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Ko-Gのブログ一覧

2017年03月23日 イイね!

祝・みんカラ歴5年!

祝・みんカラ歴5年!3月21日でみんカラを始めて5年が経ちます!
<この一年のみんカラでの思い出を振り返ろう>



前からこんな通知があったか覚えてませんが、自分がみんカラをはじめて5年になるとかならないとか。

いつもありがとうございます。


オフ会等には全く参加せずあまり興味も無い自分はこれといってみんカラを通した思い出も無く、いつものダラダラ弄ってる様子を暇潰し程度にダラダラ投稿しているだけですが、何かをやる前の下調べや作業中にハマった時なんかはみんカラに大変お世話になっています。


数少ないみん友さんや自分がファン登録させて頂いてる方々の中には自分には無いセンスを持ってる方や、神業的な技術を持った方や、シンプルに変態な方なんかもいたりして、見る度に"ヤバイなこの人"って思いながら若干の狂気さえ感じております。



自分の投稿に関しては基本的にやってる事も書いてる事も極めて適当で、知識的には"春先の日曜日に家の前でやたら時間をかけてタイヤ交換をしてるオジサン"と同等もしくはそれ以下の素人ですので信用して見てる方がどれくらいいるのか知りませんが、いつもくだらない投稿を閲覧して頂きありがとうございます。


今後も有益な情報は発信せず、皆様の役に立たない情報をたくさん発信して行けたらなという所存ですので、お忙しい方はあまり見ない方が良いかと思います。


あまりいないと思いますが、自分と趣味が合う方は今後とも是非仲良くして頂ければ幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。



そういえば最近興味本意でカッティングマシンを導入したのでカッティングステッカー作りの模様も気が向けば何かしらの形でレビューしようと思ってます。
よろしければ、是非。
Posted at 2017/03/23 22:41:40 | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年03月22日 イイね!

ドライバーのグリップ交換

ドライバーのグリップ交換久しぶりの投稿になってしまいました。

見てる人がいるのかは微妙ですがお久しぶりです。

超忙しいわけでもなく超暇なわけでもありませんが純粋に寒い中で自分の車を弄る気合いが無く、特にこれと言って書く程のネタも無く、代わりに工具なんかに散財している今日この頃。

最近の口癖は”ハワイもしくは沖縄に住みたい”です。


そんなわけで個人的な車弄りシーズン入りはもうちょい先になりそうなので、今回は屋内での地味作業の模様をお届けします。





何かと使用頻度の高い薄刃のマイナスドライバーのグリップを交換して最高級品を使ってる気分を味わおうって言う大変貧乏臭い作業。

今回のドナーは高品質低価格で安心して使える老舗国産ドライバーメーカー、ベッセルの薄刃マイナス。

日本人でベッセルのドライバーを手にした事の無い人はいないんじゃないかと個人的に思っています。

ベッセルの薄刃マイナスは先端の薄さや形状、シャフトの細さやしなり感等、個人的に1番使いやすくて家中に置いてあります。
確か1本200円くらい。
ちなみにサイズは-2.5×100のドライバーです。

純正でも大変使いやすいんですが、今回はこれのシャフトを抜いてグリップを交換しちゃいます。


そして交換するグリップは工具の王様スナップオンの旧タイプのグリップ。

正直、スナップオンの旧タイプのグリップはあまり使いやすいとは思いませんが見た目が最高にカッコ良いので情け容赦無く交換します。
まあ慣れれば使いやすいんだと思います。




まずドナーのシャフトをバイスに掴みます。
一応新品買って来たのでウエスを噛ませてます。



んでシャフトの付け根のあたりを出来るだけシャフトに平行な角度で叩きます。

直接ハンマーで叩くよりマイナスドライバーを当てて叩いた方がやりやすいと思います。

このサイズのドライバーなら加熱しなくても叩くだけで抜けます。

シャフトとグリップが分離出来たら、シャフトのケツをヒートガンで加熱して、交換するグリップに真っ直ぐ慎重かつ手早く刺します。
手で行ける限界まで刺して、もう少し入れたい場合は先端を何かに当ててグリップのケツを軽ーく叩いて調整します。

あまり刺し過ぎるとグリップが割れるのであらかじめグリップの下穴の深さを確認してシャフトを刺す長さを計算しておいた方が良いです。




偽スナップオン完成。

これで僕も夢のスナップオンユーザーになっちゃいましたね。

完成後30分くらいはニヤニヤしながら無駄にニギニギしていました。

まだ使ってませんが多分使いやすいと思います。
見た目的に使う度にややテンションが上がるのは間違い無いのでOK。


こんな感じで冬を過ごしてるわけですが、気が向けば最近買った工具紹介や、そろそろジムニーの全塗装&フロア塗装なんかも予定してるので、その模様も予定通り行けばアップする予定です。


それでは。
Posted at 2017/03/23 00:26:41 | コメント(0) | トラックバック(0)
2016年06月20日 イイね!

工具紹介 プライヤー類編

工具紹介 プライヤー類編どうも。
だらだら工具紹介のプライヤー類編です。
プライヤー類はあまり拘りが無いので紹介するほどでもないですが。



早速、右からニッパー、パワーペンチ、ラジオペンチ(45°ベントタイプ)、ラジオペンチ(ストレート)、ネジザウルスです。
メーカーにあまり拘りが無いのでほとんどメーカー不明です。
確かストレートのラジオペンチはロブテックスだったような。

ネジザウルスはご存知エンジニア製。これは個人的にノーベル賞レベルの発明品です。これがあれば世界は平和になるかと思っています。
ナメったボルトや錆びて脆くなったボルトをまあまあ硬く締まってても回せるので、ボルトが外れないイライラから開放されます。
2000円くらいしてやや値が張りますが、工具箱の選抜メンバー入りを強くオススメします。

ニッパーとパワーペンチ、ベントのラジオペンチはメーカー不明です。多分というかほぼ間違いなく安物。今んとこ問題無いのであまり気にしていないです。
ラジオペンチはロングノーズプライヤーとも言いますね。人によってはノンプラっていう人もいます。


この辺のスタンダードなプライヤー類は自動車整備に限らず日常生活でもよく使うので揃えておきたいところかと思います。
選び方としては正直スムーズに摺動してちゃんと噛み合う物ならとりあえず問題無いかと思います。
ブランド物の恐ろしく高級な物もたくさんありますが、そういうのは宝くじが当たってからで良いかなと思います。
100均のプライヤー類は使えないことはありませんが安物なだけあって酷使すると曲がったりするのであまりお勧めはしません。
純正の応急工具に良くあるアゴの開き具合が2段階にスイッチ出来るプライヤーは、一見便利ですが実際はカチャカチャしてあまり使いやすくはありません。
応急工具のプライヤーは極めて使いにくいというか、緊急時にかろうじて使える程度の物なので常用工具には不向きです。

これは個人的な好みですが、海外の安物メーカーにありがちなグリップがやたらゴツいヤツはお店でニギニギしてみる分には確かに握りやすいですが、現場ではかさばるし狭いところで使いにくいので自分はあまり好きではありません。
あと、ネジザウルスもそうですが開く側にテンションがかかるバネ付きのプライヤーは個人的にフリーになっていた方が好きなので自分はバネを外して使っています。




続いてその他プライヤー類。
右からバイスプライヤー、クリッパー、電工ペンチ、ウォーターポンププライヤーです。

バイスプライヤー、通称バイス。ロッキングプライヤーとも言いますね。これもネジザウルスに並ぶ発明品だと思います。
ガッチリ掴んだ状態を維持固定出来るので、かなり便利です。
自分のは一番スタンダードな形状ですが、大型な物やノンプラみたいに先が細くなってる物や溶接用の物、最近は先端がネジザウルスみたいになってる物もありますね。
ホムセンの安物を酷使していますが意外と壊れないです。
最近は調整無しで掴むだけでロックされる物もありますが、試供品で遊んでみたところ、あまり強くロックされなかったのでまだ買いじゃないかなと。
安いし便利なので、これもネジザウルスに並んで工具箱の選抜メンバー入りを強くオススメします。

クリッパーはMCC製のオーソドックスなヤツ。細いボルトなど、ニッパーでは切れないような物もサクッと切れます。
ホームセンターに行けば必ず触ってしまう超デカイ物もありますが、これは多分一番小さいヤツです。

電工ペンチはアストロ製でめっちゃ使いにくいです。まあ買っちゃったので渋々使ってますが。
これはギボシ端子等をかしめたり配線を切ったりする電気系の作業の必需品ですね。
実は常用の工具箱とは別に電工用の工具箱を持っていて、こっちの工具箱の電工ペンチは使用頻度が極めて低いのでとりあえず使えるレベルって事でアストロ製です。
個体差なのかもしれませんが思っていたより酷くて、動きがとにかく渋くて使いにくいのでオススメはしないです。
電工ペンチは使い易い物を使った方が端子をかしめて配線を作る作業も楽しいし、かしめ不良による端子の接触不良等も起きにくいのである程度値の張るまともな物をチョイスした方が良いです。

ウォーターポンププライヤーは径の大きい物を掴む時に使います。
あまり使用頻度は高くないのでいきなり買い揃える事も無いかと思いますが、いざって時に役立つことがあるので持ってて損は無いかと思います。
これの安物はアゴの開度を調整して固定する窪みの精度が悪く、使用中にガツッと抜けて使い物にならないので避けましょう。
オススメなのはアゴの開度を調整する長い穴に窪みがあるタイプではなく、面に溝が切られていてお互いの凹凸に噛み合って開度を固定するタイプです。
このタイプは使用中に抜ける心配がほぼ無いので安心して作業が出来ます。
自分のもその凹凸で噛み合うタイプで、ボロくてメーカーも不明ですがかなり使いやすいです。


一応自分の工具箱のプライヤー類はこんな感じです。

そして、ついでなんでバイスプライヤーの使い方を書いておきたいと思います。
意外と使い方がわからなくて手を出していない人もいるんじゃないでしょうか。
正直誰かに教えてもらわないとこんな変な形の工具の使い方なんかわからないですよね。
でも使い方を覚えてしまえば最高に便利な道具なので是非使いこなして頂きたい。



まずは閉じた状態。




親指で触っているレバーを画像のように引くとロックが解除されて開きます。
バネで勝手に戻るはずですが、開いた状態のままレバーは戻しておきます。




開いた状態のままで、画像では指でつまんでいるダイヤルを回すとプライヤーのアゴの開度が変わるのがわかると思います。




画像のように、対象物を軽く挟んだ時にプライヤーが閉まり切らないよう、アゴの開度が掴みたい対象物より狭くなるように先ほどのダイヤルで開度を調整します。




そして、その状態のまま力を入れて本体を握り、バチンッとプライヤーを締めます。これでロックされるはずです。
ロックする際には指を挟まないように注意。
閉まらない場合は一つ前の工程で開度を狭め過ぎてしまっているか、逆に開き過ぎてバチンッと閉まる余地が無く既に閉まりきってしまっているので再度確認して下さい。




ロックすることに成功すると、このように手を離しても噛み付いたまま固定されます。
噛み付く強さはアゴの開度を調整する段階で狭めると、閉める時に硬くなりますがその分強く噛み付きます。
ロックを解除するには、最初に本体を開く時に引いたレバーを引くとバチンッと解除されます。
強く噛み付かせるとその分勢いよく弾けるように解除されるので注意。

バイスの使い方は大体こんな感じです。
色々形状のバイスがあって自分の使ってるのが多分一番オーソドックスな形状のバイスだと思いますが、他の物もレバーやダイヤルの形が違ったりするだけで基本的な使い方は同じです。

これを使いこなせればナメったネジや掴みにくい形状の物を緩めたり、掴んだまま溶接したり削ったり、いろんな用途に使えるので物凄く便利です。
ホムセンの物なら1000円でお釣りが来るし意外と壊れないので、試しに一つ買って練習してみると良いかもしれませんね。


また暇な時に工具紹介しようと思うのでよろしくお願いします。
Posted at 2016/06/20 17:40:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年06月02日 イイね!

工具紹介 ラチェット・ソケット編

工具紹介 ラチェット・ソケット編どうも。

やや久しぶりになっちゃいましたね。

決してサボっていたわけではなく、忘れていただけです。

最近暖かくなってきて車弄りのシーズンになってきましたね。整備手帳やらパーツレビューやらあげてたら工具紹介完全に忘れていました。

ということで工具紹介のラチェット・ソケット編です。
これもかなり使用頻度の高いツールの一つかと思います。
また、他の工具と違い基本的に複数の工具を組み合わせて使用することになるので拡張性が高く、選んで楽しい使って楽しい集めて楽しい工具かと思います。
整備系の業界の方はソケットのことを「コマ」って呼びますね。
誰かに工具を取ってもらう時なんかに「トーミリディープのコマとエクステにクイック噛ませたラチェ取ってー」とかいうと業界人っぽくなります。
※99%聞き返されます。



で、本題の工具。
これが自分の基本的なセットです。
たまにコレクターなんじゃねえかと思うくらいおびただしい量のコマを持ってる人もいますが(気持ちはわかります)自分は国産車なら大体対応出来るであろう常用サイズを一通り揃えている程度です。

まずラチェットがTONE製の全長180mmの差込角9.5sqのオーソドックスなモデルです。正確にはラチェットハンドルですね。
ギアの歯数が72山あって送り角5°と細いので狭いところでも少しずつ回せて便利です。
山が細かいから大きいトルクをかけると壊れるかなと思いましたが意外と壊れないです。流石ブランド物。
基本的にギアの歯数が少ないほど大トルクに強いけど送り角が大きいので狭い場所での取り回しに劣ります。
逆に歯数が多いほど狭い場所での取り回しが効き、大トルクに対する耐久性は劣ります。
ただ、安物は歯数に関わらず耐久性は期待出来ないです。
ちなみにラチェットは本来大きなトルクをかける物ではなく、そういう場合はスピンナーハンドル等を使うのが正解です。
個人的に、このラチェットのフリー方向に回した時のカリカリのフィーリングが一番好きです。
その辺のホームセンターでも売ってて、値段も2000円くらいとお手頃なのでかなりオススメです。

ラチェットも例外無く安物は使いにくい&すぐ壊れます。
自分もこのラチェットの前は安モンを使ってて、壊れたのでこのラチェットを買ったところあまりの差にびっくりしました。
ちなみに自分の経験上セット工具に入ってるラチェットは十中八九すぐ壊れます。
セット工具には紹介したラチェットに見た目が酷似していて見た目は良さげなのもありますが、中身はテロンテロンなのですぐ壊れます。
ラチェットは使用頻度も高いので単品でそれなりに良い物をチョイスした方が良いかと思います。


そしてコマの紹介。
自分は常用サイズのコマはショートとディープ(ロング)の2種類を揃えています。
これはコマの全長の違いで、例えばやたらボルトの足が飛び出てるナットを回したい時、ショートだと奥行きが短いので飛び出たボルトの足がコマの奥に当たってしまいコマがナットに届きません。そんな時にディープのコマだと奥行きが長いのでナットまでコマが届き、回す事が出来ます。
逆に狭い場所だとショートしか使えないってパターンもあるので、どっちが優れてるって事は無いです。
セミディープっていうショートとディープの中間くらいのサイズの良いトコ取りしたようなコマもありますが、正直長さが中途半端過ぎて悪いトコ取りになってるとも言えるのであまり流行ってないみたいですね。使ってる人見たこと無いです。また、ディープよりさらに長いエクストラディープなる物もあるみたいで、これはあったらあったで便利かなと思うので機会があれば入手したいところです。
ちなみに自分は先にショートを揃えて、暫くしてからディープを揃えました。ディープが無くてもわりと不自由しなかったですが、個人的にディープの方が好きでどっちでも使えるシチュエーションなら大体ディープを使います。

揃えてるコマのサイズは、
ショート:7mm 8mm 10mm 12mm 13mm 14mm 15mm 17mm 19mm
ディープ:8mm 10mm 12mm 13mm 14mm 17mm 19mm 21mm
と、ほとんどメガネやスパナと同じですね。メーカーはバラバラです。
この辺のサイズを持っていれば国産車であれば特に不自由はしないかと思います。外車(特にアメ車)はインチサイズの場合があるのでまた別の話になってきます。最近よくあるパターンですが、国産車だけどエンジンは外車メーカー製みたいな場合(有名どころでいうと現行ス○イラインとか)は稀に16mmとか変なサイズが使われてる場合があるらしいです。
メガネ類とカブっていないサイズは何の用途で持ってるかと言うと、7mmはホースバンドを締めたり緩めたりする時に使います。13mmはごく稀に使うことがあります。確かエスティマかなんかのキャリパーに使うような使わないような。15mmはコンビネーションレンチも持ってますが、車では滅多に使わず自転車に使うことがあります。車しか触らんって人は別にいらないかもしれません。

星の数ほどあるコマの選び方ですが、一応最低限の話をすると、だいぶ前のブログでもあげていますが、下の画像右のように極端な肉厚な安いコマは加工精度が著しく荒く、最低限のコストも省かれて生産された品で、十中八九ボルトナットを痛めつける粗悪品なので避けましょう。



画像左はTONEの12角のコマですが、肉薄なのがわかると思います。
あと、過去のブログで詳しく触れていますが、著しい粗悪品は点接触、まともな物は面接触っていう違いがあります。
その名の通り、点接触はボルトナットに対して六角の角に点で接触してトルクが加わってしまうので、接触した点に応力が集中してしまい、ボルトナットが痛みます。
当たり前ですが多角形の物体の一番弱い部分は角です。
そして限界を超えるとボルトナットの角が変形してナメり、どうしようもなくなります。なのである程度以上のトルクで締められないとも言えますね。
一方面接触は、面で接触します。ソケットがボルトナットを面で捕えるので、応力が分散してボルトナットが痛みにくくなっています。

具体的に何が違うかっていうと、点接触のコマは六角形が面から角まで全て定規で書いたような直線だけで構成された六角形になってます。
面接触のコマはよく見ると全体的に丸みを帯びていて、特に角が丸く溝になっていて若干引っ込んでいて、厳密に言うと六角形じゃないのがわかると思います。
この角の溝がボルトナットの角を逃し、面の部分をボルトナットに接触させる仕組みです。

ついでに素材の話をすると、ブランド物は硬く、粗悪品は柔らかいっていうトーシロの記事(これもトーシロの記事ですが)を見たことがありますが、それは若干間違ってて両方硬いんです。
粗悪品は柔らかいわけではなく、硬いは硬いけど脆いので、肉厚にして強度を稼いでいるというのが正しいですね。
ブランド物も硬いというより、製造の段階で鍛造から計算された熱処理(いわゆる焼き入れ等)によって物質の組織が整っているので金属としての強度の向上が図られているといったところでしょうか。
ブランド品が肉薄でスリムに出来るのはそういう理由で薄くても強度が出せるためです。
どうでもいいけど「後輩にヤキを入れる」みたいな表現は金属の焼き入れ処理から来ているそうですね。

ちなみに、硬い柔らかいの表現を無理矢理使うとすると、通常のコマは硬く、インパクト用のコマは柔らかいです。
世間的には強い衝撃が加わるインパクト用のコマの方が硬いイメージですが、もしインパクト用のソケットが硬い素材だったらインパクトからの衝撃に耐えられずにコマが割れてしまいます。
めっちゃ荒い例えですが、手で握ると簡単に凹む柔らかいテニスボールを落としても全く壊れないけど手で握っても凹まない硬いガラスのコップを落とすと砕け散るっていうのと同じ現象が金属でも起きていて、柔らかい素材に衝撃を加えるとその素材は変形して衝撃を吸収します。
一方硬い素材に衝撃を加えると、硬い素材は変形出来ないので衝撃を逃しきれず、限界を超えると割れてしまいます。
という理屈で、通常のコマは硬く、インパクト用のコマは柔らかく作られています。
なので、通常のコマをインパクトで使うと割れちゃいますので使用NGです(たまに使っちゃいますが)。
その逆は強度の観点では基本的に問題ありませんが、正確なトルク管理をしなきゃならない場合に柔らかいインパクト用のコマを使ってしまうと、コマ自体も捻じれる方向に多少変形してしまい、測定しているトルクとボルトナットに実際にかかっているトルクに誤差が生じてしまうので注意が必要です。
ここで言ってる柔い硬いは金属加工とかの業界では靭性と言い、「粘り強さ」っていう表現がされます。
ロックウェル硬さ試験、ビッカース硬さ試験、ショア硬さ試験、シャルピー衝撃試験と聞くと「ああー懐かしい!」て方、ある程度いるんじゃないでしょうか。

ということで、安いコマでも使えるレベルの物はありますが、用途にあったものを、最低限必ず面接触のコマを選びましょう。
ブランド物を揃えれば問題ないってのは間違いないですが、それが楽に出来たら苦労しないと思うので、お金は無いけどとりあえず最低限一式揃えたいって人の参考になればと思います。


そしてそして、話を戻して工具紹介ですが、ラチェットの下にある棒みたいなのはエクステンションバーというもので、その名の通り延長してラチェットが届かないところにアクセスする時に使います。
これも使用頻度はかなり高いので1本持ってた方が良いかと思います。
1mくらいの長ーい物からコマと同じくらいの短ーい物までいろんな長さの物がありますが、自分はTONE製の150mmの物を使っています。これ一本あれば特に不自由しないですが、強いて言うと、あまり使いませんがこれとは別に300mmくらいのが欲しいところです。
ショートのコマの左端にいる変な奴も一応短いエクステンションバーで、先端が首振り形状になっていて下の画像のようにコマの差込具合でストレートになったり軽く角度を付けることが出来ます。ちなみに150mmのエクステもこのタイプです。

ストレートな状態。


これがグキッと。画像で見ると大した曲がってないように思いますがこの角度が結構便利だったりします。


これは好みがあって、自分は首振りの方が痒いところに手が届く感じで便利なので首振りを好んで使っていますが、首振りのグネグネ曲がるのが嫌でストレート固定の方が良いって人も結構います。
多分使い方の問題だと思いますが自分は使っていて意に反してグネグネ曲がる事も無いし使いにくいと思ったことはありません。
ちなみにストレートも首振りも値段は大した変わらなかったと思います。

そしてラチェットの右側にいるのがクイックアダプターという便利工具です。コマやエクステとラチェットの間に挟んで使います。
ラチェットを振るほどじゃないけど素手では回らんっていう良くある中途半端なシチュエーションの時にこのクイックアダプターが付いていればドライバーのように回す事が出来るのでスムーズに作業が進みます。
また、ラチェットを付けなくてもこれにコマを直接付けてもミニドライバーみたいな感じで使えるのでコンパクトに作業したい時なんかにもとても便利です。
自分のはアストロのもので、確かセール時に500円くらいで買った記憶があります。持ってなくても困りませんが、なかなか便利なのでオススメです。
ちなみに自分は持ってませんが、これ自体にラチェット機構が内蔵された物や、差込角変換タイプの物もあります。



続いてその他コマ類。
左から20.8mmプラグソケット、16mmプラグソケット、ブレーキピストンキューブ、10mmドレンプラグソケットです。
これらはSSTと呼ばれる工具です。SSTとは、スペシャルサービスツールの略で、日本語にすると特殊整備工具です。主に、ある特定の部分を弄る為だけの工具のことを指します。

順に説明していくと、プラグソケット2つは両方TONE製です。値段は確か1つ1000円前後だったと思います。
スパークプラグの脱着専用の工具で、中にマグネットが内蔵されていてプラグの落下防止の工夫がされています。
他の工具でもやろうと思えばプラグの脱着は出来ますが、プラグホールのネジ山をナメらせた日には言葉で言い表せない程の絶望に襲われる事になるので、出来る限り専用工具を使った方が良いです。専用工具なだけあって使いやすいですしね。持ってて損は無いかと思います。
ちなみに18mmのプラグソケットも存在しますが、自分はそのサイズのプラグを使うオモチャを持っていないのでまだ購入していません。

ブレーキピストンキューブはアストロ製です。値段は確か800円くらい。
ブレーキキャリパーのピストンがサイドブレーキと共用のタイプに良くあるねじ込み式のピストンの脱着の際に使用します。FCのリアキャリパーがこれですね。
6面にそれぞれの爪があって、キャリパーピストンの溝に合う爪を引っ掛けて回します。
固着してる場合なんかはこれが無いとほぼ間違いなく外れないです。固着してなければかなり強引なやり方をすればピストンを回せますが、工具もピストンもボロボロになるのでオススメはしないです。
これは頻繁にバラす部分でもないし、車種によっては使う必要が無いので、必要に応じて買う程度で良いかと思います。

ドレンプラグソケットもアストロ製で、値段は500円くらい。
これはデフやトランスファーなどのオイルを抜いたり入れたりするドレンプラグの脱着専用のコマです。ジムニーの前後デフがこれですね。
ラチェットやスピンナー等を直接突っ込んでやっても出来ないことはないですが、大概の場合は鬼のように締まっているので高確率でラチェットが壊れるし、何よりサイズが微妙に違うのでドレンプラグの穴がナメリます。
そうなると面倒なので自分は専用工具を使っています。
これも頻繁には使わないので、初めてドレンを開ける作業をする際に買う感じで良いかと思います。


そんで、ついでにスピンナーとアーレンキーも紹介しておきますね。



右からHansのスピンナーハンドル、SIGNETのアーレンキーのセットです。

スピンナーはあまり使用頻度は高くないですが、やたら硬く締まっている物などに使います。
聞いたこと無いメーカーの物ですが、結構しっかりしてます。どっかの工具屋でセール時に500円で買いました。

アーレンキーは自動車に限らず色んな工業製品で使うかと思います。いわゆる六角レンチですね。
サイズは1.5mm、2mm、2.5mm、3mm、4mm、5mm、6mm、8mm、10mmのセットです。
アストロのセールで1000円ちょいで買ったような気がします。
アーレンキーは一般的に使用頻度の高い工具なので色んなものが溢れてますね。
安いものからバカみたいに高いものまでピンキリでありますが、こういうのを選んでおけばとりあえず良いんじゃないかっていう個人的な基準としては、下の画像(自分のアーレンキーの下の先端部分を拡大した画像)のように先端がボールポイントになっている事です。



ボールポイントになっている物は六角の穴に対して垂直ではなく斜めにアプローチして回せるのでとても使い易いのはもちろん、何よりこういう加工がされているって事はただの六角形の棒をひん曲げただけではなくて、ある程度コストをかけて考えて作られた物な可能性が極めて高いと自分は思ってます。
実際にボールポイントの加工がされている物で著しく酷いクオリティの物を見たこと無いし、逆にあからさまな粗悪品にボールポイントの加工がされている物は見たこと無いです。
これもコマと一緒で、角が立っててトゲトゲしてる感じのやつはボルトの穴をエグって面倒なことになるのでよく選んだ方が良いですね。触った感じ角が痛いようなやつは避けましょう。
六角の穴は特にナメりやすいのでアーレンキー選びはあまり妥協しない方が良いかと思います。


ちなみに今回紹介したコマやラチェットの差込角(ラチェット等に刺さる四角い穴のサイズ)は全て9.5sqです。
ソケットの差込角は基本的に4種類あって、
6.3sq(1/4DR)
9.5sq(3/8DR)
12.7sq(1/2DR)
19.0sq(3/4DR)
があります。上から下に向かって大きくなります。
6.3sqは細いのでサイズの小さいコマがありますが、大きいトルクをかけると壊れます。安いセットに入ってるイメージですが、自分はイマイチ使いやすいとは思わないのでこのサイズはほぼ使わないです。コンパクトなので車載工具なんかには良いんじゃないでしょうか。
9.5sqは自動車整備ではオーソドックスなサイズで、とりあえずこのサイズを揃えておけば良いと思います。自分も基本このサイズです。
12.7sqは大きなトルクや衝撃が加わるトルクレンチやインパクトレンチ等で多く使われます。ホイール用のコマは大体このサイズですね。これも自動車整備では9.5sqと並んでよく使われるサイズです。
19.0sqはかなりデカいので自動車整備ではほとんど使わないです。あんまよくわかりませんがこの差込角を使うコマのサイズからして陸橋工事や大型船舶とかによく使われるのかと思います。稀に50mmとかの馬鹿デカいハブナットの車に使わざるをえないことがありますが、サイズ変換ソケットで対応すれば良いかと思います。どっちみち滅多に使いません。

と言ったところで、自動車整備では9.5sqと12.7sqを主に使い、ラチェット類には9.5sq、エアインパクトやトルクレンチには12.7sqを使うと思っておけば間違い無いかと思います。


工具紹介のソケット&ラチェット編はこんな感じですかね。
インパクト用も含めソケットは他にもいくつかありますが、それは別の機会に紹介しようと思います。

私事ですがついにMacBookを導入したので文章を打つのが飛躍的に楽になりました。
また暇つぶしにチマチマブログ等書こうと思います。
Posted at 2016/06/03 20:20:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年04月14日 イイね!

工具紹介 スパナ編

工具紹介 スパナ編ども。

予定通り工具紹介のスパナ類編です。
では早速。



ごく普通のスパナです。正確に言うと両口スパナですね。
ちなみに片方のみのスパナが片口スパナ、片方がスパナ(オープンとも言います)、片方がメガネ(クローズとも言います)になってるのがコンビネーションレンチです。
メーカーは全てKTC製です。多分唯一メーカーが揃っている工具です。

話が脱線しますが、よく見るとちょいちょいデザインが違いますが、製造年がバラバラだからです。
同じメーカーの同じサイズの物でも地味にマイナーチェンジされてるんですね。
新しい物をビシッと揃えたいって人もいますが、一つ一つ色んなところから探して買ったからこそのバラバラ感が自分は気に入ってます。完全に自己満足です。
世間的には1番新しいモデルが良いのかもしれませんが、一昔前の会社が潤っていた頃の古い物の方がコストが掛けられているパターンもあるので一概にそうとも言えないです。そして使ってても違いは特にわかりません。強いて言うならボロいか綺麗かくらい。
しかし、腐っても鯛ってことわざ通り、限度を超えたレベルのボロい物でなければブランド物は古くても多少ボロくても全然使えるし使いやすいです。それと古い物が残ってるってことは耐久年数も相当長いんだと思います。

では話を戻して、サイズは上から10-12、11-13、12-14、14-17、19-21です。
もし最初から揃えるのであれば、10、12、14、17があればだいたいなんとかなるので極端な話10-12、14-17があれば良いかなと思います。
その間の12-14とか17-19は持ってると良いかな程度、11-13とか中途半端なサイズは別に無くても国産車ではあまり使わないです。

個人的にですが、メガネスパナで持ってないサイズのボルトナットはソケットで対応する事が多いのでメガネスパナは常用サイズを揃えておく程度でサイズは極端に気にしてないです。

コレも最近KTCに変えたので、前はメガネと同じくホムセンのスパナセットのを使ってました。
スパナはどちらかと言うとメガネより使用頻度が少ないです。
だからと言って酷い工具を使って良いと言うことはありませんが、これもメガネと同じくホムセンのスパナのみのセットのヤツが十分使えます。
メガネレンチ編で書き忘れましたが、大体のホームセンターの工具コーナーに行くとメガネのみのセットやスパナのみのセットが売ってると思います。とりあえずそれを選んどけばとりあえず使えると言ってますが、店舗によってはその工具の同じような内容のセットを数種類置いてる場合があります。
これは僕の経験上3種類に分けられて、1つ目はその中で1番安いノーブランド品、2つ目はその中で1番高い国産ブランド品、そして3つ目は値段が前の2つの間くらいの値段で、そのホームセンターやその系列店のプライベートブランド(PB)品です。
ぶっちゃけ全部使えるっちゃ使えるし、出来れば1番高いブランド品を買うのがベストですが、オススメは3つ目のホムセンのPB品です。安物には変わりありませんが、1番安いノーブランド品と比べてクオリティがグッと上がります。
コレはそのホームセンターの名前をぶら下げて販売してる物なのである程度のクオリティを保ってるパターンが多いです。
工具に関わらずプライベートブランド物に共通する理屈というか仕組みですが、そのホームセンター(店舗)を経営してる会社が自分の店舗の需要と供給を正確に把握した上でどっかの工場に適量を大量発注出来るので、クオリティに対して価格が抑えられています。
スパナとメガネに関してはPB品が個人的に結構オススメ。

アストロのスパナは使った事ありませんが、現物を見た感じと値段から考えても普通に使えると思います。ただ安物ということには変わりありません。

ブランド物以外はすぐ壊れるだの精度がどうのこうの言う人がいますがホムセンのスパナのみのセットに関しては使えるレベルの精度出てんじゃないかなと思います。
現に3年くらい使ってましたがボルトナットナメらせた事ありません。
もちろん寿命はありますが、強度に関しては自分が使えると言ってる物に関してはDIY程度の頻度でちゃんとした使い方をしていればまず壊れないです。
サイズが違うけどなんとなく引っかかるから無理矢理噛ませて回すとか、トルクをかける為にパイプで延長して回すとか、足で蹴ったりハンマーで叩いたりして回すとか、正しくない使い方をした場合はブランド物であっても壊れます。
工具にも寿命はありますが、ちゃんとした使い方をしてるのに秒殺で壊れるのは本物の安物であって、工具の形をした金属片です。


そして、よろしくない例を出しておくと、



こういうヤツ。
コレは多分なんかに付属してきた物なんじゃないかと思いますが、工具というより鉄板ブチ抜いた金属片と呼んだ方が正しい気がします。
精度なんて言うまでも無く話にならない上に薄っぺら過ぎてボルトナットに食い込んで大切なボルトナットがズタボロになります。手も痛いです。
100均のチャリンココーナーとかにこういうヤツのもっと凄いのも売ってますよね。
もっと六角の穴だらけのヤツ。
言うまでも無く某人民共和国製だと思いますが、アレを製品化した人とお店に並べるにあたってGOを出した人は間違い無くまともに工具を使った事が無い人なんでしょうね。正気だとは思えないです。

ちなみに100均のスパナはクロームメッキでピカピカしてて見た目は良さげですがオススメは出来ません。
精度的には純正車載工具程度です。常用として使うのは避けた方がいいと思います。

メガネ編でも書きましたがホムセンに売ってる「よくわからんけど便利そうに見える工具色々激安セット1980円」みたいなんに付属するスパナやコンビネーションレンチも話にならないのでやめましょう。

話が脱線しますが、最近TONEからだったかイチイチ掛け直さなくても良いスパナを発売されてますね。ラチェットというか、噛んではフリーになってる機構のヤツ。
試供品でしか使った事ありませんがなかなか便利そうですね。
でもなかなか値段が張るのとラチェット的な機構の部分が細かくて壊れやすそうなのでイマイチ手が出ません。
自分宝くじ買わない人ですが、宝くじが当たるかウチの敷地内から石油が湧いたら買おうかと思います。


そして、スパナ編と言うことでついでに似たようなヤツも紹介しとこうと思います。




下からモンキーレンチ、真ん中の3本がダブルフレックスギアレンチ、1番上がフレアナットレンチです。

順番に説明すると、まず1番下のモンキーレンチは30mmくらいまで対応出来る普通のサイズの物です。
メーカーは見たこと無いメーカーのですが作りは結構シッカリしててボルトナットに接触する面の処理も綺麗なので恐らくマイナーながらちゃんと仕事をしている日本の素晴らしいメーカーの物なんじゃないかと思います。
使用頻度的にはあまり高くないです。
あまりオススメされた使い方ではありませんがインチサイズとか持ってないサイズのボルトナットにも応急的に対応出来ます。
めっちゃ極端な話、モンキー1本持ってりゃ何でも回せるって考え方もあながち間違いではないかもしれませんが、構造上工具そのものにある程度のボリュームがあるんで、あまりスペースに余裕の無いシチュエーションの多い自動車整備には結構使いにくいです。
あとアゴが可動する構造上、少なからずボルトナットに接触する際にスパナに比べてガタが生じるのと、大きいのでトルクを掛けやすいのでナメる危険性が高いです。特に小さいサイズのボルトナットの時に。
持ってて損は無いけど常用にするのはオススメしないです。

続いて1番上のフレアナットレンチ。
これは配管系のナメらせると絶望に暮れるタイプの極めて重要なナット専用の工具です。自動車整備だとブレーキラインによく使います。
サイズは10-12でメーカーはKTCです。



頭を拡大すると6角のメガネの一部を切り取った様な形状になっていて、この切れてる部分から配管をかわしてナットに掛けて回します。
考え方はスパナと同じですが、スパナは左右の2点でナットに接触するのに対してフレアナットレンチは6角から1角分切り取られているので5点で接触するので力が分散してなめらせにくくなっています。
これも持ってて損はありませんが、どちらかというと専用工具なので使用頻度も低く、最悪スパナでも対応出来るので無くても困りはしないかと思います。
車買っていきなりブレーキライン周り弄る人も少ないと思うので最初は揃える必要は無いかと思います。

そしてダブルフレックスギアレンチ、名前がわからなかったのでさっきアストロのカタログで調べました。ようは首振りのギアレンチです。
頭がラチェットになっているので、メガネやスパナと違って回すたびにかけ直さずにカリカリ締めたり緩めたり出来るので、狭い所や、首が振れるのでなかなか無謀なアングルから締めたり緩めたり出来る非常に便利な工具です。
場合によってはコレがないと締めたり緩めたり出来ない事もあります。
サイズは8-10、10-12、14-17。
メーカーはアストロです。確か安売りしてる時に買いました。
安物の割にはギア数も細かくて小刻みに回せて良い感じです。
ただブランド物に比べてやや頭がデカいのが残念ですね。
首振りのギアレンチは持ってると結構便利なので、是非揃えたい所ですがなかなか値段が張りまして、アストロでも一式5千円くらい、ブランド物で一通りのサイズ揃えると諭吉さんが数人旅立つので、余裕が出来たらでも良いかなと思います。


自動車整備は基本的に狭い所に工具を掛けるシチュエーションが多いので極力肉薄でコンパクトな方が良いです。当然十分な強度あっての話ですが。
安物は安い材料に強度を上げる為の処理をして生産されているので、一定の強度を保とうとすると必然的に肉厚にして材料のボリュームで強度を出そうとします。結果的に壊れにくいけどデカくて使いにくい物になります。
ついでに言うと更に酷い安物は安い材料にほぼ処理をせずに生産されるので壊れやすく使いにくい物になります。
一方ブランド物は設計から材料から熱処理まである程度のコストを掛けられて生産されるので、限界まで薄く強度の高い物になります。
なので、著しく安いのにやけに肉薄でブランド物みたいな輝きを放ってるのは強度の低い材料をさらにケチってペラペラにしたが故に肉薄で良い感じに見えるだけのパターンもあります。これは最悪です。
ブランド物と安物は見た目は大した変わりませんが、目に見えない中身のクオリティが違います。


色々話がとっ散らかってますが、自分の使ってるスパナ類はこんな感じです。
あくまで自分の中での経験と独断と偏見に満ち溢れたブログなので、自分は正しいと思ってますが世間的に正解かどうかは知りません。
あとあくまで、もちろん喉から手が出るほどブランド物が欲しいんだけどお財布的に…っていう駆け出しの人の力になれればと思って書いてるので、誰にでも参考になる物でもないです。
そしてブランド物も一緒ですが工具は消耗品であり、寿命もあるので一生使い続ける前提では書いてません。あくまで最初の工具としてのオススメであり、それから自分の好みやお財布事情に合わせて新しい物を足したり交換したりしていく前提で書いてます。その辺ご理解頂ければなと思います。

ということで、次回はラチェットとソケット編を予定しています。
よかったらよろしくどーぞー。
Posted at 2016/04/16 23:55:14 | コメント(0) | トラックバック(0)

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