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2015年02月21日 イイね!

欧州自動車博物館巡りの旅2014⇒2015 ムゼオ エンツォ フェラーリ モデナ イントロ編

欧州自動車博物館巡りの旅2014⇒2015 ムゼオ エンツォ フェラーリ モデナ イントロ編











こんにちは!
“欧州自動車博物館巡りの旅 2014⇒2015”のレポートも、いよいよスタートです。今回の旅も題名通り自動車博物館を中心に巡る旅ですが、昨年ドイツを訪れたのが2日間とちょっと慌ただしかったこともあり、今年は“ドイツをもっと堪能したい!”というメインテーマがありました。

そこで、オーストリア ウィーンからどこかの国を経由しつつドイツ入りし、またウィーンに帰ってくるというルート上で浮かんできたのが、今回の目的地イタリアはモデナです。

実は自分は90年代後半~2000年代中盤にかけて、熱狂的なフェラーリファン(通称ティフォージ)でした。ハンドルネームが、その当時の名残でもありますが(汗)、シューマッハ×フェラーリのF1のみならず、FIA GT選手権ではプロドライブ製の“550マラネロGTS”、そして事実上“エンツォ(Enzo)”のレース仕様車であった“マセラティMC12”の戦う姿を見たい一心で、イモラ(Imola)やオッシャースレーベン(Oschersleben)に出かけるほどの狂い様でした。。爆
(今回は一応“イントロ編”ですが(笑)長編ですので、お時間に余裕のある時にどうぞ^^;)


オーストリア ウィーンを出発したルームスターは、オーストリアのアウトバーンA2号線を南下し、グラーツ(Graz)を通過しました。

この辺りはオーストリア アルプスに近く、途中で除雪車によるスロー走行が続きます。


個人的にサービスエリアの設備クオリティは、イタリアよりドイツ語圏の方が充実している印象が強いので、イタリアに入る前にクラーゲンフルト(Klagenfurt)近郊のティビッチ(Tibitsch)PAでシャワーを借りることにしました。


ティビッチPAのシャワールームは、こんな感じ。

仕切りで区切られたシャワーと洗面台にトイレ(画像には写っていない)。シャワーの上下機構が壊れていましたが、これだけ揃っていれば気分よくリフレッシュして、また長距離ドライブに戻ることができます。個人的に、ヨーロッパのパーキングエリアのシャワー評価としては、5段階評価で星3.5は挙げてもいいでしょう^^;


ところが走り出してしばらくすると、ウォッシャーが出なくなり・・・次のドライランデレック(Dreilanderecke)PAでウォッシャー液を購入。

Eni(旧Agip)製のウォッシャー液でした!


しかし、すっかり雪道で使い果たしたんだと思っていたウォッシャー液は、僅かな補充で満タンになりました。

そこで、気温を確認すると-10.5℃・・・シャワーを借りている間に、ウォッシャー液が凍っただけでした^^;


2014年 12月29日 早朝

イタリアに入り、アウトバーンA2号線はアウトストラーダA23号線に変わり、

ウディネ(Udine)を過ぎて、A23号線からA57号線へ入る頃には、空も明らんできました。


日も昇ってきたので、ヴェネチア(Venezia)近郊のバッゼラ(Bazzera)PAで朝食。

チーズと生ハムが入ったサンド“Tirolese(チロレーゼ)”とカプチーノを頂きました。“チロレーゼ”というネーミングからして、オーストリアとイタリアにまたがるチロル地方に因んだ素材と味付けになっているようです。チーズと生ハムの絶妙な組み合わせが、本当に美味しかったです♪

イタリアのパーキングエリアに来るといつも思うのが、こういった本場の生ハムを豪快に使ったサンドが食べられるのは、ほんとに羨ましいですね!

パトヴァ(Padova)からA13号線を経由して、ボローニャ(Bologna)からイタリアの大動脈にして“アウトストラーダ・デル・ソーレ(太陽の高速道路)”の異名を持つA1号線を少し北上すると、そこにモデナ(Modena)があります。

モデナ南(Modena sud)インターでアウトストラーダを降りて、モデナの市街地へ向かいます。



モデナ駅の程近くに、そのミュージアムはあります。


“Museo Enzo Ferrari Modena(ムゼオ エンツォ・フェラーリ モデナ)”に到着しました!

フェラーリのミュージアムと言えば、マラネロの“ムゼオ フェラーリ(旧ガレリア フェラーリ)”がありますが、3年前にこちらのモデナにも新しいミュージアムがオープンしました。

こちらはエンツォの生家を改装したミュージアムで、“ムゼオ フェラーリ”が自動車メーカーとしての“フェラーリ(Ferrari)”をテーマにしているのに対して、こちらは創始者エンツォ・フェラーリ(Enzo Ferrari)を通して観る“フェラーリ(Ferrari)”の軌跡をテーマにしているようです。

ちょうど訪れた時は、マセラティ100周年記念エキシビジョン開催中だったためか、フランスナンバーの“マセラティ クーペ グランスポルト(Maserati Coupe Gransport)”が停まっていました♪

コート・ダジュールを走ってきたのか、はたまたもっと北から来たのか、結構距離を走ってきたような形跡が見られますね。

ちなみにルームスターは、雪のオーストリアアルプスを抜けてきたせいで、融雪剤のストライプをバッチリ貰いました・・・^^;


気を取り直して、ミュージアムを見ていきましょう!

ミュージアムは大きく分けて2つの建物に分れていますが、今回はイントロ編として、こちら↓エンツォの生家を利用したエリアに展示されている“スクーデリア フェラーリの成り立ち”と、フェラーリのシンボルとしておなじみの“カバリーノ ランパンテ(跳ね馬)”にまつわる逸話について紹介します。


では、まずはフェラーリの成り立ちから見ていきましょう。

・スクーデリア フェラーリの設立

1929年、エンツォ・フェラーリはクルマとモーターサイクルのレーサーのために“スクーデリア フェラーリ(Scuderia Ferrari)”を、モデナに設立しました。

これを機に、エンツォは自身でレースに出場することを止め、スクーデリア フェラーリのドライバーに集中するようになりました。レーストラックで勝利を収めることは重要であり、それが可能なマニュファクチュアラー(自動車メーカー)は“アルファロメオ(Alfa Romeo)”以外にありませんでした。

1933年、スクーデリア フェラーリは“シロ・メノッティ通り”から“トレント・トリエステ大通り”に移りました。この場所は、スクーデリア フェラーリがアルファブランドの元に“アルファ ビモトーレ(Alfa Bimotore)”や“アルフェッタ 158(Alfetta 158)”などを生み出した歴史的な場所でもあります。

上はトレント・トリエステ大通り時代の“スクーデリア フェラーリ”を再現したと思われるジオラマです。

1943年、第2次大戦の戦火のなか、フェラーリは1947年に自身の名を冠した最初のクルマを世に送り出すため、自動車メーカーとしての設備を備えた工場を建設するのに相応しい土地を探すと発表しました。

このジオラマ↓は、マラネロに初めて設立された当時の“スクーデリア フェラーリ”を再現したもので、第2次大戦により被害を受けましたが、戦後すぐに再建し、初年度はここで研削機(グラインダー)の製造を行ったそうです。

手前を横切っている道が“アベトーネ通り”で、通りに隣接した黄土色の小屋と2階建ての小屋をくぐるゲートは、今日でもマラネロのフェラーリへの正面玄関↓として使われていますね。

※2011年撮影


・エンブレムの進化

“Ferrari”のロゴが初めてボンネットに与えられたのは、1947年5月11日ピアチェンツァ サーキットでデビューした“フェラーリ 125スポルト(Ferrari 125 Sport)”でした。

このロゴはフェラーリの技術部門でデザインされ、ミラノの“ジェローザ社(Gerosa)”とボローニャの“カスティリオ社(Castiglio)”で生産されました。このデザインは1950年まで変わらず採用されたそうです。

1950年からは、現在でも用いられている全体に対して“跳ね馬”の占める大きさが縮小されたヴァージョンが採用され、このロゴはフィレンツェの“コイナルト社(Coinart)”で生産されました。

この“コイナルト社”は、現在でもフェラーリをはじめ、様々なメーカーのエンブレムを生産している会社のようです。こちら↓コイナルト社の紹介動画。

なんか、典型的なイタリアでみるCM広告って感じですが・・・こういうノリ好きかも^^;

それにしても、戦前から続く“スクーデリア フェラーリ”が主流として脈々とあり、自動車メーカーとしての“Ferrari(フェラーリ)”が支線へ派生しているという見せ方が、意味深で興味深いですね。


・カバリーノ ランパンテ(跳ね馬)の由来

こちら↓は、フェラーリのアイコン“跳ね馬”の由来となった、第1次大戦のイタリア空軍の英雄フランチェスコ・バラッカ(Francesco Baracca)と彼のシンボルマークであった“カバリーノ ランパンテ(跳ね馬)”。


1923年、エンツォがラヴェンナのサヴィオ サーキットで初めて優勝した時に、エンリコ・バラッカ伯爵(国民的英雄であったフランチェスコ・バラッカの父)に会ったことがきっかけとなり、パオリーナ伯爵夫人と会う機会がありました。

ある日、伯爵夫人はエンツォにこう提案しました。「フェラーリ、フランチェスコが付けていた“カバリーノ ランパンテ(跳ね馬)”を、あなたのクルマに付けたらどうかしら。きっと、あなたに運をもたらしてくれるわ!」と。

エンツォは、この時“カバリーノ ランパンテ(跳ね馬)”のエンブレムと一緒にフランチェスコの両親から託されたフランチェスコ・バラッカの写真を、後生ずっと大切に持っていました。フランチェスコ・バラッカの“カバリーノ ランパンテ(跳ね馬)”は常に黒色で描かれていました。エンツォは、背景にモデナ市の色である“カナリアイエロー”の背景を付け加えたものが、スクーデリア フェラーリのシンボルマークとして使われるようになりました。


今回の“Museo Enzo Ferrari Modena intro(ムゼオ エンツォ フェラーリ モデナ イントロ編)”は以上になります。

イントロ編ということで、珠玉のクルマ達は次回以降に登場しますが、“跳ね馬”のエピソードなどティフォージでなくとも興味を惹かれる面白い展示で、自動車史好きには堪らない空間だと思います。次回は、いよいよ展示車両のレポートに入ります!

2015年02月11日 イイね!

欧州自動車博物館巡りの旅2014⇒2015プロローグ編

欧州自動車博物館巡りの旅2014⇒2015プロローグ編









こんにちは、“欧州自動車博物館巡りの旅2013⇒2014”のレポートが一段落して、まだ間もないですが(汗)今年の正月休みも、“欧州自動車博物館巡りの旅”を堪能することができたので、その模様を振り返っていきたいと思います。

第1回目の今回は、プロローグ編ということで自動車博物館は出てきませんが、新しい旅の相棒は紹介できると思います^^;

2014年 12月28日

周囲には直前まで「う~ん、今年もいけたら行くかも・・・」なんて、うそぶいてましたが(笑)、10月中に欧州行き航空券をチェックすると、幸運にもオーストリア航空の割引チケット“レッドチケット”が、リーズナブルな価格で出ていたので迷うことなくゲット!爆

昨年の経験から、レンタカーと一緒にウインタータイヤを借りられるかどうか(ドイツ国内を冬季に走行する場合には、法令によりウインタータイヤの装着が義務付けられている)という点からも、オーストリア ウィーンは合格でした。

かくして、今年の“欧州自動車博物館巡りの旅”は、オーストリア ウィーンを起点とする旅となりました!

定刻通り成田を飛び立ったオーストリア航空OS052便は、太陽を追いかけながら一路ウィーンを目指します。

2014年 12月28日 16時

ウィーン(シュヴェヒャート)国際空港に到着。

ウインタータイヤが借りられるのも納得!あたり一面雪景色でした^^;


ウィーン国際空港の到着ロビー。よく見ると風船を持った“モーツァルト”がいます・・・さぁ、どこにいるでしょう^^;

そして、いよいよ今回の旅の相棒との対面です!使用したレンタカー会社は昨年と同じ“ユーロップカー(Europcar)”です。

ネット予約で、ウインタータイヤなどのオプション装備が借りられるかどうかが一目瞭然なのと、現地カウンターで端末に顧客情報として登録されているので、煩わしくなくていい(笑)なんてズボラな理由ですが・・・サービスも悪くなく満足です。

受付カウンターでキーを渡された時点で内心ガッツポーズでしたが、今回の相棒はこのクルマ↓になりました!

雪がかぶっていて分らないですね・・・

まずは雪おろしをして・・・なんかヨーロッパまで来て、岩手と同じことしてる・・・^^;


シュコダ ルームスター 1.6 TDI CR 90HP(Skoda Roomster 1.6 TDI CR 90HP)!!!

欧州でよく見られるフルゴネットタイプの業務用バンから派生した乗用車カテゴリーのシュコダ車で、日本でもおなじみのルノーカングーの競合車と言えます。

もちろんマニュアル車です♪
この、何も言わなくてもMT車が出てくる環境だけで、ヨーロッパは自分にとってアウェーではない気がしてきちゃいます!!爆

シュコダ(Skoda)車は日本に正規未導入のため、なじみが薄いですがフォルクスワーゲングループに属するチェコ共和国の自動車メーカーです。

この“シュコダ”というメーカー、日本未導入なだけに日本の欧州車好きの中には、結構気になっている人が多いんじゃないでしょうか。自分もまさにそんな1人だったので、欧州自動車博物館巡りの相棒として、このルームスターに乗ることができて良かったです♪

それから、ウィーン近郊(ウィーナー・ノイシュタット地域)のフォルクスワーゲングループのディーラーは、ポルシェブランドをディーラーの看板にしているらしく、このルームスターにも“ポルシェ・ウィーナー・ノイシュタット”のナンバーフレームが付いていました♪

この辺の人は、“トゥアレグ”を買いに行くのも、“セアト イビーザ”の修理を出すのも“ポルシェ”に行くのだろう^^;
※関連情報にポルシェ・ウィーナー・ノイシュタットのwebページ貼っています。

昨年借りたメガーヌ クーペにはナビが付いていて、ナビのおかげでだいぶドライブの幅が広がったこともあり、今年は自前でナビを導入しました↓

機種自体はガーミンの型落ち(Nuvi2580 Lite)ですが、ガーミンのナビはSDで地図情報を追加できるので、“2015年版シティ ナビゲータ ヨーロッパNT”のSD↓を追加しています。


このように↓予め行きたい所やユースフルアドレスを登録しておけるのが便利で良いですね♪

ちなみに、このナビは日本でも使っているので、お気に入りリストをスクロールしていくと・・・

こんな場所や、あんな場所までの距離(直線距離)も出てきます!爆

ウィーン国際空港から袖森までは、直線距離で9,195km・・・らしいです^^;

このナビ、折角のヨーロッパで日本語音声のナビゲートでは萎えるという人や、ヨーロッパに来てまでアメリカ英語で案内されたないわ!(笑)なんてわがままな人でも、イギリス英語やドイツ語、イタリア語などなど色々カスタマイズできるのが良いですね♪

最後に、“欧州自動車博物館巡りの旅 2014⇒2015”の幕開けに相応しい、今回の旅でカーラジオからよく流れてきた曲を紹介して、プロローグ編を終わりたいと思います!
ドイツ出身のDJ ロビン・シュルツ(Robin Schulz) “Sun Goes Down”



“欧州自動車博物館巡りの旅 2014⇒2015”いよいよスタートです!!

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「ゴールデンウィークのカート乗り比べ体験記 http://cvw.jp/b/1499353/47700125/
何シテル?   05/05 12:59
しまえるシューマッハと申します。昨今のみんカラの飛ぶ鳥を落とす勢いの盛況ぶりに目をつむることができずに登録してしまいました(^_^;) 好物は主にヨーロッ...
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