。瀬戸内海の豊島でレンタルできたのだが、期間が終わってしまい、
乗りそびれていたのだ。

ネットで調べると、小豆島に1日4,320円のレンタカーがあることがわかった
小豆島ふるさと村)。

実は、雨天時の乗り心地を試したかったこともあり、ちょうど雨続きだったので電話した。

ふるさと村のお姉さんは、小雨の場合はOKだけど、本降りになると危険なので貸出しを中止すると言う。雨がモビリティの車体にとって危険なのか、
ドライバーにとって危険なのか聞くと、ドライバーにとって危険だからということだった。

天気予報では弱雨だったので、そのまま予約した。

小豆島へ行くのはいろんなルートがあると思うが、新岡山港からフェリーで
土庄港へ行き、そこから坂出港行きのバスで池田平木バス停下車、20分ほど歩いてふるさと村についた。

ふるさと村建物裏手のガラスルームみたいなところに、超小型モビリティが何台か駐車されていた。


自分が乗るモビリティはこちら。駐車場にポツンと置かれていた。
第一印象は「小さw」。


10分ほど操作方法のレクチャーを受けて出発。

外観。














タイヤサイズは、前125/80 R13、後ろ145/80 R13と前後異型である。
前タイヤはサイズが特殊で高そうだ。コンチネンタルのタイヤだった。


ホイールナットは3本。ブレーキは4輪ディスクだが、ブースターがついてない。


充電口は鼻先にある。カギはない。ハザードスイッチの親玉のようなフタを開けると、充電コードとウォッシャー液注入口がある。




カールコードを伸ばしてコンセントにつなげる。意外とよく伸びる。


乗り込み方だが、外側にドアハンドルがないので、窓(ガラスなし)から
腕を突っ込み、内側のドアハンドルを引っ張って、ドアを跳ね上げる。
跳ね上げ式のドアにはバネがついてるようで、軽い力で上がる。
このとき、腕をすぐ引っ込めないといけない。窓から腕を入れた状態で
ドアが跳ね上がるので、そのままだと腕が逆ギロチンのように、ドアと天井に挟まれるのだ。


ドアの下半分は、半透明になっている。運転してると路面がチラチラ見えるので気が散るw


シートは非常に薄っぺらく、クッションも薄い。前後には動かせるが、
リクライニング機構はなく、背もたれの角度を変えることはできない。


シート中央に穴が開いている。


これはなんだろうかと思ったが、朝乗ってきたフェリーの展望デッキの椅子にヒントがあった。


水抜き用の穴であろう。窓がないので当然雨が吹き込んでくる。
濡れてもよい作りになってるに違いない。

シートベルトは、まず普通のベルトを左側からかけ、右肩にもベルトを通すという変則的なものである。ベルトの強度が1本では足りないのだろうか?


ベルトを左側からかける方式(左ハンドル車のように)のため、右側から乗り込むと、ベルトのバックルがお尻に当たって痛かった。
後から考えると、中央シートなので、左側から乗り込んでもよかった。
設計者は左ハンドル右側通行圏で使うことを前提に、設計したんだろう。


一応後席もついているのだが、座るには大きく足を広げ、前席を抱え込むような姿勢になる。雨の日は、運転席にはそう雨が吹き込んでこないが、
後席はモロに当たるらしい。


メーター。速度や電池の量、残り何キロ走れるかなどが表示される。
パワーステアリングではない。据え切りでは重いが、動き出すと
軽とそう変わらない重さ。ステアリングはエアバッグ付きだった。


キーは一般的な挿してひねる方式。電池が内蔵されてるように見えるが、何のリモコンなんだろ?ドアにカギはないし。
走行可能状態にするには、キーをオンの位置まで回して少しホールドする。


おもしろいのがウインカー表示で、ウインカーレバーをどちらに倒しても、
常に左右同時に表示される。どちらにウインカーを出してるのか、
メーターの表示だけではわからない(ハザードも同じ表示)。

こういう割り切り方は、日本人の発想にはないんじゃないだろうか。
フランスにはクワドリシクルという軽4輪のような規格があるが、
それらも同じなんだろうか?


ウインカーレバーは外車仕様の左側。レバーの先がホーンスイッチで、
ビー!とびっくりするほど大きな音がする。
ライトは一般的な方式でスモール→ヘッドライト、向こう側へ倒してハイビーム。
レバーのスピーカーのようなマークは、車外走行警告音スイッチ。回すと、「ビヨビヨ、ビヨビヨ」と80年代のゲーム機のような安っぽい電子音がする。

シフト選択はスイッチ。同時に押すとNというのも変ってるな。
下の赤ランプは、Rに入れると点いてたような気がする。
その左はハザード。
バックの時、後ろに障害物があると、センサーが反応してピピピと鳴っていた。この車はリヤガラスがなく後ろが見えないので、装備されてるんだろうか。


ワイパーレバーは右側。
ワイパー速度は2段階で、レバー先の「・・・」はメーターの切り替え。
オドメーターや走行可能距離などに切り替わる。
空調はまったくないのだが、フロントガラスに熱線が入っているらしく、デフロスタスイッチもレバーについていた。熱線は見えなかった。
ガラスの周りだけ暖まるのかもしれない。


ワイパーは1本で、フロントウインドウ左側に立った状態がデフォルト。
ウォッシャーを作動させると、ワイパーギリギリのところに噴射される。
ワイパーも左ハンドル車と同じく左側から拭き取るタイプなので、
右ハンドル左側通行の日本だと、右上に拭き残しができて視界がいまいち悪い。まあ歩道側はよく見えるのだけど。


駐車ブレーキは手前に引っ張るタイプ。ボタンを押して解除。


ペダル間隔は狭いが、運転中、足が引っかかるなどということはなかった。
ブレーキに倍力ブースターがついていないため、しっかり踏まないと効かない。ここは要注意。公道に出る前に、駐車場内でブレーキの効き具合を試したほうがいい。

クリープはない。クリープに慣れてると、動き出しがちょっと遅れてしまう。
坂道発進では、後ろに下がる。駐車ブレーキがステッキ式なので
走行中はいじりにくい。坂道発進のときだけ左足ブレーキという手もあるが、おすすめしにくい方法である。
日産超小型モビリティを見かけたら、坂道発進では下がってくると思ったほうがいい。


ダッシュボードの左右に、小さな小物入れがある。
発煙筒と、12Vソケットがあった。


他にも、なにか私物っぽいものが入っていた。


右側の小物入れは、カギがかかっており開かなかった。
車検証が入っていたのなら、見たかったところだ。

後席も何かフタが開くようになっていたが、ここにもカギがかかっていて
開かなかった。サービスホールだろうか?


ミラーは小さめ。もちろん電動ではないので、手でガラス面を押して調整する。
雨風の吹きこみ防止か、アクリルの大きなバイザーがついていたのだが、走行中、これが車体と擦れてキュルキュルと盛大な騒音を発していた。


天井に、スピーカーっぽいものがついていた。
ちなみにラジオはついていない。
挟んであるのは、注意書きのシートである。
置くところがないので、ここに挟んでるんだろう。


挟んであった注意書き。


ステアリングの注意書き。


こんなに小さな車体なのに、意外や見切りが悪く、視界も悪い。
まずリヤガラスがないので、ルームミラーもなく、後ろが見えない。
窓から顔を出して後ろを見ようとしても、車体中央に座席があるため
座席とドアの隙間が広く、顔を出して後ろを見ることができないのだ。

これは致命的な欠陥だと思う。このままで一般発売されれば、後ろを見ずにバックしてぶつかるケースが続出するのではないだろうか。
カメラ&モニターにする方法もあるが、リヤガラスをつけて目視できるのが
一番いい。カメラ&モニターは補助的な手段である。

ルームミラーを真ん中につけると自分の頭が邪魔になりそうだが、
フロントガラス左右の上端(丸い整備マークのある辺り)にでも
ミラーをつければ、後ろは見えるはずだ。

充電中の運転席からの眺め。ナビは自前。


斜め後方の視界も悪い。窓は後方まで開いているのだが、
座席が中央に引っ込んでいるので死角が大きい。

サイクルフェンダーが左右に出っ張っているので、ボディの感覚だけで
ギリギリまで寄ろうとすると、脱輪することになる。
一応、フェンダーの一部がアクリルバイザーを通して見えるのだけど、
感覚が掴みづらかった。


デザインのおかげで、軽よりずいぶん小さいのに、ボディの見切りや視界が軽より悪いという変なことになっていた。
前席を右へオフセットし、後席を左に寄せればどうかと思うが、
車体が小さいから左右の重量バランスが難しいだろうか。

とりあえず、後方視界だけはなんとかしてほしい。

小豆島で日産超小型モビリティに乗った(走行編)
へ続く
Posted at 2014/09/06 22:38:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 超小型モビリティ | クルマ

プロフィール

「どこにある?「京都、森に隠れた廃墟の庭」 http://cvw.jp/b/1463410/38269405/
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