くーたん1222のブログ一覧

今は昔。1月12日のこと。
車お遍路5日目の生存報告。
高級車で車上生活者というアンバランスな旅を楽しんでいます。



昨夜は、雪が降る中、どこで寝ようか迷ったあげく、お寺入り口の道路に高速道路がかかっているのを見て、普通ならば車が通るたびに騒音なんですが、いかんせん雪で通行止めときたもんだから逆に静か。
屋根あるから朝起きたら車が埋もれてたなんてこともない。
追突されないように、入り口付近に止まり、路肩限界まで寄せる。高架はライトがついている。三角表示板も出して、追突されないように安全確保。

こんな夜更けにお寺行く人いないでしょ？
パトカーも通らんでしょ？って事で、カプセルINN CT200で車中泊。




ホットカーペット下に敷くアルミマットに毛布2枚、普段から使っている枕に、山用寝袋。窓にはダンボールとアルミマットをピッタリと切ってはめ込み防寒対策。
外気氷点下にも関わらず、エンジン止めても暖かく寝られました。




愛媛県ってミカンの産地だから南国かと思いきや、静岡近辺だとスキー場以上の豪雪地帯。
タイヤのCMに出てきそうな真っ白な峠道を越えて、いよいよ高知県に入りました。今日だけで移動距離300km、自宅からは1,500km移動しています。




足摺岬を越えて、その先90kmの37岩本寺まで回れたのでかなりいい感じ。
36青龍寺近くの山陽荘というホテルで日帰り入浴とちょっと贅沢な夕食。




龍馬が土佐に来たらカツオぜよって言っているのが聞こえたような…。
カツオのタタキ定食美味でした。

その後、たまった洗濯物を洗いにコインランドリーまで深夜徘徊。
回っている間に、ひたすらお札書き。






はりまや橋撮ってみましたが、何がすごいんだかよくわかりませんでした。

今は昔、1月11日のこと。
車お遍路4日目の修行を終了して、生存報告。
本日は44大宝寺まで終わり、43明石寺めざして、70kmの山間部を移動する。

ここはスキー場かよ！ってツッコミたくなる大雪に車とスタッドレスタイヤの性能に助けられる。
外はマイナス3℃


駐車場に入る際に雪にはまりかけ、地元の方に助けていただきながら広い駐車場に入り、強引に切り返す。



自撮り。転倒防止のため、山靴にチェーンスパイク、ヘルメット装着！














45岩屋寺(山道まで登り700m)







44大宝寺
は、横峰寺同様に山装備で雪の中を歩いて参拝してきました。
本日で、45/88 と折り返しました。
ここから先は、移動距離が長くなりますのでペースが落ちます。

両方のお寺ともに、今日はあなたがはじめてですって、誰もこんな雪の中参拝しないよね。もう笑うしかない、ここまで来たら結願めざしてトコトンやる。もう、それだけです。

ステキな轍とアイスバーンですが、地元人が雪降る地域なのにノーマルタイヤって言うツワモノばかり…。
当然、市街地は渋滞です。

西予市(せいよって読む)に来たら、飲食店がチェーン店系やファミレス、ファーストフードとかも見つからない。

四国のコンビニは、セブンイレブンよりローソンが圧倒的に多い。




セブンイレブンに入って、愛媛県なのに徳島丼なるものを発見したので食べてみる。牛丼と焼肉丼の中間って感じでした。










セブンイレブンの駐車場からの風景とともに、愛媛ナンバーが、古いものと新しいもので、字体が違うのを発見。両方ともえひめって読める目の錯覚に感服。

今は昔。1月10日の修行が終わった後の楽しみ。
今治市の54延命寺まで終わり、松山市の53圓明寺まで約30kmの移動する。

延命寺のおばさんに、53圓明寺近くの権現温泉を勧められて現地に着いて、もしかして道後温泉は近いんじゃ？と気付いて検索したら7km！




行くしかないでしょ！と、三脚構えて撮活してテンションアップ！



410円で一番安い神の湯階下に入る。









坊ちゃんの間を見学(無料)する。よくわからないけど、6畳間でした。明治27年にできた道後温泉本館は、124年目？とか。

東の湯につかっていたら、「あっちは浅くて熱い」とおじさんが。
西の湯ですか？と聞けば、地元の方で、近隣の椿湯の話。

静岡から来てお遍路してますと話をした後、
「せっかくだから両方入って行きなよ。東の湯から西の湯へ移動したらいい。」
西の湯にいたら、わざわざカードを持ってきてくれて…







「これ、お接待です。私が信仰しているお寺の大日如来と不動明王が一体になった守り神だから、財布とかに入れて持っていると良いよ」と。

いただきました。

車の中にお遍路の納め札置いてきてしまったことをものすごく後悔する。










このあたりのオススメ料理は鯛めしだと聞いて、近くのお店に入る。
鯛めしか、鯛釜飯か…悩んで釜飯に。

美味でした！

今は昔、1月10日のこと。
車お遍路3日目の修行終了しました。

何番目のお寺か忘れましたが、本堂に「ありがとうを今日1日で何回言ったか数えてみよう」と、いう紙が貼ってありました。
お遍路してると、いろいろなところで「ありがとうございます」を言って回ります。

今日は道路が冬季閉鎖の道を行けるところまで車で行き、あとは雪道を歩くという当初から難所と想定していた60番横峰寺に行ってきました。




想定だと6km歩くつもりでしたが、スタッドレスで空転しながらグイグイ登り、あと1kmのところで行けなくなり、車を折り返して帰り用にラバーチェーンを巻きました。




そこから、山装備に着替えて、転倒対策に山ヘルにストック、写真には写ってないけどこの後軽アイゼンもはいて、作業車専用道をジャクジャク音を立てて1km歩きました。











帰りはチェーンのおかげでスリップせず、適当なところでチェーンを外して市街地まで。

お遍路用に、YOKOHAMA IG60を買ったけど、このタイヤのおかげで行ってこれました。

あとはひたすら巡拝を続け、ちゃんと本堂と大師堂でお経を読んで、54番の延命寺に17:15ダメ元で行ったら、OKとのことで、先に納経所で書いてもらってから、温泉情報いただきながら、用意していなかったお札を書きました。

お遍路には、「お接待」という文化があって、お遍路さんにいろいろしてあげると、お遍路さんはお世話になった方に自分の札に名前と住所を書いてお渡しするという文化があります。
お遍路で徳を積んでいる修行中の人の徳をおすそ分けするという意味らしいです。
おばさん2人に時間外でも快く納経帳を受けてくださり、温泉情報をいただいたお礼に、初めてお札を書いて渡しました。

お遍路は四国に住む地元の方々に支えられてこそ成り立つ旅なんだなとしみじみ感じた1日でした。

今は昔、1月9日のこと。
車でお遍路逆打ち2日目。
般若心経はじめました。

周りの巡拝されている方々が、お経を唱える中、拝んでいるだけで、ネットで調べた「南無大師遍照金剛」しか知らないのでは気が引けまして…。













弘法大師生誕の地と言われる75善通寺にて、般若心経のミニ経本を買って、参拝時に音読してみる。

わが家のお寺は臨済宗で般若心経は知っていましたが、お遍路さんの弘法大師は真言宗ですが、こちらもまた般若心経だそうで。
というか、般若心経って最強のお経だということを始めて知ったのです。
まあ良いや、とりあえず音程とか区切りとかわけわかんないけど、音読してお経を納めるって、「南無大師遍照金剛」だけじゃなく、もどきかもですがやってみることに意味がある…と、まずは形から。

事件は、ポケットの中で起きていました。
この日最後の66雲辺寺は、ロープウェイで上がります。











山頂は香川県と徳島県の県境が通っております。


香川県からロープウェイに乗り、徳島県側にあるお寺に行きます。











帰りに時間ギリギリの中、写真撮りました。
山頂は雪が舞って(待って)いました。


で、降りてきたら、iPhoneがポケットの中スリープになっており、ハイドラのポイント拾っていませんでした。
ロープウェイで上がるにはお金もかかりますが、実はもう今日の便がありません…。


仕方がないので、徳島県側から車で行く事に…
御朱印は、基本7:00〜17:00しか書いていただけないので、17時以降は次の場所付近に移動となります。


車止めに車を置き、真っ暗な中、山用のヘッドライトを持って参道を歩きます。
ポイントが取れたところで引き返してきました。


こんなアクシデントがありましたが、この2日で予定よりも5時間早くお参りできたので、香川県23ヶ所全て納経し、愛媛県に移動。
明日の朝から愛媛県を回ります。
道後温泉が楽しみです。

で、困ったことに明日のスタート地点である65三角寺付近では、お風呂屋さんが定休日。
レクサスオーナーズデスクに聞いたら、30km離れたところに…。
仕方ないのでお風呂を求めて夜のドライブ。

先に夕飯を…と、◯なまるうどん/◯亀製麺のようなセルフ式うどん屋入ってみる。
「カニカマ天」なる異文化を発見！






食してみる。普通にカニカマの天ぷらなんですが、とにかくでかい。意外とうまい。
10cm以上あってボリューム感いっぱい。
760円で満腹でした。