梅花藻（バイカモ）

滋賀県米原市醒ヶ井の地蔵川の梅花藻（バイカモ）を見てきました。

　この一帯は「居醒の清水」として平成の名水百選に選ばれているそうです。
　旧宿場町の醒井を流れる地蔵川は、湧水が豊富で、ものすごく冷たい水中に梅花藻と呼ばれる水草が生息しています。清流にしか育たないため生育場所が限られているそうです。梅の花に似た小さな白い花が愛らしく川面から顔を出しています。



　醒ヶ井は、天下分け目の戦いの関ヶ原古戦場と琵琶湖（米原市）の間にあります。
　『日本書紀』の日本武尊伝説に登場する「居醒泉」（いさめがい）が醒井の地名の由来であるといわれているそうです。
　豊富な湧き水があり、昔の旅人の休憩場所であり、今も地蔵川の清らかな流れが町を潤しています。
　あちこちで、おいしそうなスイカやトマトなどをこの水で冷やしている風情が見られます。