今週末は、7月5日に新しく発売された新型ジムニーの試乗に行ってきました。
まずは土曜日。(「まず」ってのに突っ込みは無しで(笑))
西日本広域にわたって被害をもたらした大雨の合間を縫って、近所のディーラーさんに行ってきました。
そこで感動のご対面!
そしていきなり「試乗させてください!」って言ったんですけどね。
「申し訳ありませんが、この大雨でスズキの本部から試乗は止められておりまして。申し訳ありません。」と…
内装見せてもらい、写真をいくつか撮らせてもらってその日は仕方なく帰宅。
こちらが戦利品。
VR用の新型ジムニー360°ゴーグルと、素敵なステッカーです。
このステッカーとっても気に入りました。
そんで日曜日!
土曜日に帰ってネットで調べたら、伊川谷のお店になんとMTの試乗車があるって事で、アポなし突撃してきました。
お店に車を突入させると、既に止めてあるジムニーシエラに数人のお客さんが群がってる!
駐車して、一番初めに遭遇した店員さんに「ジムニーに乗せてください」って頼んだら、「今、ちょうど空いてますね、どうぞ」とスムーズに乗車へこぎつけました。
最上グレードのXCキネティックイエローのMT車。これこれこれに乗りたかったの!!
写真撮ったりとか後回しで速攻乗り込みました(笑)
なお、試乗後ゆっくり写真を撮ろうと思っていましたが、降りたら間髪いれず試乗の予約してたお客さんの方へドナドナされたのでこの日の写真は全くありません(え
ですから、以下は土曜に撮ったAT車の写真でお送りします。
【乗り込んでからスタートまで】
XC→XL→XGのグレード順ですが、XLまではプッシュスタート。
「ジムニーにプッシュスタート要らないよね」というのが正直な感想です。
XL→XGはハンドルとサイドブレーキがウレンタン製、ここは最上グレードだけじゃなくて真ん中のグレードにも革巻きハンドルの設定が欲しかったかな。やっぱり長い時間てに触れるパーツは革製品が欲しいところです。
あとワイパーも間欠時間調整の設定できないINT- Lo - Hi タイプ。
オートライトもついていますが、OFF - AUTO - スモール - ライト、という邪魔な所にAUTOがある仕様です。そもそもジムニーにオートライトは要らないと思う。
こちらも豪華ですよ。最下位グレードを除いて、なんとオートエアコン装備。エアコンなんて効けばそれで良いと思いますが、オートは在れば便利でしょうね。
次に気になったのはパワーウインドスイッチ。「真ん中についてるの!?」ってちょっとびっくり。
素敵なのは副変速の操作がレバー式に戻っている事です。スイッチ式も便利なんですが、やっぱりフロアから操作レバーが生えてる方が“四駆感”があって好みです。
上位2グレードは運転席・助手席にシートヒーターを標準装備し、それぞれに独立してスイッチがありサイドブレーキ付近に付いています。
あと、ドリンクホルダーは相変わらず、サイドブレーキの後ろという使いにくい場所にありました。
当然というべきか、タイヤサイズはこれまでのJB23と一緒で銘柄も同じダンロップのデューラH/T。ホイールも16インチでオフセット料もこれまで通り、指定空気圧もフロント1.6、リア1.8kPaでまったく一緒です。
ドアを閉める時も、23と同じ感じで閉めたらちゃんとドアが閉まらず半ドア状態に。
閉めた時の音はバプっていう気密性がありそうな音がしますね。
【走ってみましょう】
それではクラッチを踏みます。
重さは23より少し軽いです。親が乗っているMH23SのワゴンRのMT車クラッチよりは重いです。
次にプッシュしてエンジンオン!
他のR06A搭載している軽と同様軽くキュンキュンとスターターモータを鳴らせて、軽やかにアイドリングを始めます。
左足を上げますが、クラッチ繋がるポイントが上過ぎて個人的にはちょっとやりにくい。
ちょっとこのまま書き続けると永遠に終わりそうにないので箇条書きで行きます(笑)
比較対象は今乗っているJB23の5型MT(K6A)ターボと4代目ワゴンRのMH23SのMT(R06A)NAです。
・発進時について
低速のトルク感は23より有りません。
ですがワゴンRよりは気持ち有る感じです。1速のギア比が低いジムニーだからそう感じたのかもしれません。ただし、1500回転弱という低回転で繋げてもエンジンに苦しそうな感じが無かったのは良かったです。
・加速感について
試乗車ですからフルスロットルみたいな事は当然しません。あくまでも普通に市街地を走るだけという乗車スタイルですから大体4000回転くらいちょっとまでしか回してません。
23で有った3000回転超えたあたりで加速の谷間は無いです。するっと4000越えまで回ります。
23では2500回転超えたぐらいから「モリモリパワーきました」って感じなんだけど、それもあまり感じません。
アクセル踏んだ際のふけ上りは同じR06AエンジンワゴンRの方が断然レスポンスがいいです。でもそれは、NAとターボの違いなんでしょうね。
23のような重々しいトルク感こそ無いものの、軽く回転数が上がり素直な印象です。4000までではこれと言った癖も感じませんでした。
エンジンのパワーの出方はターボが付いてないかの様なフラット感です。やはりワゴンRの感じとよく似ていました。
・振動等
ジムニーのくせに滅茶滅茶静か。エンジン音もこれまでより1枚向こうの壁で動いているような静かさです。エンジン音があまりでかすぎると疲れちゃいますからね。
これはびっくりしましたが、ハンドルがめっちゃシッカリしてます。23の遊びが嘘みたいです。普通の車見たいです(笑)
それもそのはず、ステアリングダンパーが標準で装備されています。
23で散々言われていたステアリングジャダー(シミー)への、スズキの回答がこれだったんでしょう。
自分の23にもステアリングダンパーつけようかと思っちゃうレベルでよかった。
新型のステアリングダンパー23につけられないかな(笑)
振動つながりで言うと、シフトレバーの振動もずいぶん減っていますし、23と比べるとカチッカチッと入る様になっています。(あくまで23と比べるとです)
路面のギャップは23より柔らかく受けとめている印象ですが、距離を載っていないので何とも言えないかな。
あとブレーキ。23よりは効くようになってます。一度ブレーキをギュッと踏んでみたいところですね。
乗車のインプレはまぁこんな感じ。
レーダーブレーキサポートとか、標識をカメラで認識してインフォメーションディスプレイに表示する機能は要らないだろうとか、クルーズコントロールってどうよとか細かくは色々思う事あるけどね。
・室内について
個人的に一番良かったのはリアの方です。
こちらをご覧ください。リアシートをたたむとこんなに広い空間ができるんですよ!
23の時にあったサイドの邪魔な出っ張りや、シートとの段差をうまい事処理して、結果フラットなスペースができてます。
それにリアシートベルトの工夫がさらにポイント高いです。
3点固定式のベルトの2点までの固定を解除できるようになっており、リアをフラットにして使うときはこの写真の通り。極力邪魔にならないよう工夫されてますね。
車中泊をする身としてはこのリアシート周りは100点あげて良い出来です。
・エクステリアで気になった事
最後になりますが、スペアタイヤの取付けについて気が付いたこと。
23まで使われてきたスペアタイヤ固定ブラケットの形状が変わっています。というのは新型はゴム足のサポートは必要なく、ブラケットのみでシッカリ固定されているようでした。
ばらして仕組みを確認したいのですが、そういう言うわけにもいかないので(笑)
それに、バンパーも工夫してあり、少し大きめのタイヤを背負えるような印象です。
背面スペアタイヤは四駆の象徴と思ってるので、気になったポイントですね。
最後になりましたが、試乗させていただいた伊川谷のスズキさんありがとうございました。
特に担当していただいた店員さんも、今ハスラーに乗っていて、新しくでたジムニーが気になるという非常に趣味嗜好が近しい方でしたので、お話しして大変楽しかったです。
本当のことを言うと林道とか長距離とか走ってみたかったけど、それは無理だな(笑)