福祉施設職員、雪の中を行く。

今は昔、1月10日のこと。
車お遍路3日目の修行終了しました。

何番目のお寺か忘れましたが、本堂に「ありがとうを今日1日で何回言ったか数えてみよう」と、いう紙が貼ってありました。
お遍路してると、いろいろなところで「ありがとうございます」を言って回ります。

今日は道路が冬季閉鎖の道を行けるところまで車で行き、あとは雪道を歩くという当初から難所と想定していた60番横峰寺に行ってきました。




想定だと6km歩くつもりでしたが、スタッドレスで空転しながらグイグイ登り、あと1kmのところで行けなくなり、車を折り返して帰り用にラバーチェーンを巻きました。




そこから、山装備に着替えて、転倒対策に山ヘルにストック、写真には写ってないけどこの後軽アイゼンもはいて、作業車専用道をジャクジャク音を立てて1km歩きました。











帰りはチェーンのおかげでスリップせず、適当なところでチェーンを外して市街地まで。

お遍路用に、YOKOHAMA IG60を買ったけど、このタイヤのおかげで行ってこれました。

あとはひたすら巡拝を続け、ちゃんと本堂と大師堂でお経を読んで、54番の延命寺に17:15ダメ元で行ったら、OKとのことで、先に納経所で書いてもらってから、温泉情報いただきながら、用意していなかったお札を書きました。

お遍路には、「お接待」という文化があって、お遍路さんにいろいろしてあげると、お遍路さんはお世話になった方に自分の札に名前と住所を書いてお渡しするという文化があります。
お遍路で徳を積んでいる修行中の人の徳をおすそ分けするという意味らしいです。
おばさん2人に時間外でも快く納経帳を受けてくださり、温泉情報をいただいたお礼に、初めてお札を書いて渡しました。

お遍路は四国に住む地元の方々に支えられてこそ成り立つ旅なんだなとしみじみ感じた1日でした。