キャブレターにはハマりにハマった(笑)
今回の(5)は少しマニアック過ぎるのでご注意ください^^
結局WEBER40DCOEを買って付けたは良いが、前のデロルト32DHLBより扱い難くそのままではちゃんと走らずちゃんと走らせるにはセッティング変更しなければならない。。。
しようもんならメインジェット、エアジェット、エマルジョンチューブ、ポンプジェット、インナーベンチュリー、アウターベンチュリー、スロージェット、他にもポンプインテークディスチャージドバルブなど数百円から数千円するものを何個も何個も必要になる。。。
最初頑張って数種類集めてキャブセッティングを独学で頑張ってみるが、本に書いてある一般的理論どおりいかない。。
全然かいてあるとおりにならん!!
あちこち相談してキャブの師匠に出会う^^
そこで教えてもらったのは・・・コツとかそういうのではなく、実際の空燃比を測定して各ジェットの変更をすべてデータ取りしてエンジン回転とスロットル開度そしてその時の負荷率、そして空燃比、その他気温湿度・・・ムニャムニャ♪
空燃比を測るにはこれを買って測定せよ。。。ってとあるデジタルのギリ買えそうな高性能空燃比計を教えてもらう。
未だにこれを使っていますが、気温、排気温に影響を受けにくい最高級のヒーター付きセンサーを用いた空燃比計でした。もちろん超高価です。
でもこれを買って正解で今に至ります(笑)
まぁ本に書いてあるセッティングの傾向ってほんとにざっくり(笑)おおざっぱ(笑)
確かに今考えると、それくらいで終わらせないと仕事としては成り立たない(爆)
でもこの時は趣味!!今でも半分以上趣味のようなもんですが(爆)
本気の趣味は本気で取り掛かります!!
空燃比計を付けて走りながらジェットをいろいろ変えるとどこがどうなって変化するか数値になって現れます。これを走りながらテーマを決めて少し走ってはノートにメモ。テーマを変えて走ってはメモ。そしてジェットを変更してメモ。これを何度も何度も繰り返します。
街乗りから川沿い走って山のほうまで行って空いたワインディングを走ったり、開通した阪和道の岸和田和泉ICまでを往復したり、一日に3回も4回も往復したり(爆)
最初は何となくでしたが、取ったデータを表とグラフにしたりしてるとだんだんはっきり見えてくるものがあります。
徐々にキャブの今どこからガソリンが吹いているかが分かってくるのです。(笑)
こんなことを1年半くらいし続けます(爆)
最後の頃には穴の開いて無いスロージェットやメイン、エア、ポンプジェットまで10個単位で作ってもらって自分で穴を開けるようになります。ついにはエマルジョンチューブまでベースの形状だけ何種類か作ってもらって自分で作ります。もちろんアウターベンチュリーは1mm単位で用意します。
本来の設定の中間の数値やそのまた中間を作ったりしてデータ取りします。
特に街乗りではスロージェットは横穴まで0.05mm刻みで3000rpm近くまで影響します。
ついにだんだん思った通りのところを変化させる事が出来るようになって来ます(笑)
まぁ~~~面白かった♪
来る日も来る日もこればっかり(ほんまにアホやね)
大学ノート数冊小さい字でびっしり埋まるくらい^^
学生時代全部通じてもこんなにノートをきちんと使い切ったことないくらい、使いきった^^
650ccエンジンでWEBER40DCOEで普通に乗れるくらいまで出来ました。そりゃ~そこそこ完璧です。しかし大きすぎるのは明らかで使い切らないのはもちろんで、途中で旧ミニのそれのように見た目はカットはしませんでしたが、内部は片方しか使わないスプリットウェーバー状態で乗ってました。要するに40φシングルってことになりますね^^
それで高速もバンバン乗れるようになって、雑誌に載ってたイベントなどにあちこちに出掛けるようになります。
次の(6)ではその各地イベント参加編を予定してます^^
そしてキャブの行き着いたところは・・・
650ccノーマルWEBER28IMBキャブ。。。。。
あんだけやってノーマルに戻るんかい!!!笑
ほんまに。。。
つづく。
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Posted at
2013/11/21 01:15:28