【外気吹き出し口工作のつづきです。】
ベースが出来たから お次は、ルーバー部分の製作です。
いつものように アルミ板に ドリルで無数の穴をあけて くりぬきます。
そして いつものように ヤスリで整形します。

サニトラの外気が吹き出す部分のルーバーは 動かない固定式。やから ボクの作品も 固定式に決定。
そもそも 可動式のルーバーなんか作ろ~と思ったら たぶん 製作に3ケ月以上かかるやろ~し、なにより こんなトコから入ってくる風には 全く・・1ミクロンも期待してません。
早い話が ただの飾りを作ってるだけなのです。
で、ルーバーが入る溝を作ります。
ホームセンターで売っているアルミフラットバーを切って ルーバーにします。
【警告

】このアルミのフラットバーが かなりのクセ者。
実は、ボクは 今回作ってるルーバーと同じようなモノを 20年ほど前に 作った事があるのです。(スバルR-2用を)
その当時も「二度とこんなモンは、作らんっ!!」と、思ってましたが ちゃっかり また作ってるボクって・・
その理由は・・前回の製作時に一番ツラかったのが、アルミのフラットバーのアルマイト剥がしなのです。
当時は まだ インターネットが今ほど 普及してなくて アルマイトの剥がし方が解らなかったボクは 全て 耐水ペーパーで ゴシゴシと剥がしてたのです。
たしか・・10本のルーバーのアルマイトを剥がすのに 20時間くらいかかったハズ
っつ~か、ホームセンターのアルミ素材って なんでアルミ板以外 全部アルマイトしてけつかるん?
しかし、時代は すでに平成

なのです。
(前回、作ったのも平成でしたけど。)
いろいろ調べると トイレ掃除の「サンポール」でアルマイト剥離出来るみたい
早速、ホームセンターで サンポールを発見
でも ケチなボクは、サンポールは買わずに ちょいと安い 同じ成分の 酸性・希塩酸入りのコイツを購入。
「男なら原液で いったらんか~いっ

」 と、神様の声が聞こえたから 原液にドボン。
たしか、アルミ素材本体を痛めない為に 何倍かに希釈して それでも10分くらいで剥離出来たハズ。
ものスゴい刺激臭。モロに吸い込むとヤバそう。目も痛い。かなり人体には 危険な予感。

でも やからこそ 期待は、大。
10分経過。 全く変化ナシ。
「ホントに 人体に悪影響を及ぼすような強烈な液体なんだろうか??」
疑問に思えてきたから 人体実験。
指を この液体に浸けてみると・・なんともない。
なんともないから 1分以上 手のひらを浸けてみると・・
やっぱりなんともない。
そして フラットバーを 浸けっぱなしのまま 1時間経過。
変化ナシ。
コイツは ダメな子です。
しかし、世の中は インターネット時代。
更に「アルミアルマイト剥離」で検索してみると アルカリ性の「パイプフィニッシュ」で剥離 出来るらしい。
コイツは 家にあったから またまた 原液に投入。
変化ナシ。
(この辺りから 深い悲しみの為、写真を撮るのも忘れてます。)
それから 前に使ったガソリンタンクのサビ取り液の残り(アルマイト剥離も出来ると ハッキリ書いてます。)を 試してみても ダメ。
シンナーに浸けてみてもダメ。
塗装の剥離液を塗っても ダメ。
・・・考えるボク。
アールズなんかのアルマイトは ちょっと スパナが当たったくらいで キズが付く・・
対して アルミサッシとかのアルマイトは 雨・風・直射日光に 晒されて20年くらいたっても 全く 腐蝕や剥がれはない・・
なるほど!
たしかに サンポールやパイプフィニッシュで アルマイトは 剥離出来るんでしょう。
しかし、スーパーハードスペシャルアルマイトは 剥離出来無いんでしょう。
との結論に。


また あの地獄を 味わうのか・・
こんなことなら アルマイトされてないアルミ板を切って ルーバー作れば よかった。


Posted at 2012/06/20 16:29:47 | |
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