福島の友達と

　今日は、夕方、福島から茨城に避難してきている、友達Ｍと共通の友達Ｎと３人で会いました。出会ったのは、高校の時で、それ以来の付き合い。Ｎとは、時間が合えば釣りに行く仲で、Ｍは、都内に住んでいましたが、東電の下請けの会社の２代目で、数年前から、福島に移り住んで久しぶりの再会。
　震災の当日、原発敷地内の事務所にいて、縦横の揺れが凄く、死ぬかと思ったそうです。自宅は、津波の被害も受けずに済みましたが、多くの知り合いが、家や家族を失ったということです。その後、水素爆発があって、避難区域になって、知り合いを頼って両親と茨城へ。とりあえず、積める物を積んできたそうです。しばらくは、行ったり来たりで、防護服を着て、瓦礫の撤去をしていたけど、最近は、社員数人分の仕事しかなく、こちらで待機中。これからの会社、社員の事を考え、宮城での仕事の話があり行ったもの、宿舎が確保出来ず断念。原発に行っても、寝るのは、１畳分で、１回、１時間以内の作業で、これから暑くなるとキツイと言ってました。今後、廃炉になれば仕事は、無くなるし、家などすべてを向こうに移し、これから、２代目として、やっていこうという矢先だっただけに、どうしようもないと、会社は、廃業する方向だし、再出発するにも、何もかも白紙状態。
　久しぶりに会って、昔と変わっていない、自分達に笑いながらも、四十路の身体、無理をして壊さないように今やれるこをやって、また近いうち会おうと言って別れました。