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2015年02月07日

欧州自動車博物館巡りの旅 ムゼオ・ミッレミリア編 パート2

欧州自動車博物館巡りの旅 ムゼオ・ミッレミリア編 パート2











こんにちは!引き続き、欧州自動車博物館巡りの旅は“ムゼオ・ミッレミリア編 パート2”をお送りしたいと思います。今回は、戦後1947年より再開されたミッレミリアの結果と展示車についてレポートしていきます。

そして、1年以上更新してきたこの“欧州自動車博物館巡りの旅2013⇒2014”ですが、今回が最後になります。
(※ムゼオ・ミッレミリア後編に追加して、宿を取ったミラノの模様もちょい足ししているため、いつも以上にボリューミーかもしれません!!お時間に余裕のある時にご覧ください・・・^^;)


まずは、再開された1947年大会から

1947年大会はエミリオ・ロマーノ/クレメンテ・ビオンデッティ組の“Alfa Romeo 8C 2900B”が優勝と、戦前に引き続きアルファロメオが勝利を収めています。


1948年大会はクレメンテ・ビオンデッティ/ジュゼッペ・ナヴォーロ組の“Ferrari 166S”が優勝しています。フェラーリの創業は1947年なので、ジョアッキーノ・コロンボ設計のV型12気筒エンジン“コロンボ・ユニット”を武器に、創業の翌年にはミッレミリアを制覇したことになります。


こちらは、1940年代のレーシングスーツとドライビングシューズの展示。550もこんなレーシングスーツに革ヘル&ゴーグルで乗りたいですね♪

1948年 フィアット 1100S MM(Fiat 1100S MM)

フィアットはミッレミリア制覇を狙って、“フィアット1100”をベースにエンジンに手を加え、空力的なボデーを架装したこの“1100S MM”を製作しました。名称に付けられた“MM”は、当然“Mille Miglia(ミッレミリア)”を意味しています。

車両解説によると、この車両は1948年と1949年、そして1953年に、ロリーノ(Rollino)親子がミッレミリアに出場させた個体のようです。また、1988年の復刻版ミッレミリアにもロリーノ家によって出場したようで、親子3代にわたって“Fiat 1100S MM”をミッレミリアで走らせたとあります。

やはり、40~50年代のレース用ベルリネッタ(クーペ)は屋根後端からテールにかけて“すぼまり形状”の流線型をしていて、大なり小なりパウル・ヤーライの提唱した空力理論の影響が見てとれます。

1938年 フィアット 500B トッポリーノ フルゴンチーノ(Fiat 500B Topolino Furgocino)

前回にも登場した“フィアット 500 トッポリーノ”から派生したフルゴネット(カーゴ)タイプが、このモデルです。

“ASSISTENZA Mille Miglia(アシステンツァ ミッレミリア)”とあるので、ミッレミリアのアシスタントカーのようです。

1956年 オースティン ヒーリー 100/M(Austin Healey 100/M)

イギリスのラリードライバーであり、エンジニアでもあったドナルド・ヒーリーがオースティン社の“A90 Atrantic”のシャシをベースに製作したロードスターです。

この展示車両の“100/M”は、1953年のルマン24時間耐久レース用に90馬力から115馬力にアップグレードされた2,621ccの直列4気筒ユニットを搭載したモデルで、1956年までに640台が製作されました。

オースティン・ヒーリーというと、典型的なブリティッシュ・オープンスポーツの1台ですが、この個体は赤×黒ツートーンの塗り分けからか、“カロッツェリア・トゥーリング”や“ザガート”などの、イタリアのカロッツェリアで造られたバルケッタのような印象を受けるのが面白いですね^^;

1955年 オスカ MT4(O.S.C.A. MT4)

OSCA(オスカ)は、“Maserati(マセラティ)”を創立したエルネスト,エットーレ,ビンドのマセラティ兄弟が、経営難から“マセラティ”をモデナの実業家アドルフォ・オルシに譲渡した後(譲渡契約により10年後)、1947年に立ち上げたスポーツカーメーカーです。

“MT4”はオスカが製造した最初のクルマで、当初はフィアットのエンジンをベースに造られたマセラティ製の1,092cc,72馬力の直列4気筒エンジンを採用していましたが、1950年には新設計のDOHCユニットを採用し、1953年にこのエンジンは1,453cc,110馬力までアップグレードされました。

この展示車両は、1957年にランベルト・ジェロージによってミッレミリアに出場した個体のようです。“MT4”というとフロントに丸形のグリルを備えているモデルが有名ですが、この個体はフロントノーズが“マセラティ 200S”やフェラーリの“TR(テスタロッサ)”系のような造形をしているのも特徴的ですね♪


1949年大会はクレメンテ・ビオンデッティ/エットーレ・サラーニ組の“Ferrari 166 MM”が優勝。

1964年 - 1965年 ポルシェ 356 SC(Porsche 356 SC)

ポルシェが1948年に初めて製造したロードカー“356”。車両解説がないので詳細は不明ですが、356としては最終型と言える通称“T-6”ボデーを採用した356SCのようです。

厳密にいうと、この“T-6”ボデーの採用は1960年代に入ってからなので、ミッレミリアには出場していませんでしたが、それ以前の“356 Pre A”や“356A”はミッレミリアに出場していました。そういった意味もあって、この“356SC”は特別展示的な扱いなのかもしれません。

バンパーレスでカフェレーサー風の外装もさることながら、室内にも太めのロールケージを装着するなど、良い雰囲気に仕上げられています♪


1950年大会はジャンニーノ・マルゾット/マルコ・クロサーラ組の“Ferrari 195S”が優勝し、フェラーリが3連勝を記録しています。

1953年 モレッティ 750 スポルト(Moretti 750 Sport)

戦前にオートバイ用のエンジン製造で名を挙げたジョバンニ・モレッティ(Giovanni Moretti)は、戦後トリノで自動車製造を始めました。

この“750スポルト”は、自社製の748cc,75馬力の4気筒ツインカムエンジンを搭載したバルケッタのようです。

モレッティ750については“オートワールド編 part3”で、クーペボデーの“750 グランスポルト”を紹介しましたが、こちらはオープンボデーのバルケッタとなっています。

ややポンツーン形状のフロントフェンダーやサイドのエキゾーストに沿った切れ込みなど、クーペとは異なる造形がこのクルマの性格を物語っていますね。

競技用と割り切った作りなのか、よく見ると助手席側にはドアも設けられていないようです^^;


1951年大会はルイージ・ヴィロレーシ/パスカル・カッサーニ組の“Ferrari 340”が優勝し、フェラーリとして4連勝をあげています。また、前年優勝の“195S”がジョアッキーノ・コロンボ設計の小排気量(2.3リッター)V12を搭載していたのに対して、“340”はアウレリオ・ランプレーディ設計の大排気量(4.1リッター)V12ユニット通称“ランプレーディ ユニット”を搭載していました。

1954年 マセラティ A6 G2000(Maserati A6 G2000)

“A6”は、1947年から1956年にかけて製造された、直列6気筒エンジンを搭載したマセラティのクーペ及びスパイダーで、この“A6 G2000”は3基のウェーバーを備えた1,985ccのパワーユニットから150馬力を発揮したそうです。

マセラティA6は様々なカロッツェリアでボデー架装が行われましたが、展示車両には“Zagato(ザガート)”製のボデーが架装されています。

1951~1958年 ランチア アウレリア B20GT(Lancia Aurelia B20GT (V Seria))

“アウレリア”は、ランチアが戦後初めて開発したクルマで、戦前にアルファロメオで数々のグランプリカーを設計するなどの手腕を発揮していた天才エンジニア ヴィットリオ・ヤーノ主導のもと開発されました。

当時のランチアは、革新的なエンジニアリングで知られるメーカーで、この“アウレリア”でも、世界で初めて市販車にV型6気筒エンジンを採用したほか、トランスミッションとデファレンシャルを一体化してリヤに搭載するトランスアクスル方式も採用されていました。


1952年大会はジョバンニ・ブラッコ/アルフォンソ・ロルフォ組の“Ferrari 250S”が優勝し、フェラーリ4連勝を挙げています。3位には前述の“Lancia Aurelia B20”が入賞していますね♪
また、この年から小排気量クラスにポルシェ“356”や“356 SL”、ルノー“4CV”、パナールなどが入賞しはじめ、イタリア車一強だったミッレミリアから、国際的なレースとしての土壌が確立されてきていたようにも感じられます。

1952年 シアタ ダイナ グランスポルト 1400(Siata Daina Gran Sport 1400)

シアタ社は1926年にトリノに創業したメーカーのようです。シアタは1950年代に“フィアット1400”のコンポーネントをベースに、カロッツェリア・ボアーノ(Boano)でデザインされ、スタビリメンティ・ファリーナ(Stabilimenti Farina)で製造されたオリジナルのボデーを架装した、この“グランスポルト(Gran Sport)”と“グランスポルト スパイダー(Gran Sport Spider)”を製造しました。

個人的には、550のサイドウインドー製作時に苦労した、この↓巻き上げ式でないプレクシーグラス製の分割式サイドウインドがとても気になりました。50年代でコンペティティヴな雰囲気を出すにはやはり、このスタイルか・・・^^;

ちなみに、前半分がスライドする機構のようです。


1953年大会もジャンニーノ・マルゾット/マルコ・クロサーラ組の“Ferrari 340 MM”が優勝。フェラーリ5連覇と戦後のミッレミリアにおいて、フェラーリが圧倒的な強さ誇っています。

1954年 マセラティ A6 GCS/53(Maserati A6 GCS/53)

マセラティが、スポーツカーレースの世界選手権に向けて開発したクルマで、“GCS”の“CS”はCorsa & Sport(コルサ&スポルト:競技用、及びスポーツ走行用)を意味していました。

前述の“A6 G2000”の項でも記した1,985ccの直列6気筒ユニットは、170馬力まで高められ、1953年~1955年までの間に52台(スパイダー:48台,ベルリネッタ:4台)が造られたようです。

フロアの左右に2本通る太い鋼管フレームを基本にして、残りは細めの鋼管で骨組みを組み上げていく構造が、50年代当時のレース車両のセオリーで、明らかにロードゴーイングカーではないことが分ります♪

1947年 フィアット 1100 スタンゲリーニ(Fiat 1100 Stanguellini)

スタンゲリーニ社は、イタリアのモデナを本拠地として活動した自動車メーカーで、主にフィアット車をベースとしたレース用車両の製造を手掛けていました。

この展示車両も車両解説がスペックしか書かれていないのですが(汗)、フィアット1100をベースにして製作されたレース用バルケッタのようで、1,089cc,72馬力の直列4気筒エンジンを搭載し、車重は460kgに抑えられていました。

大型グリル内に収められたヘッドランプといい、リヤセクションのヤーライ理論的な独特の造形といい、この時代に数多生まれた“イタリアの虫”の中にあって、スタンゲリーニのクルマは空気力学を強く意識していたように思われます。


1954年大会は、アルベルト・アスカーリのドライブする“Lancia D24”が優勝しています。注目すべきは、総合6位にハンス・ヘルマン/ヘルベルト・リンゲ組の♯351ポルシェ“550”が入賞し、“S1500”クラスのクラスウィナーとなっています♪

1954年 チシタリア 202SC(Cisitalia 202SC)

チシタリアは、イタリアの元レーシングドライバーで実業家でもあったピエロ・ドゥシオが立ち上げた自動車メーカーで、1947年にはポルシェ設計事務所にミッドシップ4WDのGPカー“Typ 360”の設計を依頼したことでも知られています。

この“202 SC”は、フィアット製の1,089cc,60馬力の直列4気筒エンジンを鋼管スペースフレームに搭載し、ボデーはカロッツェリア“ピニンファリーナ”の手によるハンドメイドのアルミニウム製ボデーが架装されました。

また、この美しいピニンファリーナのデザインが、ニューヨーク近代美術館(MoMA)から“動く彫刻”と評され、自動車として初めて永久展示されることになったことも、このクルマにおける重要なトピックと言えるでしょう。このリヤビューの造形なんか、本当に美しいですね^^;

思わずチシタリアにウットリしていると、スタッフが「今日はニューイヤーイヴで14時閉館だから、下のフロアもあるから早く見て周った方がいいわよ!」と、わざわざ教えに来てくれました^^;
14時ってあと、15分しかな~い・・・涙

では、最後のセクションをサクッと?見ていきましょう!

1954年 キーフト 1100 スポーツ CS(KIEFT 1100 SPORT CS)

イギリス人のシリル・キーフトが、倒産したF3レースカー製造会社“マーウィン(Marwyn)”を買い取る形で、立ち上げたのがキーフト社(Kieft Cars)だそうです。

このクルマは、キーフト社が1954年に開発した2シータースポーツカーで、1,098ccのコヴェントリー・クライマックス“FWA”ユニットを搭載していました。


1955年大会は、スターリング・モス/デニス・ジェンキンス組の“Mercedes Benz 300SLR”が優勝しています。この300SLRは、平均速度157.65km/hの大会新記録を記録し、ゼッケンNo.の“722”とともに伝説となりました。

1953~1957年 バンディーニ 750 スポルト インテルナツィオナーレ(Bandini 750 Sport Internazionale)

バンディーニ社(Bandini Automobile)は、イタリアのフォルリ出身のエンジニア及びレーサーであったイラリオ・バンディーニが立ち上げた自動車メーカーです。

この“750 スポルト インテルナツィオナーレ”は、1953年~1961年の間に製造されたレーシングカーです。アメリカのクロスレー(Crosley)社の749cc直列4気筒をベースに、バンディーニオリジナルのツインカムヘッドを装着した72馬力のパワーユニットを、当時の航空機技術に由来する特殊鋼を用いた楕円鋼管スペースフレームに搭載して、車重330kgを実現していたようです。

1957年 ロータス 11 ルマン(Lotus 11 Les Mans)

ロータス11は、ロータスが1956~1958年まで製造していたレーシングカーで、コーリン・チャップマン設計の鋼管スペースフレームに、後に“マーコス”や“コスティン・ネイサン”などでも知られる航空機設計者フランク・コスティンのデザインした空力ボデーを備えていました。

この展示車両は最上位ヴァージョンの“Les Mans(ルマン)”で、1,098cc,100馬力のコヴェントリー・クライマックス“FWA”ユニットを搭載して、最高速度は230km/hに達していました。

航空力学由来ということで、基本的には“空気を受け流すカタチ”ですが、フランク・コスティンの設計する空力ボデーは、尻すぼまりのヤーライ理論とは一線を画した独特のふくよかな形状が特徴的ですね^^;

1954年 アストンマーティン DB2(Aston Martin DB2)

DB2は、アストンマーティン・ラゴンダ社が1950年に発表したスポーツカーで、アストンマーティン社の経営権が、ラゴンダ社とともにイギリス人実業家デイビッド・ブラウンの手に渡ってから2番目のモデルになります。以降のアストンマーティン車には、デイビッド・ブラウンの頭文字をとった“DB”が冠されることになりました。

パワーユニットは、ロールスロイスのベントレー買収によってロールスロイス上層部への不満からラゴンダ社に移籍していたウォルター・オーウェン・ベントレー(W.O.Bentley)設計の2,580cc,125馬力の直列6気筒ユニットが搭載されました。

1920年代のルマン連勝で知られるベントレーの栄光が、W.O.ベントレーとともにラゴンダ、そしてアストンマーティンへと受け継がれているのが興味深いですね♪

1956年大会及び、1957年大会のパネル展示が見当たりませんでしたが(見逃したかな・・・)、1956大会はエウジェニオ・カステロッティのドライブする“Ferrari 290 MM”が、


1957年大会は、ピエロ・タルッフィのドライブする“Ferrari 315 S”が、それぞれ優勝しています。

この年、ミッレミリアで大きな悲劇が起こりました。ゴールのブレシアまで約40kmの地点で、4位を走行していたスペインのアルフォンソ・デ・ポルターゴ侯爵のドライブする“Ferrari 335S”が、タイヤバーストが原因でクラッシュしてしまいます。この事故により、ポルターゴ伯爵自身とコドライバーのエドモンド・ネルソン、そして沿道の観客10名が死亡するという大惨事となりました。この事故を受けて、イタリア政府は、次年度からのミッレミリアの中止と、オープンロードを使用した公道レースの禁止を発表し、1927年から続いたミッレミリアの歴史は幕を下ろすことになりました。


ムゼオ・ミッレミリア(Museo Mille Miglia)のレポートは以上になります。車両解説はもう少し充実させてほしいですが、“世界で最も美しいレース”と言われた伝説の公道レース“Mille Miglia(ミッレミリア)”の世界を堪能できる素晴らしいミュージアムです。

これで、今回の“欧州自動車博物館巡りの旅”の予定すべて終了です。ムゼオ・ミッレミリアを後にして、年の瀬のミラノを目指します。

途中でこんな↑アルファロメオ ジュリアと遭遇したり、


E11欧州カローラ 3ドアハッチバックも、まだまだ走っています。


ミラノ市内に入りました。ミラノ市内は停められるところは路駐でいっぱい^^;
ちなみに↑のクルマはセアト イビーサ(SEAT IBIZA) 3ドアハッチバックです。


いかにも“ミラノ”といった感じの街並み。今夜はミラノのユースホステルに宿を取りました。

ミラノのユースホステル“ピエロ ロッタ(Piero Rotta)”に到着しました。ユースホステルは会員であれば、安価(欧州では20~30ユーロ程度)に泊れるドミトリー(相部屋)の宿です。ここのユースも、ミラノに来た際によく泊りました。

ロッカーに荷物を預け、ミラノ市内の散策に出かけます。ニューイヤーイヴなので人々は浮足立っていますが、たいていのお店はやっていません!爆

ミラノに来たら是非とも寄りたい自動車専門書店↓“Libreria dell'automobile(リブレリア・デ・ロトモビル)”も行ってみましたが・・・

やってませんでした^^;

ここは、ミラノのドゥオモ(Duomo)からメトロ(1号線)で2駅のPalestro駅を地上に出た所にあります。ボクも10年前に1度だけ入ったことがありますが、店内が世田谷時代の“リンドバーグ”のような雰囲気で、世界中の自動車書籍が所狭しと売られています。当時のボクは、レコードブレーカー(速度記録車)のストリームライナー形状への興味が強かったので、速度記録車について書かれた専門書籍を買った覚えがあります。

折角なので、ドゥオモまで歩いていくことにしました。

途中でボクスター(986)と911カブリオレ(997)に遭遇。


バイク用の駐車枠に無理やり停めているルノーのEV“トゥイジー(Twizy)”を発見^^;

ドゥオモ広場に到着しました!

ドゥオモ前には大きなクリスマスツリーも鎮座し、新しい年(2014年ですが・・・汗)を迎えようとしています。

年越しをドゥオモ広場で迎えたいところですが、翌日にはイタリアを出国するため、街歩きもそこそこにユースに戻り、荷物整理をしなければなりません!

思い出も、お土産もいっぱい・・・^^;


ヨーロッパの年越しは“花火”というのが定番のようで、ユースの近所でもそこここで、ドンパチドンパチ上がっています。


年が明けて約1時間後、「アグーリ!(←イタリア語で、あけおめ!の意)」と同じ部屋の宿泊客が帰ってきました!

彼はマルコというイタリア人で、聞けばユースの最寄り駅のもう1つ隣の駅からドゥオモまではメトロが動いているとのことだった。英語と片言のイタリア語で色々と日本のこと、イタリアのことについて話したが、こういう出会いも旅の醍醐味だったりするので、やっぱり最後はユースに泊って良かった^^;

2014年 1月1日 早朝

いよいよ、旅の相棒メガーヌともお別れする時が来ました。ミラノ市内で給油して、ミラノ中央駅のEuropcarにメガーヌをチェックイン。

最後の給油は、南仏のエズからミラノまで537.8kmを走り28.97リッターの軽油を飲み込んだので、燃費は18.56km/Lとなりました。相変わらず燃費いいですね♪

シュトゥットガルトからハンブルク⇒ブリュッセル⇒モナコ⇒ブレシアを経由して走り、ミラノまで3,127kmの充実のクルマ旅となりました。本当にありがとうメガーヌ!


ミラノ マルペンサ空港から日本へ飛び立ちました。
チャオ イタリア!そしてヨーロッパ!また来るからね~

これにて、“欧州自動車博物館巡りの旅2013⇒2014”のレポートは、おわりです。最終的には、更新に1年以上を費やしてしまいましたが、ヨーロッパの自動車博物館巡りの旅の面白さや醍醐味が、少しでも伝わてくれれば良いなと思います。


次の欧州自動車博物館巡りの旅へ、つづく

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Posted at 2015/02/07 22:55:21

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この記事へのコメント

2015年2月7日 23:36
こんばんは♪

ウゥーーーン・・・相変わらず濃いなー!!!
オイラ的にはチャップマンにロータス11のクローズドボディを造って欲しかったズラ。
えっ? ある?

それにしてもメガーヌってこんなにかっこ良かったでしたっけ?
レンタカーでしょ?
メガーヌの何?

皆さんの言うように出版しましょう?!
っていうかこれで起業しましょう!
「世界の自動車博物館ガイド旅行代理店」(爆)



コメントへの返答
2015年2月9日 22:55
こんばんは~

ありがとうございます♪
ロータス11のクローズドボデーは見たことないですね・・・
確かにこれでクローズドクーペなら、さぞかし流麗なフォルムになりそうですね^^;

メガーヌは、“メガーヌ 3ドアクーペ 1.6 dCi”というグレードです。日本には、3ドアクーペは“RS(ルノースポール)”しか、入ってきていないですが、欧州ではベーシックグレードでもクーペボデーが選べるみたいで、このメガーヌクーペは1.6のディーゼルに6MTという組み合わせで、かなり気に入りました♪

自分もクルマを見るまでは、どうせ5ドアのフツーのメガーヌだと思っていたので、キーでこのクーペが反応した時は、ビックリしました^^;

世界の自動車博物館を案内して、食べていければ本望ですね!爆
2015年2月7日 23:52
超・長編、1年に渡る更新ご苦労様でした~!

う~ん最後の最後が一番濃厚だった気が。

戦前の車は疎いのでそれはそれで面白かったですが、こうして虫たちが一杯出てくると最高ですね!

上からいきますと・・・、オスカMT4はこんなボディの知らなかったです。

仰る通りフロントはマセラティみたいで、リアもロータス11みたい、様々なカロッツェリアが仮装するので見ごたえ有りますね。

シアタのグランスポルト、日本に居ないんですかねぇ、見た事無いお車で今回一番お尻の形に刺さりました。

キーフトは知りませんでした・・・、イギリスでもこんな虫みたいなお車居たんですね。

さて次以降は今年末ですよね、また期待して待っています!

皆様仰っているように出版イイですね、日本語でこの手の車に詳しい本無いですから!ハードルが上がっている気はしますけど(笑)。
コメントへの返答
2015年2月9日 23:07
どういたしまして~

まぁ、ラインナップが少量生産車ぞろいだからね~^^;

自分もこのカタチのMT4は知らなかったよ!
MT4は時代を追うごとに結構いろんな仕様のボデースタイルがあって興味深いね。

シアタは、バルケッタは日本にあるみたいだけど、クーペは画像検索しても出てこないね。スタイリング的には、このリヤスタイルって結構当時としてはセンセーショナルだよね~

キーフトもここで初めて知った^^;
イタリアの虫の多くが、フィアットエンジンをベースにしたように、イギリスもコベントリー・クライマックスが、この時代のバックヤードビルダーに重宝されたようだね!

今年もよかったから、お楽しみに~( ^^)/
イタリアの虫はイタリアの虫で、オーナーやコレクターなど、その手のエンスージアストが居られるから敷居が高いなぁ~爆
2015年2月8日 0:38
お疲れ〜。
元気ですか〜?

毎年毎年濃い〜。
次回のブログは、、、、そろそろ??

最近ちかく(?)になかなか面白い整備工場を見つけた。今度来たとき、コーヒー飲み行こ〜。

コメントへの返答
2015年2月9日 23:11
お疲れさん!
相変わらずだね~

今年も濃かったよ♪
とりあえず、プロローグ編だけでも、近々にあげとこうかな^^;

おぉ、いいねぇ~
そういや最近、箱根も行ってないなぁ~
今度、そっち行ったらその工場よろしく!
2015年2月8日 7:34
すごいね!!!!!
マジ行きたい!

昔の車にロールバー…悶絶するほど素敵です。
ロールバー…いいなぁ
コメントへの返答
2015年2月9日 23:17
ここは、ラインナップがかなりマニアックで面白いですよ!

ミラノからほど近いブレシアにあるので、お近くに行かれるのでしたらおススメです^^;

ロールバー、カッコいいですよね~
自分の550も雰囲気を壊さない程度のロールバー入れたいんですよね~
2015年2月8日 11:45
バルケッタ系はモレッティ 750 スポルトや1954年 マセラティ A6 GCS/53 がかっこいいな~。
クーペなら 1954年 マセラティ A6 G2000なんかを優雅に乗りたいもんです。
ホントこのころのデザインの曲線美には敵わないですね。

タルガを買った札幌お店にこの356SCとそっくりな356が入庫していてのどから手が出るほど欲しかったんですよね。バンパーレスや細部がこれとそっくりで今のように高騰していなかったから・・・買っときたかったな~。笑
356はスピードスターに次いでこのSCが大好物ですよ。
それにしても・・・ネタは永遠に続きますな。ってか、処理しきれないでしょ?笑

↑またまた・・・出資者が増えて良かったね~笑
コメントへの返答
2015年2月9日 23:35
こんばんは!

モレッティ 750やマセラティ A6 GCSはスパルタンな作りですが、それぞれボデー色と革シートの色の組み合わせがイタリアンで、カッコいいですよね~

A6 G2000は、ジェフさん凄く似合いそうな気がします^^;

356のクーペは、T-6のバンパーレスでカフェレーサーっぽい感じで乗ったらカッコいいですよね♪
個人的には、このディスクブレーキタイプのPCD130,5穴のスティールホイールも結構好きなんですよ~^^;

ネタは大量にありますね。爆
このムゼオ・ミッレミリアは車両解説がないのがほとんどなので、だいぶ骨が折れましたが(笑)、英語解説の翻訳程度であれば、この時期は550にも乗れないので、休日のいい息抜きにもなっています^^;

これだけ、出資者がいれば何とかなるかもしれませんねぇ~笑
2015年2月10日 22:31
こんばんは^^

やはり50~60年代の車は雰囲気が良い
ですね♪

サイズも大きすぎず、取り回しも良さそうだし^^

しまえるさんのレポで凄く勉強になりました。

何時かは行ってみたいです。
コメントへの返答
2015年2月11日 19:14
こんばんは~

50~60年代は公道レースも多くて、クルマ自体もまだ空力付加物も少なかったため、レースカーとロードカーの境が曖昧な良い時代ですよね^^;

今のクルマは、みんな幅広で大きくなってしまって、一体感も何もあったもんじゃないですもんね・・・

どういたしましてm(_ _)m
是非、現地に足を運んでみてください♪

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「ゴールデンウィークのカート乗り比べ体験記 http://cvw.jp/b/1499353/47700125/
何シテル?   05/05 12:59
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