すぐに対策しようと思いつつ、なかなか実行しなかった項目。
冷却系のリフレッシュ&ステップアップをようやく行いました。
ご存知の方も多いでしょうが、EKシビックのラジエターは
軽自動車並みと言われる程小さいラジエターを装着しています。
冬場のサーキットは良いにしても、春や夏は冷却不足は明らか。
来年で15年目を迎えるにあたり、予防策として行うことにしました。
【交換部品】
・ウイング製 銅2層ラジエター
コア厚27mmの銅2層ラジエターです。
正直、アルミか銅かで悩みました。
(アルミ)
・走行風が当たるとよく冷える。
・周辺の熱を吸収しやすいため、夏場の渋滞などは水温が上がりやすい。
・非常に軽い。
(銅)
・自己放熱性があるため、停車時でも熱を貯めにくい。
・アルミに比べると安い。
・重い。
ネットで調べた結果、両材質の特徴は上記の通り。
サーキットは走るけど、通勤などにも使っていて
一般道走ってる時間の方が圧倒的に多いことから、「銅」にしました。
・サーモスタット&サーモスイッチ
純正品です。
恐らく今まで無交換なので、ついでにということで。
ローテンプサーモは冬場だとオーバークールになりがちなので、選択しませんでした。
・ビリオン強化ラジエターホース
せっかくなので、ラジエターホースも用意。
ネジ式バンドも付属してきます。
ちなみにラジエター交換は初めてでした。
ネットで色々調べましたが、間違っている部分があるかと思いますので
作業される方は自己責任でお願い致します。
作業前のエンジンルーム。(撮影日が違いますが)
まずドレンを外し、LLCを抜きます。
固くしまってることがある(今回苦戦しました)ので、注意が必要です。
ドレンを外したらラジエターキャップを外します。
※赤枠がドレン。奥に見えるホースはロアホース
エアクリを外します。(外さないとロアーホースが外れない)
エアクリは【ボルト止め:2点、ラバーマウント:1点】の3点で固定されています。
エアーフローチューブはエアクリから外します。(シリコンスプレーを使うと外しやすい)
ボルトを外したら、真上に引っこ抜きます。
※ラバーマウントは写真に映らなかったので、イメージです。
アッパーホースとロアーホースを外します。
どちらもクリップで固定されています。
シリコンスプレーとプライヤーは必須。
特殊プライヤーが望ましいですが、無くても何とか出来ました。
シリコンスプレーを浸透させるのに、マイナスドライバーも欲しいですね。
(今回なかったので、ラジオペンチで代用)
根気よくやります。
ラジエターはラジエターステーを外し(緩め)、上に抜けば外れます。
リザーブタンクも外し、中身を洗っておいた方がいいですね。
あと、ラジファンのコネクタを外すのを忘れずに。
※写真はアッパーホースです
サーモスタットを外します。
順番としては、
①アース線を外す。
②サーモスイッチカプラーとサーモスイッチ(20mm?)を外す。
③サーモカバー(正式名が分からない・・・)を外す。
④サーモスタットを外す。
になります。
サーモスタットもパッキンも固着してたので、外すのに苦戦しました。
ちなみにLLCはかなり漏れます。

※赤丸はサーモカバーの締付ボルト。2点目はサーモスイッチの後ろ。
取り外したサーモスタットとサーモスイッチ。
左が旧部品で右が新品。
サーモスタットのゴム類は思ったよりも、ヘタってなかったです。
サーモスイッチのパッキンは切れていました。
取り外したラジエターホース。
上が旧部品で、下が新品。
新旧ラジエターを比較。
左が旧部品で右が新品。
純正ってホントに薄い。。。

※ラジファンを移植。下の2点がボルト締めになります。
精度よく作られていたため、ワッシャーを重ねたりってこともなかったです。
今度は取り付けです。
サーモスタットについては、穴が空いている方が上になるようにします。(エアが抜けない)
また、取り付け側に溝が彫ってあり、そこにパッキンの凸の部分を合わせます。
その他については、取り外しを逆再生。
ネジ式バンドになるので、バンドの向きは
後のメンテを考えながら決めていきます。
最後はエア抜きです。
まずは、ラジエターにLLCを入るだけ入れます。
溢れそうになるまで入れたらエンジンをかけ
ヒーター(一番暑くなる方に)&風量を全開にします。
10~15分くらいすると、エアがボコボコ出てきます。
(エアがかなり入ってしまったためか、派手に吹き出した)
水位が下がったら、LLCを補給します。
4回ファンが回り、エアもほとんど見られなくなったのでエア抜き完了としました。
最後はラジエターキャップを締め、リザーブタンクのMAXの位置までLLCを補給します。

※なかなかロアホースが暖まらず、しかも水温計の針が上がりだしたので
ちょっと不安になりながらの作業でした。ちなみ漏斗代わりのペットボトルは熱で縮みました。。
完成。
エンジンルームが鮮やかになりました(笑)
作業自体は割と簡単ですが、どこもしっかり固着しています。
バンドやホースを抜く時だけでも、かなり体力を消耗しました。
今回は強化ラジエターホースを導入してみましたが
かなり固くて組みにくかったです。(当然ですが)
今まで問題がなかったことから、純正ホースでも良かったかも。
しばらくは漏れや異常がないか、チェックしたいと思います。
【別作業】
エンジンオイル&フィルター交換
銘柄:タクマイン 匠 10W-40
走行距離:132200km
次回交換:136200km