
どうも。
だらだら工具紹介のプライヤー類編です。
プライヤー類はあまり拘りが無いので紹介するほどでもないですが。
早速、右からニッパー、パワーペンチ、ラジオペンチ(45°ベントタイプ)、ラジオペンチ(ストレート)、ネジザウルスです。
メーカーにあまり拘りが無いのでほとんどメーカー不明です。
確かストレートのラジオペンチはロブテックスだったような。
ネジザウルスはご存知エンジニア製。これは個人的にノーベル賞レベルの発明品です。これがあれば世界は平和になるかと思っています。
ナメったボルトや錆びて脆くなったボルトをまあまあ硬く締まってても回せるので、ボルトが外れないイライラから開放されます。
2000円くらいしてやや値が張りますが、工具箱の選抜メンバー入りを強くオススメします。
ニッパーとパワーペンチ、ベントのラジオペンチはメーカー不明です。多分というかほぼ間違いなく安物。今んとこ問題無いのであまり気にしていないです。
ラジオペンチはロングノーズプライヤーとも言いますね。人によってはノンプラっていう人もいます。
この辺のスタンダードなプライヤー類は自動車整備に限らず日常生活でもよく使うので揃えておきたいところかと思います。
選び方としては正直スムーズに摺動してちゃんと噛み合う物ならとりあえず問題無いかと思います。
ブランド物の恐ろしく高級な物もたくさんありますが、そういうのは宝くじが当たってからで良いかなと思います。
100均のプライヤー類は使えないことはありませんが安物なだけあって酷使すると曲がったりするのであまりお勧めはしません。
純正の応急工具に良くあるアゴの開き具合が2段階にスイッチ出来るプライヤーは、一見便利ですが実際はカチャカチャしてあまり使いやすくはありません。
応急工具のプライヤーは極めて使いにくいというか、緊急時にかろうじて使える程度の物なので常用工具には不向きです。
これは個人的な好みですが、海外の安物メーカーにありがちなグリップがやたらゴツいヤツはお店でニギニギしてみる分には確かに握りやすいですが、現場ではかさばるし狭いところで使いにくいので自分はあまり好きではありません。
あと、ネジザウルスもそうですが開く側にテンションがかかるバネ付きのプライヤーは個人的にフリーになっていた方が好きなので自分はバネを外して使っています。
続いてその他プライヤー類。
右からバイスプライヤー、クリッパー、電工ペンチ、ウォーターポンププライヤーです。
バイスプライヤー、通称バイス。ロッキングプライヤーとも言いますね。これもネジザウルスに並ぶ発明品だと思います。
ガッチリ掴んだ状態を維持固定出来るので、かなり便利です。
自分のは一番スタンダードな形状ですが、大型な物やノンプラみたいに先が細くなってる物や溶接用の物、最近は先端がネジザウルスみたいになってる物もありますね。
ホムセンの安物を酷使していますが意外と壊れないです。
最近は調整無しで掴むだけでロックされる物もありますが、試供品で遊んでみたところ、あまり強くロックされなかったのでまだ買いじゃないかなと。
安いし便利なので、これもネジザウルスに並んで工具箱の選抜メンバー入りを強くオススメします。
クリッパーはMCC製のオーソドックスなヤツ。細いボルトなど、ニッパーでは切れないような物もサクッと切れます。
ホームセンターに行けば必ず触ってしまう超デカイ物もありますが、これは多分一番小さいヤツです。
電工ペンチはアストロ製でめっちゃ使いにくいです。まあ買っちゃったので渋々使ってますが。
これはギボシ端子等をかしめたり配線を切ったりする電気系の作業の必需品ですね。
実は常用の工具箱とは別に電工用の工具箱を持っていて、こっちの工具箱の電工ペンチは使用頻度が極めて低いのでとりあえず使えるレベルって事でアストロ製です。
個体差なのかもしれませんが思っていたより酷くて、動きがとにかく渋くて使いにくいのでオススメはしないです。
電工ペンチは使い易い物を使った方が端子をかしめて配線を作る作業も楽しいし、かしめ不良による端子の接触不良等も起きにくいのである程度値の張るまともな物をチョイスした方が良いです。
ウォーターポンププライヤーは径の大きい物を掴む時に使います。
あまり使用頻度は高くないのでいきなり買い揃える事も無いかと思いますが、いざって時に役立つことがあるので持ってて損は無いかと思います。
これの安物はアゴの開度を調整して固定する窪みの精度が悪く、使用中にガツッと抜けて使い物にならないので避けましょう。
オススメなのはアゴの開度を調整する長い穴に窪みがあるタイプではなく、面に溝が切られていてお互いの凹凸に噛み合って開度を固定するタイプです。
このタイプは使用中に抜ける心配がほぼ無いので安心して作業が出来ます。
自分のもその凹凸で噛み合うタイプで、ボロくてメーカーも不明ですがかなり使いやすいです。
一応自分の工具箱のプライヤー類はこんな感じです。
そして、ついでなんでバイスプライヤーの使い方を書いておきたいと思います。
意外と使い方がわからなくて手を出していない人もいるんじゃないでしょうか。
正直誰かに教えてもらわないとこんな変な形の工具の使い方なんかわからないですよね。
でも使い方を覚えてしまえば最高に便利な道具なので是非使いこなして頂きたい。
まずは閉じた状態。
親指で触っているレバーを画像のように引くとロックが解除されて開きます。
バネで勝手に戻るはずですが、開いた状態のままレバーは戻しておきます。
開いた状態のままで、画像では指でつまんでいるダイヤルを回すとプライヤーのアゴの開度が変わるのがわかると思います。
画像のように、対象物を軽く挟んだ時にプライヤーが閉まり切らないよう、アゴの開度が掴みたい対象物より狭くなるように先ほどのダイヤルで開度を調整します。
そして、その状態のまま力を入れて本体を握り、バチンッとプライヤーを締めます。これでロックされるはずです。
ロックする際には指を挟まないように注意。
閉まらない場合は一つ前の工程で開度を狭め過ぎてしまっているか、逆に開き過ぎてバチンッと閉まる余地が無く既に閉まりきってしまっているので再度確認して下さい。
ロックすることに成功すると、このように手を離しても噛み付いたまま固定されます。
噛み付く強さはアゴの開度を調整する段階で狭めると、閉める時に硬くなりますがその分強く噛み付きます。
ロックを解除するには、最初に本体を開く時に引いたレバーを引くとバチンッと解除されます。
強く噛み付かせるとその分勢いよく弾けるように解除されるので注意。
バイスの使い方は大体こんな感じです。
色々形状のバイスがあって自分の使ってるのが多分一番オーソドックスな形状のバイスだと思いますが、他の物もレバーやダイヤルの形が違ったりするだけで基本的な使い方は同じです。
これを使いこなせればナメったネジや掴みにくい形状の物を緩めたり、掴んだまま溶接したり削ったり、いろんな用途に使えるので物凄く便利です。
ホムセンの物なら1000円でお釣りが来るし意外と壊れないので、試しに一つ買って練習してみると良いかもしれませんね。
また暇な時に工具紹介しようと思うのでよろしくお願いします。