
HONDAのS660が発売されてから、自動車雑誌やネット上でインプレッションや評価がたくさん掲載されています。それらの記事を読むと、S660は総じて好評で、とりわけ剛性の高さ、ハンドリングの良さについては専門家たちが口をそろえて非常に高い評価を与えてます。
私は発売日の数日後にHONDAのディーラに実車を見に行きましたが、まだ保険の手続き中ということで試乗は叶わず、ようやく今週試乗をする機会を得たのであります。
もともと私はマニアでも走り屋でもなく、ジムカーナもサーキットも縁がない人並みのクルマ好き。就職した1990年代初めには、新車が出ればディーラーに出かけてカタログをもらいに行ったものです。周りにもそういう友人知人はたくさんいました。
当時はバブルのピークを越えたとはいえ、趣味のクルマは華やかで選び放題。
クーペスタイルのクルマは硬派、軟派問わず相当な車種がリリースされていましたし、テンロククラスはV-TECのシビックをはじめ、各社が競ってホットハッチをラインナップしていました。軽オープンにしてもビート、カプチーノ、AZ-1がありました。
あれから25年。今のCGあたりの新車リストと見比べると隔世の感があります。
時代は変わり、若者は車どころか免許も持たない人が増えたとか。わが息子も教習所に通ってはいますが、免許も車もいらない・・などと全く興味がない様子です。地球温暖化とか、CO2の排出量とか、化石燃料の枯渇とか、電動化とかのキーワードのもと、車、とりわけ国産車は白物家電のような味気ない商品になりつつあるように思えます。
そんな折、2014年にコペンが復活し、その後、アルトのターボモデルが発売され、S660がデビュー。ロードスターがエンジンをダウンサイジングしてモデルチェンジ。25年前には及びませんが、スポーティな、それも庶民に手が届く車がここに来て増えてきたことは、一クルマファンとして、うれしい限りです。
さて、私はというと、昨年(2014年)にグランデプントの置き換え車を探していたところ、ダイハツコペンローブが目に留まり、さっそく試乗に行きました。ほんの短い時間でしたが、コペンの狙ったラインをスムースにトレースするハンドリングの素直さやコーナリングでの安定感、それと、オープンドライブの爽快さに激しく感動し、即座に契約しました。
レイアウトも性格も違いますが、軽自動車の2シーターオープンカーという括りではS660はコペンと同じカテゴリー。やはり気になります。ということで、試乗です。
うかがった近所のHONDA CARSさんは、どうぞご自由に、という感じで、名前や連絡先を書くこともなく、一人乗車させてくれました。こちらの試乗車はCVTでした。
ディーラーから国道に出てアクセルをふかし気味にします。出足は思ったよりもっさりした印象。上り坂の自動車専用道路への取り付け車線に入り、アクセルを全開にしてみます。中間域の加速はストレスはないものの、やはり絶対的な加速度はそれなりです。
この車の最大の魅力は、ハンドリングとスタビリティ。本線に入り、それなりの車速で車線変更を試しても、専用道を降りて交差点やコーナーを曲がってもリアがビシッと追従して、ぐらりともしません。やはりハンドリングマシンであるという評判は伊達ではないようでした。山道を走りたい衝動に駆られましたが、そうもいかず、ディーラーに戻ります。試乗ではこの車の実力の片鱗がチラとわかっただけです。それでも一言でいえば、とても楽しい車でした。
S660 を返却して、すぐさま我がコペン(こちらもCVT)に乗り換え、S660で走った同じコースをたどってみます。結果として、ブレーキのフィールがS660の方 が断然優れていること、道路の継ぎ目を越えるときの突き上げがS660の方がジェントルなことがよくわかりましたが、「今回試乗した条件」ではコペンのハンドリングや動力性能は、リアルスポーツのS660に対してそれほど後れを取っていない、むしろ、FFレイアウトや、重い車重にかかわらず健闘している、と感じました。わが子可愛さかしら。
コペンのCVTに試乗した時は素直なハンドリングとオープンの爽快感に感動!
コペンを知った上でのS660試乗の感想は、運転は楽しいが、CVTじゃなくてMTに乗りたかった!
この、私の感想は、両方のクルマの性格を言い当てているような気がします(笑)
Posted at 2015/06/26 22:25:24 | |
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