
VL(CXD)の魅力は何と言っても4WSがなせる独特の操作フィーリング。高速でのレーンチェンジや低速カーブでの回り方など他のグレード(CXW)では味わえない。しかし、製造されてから20年以上が経過すると折角の4WSも個体によっては警告灯が点きっぱなしで故障しているケースが多い。これに嫌気がさして手放すオーナーもかなりいる筈です。オークションで出品されるVLには4WS警告灯が点灯・・・との記載もよく見かける。小生も3台のVLの内、2台がその症状が出てステアリングの転舵角、速度センサーやリアの転舵角・速度センサー、モーターなど分解してみたがどれもハズレ、結局ECU交換して正常に復帰したケースばかりだった。新品パーツは10万円はするだろうし、ましてや1,900台くらいしか販売されていないCXDのパーツ在庫があるかも分からない。オーナーにとっては予備部品の確保が急務となってくる。今まで6個のECUを分解してみた結果、写真でお分かりのように6個の茶色の電解コンデンサ35V390μFが破裂し電解液があちこちに飛散し挙句の果ては基板まで腐食や通電(飛散した電解液は通電性)で悪さをしていることが分かった。写真は現在正常動作をしているECUだがすでに1個のコンデンサが破裂して電解液をまき散らしている。茶色の接着剤みたいなヤツです。あとは黒色の16V47μFの電解コンデンサ2個も殆どパンクしているケースが多い。すでに警告灯点灯の個体はどの程度大変な事になっているかは空けてからのお楽しみだが、現在正常に動作しているECUも故障の前に390μF×6個と47μF×2個を交換しておいた方がいいと思います。ご参考まで。
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SVX修理 | クルマ
Posted at
2013/11/12 13:14:11