イーエックスのブログ一覧

私が10年程従事していた業界で、千葉では有名な老舗な会社の社長面接でした。

普段は初回から社長が面接をやることは、無いとの事ですが、自分の場合は有名ゼネコンの下請け業務のビルの竣工に携わる責任者の選考面接でしたので、直々にお会いすることになりました。

順調に面接をこなし、自分にこの大事な責任者を任せて頂けると、採用結果を頂きました。

ですが、条件がありました。

その現場も本社も、自分の住む地域からは遠いので、現場もしくは本社近くに転居を命じられました。もちろん、引っ越し費用は会社負担です。

ここまで、自分に対して会社が期待してくれていることは、とても有り難いお話でした。
私も持病を抱えていることを、正直に説明したところ、社長は持病も含めバックアップしてくれると、仰って下さいました。

でもやはり転居がネックでした。自宅近所にバス亭も駅もないので、高速道路での通勤をお願いしたのですが、通りませんでした。

昨日の話はここまで。

そして、今朝社長から連絡がありました。

勤めるビルは同じなのですが、違う部門で勤務して欲しいと要望がありました。設備部門のボイラーや電工、空調の部門です。全く畑の違う部門なので、戸惑いました。

何故なら、私が10年間やってきた業務は、既に私自身は極めてしまっているので、相談役兼設備部門で働いて欲しいとの要望でした。

転居に、畑違いの仕事で悩んだあげく、断ってしまいました。

最終的には、転居が一番のネックでした。同じ市内に住む父母が、体を壊しているので、いつでも駆けつけられる今のアパートからは離れたく無かったので。

もし本社近くに転居してしまったら、定年まで地元には帰って来れないことを、父母に話したところ、遠回しですが、寂しさが伝わる会話に、何とも言えない感情が湧いて来てしまいました。

親孝行をしながら、働ける職場が見つかると良いなぁと、思いました。


面接をして下さり取引先に私の経歴書を見せて押して頂いた社長様には、後ほどお礼の手紙を書こうと書きます。

電話ですが最後に、『就活で困ったら、また連絡を下さい。』と社長は仰って下さいました。
今回はご縁はありませんでしたが、貴重な体験をさせて頂きました。