2012年07月14日
最近は、福祉大学や専門学校等で福祉や社会学などを専攻して、民間企業に就職経験もなく、新卒で福祉施設職員になる若い職員さんが多くいます。
必然的に、福祉系の大学の出身者の方は、文系人の方が多いのです。
私は大卒→食品工場→福祉系専門学校と経て、今の職に人生2回目の新卒採用で、福祉施設職員になったので、その大卒ってのが、地味ではありますが、東大京大をS級、KとWをA++級とするなら。ぎりぎりAランク~A-くらいに入るであろう(自称)…工業大学で、今は名前が変わりましたが、当時は工業化学科ってところに在籍して、白衣を着て薬品を混ぜていた…化学屋の端くれだったわけです。
福祉現場には、珍しい理系人なわけです。
理系人は、理屈っぽくてダメなイメージで…例外なく私も理屈っぽいのです。
炭素に水素や酸素がくっついたものを完全燃焼させる…
熱エネルギーとか、ボイル・シャルルの法則の、圧縮時の体積に伴う気体の熱上昇とか…
エネルギー保存の法則とか、質量保存の法則とか…
要するに、シリンダー内で圧縮したガソリンの完全燃焼の話。
うん…ようやく、車ブログとネタがつながったわけです。
そこで出てくるのが、ガソリンの話。
燃費は、みなさん
〇〇km/L
って単位で表していますよね?
つまり、1リットルのガソリンで、どんだけ走ったか…
私も、この数値に一喜一憂するCT乗りの一人。
先日、初給油しまして、777.9kmで36.90リットル=21.08km/L
やっぱり、CTの燃費表示より5%誤差がありますね…
走行可能距離は880kmでした。まだまだですね…。
で、ガソリン1リットルって、重さはなんぼ?…750gくらいらしいです。
これが、比重ってやつです。
ところが、どっこい…
わかりやすく言うと、水1リットル=1,000gってのは、最大比重で言われている数値であって、4℃くらいの数値なんです。
でも、温まってもそれほどびっくりするほど体積が膨張しない。
もし、水の体積が熱を加えることによって、1.1倍に膨張してしまうとすると、水1.1リットル=1,000gだから、水1リットル=909gに…
同じ1リットルでも、軽くなっちゃうんです。
まあ、水の場合、そんなにびっくりするほど体積が変わらないので、誤差の範囲内程度で収まるのです。
何が言いたいかって…
ガソリンは、熱を加えると、水よりもはるかに膨張してしまうのです。
つまり、冬場の気温10℃での1リットルと、夏場の気温35℃の1リットルでは、夏場の方がはるかに軽い!
同じ1リットルなのに、なぜ?…って思うでしょ?
これがね、液体1リットルが気化すると、気体だと1,000リットルになっちゃうわけなんですが、それでも1kgは1kgのままなんですよ。
これが水商売(油商売?)のトリックなわけで…
綿1kgのボールと、鉄1kgのボール…大きさ違うけど同じ重さですよね?
本質は、見た目のカサ(量)ではなく、あくまで「重さ」なんです。
夏場の暑い時期には、膨張して軽くなったガソリンを買わされているんです。
現に、F-1の給油は、〇リットルという給油単位だと、気温の上昇によって、レース展開に必要なガソリンの量(炭素と水素と酸素の量)が足りなくなってしまうので、〇kgの単位で給油しているんですよ。
日本のガソリンスタンドも、車のガソリンタンク容量も 〇リットルの単位で表示しているから、ピンとこないのも事実。
だから、何が言いたいかって…
夏場の真昼間に、膨張して軽くなったガソリンを買うのは愚の骨頂。
1リットルあたり「いくら」って…ガソリンの重さで言ったら、軽くなっちゃっているのよ。
言い換えれば、1kgあたり「いくら」…で考えると、損しているのよ。
気温が下がる午後から夕方、夜にかけては、地下タンクにあるガソリンは、まわりの地熱の影響を多少は受けている…ハズ。
だから、私が推奨する、夏場の給油時間は、1日で最も気温が低くなる、日の出前後2時間の涼しい時間帯。
かんかん照りで暑い日(地面が熱くなっている日)よりも、雨が降って涼しい日(地面が気化熱で冷えている日)。
この法則のほうが、1円あたりのガソリン量が少しでも多く買える…というのが持論。
ここまで言っていうのもなんですが、ホントかどうか、わかりませんよ?
でも、こんなこと、意識してガソリンを入れたら、ちょっと燃費稼げませんかね?
以上、理屈っぽい理系人の独り言でした…。
Posted at 2012/07/14 01:23:17 | |
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