• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

しまえるシューマッハのブログ一覧

2023年09月30日 イイね!

WEC 6 hours of Fuji 2023観戦記(Part 1)

WEC 6 hours of Fuji 2023観戦記(Part 1)









こんにちは~

お久しぶりです!
今回は9月初旬に富士スピードウェイで行われた「WEC 6 hours of Fuji 2023(世界耐久選手権 富士6時間耐久レース)」を観戦してきたので、その模様をレポートしたいと思います。

今回のPart1では、予選日にパドックを散策しながらWECに復帰したメーカーの過去の名車に思いを馳せるところと、フリープラクティスでの車種紹介までをお届けします!
※WECの回は毎度語りに語り尽くした超々大作です。お時間のある時にゆっくりお楽しみくださいm(_ _)m

2023年9月9日(土) 深夜
alt
富士スピードウェイを目指して、東北道を南下します。
alt
圏央道経由で中央道に入ったころには、夜が明けてきました。

なんとか6時前には富士スピードウェイに到着しました!
alt
大阪から観戦のkimu_ninety君とH君、そして久しぶりに同期のうさぎ㌘㌃も観戦に来てくれました~
今年の富士24時間耐久レース観戦から導入した"キノコタープ"を設営して準備万端です♪

道中で仮眠も2時間そこそこしかしていないので仮眠しようかと思ったのですが、今年のWECはハイパーカークラスが百花繚乱のごとく各メーカーがしのぎを削っていて、見どころ満載ということで、興奮が抑えられなくなって来たので(笑)、H君とうさぎ㌘㌃の3人でパドックに繰り出していきました~
alt
昨年のWEC Fujiではまだコロナ禍の影響でパドックの一番ピットに近い通路は入ることができませんでしたが、今年は以前同様に解放されていました!

こちらは"ポルシェ ペンスキー モータースポーツ(PORSCHE PENSKE MOTORSPORT)"のパドックです。
alt
ポルシェがついにWECの最高峰クラスに戻ってきました!
alt
早速、LMDh車両のレギュレーションで作られた"ポルシェ 963(PORSCHE 963)"のフロントカウルが置かれています。
alt
"963"のカウルを裏側から観察すると、フロントノーズ下から入った空気をモノコックとタイヤの間にうまく導入するような処理が観られますね。

ちなみに今回のWECカムバックにあたりポルシェが手を組んだのは、2000年代のALMS(アメリカ・ルマン・シリーズ)で上位クラスのアウディに勝ってしまうなどジャイアントキラーぶりを遺憾なく発揮した名車"ポルシェ RSスパイダー(PORSCHE RS Spyder)"↓でタッグを組んだアメリカの名門"ペンスキー(PENSKE)"です。
alt
※2018年 ポルシェミュージアムにて撮影

今回も"ハイパーカー(HYPER CAR)"ではなく、"LMDh(ルマン デイトナh)"レギュレーションで車両を作ってきたことには、何か秘策があるのでしょうか。

こちらは"フェラーリ AFコルセ(Ferrari AF CORSE)"のパドック。
alt
50年ぶりにワークス体制でスポーツカーレースシーン(及び、ルマン24h)に戻ってきたフェラーリのパドックは、思いのほか地味な印象を受けます。

個人的にルマンを走るフェラーリの記憶としては、1990年代にMOMOの創業者"ジャンピエロ・モレッティ"の依頼で"ダラーラ"によって開発され、プライベーターの手により参戦していた"フェラーリ 333SP(Ferrari 333SP)"↓が印象的でした。
alt
※2014年 ムゼオフェラーリにて撮影

こちらは"キャデラック レーシング(CADILLAC RACING)"のパドック。
alt
"デイトナ24時間耐久レース(Daytona 24h)"などIMSAの"DPi(デイトナ プロト インターナショナル)"クラスでは常連だったキャデラックが、"DPi"の生まれ変わり"LMDh"車両がWECにも参戦できるようになったことで、WECに乗り込んできました。
alt
ルマンのキャデラックといえば、2000年代にナイトビジョン(暗視装置)搭載で話題になった"キャデラック ノーススター LMP900(CADILLAC Northstar LMP900)"↓が思い起こされますね。
alt
※2018年 ルマンミュージアムにて撮影

こちらはLMGTAmクラスに"ポルシェ 911RSR-19(PORSCHE 911RSR-19)"で参戦している"プロジェクト 1-AO(PROJECT 1-AO)"のピットです。
alt
アメリカの高級ファッションブランド"COACH"のキャラクターである恐竜の女の子"Rexy(レキシー)"とのコラボレーションで、今年のWEC Fujiの注目チームとなっています。

ちょうどフリープラクティス前の時間帯でドライバーが続々とピットに入っていきました。
alt
ファンサービス中のアンドレ・ロッテラー(#6 ポルシェ ペンスキー モータースポーツ)。

alt
ポルシェ ペンスキー モータースポーツ代表のロジャー・ペンスキー御大も姿を現しました!

パドックに同行したH君はレーシングドライバーマニアで、ほとんどのドライバーを顔を見ただけで判別がつく強者です。また、ドライバーとの2ショット写真コレクターでもあるので、今回はH君がドライバーを見つけて自分が「彼との2ショット撮るからよろしくね~!」的に英語で話しかけて、2ショット写真を大量ゲットしていました^^;

自分としても、アンドレ・ロッテラーやケヴィン・エストレ、ロイック・デュパルに今年のルマン覇者アントニオ・ジョビナッツィ、ハプスブルク家の末裔にして"王子"ことフェルディナント・ハプスブルク・ロートリンゲン達と会話ができて、充実のひと時でした♪

それではフリープラクティスが始まったので、ピット入口で観ていきましょう!

#31 チーム WRT オレカ07 - ギブソン (TEAM WRT ORECA 07 - Gibson)
alt
まずは今年でWECシリーズ(ルマン24hは除く)では見納めのLMP2クラスの"TEAM WRT"のマシンが走ってきました。LMP2クラスは本来4つのシャシコンストラクターが用意したマシンから選択可能なレギュレーションでしたが、WECにおいては全車が"オレカ 07"を選択したことで、実質ワンメイク状態になっています。

エンジンは元々は"ザイテック(Zytek)"の名で知られたイギリスのレーシングカーコンストラクターに端を発する"ギブソン・テクノロジー(Gibson Technology)"が開発した4.2リッターV型8気筒NAエンジンを搭載しています。

#31号車は"王子"ことフェルディナント・ハプスブルク・ロートリンゲン、ショーン・ゲラエル、ロビン・フラインスのドライブで今回のレースに挑みます。

#10 ヴェクタースポーツ オレカ07 - ギブソン (VECTOR SPORT ORECA 07 - Gibson)
alt
こちらはヴェクタースポーツの"ORECA 07"です。車両は前述の"TEAM WRT"と同じですが、このチームの最大のトピックはなんといっても2024年シーズンから"ハイパーカー"クラスに"イソッタ・フラスキーニ(Issota - Fraschini)"のLMHマシンで参戦することでしょう。

イソッタ・フラスキーニは、1900~1955年までイタリアに存在した高級車メーカーで、チェザーレ・イソッタ(Cesare Isotta)とオレステ・フラスキーニ(Oreste Fraschini)によって、ミラノに設立されました。来年WECに参戦してくるイソッタ・フラスキーニは、そんな往年のブランドを復活させてLMH車両のみならず、サーキット専用市販モデルも生産する予定だそうです。

ちなみにこちら↓は当時のイソッタ・フラスキーニ、1920年型 "イソッタ・フラスキーニ ティーポ8(Issota Fraschini Tipo 8)"です。
alt
※2017年 トリノ自動車博物館にて撮影

いよいよお待ちかねの"ハイパーカー"クラスの車両を見ていきましょう!

#8 トヨタ ガズーレーシング GR010ハイブリッド (TOYOTA GAZOO RACING GR010 Hybrid)
alt
まずは言わずと知れたトヨタ ガズーレーシング。WECからアウディ(Audi)、ポルシェ(Porsche)の撤退以降の冬の時代も参戦を継続したことで、今年の百花繚乱を迎えることができました。

"GR010 ハイブリッド"は、LMH車両のレギュレーションで開発され、前輪を200kWのMGU(モーター・ジェネレータ・ユニット)で駆動し、後輪を3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンで駆動する4輪駆動車になります。

ただし、フロントMGUの作動が許されるのはBoP(性能調整)により190km/h以上と定められたことで、ノンハイブリッドLMH車両や、後輪駆動のLMDh車両と比べて圧倒的なアドバンテージにならないようになっています。

#5 ポルシェ ペンスキー モータースポーツ 963 (PORSCHE PENSKE MOTORSPORT 963)
alt
WECに復帰するにあたってポルシェが開発した"ポルシェ 963"です。車両はLMDh車両のレギュレーションで設計されています。

LMH車両がメーカーの開発自由度が高い車両であるのに対して、LMDh車両は"オレカ"、"リジェ"、"ダラーラ"、"マルチマチック"の4メーカーのいずれかのLMP2用モノコックをベースに、統一規格のハイブリッドシステムと自社製エンジンを組み合わせ、メーカー独自のボデーワークを被せるという成り立ちになっています。

"ポルシェ 963"は、カナダの"マルチマチック"社製のLMP2用モノコックに市販ハイブリッドスーパーカー"918スパイダー(918 spyder)"の4.6リッターV型8気筒ツインターボエンジンと、LMDh共通50kWのハイブリッドユニットを搭載しています。

こうした成り立ちを見ても、今回の"963"以前WECに参戦していた"919 ハイブリッド(919 Hybrid)"とは、開発コンセプトが異なり既存のエンジニアリングをうまく使って"プライベーターに広く使ってもらう"ルマンカーを目指しているように見えますね。

それはまるで、Cカー時代を席巻した"ポルシェ 962C"を連想させる"963"のネーミングからも強く感じられます。

#38 ハーツ チーム ジョタ ポルシェ 963 (Heatz Team Jota PORSCHE 963)
alt
こちらはそんな"962C"時代を連想させるプライベートエントリーの"ポルシェ 963"の1台です。LMP2クラスの常連でイギリスの強豪"Jota(ジョタ)"が、"ポルシェ 963"を手に入れて"ハイパーカー"クラスに参戦してきました。

#2 キャデラック レーシング Vシリーズ.R (CADILLAC RACING V-Series.R)
alt
パドック裏で少し語った通り、元々キャデラックはDPi車両でIMSAを主戦場としていたチームなので、本レギュレーションにおいてもLMDh車両を開発してきました。

モノコックはイタリアの"ダラーラ"製LMP2用を使用して、5.5リッターV型8気筒NAエンジンと、LMDh共通50kWのハイブリッドユニットを搭載しています。アメリカンレーシングといえども、もうOHVではなくDOHCですが、クロスプレーンクランクに大排気量NAエンジンのエキゾーストノートは"アメリカン"の一言に尽きます。

#94 プジョー トタルエナジーズ 9X8 (PEUGEOT Totalenergies 9X8)
alt
昨シーズン"ウイングレス車両"として、話題をさらった"プジョー 9X8"がピットに入ってきました。"9X8"は、トヨタと同じく車両の独自開発が可能なLMH車両のレギュレーションで設計されたマシンで、前輪を200kWのMGU(モーター・ジェネレータ・ユニット)で駆動し、後輪を2.6リッターV型6気筒ツインターボエンジンで駆動する4輪駆動車になります。

こちらは、BoP(性能調整)により前輪MGUの作動速度は135km/h以上と、トヨタより55km/h低速域から4輪駆動のアドバンテージを生かすことができます。

#50 フェラーリ AFコルセ 499P (Ferrari AF CORSE 499P)
alt
こちらが50年ぶりにワークス体制でスポーツカーレースにカムバックした"フェラーリ 499P"です。トヨタ、プジョーと同じくLMH車両のレギュレーションで設計され、前輪を200kWのMGUで駆動し、後輪は"296GT3"で実績のある3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジンで駆動する4輪駆動車になります。

"499P"は"トヨタ GR010"と同様に、190km/h以上で前輪MGUによる駆動アシストが許されています。フェラーリ伝統の1気筒あたりの排気量(499cc)に、スポーツプロトタイプカーである"P"を組み合わせた"499P"という名称は、オーセンティックでとても素敵なネーミングですね♪

ただ個人的には、フェラーリのルマンカーぐらいV型12気筒NAエンジンで、官能的なエキゾーストノートを奏でて欲しいとも思ってしまいます^^;

#4 フロイド ヴァンウォール レーシング チーム ヴァンダーヴェル 680 (Floyd Vanwall RACING TEAM Vandervell 680)
alt
近年のWEC最高峰クラスにおいて、テールエンダーの常連になりつつある"バイコレス(ByKolles)"。コリン・コレス率いるこのチームは、毎回面白い車造りでWECファンを魅了してくれますが、今シーズンに投入してきたこの"ヴァンダーヴェル 680"は、1950年代に黎明期のF1で活躍した英国のコンストラクター"ヴァンウォール(Vanwall)"のブランドを復活させてきました!

この"ヴァンダーヴェル 680"は"LMH"車両のレギュレーションで設計され、エンジンはバイコレス時代のLMP1カー"CLM P1/01"から引き継がれた"ギブソン・テクノロジー"社製の4.5リッターV型8気筒NAエンジン(GL458型)を搭載しています。

WECに参戦するLMH車両では、今回の富士とバーレーンをスキップした"グリッケンハウス 007 LMH"と、この"ヴァンウォール ヴァンダーヴェル 680"がMGU非搭載の"ノンハイブリッド車両になります。

最後にLMGTE Amクラスから1台紹介します。

#56 プロジェクト1-AO ポルシェ 911RSR-19 (PROJECT 1-AO Porsche 911 RSR-19)
alt
2024年シーズンからは、WECのGTクラスが"GT3車両"をベースとした車両規定になることから、"LMGTE Am"クラスの車両は今シーズン限りで見納めとなります。

先ほどパドックで、恐竜の女の子"Rexy(レキシー)"とコラボっていたポルシェがこの車両です。911RSRが、おもいっきり恐竜になってます^^;

これにてPart 1は終わりです。
長文ながら最後までお付き合いいただき、ありがとうございます♪

Part 2へ続く

2023年08月13日 イイね!

Rossoの塗装リペアとラリーランプポッド装着!!

Rossoの塗装リペアとラリーランプポッド装着!!








こんにちは~
お久しぶりです!

今回は外装がだいぶ"くたびれてきた"Rossoの塗装リペアを行ったので、その様子とそのついでにちょっと悪戯した模様(笑)をレポートします!
alt
こちらは今年のお正月に成田空港までドライブに行った際に撮ったRossoですが、Corolla WRC Bodykitがカーボン/ケブラークロスを使用したCFRP素材で樹脂なので、樹脂部分の塗装の劣化が著しくなってきました・・・

そこで外装のリペアを計画していましたが、どうせ外装やるならと、兼ねてから付けたいと思っていたラリー用のランプポッドを装着することにしました。

というか、塗装のリペアだけなら1年前からやりたいと思っていたのですが、このランプポッドの情報がほとんどなく・・・リサーチに時間がかかり今に至る感じです^^;

ヨーロッパのRally屋さんのホームページを見ていると、主要なラリーベース車両向けには専用のランプポッドキットが発売されていますが、Corolla WRC用がなかなか見つからなく、やっと見つけたスペインのRally屋さんは問い合わせしてもレスポンスナッシング・・・

そこでCorolla WRC用は諦めて、他車流用で検討することにしました!

そうと決まれば、まずはランプポッドがどんな部品構成でどんな構造になっているのかが知りたかったので、"All included(全部入り)"のキットを調査がてら購入してみました!

2023年1月

発注していたランプポッドキットが、イギリスから届きました~
alt
このキットは、イギリスのオースティン・ヒーレーやクラシック ジャガーの名門"Denis Welch Motorsport(デニス ウェルチ モータースポーツ)"からジャガーE-type向けに用意されているランプポッドキット↓です。
alt
All includedな点と丸み帯びたライトハウジングがCorolla WRCのランプポットと似ていることから購入に踏み切りました!

現物はこんな感じ↓
alt
これをこのまま装着してっと・・・てのは冗談で^^;
alt

しかし、Rossoにランプポッドを仮置きしてみると、ボンピンが干渉してしまい調整程度では、どうにもなりそうもないので向きを変更します。
alt
RossoはCorolla WRC Bodykitを装着した2018年当時、お台場のMEGAWEBに展示されていたライセンスプレート"K-AM 6706"の"Corolla WRC プロトカー"に則ってボンピンを前側に引いてフードを開ける仕様で装着しました。
alt
しかし、実践に投入されたCorolla WRCの写真や動画を見るたびに気になっていたのが、このボンピンの向きが逆(後ろ向き)だということ。"K-AM6707"のみが前向きになっていることでした。

何のことはない、この向きだとナイトステージでランプポッドが付かないんですね^^;

ジャガーE-type用なので、当然ポン付けはできません。
alt
一部のフランジ部を残してフィットしない部分はカットし、Rossoのフード形状に合わせて削っていきます。
alt
ちなみにランプポッドの取り付けは、こんな感じのスライドラッチ↓で取り付けるようです。
alt
こういったところは、やっぱり"All included"で揃えないとなかなか分からない部分なので、ジャガーE-type用を買って良かったと思います。
alt
こんな感じで、しっくりくる位置にフィットできました。
alt
スライドラッチ用のフランジが約30mmなので、フランジをカットした部分に、新たにRossoのフード形状に沿ったフランジをFRPで作成してもらいます。

この作業は、以前にCorolla WRC Bodykitのフィッティングの際にもお世話になった塗装屋さんのA氏にお願いします。

2023年6月
alt
フランジが形成されたのでRossoに合わせて形を整えていきます。
alt
まずは粗目に削って、こんな感じに・・・
alt
なんとかRossoにフィットする形状になりました~
alt
スライドラッチも、いい感じです。
alt
だいぶ、全貌が見えてきました♪
alt
Corolla WRCのランプポッドには欠かせない両サイドの補強ロッドも、スペインのラリー用品店"Rallystore.net"にて購入しました。
alt
だいたいのカタチが見えたところで、塗装が仕上がってくるのを待ちます。

2023年8月
alt
お盆にRossoで帰省できるようにと、A氏がお盆前に塗装を仕上げてくれました♪
alt
いよいよフィッティングに入ります。
alt
まずはフェンダーから取り付けます。
alt
フロントマスクとバンパーが付いて、Rossoの表情が戻ってきました~
alt
フードが付きましたが、この姿はしばらく見納めです。
alt
ランプポッド取付用のピンを取り付けます。
フード先端の2点は角度とランプポッドとのクリアランス的な問題から、スライドラッチの取り付けが厳しかったのでM6ボルトで締結します。
alt
ランプポッドを取り付け、ランプを3点で固定するためのベースをリベットでハウジングに固定していきます。
alt
こんな感じで、ハウジング側にはランプを固定するためのベースが3点付きます。
alt
補強ロッドも装着して~
alt
ランプポッドが完成しました♪
点灯方法は色々と制約があるので、配線はこれからじっくりやっていきます^^;
alt
もうヤヴぁ~い感じに仕上がっちゃいました~^_^;

alt
昨日、早速帰省の途中で大黒PAに顔を出してきましたが、cartuneなどで活動されている"スターレット REMIX"乗りのPenguinさんに声をかけて頂き、レア車談義に花が咲きました^^;

いつも無謀な企画に付き合っていただき、それを実現してくれる塗装屋さんのAさんには、感謝しかないです!ありがとうございます!

Posted at 2023/08/13 18:15:20 | コメント(4) | トラックバック(0) | 整備 | クルマ
2023年05月07日 イイね!

ポルシェ エクスペリエンスセンター東京に行ってきた!

ポルシェ エクスペリエンスセンター東京に行ってきた!









こんにちは~
ご無沙汰しております!
GWももう終わりですね~

今回は表題の通り、GWにポルシェ エクスペリエンスセンター東京(Porsche Experience Center Tokyo)に行ってきたので、その模様をレポートします!

建設中の時から気になっていたポルシェ エクスペリエンスセンター東京(以下 PEC東京)ですが、いざオープンしても"550が完成したら行こうかな^^;"とかなんとか言って、機会がなく訪問出来ていませんでした。。。

今回GWに4年ぶり(コロナ禍前以来)に会う中学時代の友人と「どこ行こうかね?」と話しているときに、話題になったのがこちら"PEC東京"でした。
「いや~俺も行きたかったんだよね~」と即決でした!笑

友人は昔から車には興味はあるものの、都内住まいが長かったため車はおろか免許も持っていないので、今回は免許がなくてもPorscheを存分に"Experience(体験)"できるプランで楽しむことにしました♪

千葉県あるあるですが"PEC東京"は、千葉県木更津市にあります。
"東京ディズニーランド(千葉県浦安市)"や"東京ドイツ村(千葉県袖ケ浦市)"などと同じく慣例通りのネーミングです。
alt
PEC東京に到着しました!
alt
早速、ポルシェの現行モデルと特設コース、そして丘の中ほどに"PORSCHE"ロゴのモニュメントが迎えてくれます。
alt
駐車場にはチャデモ規格の急速充電スタンドと普通充電スタンドもあるので、タイカン(もしくは他社製EV)で来ても、遊んでる間に充電できるみたいです。
alt
充電スタンドもスクエアーでカッコよいデザインですね。
alt
エントラントは"WELCOME"と"ようこそ"でおもてなし。
PEC東京は、ところどころに日本的な要素も取り入れられた造りになっています。

受付を済ませると"919ハイブリッド(919 Hybrid)"が出迎えてくれます。

ポルシェ 919ハイブリッド(PORSCHE 919 Hybrid)
alt
ポルシェ919ハイブリッドは、FIA世界耐久選手権(WEC)のトップカテゴリー"LMP1"用に開発されたプロトタイプレーシングカーです。

デビューは2014年、2015年から2017年まで3年連続でル・マン24時間レースを制し、WECのドライバー選手権およびマニュファクチャラー選手権を獲得するなど圧倒的な強さを発揮しました。ポルシェのル・マン通算19勝(2021年現在、最多記録)に貢献した記念すべき1台でもあります。
alt
搭載するパワーユニットは、2リッターの排気量にシングルターボチャージャーを組み合わせて500ps(370kW)を発揮する90度V型4気筒ガソリンエンジンと、排気ガスから熱エネルギーを回収し(ERS)、制動時に運動エネルギーを電気エネルギーに変換(KERS)する2種類のエネルギーリカバリー・ハイブリッドシステムを備えたMGU(Motor Generator Unit)が組み合わせれます。フロントアクスルに搭載されるMGUの最高出力は400psになります。

リアアクスルを駆動する2リッターV4が7速シーケンシャルギヤボックスを介してダイレクトにパワーを路面に伝えるのに対し、MGUは車両バランスを最適化するためにコントロールユニットがホイールトルクを可変制御しています。
※ほぼ原文のまま
alt
この車両解説のフォーマットも、シュトゥットガルトのポルシェミュージアムと同様に左から"車両スペック"→"英語車両解説"→"現地語車両解説"という構成になっていて、ちょっとポルシェミュージアムに来たような感覚を味わえます♪


ポルシェ 718ケイマン GT4 トリビュート906(PORSCHE 718 Cayman GT4 Tributo 906)
alt
Porsche 718 Cayman GT4 Tributo 906は、1967年に富士スピードウェイで開催された日本グランプリで生沢 徹が運転した伝説のレースカー ポルシェ906をオマージュした特別なモデルです。
alt
この車はオーダーカスタマイズの頂点である「Sonderwuhsch(ゾンダーヴンシュ
)」プログラムの一環として、ポルシェジャパンとPorsche Excusive Manufakturとのコラボレーションにより生まれました。

オリジナルのポルシェ906からインスピレーションを得たGT4は、906と同じく「ライトアイボリー」のボデーカラーに、「シグナルイエロー」のアクセントを散りばめ、ゼッケン8を配したエクステリアになっています。他にもインテリアのシートヘッドレストやドアシルプレートにも特別なデザインが用いられています。
※原文のまま


919と718ケイマンGT4とは反対側には、356クラブ・オブ・ジャパンからお借りしているという"356 スピードスター"が3台展示されていました。

ポルシェ 356 スピードスター(Porsche 356 Speedster)
alt
ポルシェ356とは、ポルシェが1948年から製造を開始したスポーツカーであり、製品名にポルシェの名を冠した初の自動車です。「356」の名前はポルシェ社内の開発コードに由来します。
alt
ボディタイプは、クーペ、カブリオレ、スピードスターの3タイプが用意されました。スピードスターの原型と言えるモデルは1951年アメリカのディーラー、マックス・ホフマンからの要望により製作された356 America Roadster. コーチビルダーはグレイサーで、わずかに16台のみが作られたに過ぎませんでした。
alt
1954年には356スピードスターが正式デビュー、簡単な幌とサイドカーテンを持つなど、America Roadsterのコンセプトを受け継ぐスパルタンなモデルになります。
※ほぼ原文のまま(語尾のみ"しまえる調"にしてあります・・・^^;)

こちらはPEC東京のトイレのロゴ。
alt
みんなヘルメットをかぶっていて、かわいい感じになっています!

今回参加するプログラムは、免許がなくても楽しめる下記の2つです。
alt
・デモラップ
・シミュレータ・ラボ

デモラップは、PEC東京のインストラクターのドライブするポルシェ車の助手席に同乗試乗します。
シミュレータ・ラボは、本格的な3軸モーション機能の付いたシミュレータを使用して、最新のポルシェや歴代のレンシュポルトの中から1台を選んで、世界中のサーキットを疑似体験できるプログラムになります。
alt
2階のラウンジでポルシェの情報誌"クリストフォーラス"を読みながら、デモラップの開始時間までしばし休憩です。
alt

いよいよデモラップの時間になりました!
alt
今回はラインナップの中で一番スパルタンな"718 Cayman GT4 RS"に同乗させてもらいました~
alt
2.1kmのコースを3周するのですが、最初の1週はインストラクターの方がコースを説明しながらゆっくりめに走行してくれます。

PEC東京のコースは、下記のように連続S字からニュルブルクリンクの"カルーセル"を模したコーナー、そしてラグナセカの"コークスクリュー"を再現したコーナーと短いながらも起伏にとんだ面白いコースです。
alt
"カルーセル"、"コークスクリュー"ともに、オリジナルとは逆回りになっているのは、ドイツ・アメリカのコースを左ハンドルで走行した時の感覚を、右ハンドルの日本で同じ感覚を体験(Experience)できるように、との意図がありあえて逆回りで設計されているとのことです。

2週目以降はインストラクターの方が、かなりのハイペースで飛ばしてくれます!
「走行中のハンドルの動きはスムーズに行います」とか、「今160km/hでコーナーに入っています!」、「タイヤが温まったてきたので、だいぶグリップしてきました!」など、PEC東京の本丸"ドライビング体験プログラム"を連想させるデモンストレーションで、思わずドライビングプログラムの方も受講したくなってしまいます^^;

718 Cayman GT4 RSでのデモラップは、"最新のポルシェは最良のポルシェ"を実感できるとても良い体験(Experience)になりました。

最新のポルシェが欲しいかどうかはさておき、サーキット走行においてはPDKの間髪入れないシフトチェンジはかなりのアドバンテージになるし、大きくなった車体とタイヤ、ブレーキもスタビリティの向上に貢献しているのでしょう。

ちなみに友人は911 Turboでのデモラップを体験(Experience)して、ポルシェのオン・ザ・レールのコーナリングとRR独特のブレーキ姿勢にいたく感銘を受けていました^^;
alt
デモラップの余韻に浸りながら、"Cafe 956"でサンドイッチセットを頂きました!
alt
ブルーベリーの入ったベーグルに、生ハムとチーズを挟んだサンドイッチでブルーベリーの風味と生ハム、そしてサウザンソースのハーモニーがとても美味しかったです。

続いて、2階でシミュレータ・ラボに参加します。
alt
シミュレータは同じ時間で2台予約すれば、それぞれが選んだ車で同じコースを走ることも出来ます。
alt
今回ボクは最近乗れていない550の感覚に一番近そうな"718 Spyder RS - 1960"、友人はガルフカラーの"917K - 1969"をセレクトし、コースはスパ・フランコルシャンです!
alt
やはり操作系が新しめのステアリングにパドルシフトということもあり、550(718)っぽい感覚かと言われれば、ちょっと微妙なところですが、3軸モーションの挙動と"フールマンエンジン"のエキゾーストノートは充分に楽しめました♪

ただ、操作系との相性から比較的新しめの"911 GT1 - 1998"やLMGTEクラスの"911 RSR"、"911 GT3 Cup"あたりに乗れば、もっと再現性が高くて面白いかもしれません。

クラッチ操作は付いているので、356のシフトレバーでも使ったスティックシフト用のシフトレバーデバイスとかあればなぁ~^^;

alt
最後にグッズショップで、"Porsche 953"コレクションのTシャツがあったので、ゲットして帰路につきました。
alt
背中に"953"のプリントも付いていて、いい感じです。
(たばこ広告規制の影響で、RothmansロゴはRoughRoadsになっていますが、953プリントのRothmansロゴはそのままなんですね・・・^^;)

もう何年もポルシェミュージアムには行けていませんが、木更津でプチポルシェミュージアム体験ができるこんな良いスポットがあるなら、帰省のたびにちょっと立ち寄るだけでも良さげですね。
alt
さらに"ポルシェ"ブランドを多くの人に体験(Experience)してもらう施設ということで、スタッフの方々のホスピタリティが良いのも、すごく好感が持てました♪

是非また訪れたいです。



Posted at 2023/05/07 14:29:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライヴ | クルマ
2022年11月27日 イイね!

FORUM8 Rally Japan 2022 Aichi/Gifu 観戦記(Part 1)

FORUM8 Rally Japan 2022 Aichi/Gifu 観戦記(Part 1)









こんにちは~

最近はすっかりモータースポーツ観戦ブログになりつつありますが、今回もモータースポーツ観戦について書きます^^;

先々週末、12年ぶりに日本再上陸を果たした"Rally Japan"を観に行ってきたので、その模様を複数回(2回の予定だけど3回になるかも・・・汗)に分けてレポートします!
※例にもれず今回も長編となっていますので、お時間のある時にご覧ください!汗

しかし、まぁなんといっても個人的には"WRC(世界ラリー選手権)"初観戦とあって、行く前から期待度抜群でした!!

またFIA格式のラリー観戦という意味では、2009年に卒業旅行で行ったイタリア サルディニア島で行われた"FIA ヒストリックラリー選手権 ラリー・デル・コラーロ 2009"↓観戦以来のラリー観戦になります^^;
alt

2022年11月11日(金)深夜
alt
"Rally Japan 2022"の開催地 豊田市へ向けて、東北道を南下します。

途中、ちょうど東名の秦野中井付近で夜が明けてきました。
alt
天気も良く、霊峰富士もバッチリ拝んで豊田へ向かいます。

alt
新東名 掛川PAでトヨタ 2000GTと遭遇!

alt
豊田が近くなるにつれて"ラリー"なクルマが増えてきました^^;

alt
"FORUM8 Rally Japan 2022 Aichi/Gifu"のメイン会場である豊田スタジアムは、駐車場にサービスパークを設置していて、今回は駐車場がないので、近隣の駅前駐車場にRossoを停めてパーク&ライドで向かいます。

alt
豊田スタジアムに到着しました!
alt
今日(11/12(土))は、ここ豊田スタジアムでのサービスパークと岡崎SSの観戦をスケジュールしています。

関西方面から合流予定のkimu_ninetyさん、Kさん、Hさん、Sさん御一考の到着が遅れているため、会場内を散策して待ちます。

こちらは"歴代ラリーカー展示"コーナー
alt

1995年 トヨタ セリカ GT-FOUR ST205(Toyota Celica GT-FOUR ST205)
alt
1995年のコルシカラリーにて、ディディエ・オリオールのドライブで優勝した車両そのものです。この時代のWRCはGr.A車両により戦われていて、街で見かけるクルマがそのまま世界選手権で優勝するとてもロマンのある時代だったように思います。

1998年 スバル インプレッサ 555 WRC 98(Subaru Impreza 555 WRC 98)
alt
それまでGr.Aのホモロゲーションを持っていたインプレッサ 4ドアセダンのWRXベースから、改造範囲の広いWRカー規定発足に合わせて、非力なNAエンジン搭載の2ドアクーペのベースグレード”リトナ”をベースに、英国のプロドライブがWRカーに開発した車両です。

1997年 トヨタ カローラ WRC(Toyota Corolla WRC)
alt
こちらも改造範囲の広いWRカー規定に則り、本来2リッターターボ+4WDの設定がない欧州カローラに、肥大化して戦闘力を失いかけていたセリカのメカニカルコンポーネンツとジョイスティック型シーケンシャルミッションなどの新技術を詰め込んで、WRCを戦える戦闘力を構築していきました。

この車両、以前はお台場のメガウェブに展示されていて、Rossoに"カローラWRC Bodykit"を装着する際に、何度も参考に観に行ったので久々の再会です!

2005年 三菱 ランサー WRC 05(Mitsubishi Lancer WRC 05)
alt
こちらは三菱が2005年にWRカー規定に則って開発したランサーWRC。三菱のラリーカーの代名詞とも言える"エボリューション"の文字がないことからも判るとおり、"ランエボ"ではなく"ランサーセディア"をベースとしています。
alt
ボクのRossoに装着した"カローラWRC Bodykit"を製作しているポーランドのCars4You Custom社で、このランサーWRC 05ルックのボデーキットを販売しているので、ランエボIXあたりに装着したら面白そうだなぁ~^^;

お膝元"トヨタ ガズー レーシング(Toyota Gazoo Racing)"のブース
alt
最新のGRカローラとGRヤリスの展示と一緒に、GRヤリスの開発車両↓が展示されていて興味深かったです。
alt

会場内には、これらのマシン以外にも至る所にWRCにゆかりのクルマが展示されていました。

三菱 ギャラン VR-4(Mitsubishi Galant VR-4)
alt

トヨタ セリカ GT-FOUR ST185 (Toyota Celica GT-Four ST185)
alt
OZのカタログでおなじみのST185も、OZブースに展示されていました。

そろそろサービスインの時刻が迫ってきたので、サービスパークに移動し始めます。
alt
途中で00カーが通り過ぎ、近隣からエキゾーストノートが聞こえてきました。

このゲートの先にRally1カーのサービスパークがあります。
alt
当日開催のSSのチケットがあれば豊田スタジアムには入場できますが、このサービスパークへはSSのチケットでは入場できないので、別途 豊田スタジアムの入場券が必要になります。

"ヒョンデ シェル モビス(Hyundai Shell Mobis)"ワークスのサービスパーク。
alt
もうすでに結構な人だかりができています。

こちらは"Mスポーツ フォード(M-Sport Ford)"のサービスパーク。
alt
"Mスポーツ フォード"は、英国のラリードライバー マルコム・ウィルソン(Malcolm Wilson)が立ち上げたプライベートチームに端を発するコンストラクターで"フォード(Ford)"のブランドが入っていますが、完全なワークス体制ではありません。

こういった事情からか"トヨタ"と"ヒョンデ"の2大ワークスと比べると、ややこじんまりとしたサービスパークになっています。

ここから先(トヨタ ガズーレーシング方面)は、もう凄い人だかりで行ったら帰ってこれそうになかったので、ここで"Mスポーツ フォード"のサービスパークを見学することにしました♪
alt
サービスインが始まるまでの間に、ここで公式パンフレットの車両解説(英語)を翻訳しながら、2022年シーズンを戦うWRC最高峰クラス"Rally1車両"を見ていきましょう。

トヨタ ガズーレーシング WRT / GRヤリス ラリー1 ハイブリッド
alt
今シーズンから適用された"Rally1"カー規定に則って開発されたトヨタのWRCカーです。外観上は、市販車"GRヤリス"の面影があるようにも見えますが、鋼管スペースフレームのシャシにカーボン製ボデーを被せた全くの別物です。

またRally1規定では各社共通のハイブリットパワーユニット(HPU)の搭載を義務付けられているため、市販車には存在しない"GRヤリス ハイブリッド"というネーミングが与えられています。

ヒョンデ シェル モビス WRT / ヒョンデ i20 N WRC ラリー1
alt
"ヒョンデ"という聞きなれないブランドですが、"ヒュンダイ"改め"ヒョンデ"として近年日本に再上陸を果たした韓国の自動車メーカーです。

日本国内では、BEV(バッテリーEV)の"アイオニック5"と燃料電池車の"ネクソ"の2台のみの展開ですが、Rally1カーのベースになったのは、欧州を中心に販売されているBセグメントカー"i20"のスポーツ仕様の"N"です。

といっても"GRヤリス ハイブリッド"同様に、鋼管スペースフレームに"i20 N"風カーボン製ボデーを被せた別物である・・・

Mスポーツ フォード WRT / フォード ピューマ ハイブリッド ラリー1
alt
昨年まで"フィエスタ(Fiesta)"ベースのWRカーで参戦していたMスポーツ フォードは、今シーズンのRally1カー規定に合わせて、ベース車両をコンパクトSUVの"ピューマ(Puma)"にスイッチしてきました。

つまるところ、鋼管スペースフレーム+カッコだけのカーボン製ボデーなら、コンパクトカーより売れ筋のコンパクトSUVを被せた方が、マーケティング戦略的にも美味しくねぇ~って思ったかどうかはしらないですが(汗)、かくして横から見たら"ほぼフィエスタ"ってくらい"ローフォルム"でカッケーSUVが完成しました^^;

こんだけ車高短で着座位置も低いならSUVでもいいかなぁ~爆
まぁでも、このベースになった"ピューマ"は、市販車モデルでも"エコブースト ハイブリッド"のグレードが設定されていて、48Vマイルドハイブリッドシステムと6MTの組み合わせが選択できる点が、とてもヨーロッパ的で素敵な1台でもあります♪

そして、各社統一されていないフォーマットで提出されたと思われる車両解説ページの中にあって、Mスポーツ フォードのスペック表が妙に"カーマニア"感が出ていて、好感が持てますね^^;

alt
そうこうしているうちに、#42 クレイグ・ブリーン / ジェームス・フルトン組の"フォード ピューマ ハイブリッド ラリー1"のサービスインが開始されました!

alt
そしてクルマはまだサービスに来ていないですが、ガス・グリーンスミス(Gus Greensmith)本人が登場!!
alt
快くファンサービスに応じていました。こういう姿を見ると、ファンになっちゃいますねぇ~
alt
#44 ガス・グリーンスミス / ジョナス・アンダーソン組のサービスインも開始されました!
alt
サービスインが始まると、すぐさまマシンは馬に載せられメンテナンスが進められていきます。

Rally1車両はサービスパーク内では、モーター駆動での走行がルール化されているようで、サービスインが終了するとモーター音と共に走り去っていきました~

※途中で通過する"シュコダ ファビア R2(Skoda Fabia R2)"はRally2車両なので
、ガソリンエンジンで走行しています。

Mスポーツ フォードのサービスインが終了したので、一応トヨタのサービスパークの前に行ってみました。
alt
ご覧のような人だかりで、全く中が見えません(T_T;)
ちょうど、トヨタのサービスパークの向かい側がサービスパークに入るチェックポイントになっていて、続々と参戦車両が入ってきていました~

alt
こちらはモータージャーナリストでJ-sportsのWRC解説でもおなじみの国沢 光宏さんの"ルノー クリオ R5"です。ルノースポールの伝統的なワークスカラーをまとっていて、通好みですね♪

alt
「スバル ヴィヴィオ以来の軽自動車WRC参戦!!」と、一部の界隈で話題になっていた"ダイハツ コペン(Daihatsu Copen)"がやってきました。

alt
Rally1車両がいなくなってやっとトヨタのサービスパーク内が覗けるようになりました。

こちらは"ヒョンデ"のサービスパーク。
alt
ヒョンデはシェルがメインスポンサーなので、シェルHELIXカラーの給油機?がカッコいいですね!

ヒョンデのサービスパーク横に停められたクルマ達。
alt
前の1台は国内でも販売開始した"アイオニック5"ですが、後ろのクルマが気になりますねぇ~
alt
ドイツ登録のナンバーが付いたレッキ車のようです。
欧州をクルマで走っていたりすると、ある時期のヒョンデ車のリヤデザインが結構BMWに似てるなって思うことがあったので、てっきり日本未発売のヒョンデ車か?っと盛り上がっていましたが、どうやら本当にBMW 1シリーズのレッキ車だったようです^^;

Mスポーツ フォードは、ちょうど海上コンテナサイズの"M-Sport"ロゴ入り横断幕が掛けられていてカッコいいですね!
alt
こういう所は、Rally1車両を扱う3メイクスの中ではMスポーツ フォードが一番ヨーロッパ的でハイセンスなように思います。

alt
Mスポーツ フォードのレッキ車両は"フォード フォーカスRS"を使用していました。

WECの時にも感じますが、このようなFIA格式の世界選手権のパドックやサービスパークって、ヨーロッパのレースシーンをそのまま切り取って持ってきたような雰囲気が漂っていて、格別なんですよね~♪

この雰囲気を感じられるだけでも、サービスパークの別料金を払った甲斐があったと思います^^;

初回からずいぶん長編になりましたが、今回のレポートはここで終了です。
次回はいよいよ岡崎に移動して、Rally JapanのSSを観戦します!

つづく


Posted at 2022/11/27 23:34:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツイベント | クルマ
2022年09月20日 イイね!

WEC 6 hours of Fuji 2022観戦記(後編)

WEC 6 hours of Fuji 2022観戦記(後編)









こんにちは!

"WEC(World Endurance Championship)"日本ラウンド"6 hours of Fuji(富士6時間耐久レース)"の観戦リポートの後編です。
※前回に引き続き超大作となりますので、お時間のある時にご覧ください^^;


2022年9月11日(日)
alt
決勝日当日、よく晴れて富士山もくっきり拝むことができました!
alt
朝食はS耐富士24時間レースで好評だった"ホットサンドにトマトとマッシュルームのソテー"を作りました!今回はホットサンドの具材に生ハムとシュレッドチーズを使った"チロレーゼ(チロル風)"にしました。

スタートはグランドスタンド最前列に陣取りました。
alt
いつもは天気が悪いこともあり2階席の上の方にいることが多いですが、最前列はスタート前のスターティンググリッドの様子が伺えて面白いですね。

alt
フェルディナント ハプスブルク・ロートリンゲンとレンガー・バン・デ・サンデ(Renger Van der Zande)がユナイテッド オートスポーツのドライバー2人と談笑しています。

alt
こちらはメディアの取材に応じるドリス・ヴァンスール(Dries Vanthoor)
兄 ローレンス・ヴァンスールはポルシェのワークスドライバーをしていますね。今年のニュル24hでは、序盤に兄弟同士討ちで兄 ローレンスの駆る"マンタイ・レーシング"の"911GT3RS"がクラッシュ⇒リタイヤに追い込まれ、ポルシェファンとしては落胆したのが記憶に新しいです・・・T_T;

スタートを待つ2台の"プジョー9X8"
alt
こうしてソリッドグレーの艶めかしい車体が2台並んで佇んでいる姿を見ると、一瞬"ミシェル・ヴァイヨン"の得体のしれない敵チームが爪を隠して潜む様子にも思えてきます。

スターティンググリッドのスタッフたちもピットウォールの内側に戻り、いよいよフォーメーションラップが始まります。
alt
LMHクラスのスタート順は以下の通り
1位 #7 トヨタ GR010 ハイブリッド(Toyota GR010 HYBRID)
2位 #8 トヨタ GR010 ハイブリッド(Toyota GR010 HYBRID)
3位 #36 アルピーヌ A480 ギブソン(ALPINE A480 - Gibson)
4位 #93 プジョー 9X8(Peugeot 9X8)
5位 #94 プジョー 9X8(Peugeot 9X8)

alt
各車フォーメーションラップに向かいます。

alt
先頭の#7号車がホームストレートに戻ってきたら、いよいよ"6 hours of Fuji"6時間の戦いの始まりです!

alt
追撃する灰色のライオン

alt
まだ開発途上の"コルベットレーシング#64号車"も、ポルシェ&フェラーリを追撃にかかります。

今回は今まであまり行かなかった撮影スポットにも行ってみようということで、まずはピット入口でカメラを構えることにしました。
alt
富士山とホームストレートを疾走するマシンが撮れるスポットです!

さらにピットインしてくるマシンも真正面から捉えられます。
alt
ちょうどLMP2のマシンが1回目のピットストップを迎えていました~

alt
AFコルセとポルシェの戦いをまとめて抜きにかかるプジョー9X8

alt
#36 アルピーヌA480が1回目のピットイン!

alt
#93 プジョー9X8も

alt
#8 トヨタ GR010もピットインです。

お腹もすいてきたので、おフランス物産コーナーで昼食を調達します。
alt
今日はこちらのキッチンカーで、スモークチキンとチーズのパニーニとベリーMIXスムージー♪
alt
パニーニってイタリアじゃ・・・まぁ、細けーこたぁ(以下略)

alt
レース開始から約2時間経過して順位は、
1位 #8 トヨタ GR010 ハイブリッド(Toyota GR010 HYBRID)
2位 #7 トヨタ GR010 ハイブリッド(Toyota GR010 HYBRID)
3位 #36 アルピーヌ A480 ギブソン(ALPINE A480 - Gibson)
4位 #94 プジョー 9X8(Peugeot 9X8)
5位 #93 プジョー 9X8(Peugeot 9X8)

ちょうどグランドスタンドで昼ご飯を食べているときに、#93 プジョー 9X8がピットガレージに収まるトラブルが発生。

1コーナー内側のエリアに来ました。
alt
順調に周回を重ねる#8号車

alt
しばらく見ていると、プジョーは#93号車しか来なくなりました・・・
どうやら#94号車にオイルリークのトラブルが発生した模様です。

その後すぐに#94号車もレースに復帰しましたが、やはりデビュー2戦目。まだまだ解決しなければならないトラブルがありそうです。

コカ・コーラコーナーの飛び込みでの1コマ
alt
LMP2だろうがLMGTEだろうが、リヤウイングがあるのが当たり前の世界に、一石を投じる"プジョー9X8"の後ろ姿です。最近のプジョー製市販車のモチーフでもある"ライオンの引っ掻き跡"を模した3本のテールライトをうまくハイパーカーに取り入れています。

今度はコカ・コーラコーナーの立ち上がりです。
alt
こうして"コルベット C8.R"を真横から見ると、完全に"ミッドシップスポーツ"のフォルムをしていますね。"ロングノーズ・ショートデッキ"って、なにそれ美味しいの?とでも言いたいくらい清い方針転換です^^;

alt
"トヨタ GR010 ハイブリッド"も真横から見ると、市販モデルを念頭においてデザインされたとはいえ、典型的な"近年のルマンプロト"の造形をしています。

alt
リヤウイングレスの"プジョー9X8"は、やはり独特の造形ですね。

いよいよレースも終盤に差し掛かり、ピットビル屋上にやってきました!
alt
ちょうど"NART"カラーの"スピリット オブ レース"の"488 GTE EVO"がピットインしてきました~

#86 GR レーシング ポルシェ 911 RSR-19(GR Racing Porsche 911 RSR-19)
alt
"GR"といっても"ガズーレーシング"とは無関係で"ガルフ・レーシング"が由来だそうです。

ここの良いところはピット作業が撮影できるところ。
alt
ユナイテッドオートスポーツの2台が最後のピット作業中です。

#33 TFスポーツ アストンマーチン ヴァンテージAMR(TF Sports Aston Martin Vantage AMR)
alt
"LMGTE-AM"クラスのトップを快走する"TFスポーツ"の"ヴァンテージAMR"です。

#94 プジョー9X8
alt
小さなトラブルはありつつも順調にマイレッジを積み重ねる"プジョー 9X8"

alt
"ハイパーカー(LMH)"クラスのトップは#8号車"トヨタ GR010 ハイブリッド"です。

alt
#93号車が最後のピット作業を行っています。

#94号車はピットストップペナルティの消化のためにピットに入ってきました。
alt
リヤウイングは無いといいつつも、リヤフェンダー内側からテールエンドにかけてのリヤカウルが、一種の巨大なウイング形状になっていることが伺えます。

最後にGRスープラコーナーで撮影を行いました。
alt
ゴールに向けてひた走る#8号車。

alt
今シーズンで見納めの"LMGTE-Pro"クラスは、"AFコルセ"の"フェラーリ 488 GTE EVO"がワンツー状態です。

そして17:00。
alt
見事#8号車がトップチェッカーを受けて、長かった6時間の戦いが幕を閉じました~

alt
トラブルに見舞われながら2台の"プジョー9X8"も完走を果たしました。

alt
優勝した#8号車が表彰台の元へ走ってきて、表彰式が始まります。

まずは、ハイパーカー(LMH)クラス
alt
1位 #8 トヨタ GR010 ハイブリッド
2位 #7 トヨタ GR010 ハイブリッド
3位 #36 アルピーヌ A480 ギブソン
alt
トヨタ#8号車は、これでポイントランキングトップのアルピーヌ#36号車と並び、チームの面々も嬉しそうです。

LMGTE-Proクラス
alt
1位 #51 AFコルセ フェラーリ 488 GTE EVO
2位 #52 AFコルセ フェラーリ 488 GTE EVO
3位 #92 ポルシェGTチーム 911 RSR-19

LMP2クラス
alt
1位 #31 WRT オレカ 07 ギブソン
2位 #38 ジョタ オレカ 07 ギブソン
3位 #28 ジョタ オレカ 07 ギブソン

LMGTE-Amクラス
alt
1位 #33 TFスポーツ アストンマーチン ヴァンテージAMR
2位 #85 アイアンデイムス フェラーリ 488 GTE EVO
3位 #777 D'Stationレーシング アストンマーチン ヴァンテージAMR

LMP2 Pro-Amクラス
alt
1位 #83 AFコルセ オレカ 07 ギブソン
2位 #35 アルティメット 07 ギブソン
3位 #45 アルガルベ プロレーシング 07 ギブソン

以上の結果となりました。
alt
レースの余韻に浸りながらホームストレートを散策していると、"9X8"の居ないプジョーワークスのピットが見えました。
alt
まるでアパレルショップのようでおしゃれですね~

続いて、各チームの色々なアイテムが面白いパドックを闊歩します。
alt
こんな"コルベットC8.R"がいたり^^;

alt
"TTE"改め"TMG"改め"TGR-E"はケルン登録のライセンスプレートが付いたATVを持ち込んでいました。

alt
まるでパッケージングされたプラモデルのような"911 RSR-19"の外装パーツ。

ジョタ(JOTA)のパドックには"オレカ07"の予備モノコックがポツンと置かれていました。
alt
ちょっとはみ出してるとはいえ、一般的な木パレで運べてしまうのが流石ストレスマウントのレーシングカーですね~

alt
富士山をバックにパルクフェルメに佇む#8号車。

alt
プジョー陣営は相変わらず秘密主義なのか、そそくさとパルクフェルメからピットへマシンを運んでしまいました・・・汗

alt
このレース後のパルクフェルメのゆっくりとした雰囲気がたまりません♪
alt
パドッククローズ時間の設定が無いなら、いつまでも浸っていたくなります^^;

そんなこんなで3年ぶりに来日したWECシリーズの観戦記でした。
alt
しかもボクは、2019年はDTM×スーパーGTの交流戦を優先してWECはスキップしてしまったので、実に4年ぶりのWECになりましたが、やっぱり欧州のスポーツカーレーシングを肌で感じられるWECは何物にも代えがたい魅力があります。

また、来シーズンはLMDh規定を活用して耐久王ポルシェが"963"でWECにカムバック。
同じくLMDh規定のキャデラックもWECに参戦してきます。
さらには独自設計のハイパーカーを仕立てて、あの"フェラーリ"がワークス体制でWECに乗り込んできます!

2024年にはLMDh規定でBMWとランボルギーニが参戦を表明するなど、今後の増々盛り上がりを見せそうなWECから目が離せそうにありません♪

そして最後に今回一緒にWEC 6 hours of Fujiを観戦してくれたkimu_ninety氏とH氏、楽しいひと時をありがとう!

Posted at 2022/09/21 00:49:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツイベント | クルマ

プロフィール

「ゴールデンウィークのカート乗り比べ体験記 http://cvw.jp/b/1499353/47700125/
何シテル?   05/05 12:59
しまえるシューマッハと申します。昨今のみんカラの飛ぶ鳥を落とす勢いの盛況ぶりに目をつむることができずに登録してしまいました(^_^;) 好物は主にヨーロッ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

Porsche 550 Forever  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/11/26 00:43:01
週末はGulf718で出撃だ!! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/11/15 20:45:26
ロッソ、全塗装完了!! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/11/11 19:49:06

愛車一覧

トヨタ スプリンターカリブ トヨタ スプリンターカリブ
'98年式のスプリンターカリブRosso(5MT,4WD)です。 日本ではカリブのマイナ ...
ポルシェ その他 ポルシェ その他
'93年式 Beck 550 Spyderです。 かねてよりミッレミリア好き、50~6 ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation