
納車から1000kmを過ぎ、色々な事が分って来た。
S203からの乗り換えである私からの現在の感想としては「同じ名前でも中身はまるで別のコンセプトのクルマ」と言う印象。ベンツの中の分類ではこれは「スポーツカー」。
203も当時は202にくらべかなりスポーティーなクルマに変わったと言うふれこみだったが、204は別次元。
203購入の時は重厚感とフラットな乗り心地に魅了されて中身の無い財布を無理くり振って購入した。
ベンツの乗り味はこう言う物と思い込んでいただけにショックは大きい。
204は3回程試乗したがその時は全体の剛性感やサスの吸収性の向上などが顕著に感じられ、しかも明らかにエンジンも早くなっており「進化したなぁ〜」と感じ感動していた。
各雑誌の評価も抜群に良く、購入を後押しするには充分以上の情報ばかりが巷に溢れていた。
でも、短い街乗り試乗ではそんな洗脳された頭では正しい解析は出来ていませんでした(笑)
さて、実施を手に入れ自分の物として203の時と同じ感覚で運転し始めると当然「あれれっ?」と感じるわけですね。
1)やたら足回りがフワフワと柔らかい。短い試乗時は吸収性ばかりに感激していたがドイツ車としては異例に柔らかく何やら落ち着きがない。
2)直進性が明らかに悪くなっている。
タイヤは少し細くなってるにもかかわらずだ。
走行中の無意識の修正舵が増え、轍でチョロチョロとクルマが逃げる。
1)+2)の関係でベンツらしいクルマ任せの運転がしにくくやたらに疲れる印象。
こりゃベンツじゃないよと......
しかし、上記に付いては走行距離を重ねるごとに落ち着く傾向があり5000kmくらいは走らないと本来の状態にはならないのかも知れない。
203(新車購入)の時は購入初期はやたらサスが硬く感じたが10000kmくらいで劇的にしなやかに変化した経験ある。
しばらくは経過観察ですね。
悪い事ばかりではなく良い事も。
1)コーナリングがめちゃくちゃ楽しくなった。
203の時は安定はしてるものの特別な印象はなかったが204になって峠道が楽しくなった。
とにかくハンドルを切った方向に軽快にクルマが向きを変えてくれる。
202や203から乗り換えた人たちは皆さん感激する事間違いなし!
2)スムーズで早くてしずか。
車内、車外からともアイドリングから日本車並みにしずか。
203からは+10ps程のパワーアップだけど数値以上に低速から力強い。
何やら本来欲しいと思ってたクルマとは違う物を買った感じですが、思いがけないドライブの喜びを発見した感じで、まぁこれはこれで良いのかと...少し無理矢理納得させています(笑)。
Posted at 2012/04/25 12:01:40 | |
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