某掲示板やTwitterで、新型ワゴンRの画像が相次いで流出して話題になっていますね。
スズキ好きでワゴンR乗りの端くれとしては、やはり新型モデルのことは気になるもの…
ということで流出している画像を見つつ色々と検証してみるとします。
これが最初に新型ワゴンRの画像としてネット上に流された画像です。

フロントマスクは少ししか見えないですが、ベストカー誌がスクープしていた画像のように、上下2段にヘッドライトが分割されているように見えますね。
そしてその後続いて流出した画像がこちら。
現行型のようにグレードによってフロントマスクの作り分けが行われるようです。
ちなみに最上級グレードにあたるFZが、最初の流出画像にもなっていた上下2段ライトのフロントマスクとなり、それ以外はアイデンティティでもある縦型ヘッドライトを継承しています。
一方スティングレーは従来の横長マスクから縦型ライトと独立した大型メッキグリルになりましたね。
標準車/スティングレーのいずれもリアビューはこんな感じに。
2代目から採用してきた縦型テールランプをやめ、バンパーにめり込んだようなデザインになりますが…
バックドアハンドルの位置といい、リアビューは初代ワゴンRを思わせますね。
メカニズム面は、現行と同じくマイルドハイブリッドシステムを搭載し車体重量も現行比20kg軽量化されるものの、燃費は現行からあまりアップせず33.5km/lになるという話もあります。
そして安全面では、現行型のレーダーブレーキサポートから、新型スイフトに採用された赤外線レーダー+単眼カメラ方式の「デュアルセンサーブレーキサポート」に変更され安全性の向上が図られますが、スペーシアとハスラーに採用されている双眼カメラ方式の「デュアルカメラブレーキサポート」は搭載されないようです。
内装はこんな感じに。一番注目なのは、歴代モデル初のセンターメーター化ですね。
そしてダッシュ自体は2段構えとなり下部はトレー状にされています。
中央に配置されているのはセンターコンソール兼ナビのようですが、レスの場合この部分は中央部にオーディオが配置されるようです。

そしてセンターメーターになった代わりか、視点移動が少ないメリットがあるというヘッドアップディスプレイが初採用になります。
そしてさりげないポイントですが、リアドアには傘ホルダーが備わりますが、これは地味に助かる装備だと思います。
このように詳細は明らかになっていないものの、当然ながら収納スペースは充実すると思われます。
そういえば初代から伝統の助手席下収納(通称カゴ)は残されるのですかね…?
ボディーカラーはHVが8色、標準車が10色になります。
スズキ定番色スぺリアホワイトとシルキーシルバーメタリックはもちろん採用されていますが、現行アルトから採用されたピュアレッド、新規色リフレクティブオレンジメタリック、先月の改良でスペーシアから採用されたブリスクブルーメタリックが採用されていて非常にカラフルです。
その逆に最近人気のツートーンカラーは採用されていないようです。
グレードは現行型と同じ3種類。
マイルドハイブリッドシステムを搭載した最上級グレード「FZ」
(2WD/4WD・全車CVT) 135万円~153万360円
同じくマイルドハイブリットシステムを搭載した中間グレード「FX」
(2WD/4WD・全車CVT) 117万7200円~139万4280円
そしてボトムグレードの「FA」
(2WD/4WD・全車CVT) 107万8920円~120万2040円
…といった感じになるようです。
デザインに関しては既に各所で賛否が分かれていますが、個人的には「初代ワゴンRのデザインを現代解釈したもの」と感じられる要素が随所に感じられ好感が持てます。
また、需要の高まってる自動ブレーキもより機能の高いタイプに変更され、安全面でもライバルに対する大きなアドバンテージをつけているのもポイントですね。
このほかに細部を見ていっても、スズキの看板車種であるワゴンRに対する、スズキの気合の入れようが感じられるフルモデルチェンジであることが伺えます。
しかし、唯一気になる所を上げるとすれば、現状だとラインナップにMT車が無いというのが気になります。
これまで歴代モデル全てでMT車を残し、現行型でもフルモデルチェンジから間を空けないうちにMT車の追加設定を発表したほどです。
それだけにワゴンRに対するMT車の需要は必ず一定数いると思うのですが…
MTユーザーに対する厚遇ぶりは随一(と勝手に思っている)スズキだけに、恐らく反響次第で追加してくると思うのですが…
・初代
・2代目
・3代目
・4代目
・5代目(現行)
それにしても、初代の登場から23年…カタチこそ変わりませんが、ワゴンRもずいぶん豪華化し、初代の頃にあった「道具としての機能美」は次第に失われていっているような気もしますね…。
個人的に「道具としての機能美」が残るワゴンRは、自分の乗る3代目が最後であったと感じていたり…。
時代の要望に沿って進化していくのも、ジャンルの創始者であり、スズキの看板車種であるワゴンRの使命であり宿命であるのかもしれませんが、初代ワゴンRの「シンプルさという美しさ」を今一度思い出してほしい…と勝手に考えてしまうのでした。
Posted at 2017/01/26 21:55:13 | |
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