
この前のブログで「るるしげ」さんからコメントを頂きまして、実は私も映画を観終わり、恐らく同じような、妙な残尿感(笑)のごとく、あるキャラクターが記憶から離れませんでしたね。
確かに特筆すべき価値はあると思う程、思い出す度に苦笑いをしてしまう「火炎放射ギター男」は主役以上の強烈なインパクトを与えてくれた。二昔の前のハードロックバンド"KISS"のジーン・シモンズがステージングでよく口から火を吹いていたが、あれよりも、こっちの方が火力の点で勝る。やはり、この映画公開後、すぐに話題とな.ったのは必然的当然、このコーマドーフ・ウォーリアー演じる"狂気の火炎放射ギタリスト"は、このシーンだけでも十分題材になりうる程の芸風である。 (一番下の"関連情報URL"をクリック)
まあ、あーいうストーリーだから成り立つようなキャラクターで、この姿を初めて見た時、古いホラー映画「ヘルレイザー(下画像)」のキャラクターを思い出して笑ってしまった。
元々、軍隊には吹奏楽団がつきものであるが、式典のみで、戦闘中は参加しない。このシーンを見て次に思い出してしまったのは昔の戦争映画「地獄の黙示録(1980)」である。この作品はかの巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督が作った世界的大ヒット戦争映画で、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」というオーケストラ曲を戦闘ヘリから大音響で放送して敵ベトナム軍を威嚇する「心理作戦」のシーンは古今東西の戦争映画の名シーンとして世界的にあまりにも有名である。

ここで更に思い出してしまうのは、日本海軍の軍人、平出英夫少将の名言である、「音楽が戦争を左右する。音楽は軍需品なり」。 まあ、これは兵隊側に限らず、出兵しない国民側にまでも大きな影響をあたえられる一つの手段であるということであるが、現代のスポーツでの戦いの中でも、必ずといっていい程、各ステージでの実況場面を見ての通りであり、アドレナリンの分泌増に役立っているのは事実である。
さて、このホラー顔のアーチストが所持しているベース付のダブルネック・ギターの上部には火炎放射器が装備されていて、いかにもこの役柄にジャストフィットした演出アイテムとなっている。
上記の映画と同様に戦闘時の盛り上げ役、煽り役として登場し、その狂気的演奏パフォーマンスは、元々がああいう演奏スタイルなのか、それともこのシーンの為だけに態々演技しているのかは不明だが、あのままのパフォーマンス・スタイルで背景セットとともに世界中からこの映画の宣伝キャンペーンとしての(?)依頼が多いらしい。多分、米国あたりでは、一時的に、このテのバンドスタイルが流行るだろう。
それからもう一つ。 悪役軍団の部族の顔が全員、映画「アダムスファミリー」の"フェスタ―"と同様のメイクだったので、これがフェスタ―の大群に見えてしまい、鑑賞中に想像して笑ってしまった。
ともあれ、久々にお目にかかれた社会環境的欲求不満を解消できる、壮大に映画であった。
下記の "関連情報URL" をクリックすると、この "狂気の火炎放射ギタリスト" が、戦闘モードに対応した即興演奏、都度の状況とご自分のいかなる「状況」に対しても弾きまくる雄姿(?)が見られます。
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2015/08/25 04:58:41