
先週の日曜日に、次の車の契約をしてきました。
カングーのブルーアルジョンメタリックです
もともとは、年末あたりに買い換える予定だったのですが、いくつかの要因と、偶然(縁とも言いますが)が重なって、この時期になりました。
この時期にカングーを契約するに至った要因というのは、いろいろあるのですが、大きくは
1)車そのものの商品力
2)営業担当者の姿勢
3)メーカーのキャンペーンや国の施策
と言う3点がある様に思います。
まず、今回検討対象になったのは
・ホンダ フリードスパイク
・ホンダ フィットシャトル
・ルノー カングー
の3車種
ここ迄は、カタログの検討やショールームの展示車の確認などで絞り込んだわけです。ちなみにホンダの2台は両方ともハイブリッド車です。
この時点では、並べた順に有利なポジション、つまり、フリードが第一位だったのですが、この後大逆転してしまいます。
実車の試乗をしたところ、まず、フィットが選外に落ちてしまいました。今、乗っているのがファンカーゴなのでどうしても天井高に余裕がない(いや、普通はフィット程度で十分でファンカーゴが頭上に余裕がありすぎるのですが、慣れとは恐ろしいもので・・・)ので窮屈に感じるのとアイドリングストップのフィーリングがいまいち。
3車種のうちで最初に試乗したのはカングーでした。
展示車を見た時の"デカくて扱いにくそう"という印象は実際に運転してみると、"広くて見切りも良く、案外小回りもきく"に変わって行きました。
勿論、ベースになっている車台がカングーの方がほかの2車よりクラスが上ですから、その辺りは差し引いて考え無いといけないのかもしれませんが、乗り心地も、座席のホールドも上々です。
対して、本命のフリードですが、乗ってみると出足も軽快でよく走ります。天井高にも余裕があるし装備もなかなかいい感じです。
ただ、なんというか、十分いいのですが、今の車(ファンカーゴ)から乗り換えるには、色気に欠けるというか面白くないのです。
インパネが手前にせり出していて少し圧迫感を覚えるというのもありました。
フランス製のカングーと国産のホンダ車を比べるとホンダの方が細かな不具合なども無いでしょうし、装備も充実しているようにみえますが、車としての根本的なところで何か違うのです。
2-3年で乗り換えるなら別ですが、長く乗るつもりなので車本来の部分での素性というか特性というのはかなり重要なポイントになります。
こればかりは展示車を見てもわからないところですね。実際に乗ってみて室内の騒音レベルや乗り心地、運転した感覚などを確認しないとわかりません。
営業担当者の姿勢と言う事に関して言えば、年末くらいまでには買い替えを検討しているという情報はルノーの営業担当にも、ホンダの営業担当にも同じように伝達して話を進めていました。
カタログを集めに行ってカングーの展示車を見せてもらった時に、ルノーの営業担当者は国産車と比較して不足している点を中心に説明してくれました。
私自身、この4月までスマート(実はこれも生産工場はフランスにあります)に毎日乗っていたので欧州製の車の品質レベルとか機能とかに対しては過剰な期待はしていませんでした。
ただ、国産車しか乗っていないユーザーに対しては最初に、ある程度不具合が発生しやすいことや国産車に比べて簡素なパッケージであることについて説明する必要があるのでしょう。
ただ、私には“あれ?あんまり売る気がないのかなぁ・・・”と思えたのも事実です。
対して、カタログ集めに行った時のホンダの営業担当者はこちらの質問にはきちんと答えてくれますが、あえて積極的に何かを伝えようという姿勢ではありませんでした。
試乗はルノーもホンダも事前に試乗の予約を入れて、相方と一緒にそれぞれ運転してみるということで出かけました。試乗の順番はルノー→ホンダ
その時の対応ということでいえば、ルノーの営業担当は前回と同じ方ですが、うって変わってかなり積極的。カングーの良さを積極的に伝えようとしてきます。見積もりも慎重ではあるものの、なんとか予算に合わせようという姿勢は感じられます。(この段階では予算をかなりオーバーしていましたが)
競合としてホンダの車を検討していることも伝えましたが、“試乗された後でぜひ感想を聞かせてください”とかなりカングーには自信がある様子です。
ルノーでのカングーの試乗と商談を終えて、その足でホンダのディーラーへ向かい、同じように試乗と商談を開始。
ホンダでは試乗に営業担当者は同乗せず、また試乗コースも特に指定されずに我々だけで試乗しました。もちろん、その方が実際の使い勝手などはよくわかるわけですが、やはり運転しながら説明を聞けるとその車に対する理解がよくなるように思います。
試乗のあとで見積もりも含めて話をしたのですが、ホンダの担当者は前回と変わらず、決して消極的ではないのですが、こちらのニーズを聞き出そうという姿勢があまり感じられません。
見積もりもごく平凡にこちらの指定したオプションを積算して出す感じで、“これは入れておいた方が良いですよ。これは要らないと思いますが・・・”というような提案はありません。
予算もルノーの場合と同じように伝えてあるのですが、見積もり合計から“このくらいまでなら何とかなります”という感じ。
加えて、競合車種としてルノーのカングーを検討していることを伝えるとさっと表情が変わってしまって、こちらも“あれ?これは商品(車)に自信がないのかな?”という疑念を抱く結果になってしまいました。
さて、このあたりの結果(特に試乗の印象)から、最初はフリード・スパイクでほぼ決まりだったのですがそれが逆転してほぼカングーに決まってしまいました。
さて、時期の話ですが、はじめは今年末くらいの納車になればOKと思っていたのです。ただ、もともと本命だったフリード・スパイク(ハイブリッド)であればエコカー補助金の対象になるのでできれば補助金をいただきたい。一応9月末までですが、補助金の予算枠の関係でたぶん7月くらいで補助金は打ち切りになるだろう・・・ということで今回の動きになったわけです。
カングーであればエコカー補助金の対象ではないので、もとの計画通り年末あたりの納車でも問題はなかったのですが、丁度ルノー・ジャポンがエコカー補助金対策として15万円以上のオプションを付けた場合に15万円引く(つまり15万円分のオプションがタダになる)キャンペーンをやっていたのです。
その対象になるのは7月末の納車分までとのこと。
どっちみち買うなら、良い条件で・・・ということで確認してみると国内在庫があり、ほぼ即納(もちろん、登録などの手続きがあるので、なんだかんだ言っても3週間はかかりますが)なので決めてしまいました。
まぁ、具体的な条件はお約束で公表できないのですけれど、この車としてはかなり良い条件ではないかと思っています。
Posted at 2012/05/18 22:45:38 | |
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