「語尾」と「濁音」が綺麗な岡本真夜

稲垣潤一の「男と女2」の中に収録されている、

「真夏の夜の夢」

を歌っている、岡本真夜です。

まずはお聴きください。




稲垣潤一の声もいいですが、
お時間のない方は、
「1分37秒」
まで進めてください。


「花火は舞い上がり
スコールみたいに降り注ぐ。
キラキラ想い出が、
いつしか終わって消えるまで。」



ここを集中的に！お聴きください。



まず、

「花火は」の「び！」

なんかこう、知性を感じます。


で、次！

「舞い上がり」


の「り！」


ビブラートってやつですか？
これが素晴らしく上品。


さあ次！

「スコール」の「ル！」

「ルぅぅぅ～・・・」って感じが最高です。

まだありますよ！

「キラキラ想い出が・・・」

の「が！」

「想いんでぐぁ～」

と字で書くと汚いんですが、ちょっと頭をあげ気味にして歌う、「が」。
「鼻濁音」ですなあ・・・。
美しい・・・。

さらに

「いつしか終わって」

の「いつしか」の「か！」と、

「終わって」の「て！」

続いて、「消えるまで」

の「で！」

ひっじょうにいろっぽい！！！（笑）


でもですね。

この歌の、岡本真夜の最高の声は、ここです！


曲をちょっと戻します。

「1分43秒」まで戻してください。

「スコールみたいに降り注ぐ。」

の、最後の「ぐ！」


この「ぐ」は今まで聞いた誰よりも、美しい「ぐ」です！

僕の耳元でささやいてほしい！

このジャケット写真のように、
背後から抱きついて！

一発でメロメロになりますよ・・・。（苦笑）



岡本真夜って、こんなにいろっぽかったかなあ？
と、他の歌も聴いてみたのですが、
これだけ素晴らしいのは、
この歌だけです！

最近、「たちつてと」「だでど」「がぎぐげご」を「破裂音」みたいに
歌う人がおおいですが、
それを、こんなに綺麗に魅力的に歌うとは・・・。



愛してしまいそうです！（笑）