軽二輪カブのエンジンが半分死にました!
それは平成27年4月4日のことでした.私は同日一般開放されていた土浦駐屯地へ三式中戦車を見るために,R245→大洗→R51→玉造→阿見町へ向かっていました.その途中東海の火力発電所~小松製作所のクッソ長い直線にさしかかりました.
キャブを中華VM22から国産PE24に変えたばかりで,メインジェットのセッティングが合っていなかったので合わせるために,セッティングがてら全開にしてみました.そこそこブン回ってはいましたが,全然トルク感がありません.完全に薄い状態です.ですがMJ115番から10番上げたらダダっ被りだったので希薄すぎることは無いべとたかをくくっていました.もう加速しないなと見切りをつけアクセルを緩めました.そこが私の運の尽き,「もおおおおうう」と軽二輪カブくんは迫真の掠れ声をあげてエンストしてしまいました.

こんななんにもない所で不動になった時の絶望感といったら,もう…
ここにいては助けも呼べないので,どうにかエンジンをかけようと頑張りました.キャブのジェットを変えたり,エアスクリューをいじったり,CDIの不良か確認したり...結局直らずチョークを引いて一応はエンジンが掛かるようにしました.
発進して直ぐ様カブの異常に気づきました.むしろあれで気づかない人は居ないだろってくらいノッキングしました.明らかにやばい状態です.タペット音ぽい音も大きくなっています.もう走るのは諦めて,結局ひたちなか臨海鉄道(湊線)の阿字ヶ浦駅まで押して行きました.

終着駅なのになんにもない…
実家に「カブが出先で壊れたから,一回車で実家に帰って軽トラを取りに行くから軽トラを開けといて」と,連絡した所おやじが暇だから軽トラで迎えに来てくれました.

ドナドナ~ 助かりました.
・壊れる前に全開走行している.
・プラグは白っぽい=MJ担当部が希薄(低速域の濃薄を表す電極外周は黒い)
・アクセルを戻したらエンストした=ただでさえ燃料が少ない状態で走っていたのに,その回転数でガスの供給が停止されたら,燃焼室温度は急上昇して当然
・タペットクリアランスは最適=異音の原因はタペット音ではない
・あきらかなノッキング.というより周期的な異常燃焼
これらの理由により,希薄燃焼で異常燃焼が起きたために,ピストン周辺の温度が急上昇したため,焼き付きの一歩手前「抱き付き」症状が起きたと予想できます.
今週の新歓までには直さなければ.取り敢えずエンジンを下ろして,ホーニングしてみよう.ピストンリングも替えたいけど,どれを買っていいのやら・・・
Posted at 2015/04/06 14:51:27 | |
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カブ | 日記