
ビートのインジェクターは20年前の物という事もあり、単孔タイプである。
対して現代の車両はもっぱら12孔の多孔タイプが主流である。
そもそも何故インジェクターは孔を増やす必要があるのか?
それは単純に「キャブレターより霧化が悪いから」である。
キャブレターとインジェクターでは同じ燃料噴射装置だが、方法が異なる。
キャブレターは吸気によって生じる「負圧」によって燃料を供給している。
対してインジェクターは電磁弁の開閉と燃料の圧力、すなわち「正圧」によって燃料を供給している。
話は少しそれたが、これがインジェクターの多孔化に大いに関わっているのだ。
インジェクターは燃料を押し出す為霧化が悪いのである。
そこで、霧化を改善する為に穴を小さくし、数を増やす方向に進化したのである。
しかしこれにも限度があり、デンソーが1~18孔まで試験した結果12孔が最も霧化が良い事が分かったので現在主流は12孔タイプという訳である。
なので、ビートにも12孔インジェクターを採用できないかと考えた。
調査の結果ビートのインジェクターは燃圧3㌔時210cc、これに近い物を探したところダイハツムーヴL150SのNAは燃圧約3㌔時199±6cc(リターンレスの為上下6ccのズレ)という事が判明。
約10cc足りない為燃圧を3.3㌔かければ210ccとなり、流用できるはずだ。
という訳で某オクで入手したのでカプラーをなんとかして実験したいと思います。
しかし燃焼効率が上がる分210ccで足りるかどうか…

Posted at 2012/07/10 20:07:23 | |
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ビート近代化計画 | 日記