購入前の比較検討車種
BMW M3、ポルシェ911、Audi RS4アバント(次期モデル)、Audi S3、アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ、レクサス LC500あたりです。
前車BMW 420iGCは家族の移動用としてはほぼ文句なしでしたが、走りを楽しむという意味ではトルコンATに馴染めず、またパワーも控えめでした。
上記検討車種に試乗して、いくらパワーがあってもトルコンATのフィーリングは好みではないことがわかったので、最終的に候補に残ったのはM3とRS3。
走りの本気度ではM3の方が素晴らしいですし、車はそこそこ大きいのに走り出すと車が小さく感じるまとまり感と、一方で大きなしっかりとした車に乗っている安心感の二律背反を見事に両立しているところは、新型RS5でもそれに近いところを感じましたが、なかなか真似のできない仕上がりだと思います。
しかし価格的に背伸びしないといけないこと、マンションの機械式駐車場に入らないこと、普段使いにはやたらとうるさい走行時のノイズ侵入、自動運転的な安全、安楽機能が今(2018年春に)買う車としてはあまり搭載されていないなどの点で決めきれず、RS3となりました。
このように書くと消去法的に聞こえますが、Audi TTに乗っていた時に、いつかTT RSに乗りたいと思っていたので、同じエンジンを積むクルマということでRS3も前からすごく気になっていた憧れの車の一つです。
次期RS4アバントがDCTだったらそれを待ってから決めたと思いますし、同じくDCTならRS5、S4アバントも検討していたと思います(いずれも残念ながらトルコンAT)。
とはいえ、RS3の受注停止などという噂も聞こえて来ていますので、このタイミングで決めていなければRS3には乗れなかったかもしれず、今回はRS3と縁があったということかと。
911は使い勝手の面でさすがに選べなかったというのもありますが、911を買うなら本当に欲しい色、オプション、グレードを買いたいわけで、そうなるともはや手が出ません。ディラー在庫車でオプションを妥協すれば買えたと思いますが、それだと乗っているうちに不満が出る可能性は大きかったです。ただ911のクイックなハンドリングと宇宙イチよく効くブレーキは本当に素晴らしかったです。
RS3注文〜納車
M3かRS3か迷っている時期にM3はさんざん試乗したのですが、RS3は展示車・試乗車ともになく、試乗はおろか、実車にもお目にかかれませんでした。
そんな中で中古の前期型のRS3も購入検討にあがり試乗することができました。大変フィーリングがよかったので、この時点で中古のRS3か新車のRS3のどちらかにしようと絞り込みました(ただ納車後の今でもBMW4シリーズからAudiA3シリーズへの乗り換えということで車が小さくなった感と車格の差は常に感じます)。
悩みに悩んだ末、前期型のRS3は自動運転的な安全機能が少ないことと、新しい物好きの私としては1〜2年乗るうちにバーチャルコックピット搭載車にしておけばよかったと後悔しそうだったので前期型RS3は見送って後期型RS3に決めました。一度も試乗したことがなく、実車も見ていない車の購入を決めたのは人生で初めてです。
SBかセダンかは正直どちらでもよくて(というか、どちらもそれぞれ良いので決めきれなかった)、色とオプションを優先して探したら(在庫車の都合で)結果的にSBになったという感じです。M3に興味を持っていなければSB一択だったのですが、M3の良さを知ってからセダンもいいなと思うようになりました。
SBを選んで全く後悔はしていませんが、今でもセダンも良いなぁと思います。(車としての基本的なスタイリングの良さと、荷室の奥行きの長さ)
そんなわけで新車のRS3を注文したのが5月末。その時点で納車は7月〜8月頃とのことでした。
ここ数年、7月の海の日の週に3〜4泊の長距離ドライブ旅行にでかけるのが恒例となっていて、RS3がこれに間に合うといいなぁと思いながら首をながくして納車を心待ちにしていたところ、思いの外とんとん拍子に車が準備でき、7月7日に納車となりました。
慣らし運転〜長距離ドライブ
7月7日の納車後、土日と平日の夜に首都高や自宅近辺の幹線道路などを使って450キロほど3000rpmしばりで慣らし運転をしました。このまま1000キロまでは3000rpmしばりを続けます。
7月15日から長距離ドライブ旅行にでかけましたが、往路前半(神奈川から大阪まで)は引き続き慣らし運転でした。
大阪の兄の家に一泊し、機械式駐車場へ駐めるときに左リアタイヤのリムガードを破損してしまいました。この傷に翌朝気づいたのですが、これから長距離のドライブを続けるにあたりパンクの心配をしながら走るのはとても不安です。ここでタイヤ空気圧を走りながらモニタできるTPMSが役に立ちました。
兄の家を出てしばらくはモニタで様子を見ながらおそるおそる走りましたがどうやらパンクするほどのダメージはなさそうです。結果的に、リムガードだけの破損でタイヤの構造には問題がありませんでした。空気圧だけでなく温度もモニタリングできるのは思っていた以上に楽しいです。ただ、社外ホイールへ変えるハードルは上がってしまいました。
徳島の実家に到着する頃には走行距離1000キロを突破し、ここからしばらくは走り慣れた峠道を使って4000〜4500rpmを上限にもう少し慣らしを続けます。
3000rpmしばりで走っていると、さらに上まで回すと楽しいだろうけど慣らし中だから我慢我慢と思っていましたが、4500rpmまで回せるようになったらなったでさらにその上を使いたくなります。4000rpmあたりからエンジン音がより官能的になりアクセルを踏みたくてしょうがない感じです。
復路は和歌山の高野龍神スカイライン、串本の本州最南端、そこから紀伊半島を北上して五條まで山道を走り抜けるコースです。レッドゾーンに入れない範囲でMモードで2〜4速で思う存分走り回り、加速フィーリング、ブレーキフィーリングともに文句なしでした。
上まで回したときの高揚感もさることながら、2000キロを超えたあたりからはドライブ(D)1500rpm~2000rpmあたりで普通に走っている時もエンジン、ギア、ドライブシャフト、タイヤ全てがとてもスムーズに何の抵抗もなくするすると稼働している様が伝わってきて、いかにも精密に組み上げられたマシンを操っている感があり走らせる喜びを感じます。
今回のドライブ旅行では幸い渋滞がほとんどなく、トラフィックジャムアシストに大きく助けられる機会はなかったのですが、所々でレーンキープとACCを使ってみたところ、大変自然なアシスト感で全く違和感がなかったです。
とはいえ、たぶんですが、長距離をACCで走ると、隣の車線の車と併走したり、他の車の死角に入ったままになったりすると思われるので(BMW 420iGCではそうだった)、自車位置を調整したくなってついつい介入してしまうだろうと思います。もし他車との位置関係も考慮しながら加減速してくれるようになったら素晴らしいですね。
ハンドリングに関してはダイナミックモードに設定してもまだハンドルが軽く、ギアレシオの関係でハンドルが切れすぎる印象です。街乗りでは慣れればこれでも良いですが、高速をかっ飛ばしている時はもうちょっと直進性重視の方がありがたいです。またハンドルから伝わってくるロードインフォメーションが希薄です(ボディからはある程度伝わってきます)。
シートは峠道を攻めるときはもう少しサイドサポートが欲しいですが、ノーマルのシートも悪くないです。革シートは密着すると夏場暑いので、ダイヤモンドステッチなど入っているとなお良かったです。
オーディオは高級オーディオと言われているバングアンドオルフセンですが、エンジン音、排気音が楽しいので、どうでもいいと言えばどうでもいいです。
燃費は街乗りで渋滞がひどいとリッター5~6km、普通に流れていて8~9kmくらい。高速道路ばっかりをスムーズに走れると一番良くて14kmくらいでした。燃費を気にして走る車ではないので、渋滞さえしていなければ悪くないです。
その他、細かな点。
・アクセルペダルは昔のTTみたいにオルガン式の方が良かった。
・ナビはBMWの方が使いやすい。走行軌跡を表示する機能がない。
・運転席の座面が少し高い。もう少し低い目線で運転したい。
・分かっていたことではあるけど、やはり後席と荷室が少し狭い。
A4アバントまではなくてもいいけど、それぞれもう少しずつ広い(長い)と嬉しい。
・電動調整シートにメモリ機能がない。
・エアコン吹き出し口のシルバーの装飾が運転席/助手席のガラスに映り込んでサイドミラーが若干見にくい。
・フレームレスのルームミラーはスタイリッシュで良い。
・ルームミラーだけでなく、両サイドのミラーも防眩機能付き。
・S3では省かれてしまったリアセンターアームレストと長尺物用のセンタースルーはありがたい。
・マグネティックライドをつけなかったけれど今のところノーマルサスで十分。
ただ、見た目的にはフロントの車高をもう少しだけ(10mmくらい)下げたい。
・ブレーキは超絶効く上に、適度にしなやかなタッチで911以外ではこれまでで一番のフィーリング。
ブレーキダストはひどいけど、このフィーリングが変わるといやなので低ダストのパッドには交換せずにいきます。
とりあえず、ファーストインプレッションとしてはこんな感じです。