
こんにちは~
久々のブログ更新になりますが、皆さんお元気でしたでしょうか?
550が眠りについて早1年半、路上復帰の手だてを探りつつ紆余曲折ありましたが、なんとかアメリカの空冷VWの名門“Scat Enterprises, Inc”にオーダーしていたエンジンが完成しました。
エンジンの詳細については、7月下旬からScatの担当E氏とメールで綿密なやりとりの末にスペックを決めて依頼していましたが、9月中旬に最終的な金額も決まりPayPalで支払いを済ませてから、数日レスポンスがありませんでした。
日本は生の木材は寄生虫などの問題で輸入が出来ないので、木製パレットを使う場合は燻蒸処理した物にして欲しいなどとは伝えていましたが、どこの空港に発送するのかなどはまだ詰めていなかったので、聞いてくるだろうと思っていました^^;
しかし、先週突如“西濃シェンカー㈱”より「成田空港に航空貨物が届いています。至急連絡ください。」という電報が届いていて、オーダーしたエンジンがもう成田空港に着ていることが判りました!笑
そこで先週末に軽トラを借りて、成田まで受け取りに行ってきました~
2019.10/4
台風18号から変わった温帯低気圧の影響で嵐の中、一路国道4号で成田を目指します。550のエンジン代を捻出するため、最近は専ら成田に帰省する際も往路は国道4号を使うことが多かったので、今回も極力下道で行けるところまで向かいます。

仙台を通過する頃には雨も上がってきました。
郡山を過ぎたあたりで空が明らんできました。
今回の旅の相棒はこの“スズキ キャリー”です。キャリーなのであだ名は“マライア”とでも呼んでおきましょう!
栃木県に入ったあたりで完全に夜が明けてきたので、
那須ICから東北道→圏央道と高速を使い、
午前中の内に成田空港に到着しました♪しかし今回は海外に高飛びするわけではないので(笑)、第1旅客ターミナルはスルーして、成田空港内にある“貨物地区”に入ります!
この“貨物地区”に部外者が中に入るには、このような↑臨時IDカードを発行してもらわなければなりません。
まずは運送会社の入るビルに行き、必要書類を受け取ります。
今回はアメリカ ロサンゼルスから成田までの航空輸送でしたが、受け持ってくれたのが“DB Schenker(DBシェンカー)”という運送会社でした。
この運送会社、名前でピンと来た人もいると思いますが“DB(ドイチェバーン:ドイツ国鉄)”傘下の運送会社で、日本国内へは西濃運輸との合弁企業”西濃シェンカー”として参入しています。首都高湾岸線を都心から成田方面へ進むと、湾岸市川あたりの左側に“DB Schenker”の物流倉庫があるので、ドイツ好きであればその“DB”の文字で記憶に残っている人もいるかもしれません^^;
以前、Rossoの“Corolla WRC Body Kit”を船便で個人輸入した時は、①Invoice(インボイス)や②Bill of Lading(B/L)、③Arrival Notice、④Delivery Order(D/O:出荷指図書)などがメーカーから送られてきて、それを印刷して持っていく必要がありましたが、今回は印鑑と身分証明書(免許など)を持っていくのみで、これらの必要書類は運送会社(DB Schenker)から丸々渡されました^^;
これらの書類をもって次はこちら↓の建物、
“東京税関 成田空港貨物出張所”に輸入許可申請に行きます。
今回の輸入品は“エンジン”なので、輸入品目番号は“8407.34-000”: ピストン式火花点火内燃機関(往復動機関及びロータリーエンジンに限る。)の“シリンダー容積が1,000立方センチメートルを超えるもの ” に該当するようです^^;
無事、輸入許可が下りると“輸入許可通知書”がもらえるので、所定の消費税を収めます。商売ではなく個人で使用する場合は、購入価格の60%に対して消費税が加算されます。
輸入許可が下りたら、今度輸入許可通知書を含む必要書類を持って、こちらの建物↑にあるJAL Cargoの搬出貨物受付↓に提出します。
ここで、倉庫に保管されていた日数分の保管料(今回は¥2,325)を払って、貨物引換証をもらいます。
指定された貨物積み下ろし番号のところに車を留めて、これで晴れて輸入貨物が自分のモノになります♪
貨物はカリフォルニアから送られてきたからか、雨対策がほとんどされていませんでした!晴れててよかった~笑
2019.10/5
土曜の晩は実家に止まり、翌日圏央道→常磐道から
仙台東部道路→仙台北部道路→東北道を経て、
無事に岩手に帰りつきました~
遥々カリフォルニアから550のエンジンがやってきました♪
船便の時は“東京税関 大井出張所”も平日しか開いていなかったり必要書類を自分で用意したり運送会社と税関を行ったり来たりと結構手間がかかっていたのに対して、航空貨物の場合は税関も土日も営業していて必要書類もまるっと運送会社から渡されたりと、なんか拍子抜けするくらいに簡単でした^^;
それと機密っぽかったので写真は撮っていないですが、成田空港の貨物地区は新型“日産ジューク”が置かれてあったり、海外モデルのピックアップ(日産ナバラか?)があったりと、なかなか面白い魔窟ですね♪
Posted at 2019/10/12 00:33:01 | |
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