
【2016.9.18(土)】
私は不眠で悩むことはほぼ無い人間でして、車中泊であってもそれは一緒。朝までぐっすり眠って8時に目が覚めました。狭い車内はとても湿っているので、ドアを3枚とも全開にして出発の準備をするのがいつものスタイル。隣のコンビニで買ったおにぎりをかじりながら窓の目隠しはずしたり、寝袋を片づけたりで出発まで小一時間程度の旅支度。
こちら道の駅三笠はめっちゃおっきな水車がありました。

ヤッホー、先ずはこの水車のベストショットを…なんて思って一歩踏み出すと、顔に降りかかる飛沫。水車から、、、ではなく上から!?そう雨でした。この日は一日雨が降ったりやんだり、時々太陽が顔のぞかせたりと安定しない天候でした。
ワタクシ濡れるのはキライなんで、こんな日は車から出るのも嫌なんです。ってなわけで、身をひるがえし車内へ。
ここで少旅の予定を振り返ります。
今回の旅の目的は「北海道一周」です。小樽から時計回りにぐるっと7泊8日で走ろうというイメージです。約一週間で一周するとしたら、ざっくり見積もっても3000km超の道のりになりますから、3000km÷8日=375km/日。一日約400kmは走らなければいけません。北海道は広すぎてなかなか距離感がつかめないのですけど、私の地元神戸から400kmと考えると、高速道路を使っても東は静岡県の沼津市くらい、西は山口県の下松市までの距離になります。旅のはじめの方は土地勘が全くなく、北海道の距離感がつかめないので、「これだけ走ったけど本当にちゃんと一周できるかな?」という気持ちを拭うことが難しいのです。そんな訳で、ある程度行きたい場所は絞り込んでいるのですが、時間と都合により諦めなければならないシーンもあるだろうなとは思っています。
今日はこれから道央道を北上します。
位置登録ゲームの事もあって、留萌地域に踏み込みたかったのでR233に寄道します。

空はちょっと雲で白いけど、9月下旬のこちらの畑は黄色い麦畑(お米じゃないと思う…)で満たされて、中にはもうすでに収穫も済んでる場所もあったり。
北竜ひまわりICで留萌の地にタッチして、すぐさま滝川方面に引き返します。
滝川からR38に入り、レア地域の日本で一番人口の少ない歌志内市を目指します。
こちらは面積の小ささもさることながら、鉄道はもちろん高速…いや国道すら市内にありません。ですから明確な意思を持って歌志内を目指さなければスルーしてしまう、そんな場所なんです。
辺鄙と言っちゃ市には怒られるかもしれませんが、個人的にはこういう場所は好きです。ハイ。
今回、初めて導入したアイテムがあります。

それがルーフラックに2つ乗せたアイリスオーヤマのRVボックスです。ボックスの下には、ホームセンターで買ってきたスノコを敷いています。それに角材を釘で打ち付けて固定し、RVボックスがブレーキや遠心力で動かないように工夫してみました。
ただ、そのままだと雨水がしみ込んで中がベタベタになるんじゃないかという不安があったんです。
そんなこともあり、大きなポリ袋を蓋にかぶせて、荷造りローブで括り付けて固定してみました。
R38を西に富良野目指してぶっ飛ばしてたんです。途中コンビニで車を停めて屋根を見たらあらビックリ。風圧でポリ袋がめくれてマスよ?
そういう事態も想定して、養生テープでも張り付けているのですが…風圧って凄いな。
進行方向を見れば、いかにも雨が降ってそうな黒い雲。
急遽、防水対策に(笑)
中途半端に「蓋だけポリ袋をかぶせる」から風圧でめくれちゃうんですよ。
ポリ袋を切って、防水テープで貼って大きな袋をこしらえます。それにRVボックスをきちんと突っ込めば、風圧で飛ぶ心配もないでしょう。
10分ほどの工作をしていざ東進。…てほらめっちゃ雨降ってきた。防水対策後で良かったわ。
とそんなこんなありましたが、気になる標識を見つけてジムニーで突っ込んでみました。

道道70号「この先未改良砂利道あり」だって!
そんなの見つけちゃ行かない理由はありません

北海道ファーストダート、r70。
余裕の2車線分もある砂利道が、延々真っすぐ伸びています。速度を出してるつもりはないのに気がついたら余裕で50km/h以上になってるんだよね。普通にセダンも何台か走ってるし。
と、ここで気が付いた。これが「本当のフラットダート」って奴なんだと。こんな砂利道今まで出会ったこと無いや…自分が今まで経験した中にフラットダートは無かったんだと。

しかもここは泣く子も黙る2桁の地方主要道だというのに、、、恐るべし北海道。
そして13時。ようやく「観光地っすよ」と言えそうな場所、ジェットコースターの道に到達。

直線が約5km延々続くんですけど、道路の起伏が結構あって端からまでを見渡すことはできないのだけれど、その起伏がゆえに「ジェットコースター」を連想させる。そういう事なんだと思います。

雲行きはまだ怪しいけれど、逆にそれがいい感じで遠くに見える十勝岳が頭をニョキっと出している。そうだ!十勝岳、アレに行きたい。んなわけで思い付きでそちらに向かいました(笑)

湿った黄色の大地横目に、霞がかかる山へ上ります。
黒い煙を吐きながら時速30km満たない速度で苦しそうに登るキャンピングカー軍団をさっとかわす。ブーストアップしたジムニーの有難みを感じるシーンです。シフトダウンしなくてアクセル踏み込んだらグッと加速する。びゅっと6000rpm辺りまで回るんですから気持ちがいい。
2500rpm以下はちょっとパワーモリモリとは言えませんけど、それ以上だと力強くエンジンが回ってくれます。そんな甲斐もあって楽々十勝岳の車道最高所までたどり着きます。
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長くなりましたのでこの辺りで前半終了です。
そうそう、ちょっと話は飛びますが昨日の土曜日に相棒ジムを車検に預けてきました。
昨日は朝にお世話になってる店から「リアシート戻しときよ」と連絡がって、そそくさと元に戻してました。リアシートベルトを付けるのは内貼りを取るのがめっちゃ面倒だったので、今度はシートベルトはつけたままにしとこ(汗)
座面とか背もたれだけならボルトオンですぐできるしね。
乗用2名乗車とか、貨物登録はまたそのうち検討しましょう。
ベルトがキュルキュル鳴いたり、フォグが振動で付いたり消えたりと問題は尽きないのですがまたソレは別のお話。
Posted at 2016/10/31 01:52:00 | |
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