セピア色の写真

今日は母の七七日（四九日）
弟家族とささやかに故人を偲びました。

さて、遺品の整理を進めておりますが、いろいろなものを取ってあったのですね。
先日の通知表やらラブレターやらに続いて、色褪せたボール紙が2組出てきました。

まず、1組目を開いてみると、セピア色に色褪せた男性が二人写った写真がありました。
側には、祖父の名前があり、大正15年に撮影と書いてありました。
当時、祖父は20歳。
写真はもう一枚あり、よく見ると、私の弟によく似ています。
二人のうち、一人が祖父のようです。
もう一人は誰なのかは分かりません。年は近いように見えるので、祖父の兄弟かもしれません。

さらにもう1組を開いてみると、身なりの良い背広姿の紳士が写っていました。
添え書きを見ると、母の母の父（私の曾祖父）でした。
母の母は早くに亡くなっていたので、私は会ったことがありません。
祖母については、母から少しだけは聞いていたのですが、
曾祖父については聞いたことがありませんでした。
曾祖父は関西で当時貴金属商を営んでいたようです。
だから、とても身なりが良い姿で写っていたのでしょう。

見つけたのはたった3枚の写真で、セピア色に色褪せていました。
でも、こうして写真として残っていることがとても不思議です。
母方の血筋はあまり分からないのですが、少しだけ垣間見られたような気がします。