
皆さま、ご無沙汰しております。
次期愛車候補への迷い・・・
前回「次期FX(支援戦闘機→愛車)候補2018」と題して、SUVを中心に試乗記をまとめてきましたが、力尽きて、最後は放置になってしまいました・・・
多分あれから30台以上、試乗をしてきましたが、依然として我が家の次期FX候補は迷走しております。
さて結婚時に買ったアクアも9年目を迎え、まだまだ快調です。
第一子誕生時、天井の低さに辟易しながらも、回転式のチャイルドシートがジュニアシートになって、今では、子供が自分で車に乗り降り出来るようになったりと、かなり楽になりました。
途中、転勤の機会に、私の通勤に車が必要となり、奥さまのためにN-BOXを増車しまして、家族の移動はN-BOXメインになり、アクアは通勤及び長距離移動スペシャルに。
途中もらい事故のアクシデントもありましたが、ディーラーの匠の技で復活!!
その後、DIYで純正クルコン加工に成功した事により、ますます順調。
しかし、今度家族が4人ともなるとやっぱり手狭に・・・
「7人乗りミニバン、雨の日でも子供の乗せ降り楽で(室内ウォークスルーあるから)いいなぁ」
奥さまの一言で、時期愛車候補選び、再度火ぶたは切られました。
しかし、試乗するたびに、車のジャンルまで迷走することに・・・・
(今度時間があったら「売ってくれる車がない!!、Mクラスミニバン全滅記」と題した記事を書きたいと思います。)
と、言うわけで、本日は、7人乗りミニバンではありませんが(汗)
今、一番奥さまの中で感度が高そうなクルマと言う事で
今話題のカローラクロスのお話から始めます。
【カローラクロス】
〇良いところ
・ものすごく乗り心地良い(カローラスポーツに初めて試乗した時の感動に近い、舗装の目地段差、マンホール通過時のショックのいなし方が心地よい)
近年試乗して来て車の中で最上級の部類に入る。
(ここまで乗り心地が良いと、17インチのBSアレンザが納入されて製造ラインから出てくるSグレードだと、もっと良いのではと期待してしまいますが)
アクアのもらい事故の修理中、前期CH-Rの17インチのS-Tグレードを代車にあててもらいましたが、あちらはバシッとした芯のとおった乗り心地で、シビれるくらいえらく関心しましたが、カローラクロスはほっこりするわ~♪と言う感動具合です。
トヨタTNGAのGA-Cプラットフォーム、おいしいです。
・車両感覚のつかみやすさ(夫婦それぞれのポジションを取ってもお互い、ボンネットの左右の峰が見えるため、安心して取りまわせる。後部座席の窓、6ライトウィンドウの小窓、左後方の視界が良いので、車庫入れもしやすい)
・デザイン
よくぞ、昨今の「クーペSUVスタイル」に毒されずに、スクエアなボックススタイルで出て来てくれてありがとう!!
「0次安全性能」を売りにしていた頃のスバルのデザインを思い出す、グラスエリアの広さ(最近のスバル車は、マツダデザインに毒されて来たのか、グラスエリアサイズが少しずつ少なくなったり、ガラス下端が後部に向かってキックして駆け上がって来たおかげで、少しずつ視界が犠牲になっているような気がします。)
これも同門にCH-Rがいるおかげですかねぇ。
・縦方向に大きいドアミラー
車線変更時、BSMや視界の良さと相まって、安心して乗れる
・シートポジション
小柄な体形のため、中々シートポジションが合わない奥さんでも、しっくり来たとのこと。
自分も、ベストでは無いが、ベターな座り心地(少なくとも今のアクアより劣ることはない)
ヴェゼル、キックスについては、奥様には、運転席の座面長が長く、大腿部が圧迫され運転しづらいとのこと
・天井の高さ
ヴェゼルでは、夫婦ともども、どの席に座っても頭上が低く感じ(窓の天地の短さも影響、この感覚はCX-30でも同じ)圧迫感大。
直後に試乗したカローラクロスは、天井の高さから来るゆとり、窓の天地の高さから来る解放感など、比較すると非常にリラックス出来る。
・価格
ハイブリット、FFであれば、予算内に収まりそう、良心的プライス
〇不満なところ
・「今のトヨタの最新技術のショーケース」と言う感じで、ありったけの技術全部載せと言う感じを新型アクアで見せつけられた感じがしており、アクアの装備を見た後にカローラクロスを見ると、一世代前の車を買うと言う感じがする。(2年前に出たRAV4、カローラツーリングと何ら装備は変わらない。)
新車を今買うのに、10年我慢出来るだろうかと言う不安、まだ見ぬ新型ノアがアクア方向で、最新技術満載となる予想なので、ますますカローラクロスを選ぶ事に不安。
(トヨタチームメイト、ヘッドアップディスプレイ、右折車対応セーフティセンス)
・見づらい液晶メーター
(液晶部が大きいにも関わらず、ハイブリットインジケーターや、セーフティセンス作動状況等が、スピードメーターの輪の中に表示されるため、小さくて見づらい→Gグレードの4.2インチディスプレイの方がまだ見やすい?!)
・エアコンの操作性?
カローラツーリングとカローラ(GA-C)が出た時
「なんでグローバルモデルは、左右独立温度調整可なのに、日本仕様は、非独立、代わりに「ナノイーだと?」(怒)と思いましたが、グローバル形状のカローラクロスのエアコンのスイッチを見て、納得。
一連の日本仕様のカローラの方が、操作性がいいんですよ。
基本カローラクロスのエアコンってスイッチ形状かつ、どれもボタンの形状が似ているんです。
日本仕様のカローラは、左右独立を止めた代わりに温度と風量はダイアルなんです。
グローバルモデル準拠のカローラクロスは温度はダイアルながら、風量はスイッチ形状で、熱線や、エアコンon/offスイッチに紛れて使いづらい!
日本仕様カローラの良心はここにもありました。
・ラゲッジ入口の段差
荷室は深くて広いが、ドア部の段差が大きいため(FF)、奥さんがベビーカーを出し入れする際、あまり楽では無さそう。(パワーバックドアが選べるのは◎)
・後席に乗った時に感じる、フロントシートの圧迫感
他の車では感じないが、TNGA系カローラに乗った時(ツーリングWxBやカローラスポーツ)皆、感じる圧迫感と共通。
多分にフロントスポーツシートのショルダー部の形状が、ヘッドレスト一体型シートの様な傾斜型のためか? また黒天井がそれを助長している感じ
・後席は他のTNGA系カローラよりゆとりが出たが、それでも必要最低限と言う感じ
(全幅1825mm、全長4.5m弱と言うスペックの割に、ゆとりを感じない)
・R32 GT-Rか?!と言うような大型ブリスターフェンダー
見た目はグッドだが、全幅1825mmと言うスペックほど、室内にゆとりを感じない理由になっている。
特に後席のブリスターフェンダー部は、無駄にドアの厚みを感じ、思ったより後部座席より離れた位置で、車の外に立つことになるため、チャイルドシート装着時の子供の乗せ降りがしづらそう。
(この部分については、日本仕様として全幅1745㎜に詰めてきたカローラ、カローラツーリングの良心を感じる)
・折角のパワーシート(Zグレード)なのにメモリ機能が無い
(まぁ贅沢装備なので、仕方ないかもしれませんが、奥さんのポジションに戻すのが手間)
・内装色
グローバル仕様(タイ仕様)のカローラクロスはタン色の合皮シートがあるのに、日本仕様は黒色しかありません。(北米仕様はグレージュもあります。)
デビュー前のタイ仕様の画像を見て、これいいなぁ・・・と思っていましたが、案の上日本仕様は黒一色です。
ルーフの内張りもグローバルモデルはグレーなのに、日本仕様は黒一色。
ノアのWxB・ヴォクシー煌の影響なのだろうか・・・・
・センシャルレッドの微妙な赤具合
トヨタさんにも「エモーショナルレッドⅢ」って、すっごく良い赤色あるので、そっちがいいなぁ。
マツダ車っぽくなるかもしれませんが・・・
〇まとめ
総じて良い車。ホント良い車。
家族3人だったら、良いかなぁ・・・
でも、多分奥さまは、この車を買っても良いと思っている。
私自身、こだわりを持たなければ、乗り心地良くて、何とか自分の様な小庶民の駐車場と買い物先のスーパーの駐車場へ行くのにも、持て余さないサイズで、外観はそこそこ見栄えがする。
でも何か踏み切れないと言うか、この車ならではと言う、胸を射抜くものが欲しいところ。
マツダの第6世代群と第7世代群の車にはそれがあるんですよね。
(カローラクロスの装備で感じている不満のうち、ヘッドアップディスプレイとメモリ付きパワーシートなら、ほとんどの車種で選び放題、あとソウルレッドクリスタルメタリックですかねぇ)
でも、最近のマツダの車って、FRコンプレックスと言うか、なんでFFなのに、FRのようなプロポーションを目指しているんだかね・・・って感じで。
うちみたいに、子供が増えてくると、ショートノーズロングキャビンと言う方がうれしいのに、ロングノーズ、ショートデッキと言う感じで、FFのメリットを殺して、デザインのためそのしわ寄せが、後席の足元に来ちゃっている(狭い)んですよね。
また昨今のクーペ型SUVに毒されて、CX-30(ヴェゼルもそうですが)あの、窓の天地の低さは、耐えられません。
SUVが欲しいと思っていないが、ゆとりのある後席、そこそこのラゲッジスペース・・・と言うのを求めて行くと、今のラインナップでは自然とSUVに行きついてしまう点。
別にちょっと高い車高や、口径の大きいタイヤなんて求めていないのになぁ。
通勤のために18インチのミシュラン プライマシー4(Zグレード)をすり減らすのはちょっともったいないし、スタッドレスタイヤを選ぶのに、どこまでインチダウンできるか分かりませんが、SUVはダイヤ代が高くつくことには変わりません。
トヨタが4代目プリウスベースで、プリウスα作ってくれていたら飛びついた気がするなぁ・・・
カローラツーリングだって、グローバルモデルのホイールベース
mm版を国内に持ってきてくれたら、もう少し足元広くて良かったのに(プリウスは2700mmで、足元広々。だけどあの天井の低さと、再度ウィンドウのキックアップのきつさで、駐車しにくくて・・・)
アクアとN-BOXの2台を乗っていたら、トヨタ車の良さってのが、骨身にしみているんですよね。
トヨタのクルマ乗りたいなぁ・・・
カローラクロス、いいクルマですよ。ホント
でも私の中で、年末にも概要が分かるであろう、次期トヨタ ノア影がちらついて、ちらついて・・・、あっちはアクア路線らしいですからねぇ(ノア狙いのみなさん、ノアにヘッドアップディスプレイがつくかどうか分かりませんが、仮にオプション装着できるとしたら、初期モデルを買っておかないと、カローラツーリングみたいに、マイナーチェンジで、コストダウンのために、ヘッドアップディスプレイがカタログ落ちして、選べなくなるかもしれませんよ)
ノアの影がちらついて・・・決めきれません(涙)
このカローラクロスが、ガチの勝負になっています。