
ちょっとおせっかいな‐つぶやき‐です。
ここでは素晴らしいエンスーな方々がいらっしゃる中で大変おこがましいんですけど『カメラ』な話です。
私、経歴は長いものの、あんまり身を伴っておりません。
それを前置きして、つぶやきますんで、どうかご了承下さい。
私事でも仕事でも好きが高じて振り回しているおかげ(??)で、随分人様から‐相談‐されて、ココに上げるのと同じ様な講釈をたれ、その気にさせて、買わせて来ました。
(ってか、買え‐と言った覚えは一度も無いけど)
そう言えば13ヶ月前にもココで炊き付けたかもなぁ・・・
一眼(この際、デジイチ)カメラ‐綺麗に撮れます。
でも~、『プログラム』や『全自動』な設定であらゆるシーンを網羅して、必ず結果を出す‐神器‐ぶっちゃけ
“私はシャッター押すだけよ”‐では、決して結果は得られないです。
検討中な方は勘違いなさらぬ様に。
また『プログラム』や『全自動』で撮影すれば、メーカー、グレード問わず、得られる結果は(ほぼ)同じです。
シャッター切る8割位“ぱっとしない”画が出てきてしまいます。
初期投資額に比例しません。
さてデジイチの普及率は凄いです。
先日も運動会にて、昨年の倍位の方々が携行しているのを見ました。
ここ3年程で爆発的に普及している感があります。
ちょっと前はかなり“浮いた存在”だった私ですが、この点は安泰です。
けど‐
若い奥様や御祖父様等、老若男女やっぱり他人様のカメラが気になりますから盗み見ていると‐
ボディピカピカなケース多いです。
恐らく運動会に向けて張り込んだ事でしょう‐で、
ほぼ‐『P(プログラム)』モードで撮影されておられます。
内心
“奥様‐大変リスキーです。
今日は天気イイから恐らくシャッター速度も高い設定になると予想しますが、日が陰っちゃったら、お子様ブレちゃいます、せめてスポーツ・モードにして下さい”
と思う事しばし‐
一眼買ったけど、うまく撮れない、重たい、面倒くさい、半年でオブジェ‐
オーナーにもカメラにも残念な挫折になる場合も
多々知っております。
皆様最初の鼻息は荒いです。
特に最近は‐みんな持ってる‐みたいに見えて強迫観念で導入されるケースもあるかもしれません。
コンデジと同じ様に、シャッターだけ切ればイイと思わせる様な謳い文句もございます。
でも~、そうではありません。
絶対違います。少なくとも現段階では違います。
どうかちょっとだけ理屈をお勉強をして、自分で実地検証した後、駆使して欲しいと思います。
(13ヶ月前は、昔経験者向け‐1日‐と炊き付けましたが、この際1ヶ月に訂正させて頂きます。まったく触った事無い方でも1ヶ月頑張ればどうにかなる筈)
大雑把に表現しますと、制御しなければならない要素は2つです。
(コアに進めばもっとありますけど)
『シャッター速度』と
『絞り』です。
この2つの要素は概ね一定の相関関係にあります‐連動変移です。
適正点はひとつって事です。狂えば露出不足したりオーバーします。
(-を意図的にずらして芸術する手法もあります)
コレはフィルム・カメラの頃から不変な法則です。
2つ合わせて『適正露出』なんて言います。
最初からこの相関関係を把握して手動制御するのは困難です。
だから、どちらかをカメラに委ねて下さい。
(当然私はこれらのモード‐しか‐使ってません)
『シャッター速度優先モード』『絞り優先モード』と言う設定が必ずあります。
“俺がシャッター速度決めるから、お前(カメラ)が適正な絞り値を決めてくれ”
‐か、
“俺が絞り決めるから、お前(カメラ)が適正なシャッター速度を決めてくれ”‐です。
『シャッター速度優先モード』で撮影するとして‐
シャッター速度はどう決めたモンでしょう??
少なくとも下側は
“手ブレ限界”ってのがあります。
これまた大雑多に言えばレンズ焦点距離分の1をキープすれば手ブレ予防出来ます。
(慣れてくればもっと下げられます) ※但しちゃんと構えるのが前提です。
例えば100mm焦点レンズなら1/100秒以上のシャッター速度をキープです。
もっとも高速の被写体となれば、ソレを止めるに見合ったシャッター速度の設定が必要になります。
私は運動会の子どもならば1/1000~1/1500位まで上げてます。
(流し撮りを加味しないベーシックと解釈下さいね)
同一条件シーンで1/100秒と1/1000秒のシャッター速度で撮影した画は何が変るでしょうか??
先に上げました様に、絞り値が変動している筈です。
低いシャッター速度に見合って、絞りが絞られます(f値が大きくなっている)
逆に高速なシャッター速度を選択すれば、その分絞りが開放(f値が小さくなる)されます。
最大開放値(f値が小さい側)はレンズの仕様に依存しますので、“暗い”レンズですと、露出不足(の警告表示)の頭打ちが早期にやって来ます。コレがざっくりした上限となります。
(で、レンズ・キットは概ね‐暗い‐です)
屋内で子どものお遊戯会を撮ったりするシーンになりますと、動きに見合ってブラしたくないし、露出は足らないし‐と悩ましい事態になります。
勿論ISO(ASA)感度を自動調整にしておけば、勝手に感度が上がりその場は救済されますが、その分粒子が粗くなってザラザラした画像となり、PC上で確認した時、残念な結果だったりします。
明るいレンズが欲しいですナ、
そこがレンズ沼の入口‐です。
この辺りの見極めの為、練習(検証)が必要になります。
バシバシ無駄に撮りましょう。これぞデジタルの魅力。
撮りまくって、捨てまくって、見極めて下さい。
決して買ったまま本番に挑まれてはなりません。
『絞り優先モード』はどんな時に入用でしょうか‐
まず『絞り』の設定では何が変るでしょう‐ピントが合う範囲が変動します。
(
被写界深度なんて言います)
よく背景をトロトロに溶かした芸術ちっくな写真がありますが、絞りを開放(f値を小さく)する程、ピントの合う範囲が狭まり溶けてくれます。
(って事でより開放値が小さい‐明るい‐レンズが欲しくなります‐
レンズ沼の入口です、高いです、怖いです)
風景撮り等(人の目と同じ様に)どこまでもピントが合った画像にしたければ、絞りを絞る(数字を大きく)して下さい。
但し、シャッター速度に注意が必要です。手ブレ限界を上回らない様にしなければなりません。
(私は手を出しませんが、こうして風景撮りな方は三脚が入用になります‐まるで車のドレスアップじゃ~ないですかい。アレもコレも求めればキリ無しっ!!)
↑Powershot S100最大絞り値 f8.0 絞り優先撮影 デジイチならf22位可能

↑Powershot S100最大開放値 f2.0 絞り優先撮影
と言う訳で、『シャッター速度』と『絞り』を制御出来るカメラであれば、上級コンデジでも、ミラーレスでも、デジイチでもかなり自分の意図を反映した画造りが可能になります。
それからコンデジでもそうですけど、是非撮影毎に液晶再生して結果をその場で確認しましょう。
意図が反映されていなければ、その場で設定を変えてリトライ出来ます。
これぞデジタルです。是非、行動要領のクセを身に付けて下さい。
デジイチに話を戻して、初級、中級、上級とグレード差がある訳ですが、特に初級と中級は内部エンジンが同一であったり、ともすれば下克上で初級の最新型が中級を上回っている場合もあります。
(今や初級は年1、中級で3年程度のモデルチェンジ周期です‐質入しても二束三文な一眼~)
両方使用経験がある私の印象では、出て来る画像に差は感じません。
(実際、売りのカタログに出ている‐プロ‐画像を見れば、理解出来ると思います‐が‐勘違いはなりません。プロは綺麗に撮れるシーンをその他諸々を駆使して設定しています)
↓3枚共に EF70-200㎜ f2.8L USMレンズで撮影
↑ EOS KissDN 800万画素 デジイチ
↑ EOS 30D 800万画素 デジイチ
↑ EOS 7D 1800万画素 デジイチ
私体感的に一番異なった点は‐
ファインダーの見え具合です。
ファインダーを通して“画造り”するヒューマン・インターフェイスとして、初級モデルは像が小さく高速被写体を追う場合は不利です。
ま、最近はライブビューとして後面液晶が使えますので、補完にはなると思うもののカメラを構える姿勢のバランスが悪くなる事でしょう。
また視野率が小さい為、ファインダー像よりも広範囲が記録されます。
こちらもトリムすればイイんですけど、画素の目一杯を毎回生かせないのは少し小癪な所。
ファインダーの見え方は
是非店頭で比較確認してみましょう。
同業他社な類似製品においても差がある筈です。
ココを覗いて‐画造り‐しますので重要なポイントだと思います。
そして、やっぱり明るいレンズが欲しくなった時、明るいレンズ重いです。
ボディが軽い初級モデルはカウンターバランスが悪くなります。
頭重になりますから望遠になる程グリップ感が悪くなります。
因みに、それなりに使いこなせる様になりますとレンズ・キットのレンズで満足される場合は、ほぼ‐ありません。
先に上げました様に、晴天・順光・ほぼ静止体な好条件以外のシーンを撮る場合、ISO感度の増加(粒子が粗くなる)で補う格好になりますから“荒れた”画になるケースが多いです。
明かりをくれっ!! もっと明かりをくれ~!!
と上級レンズに目が行くようになるって事。
レンズ沼‐深いです、底無しです、怖いです、入口はすぐそこです。
ピント精度が良い写真は見ていて気持ちイイもんです。
カリカリにピンが来ている画像は常に私の理想です‐永遠の目標‐と加えときますけど。
この辺りもレンズ精度とカメラ側のフォーカス・センサー精度やセンサーCCDのサイズに影響されます。
例えば、中級モデルなカメラなどはf2.8クロス・センサーが付いていたりします。
絞り値f2.8以下のレンズ(高いです)を装着すれば、バリバリにピントが来る事請け合いって効能です。
ところがキット・レンズはf4.5程度。
“おや、コレでは真価が発揮出来ないじゃないかよ、f2.8以下なレンズを買わなくちゃ”‐と
またしてもレンズ沼‐です。
どう巡っても最後はレンズに回帰するんです。
だから一眼レフなのさ。茶筒を大小ならべましょうって事。
昔も今も変らず‐
恐るべしレンズ沼‐です。
もひとつ加えるならば、近年の‐必要以上‐な記録画素数増加は益々レンズを選びます。
解像していない事が顕著に際立つ様になりました。
メーカー純正以外のレンズを導入しようと思えば、まずエンスーなサイトでも行って品評を確認しておかなければなりません‐って事で、
純正レンズを買いなはれ、高いでっせ、な純正レンズ沼‐です。
最後に
『RAW』撮りについて‐
私、大半は『RAW』で撮っています。
『RAW』をソフト上で、微調整(誤魔化)して、JPEG変換するまでを撮影のシーケンスとして堪能しております。
フィルムの頃からやっていた“現像”作業なので楽しいです。
楽しく出来ないと‐面倒‐なだけです。
『RAW』現像は
素人程向いている行程だと思います。
エンスーな方はフルマニュアル設定で撮影したものをJPEG撮って出ししてもOKだと思いますが、素人的には露出を微妙に調整したり、コントラストを弄ったりする事で、ソレっぽい画にする事が必要です。
(カメラ内臓の露出計は万全ではありません。特に逆光やら屋内撮りでは補正が必要な最大公約数露出計です)
勿論フォトショップ等でもJPEGに対して同じ事が可能ですが、私の印象では、やはりカメラに特化したメーカーソフトで『RAW』現像する方が“直感的”な調整と“親和性”が良好に感じます。
カメラで設定するのと同じ様な露出補正が出来ますし、純正レンズであれば、一定条件下における固有特性を補正する機能なども付いていたりします。
『RAW』撮影は素人の為にある‐と思っています。
『RAW』現像ソフトはメーカーによって、カメラにバンドルされている場合と別売りの場合がある様です。
それからメーカー問わず処理出来るソフトがアドビから出ておりますが、上述の様にメーカー品の親和性が良いのではないかと思います(両方持ってますけどアドビはコア過ぎて私にはお手上げ)
↑JPEG撮って出し相当な無加工変換 Power Shot S100

↑夕焼けショットを強調したく、いろいろ小細工してみました‐の図
ちょっと話が脱線します。
私S100コンデジ君を仕立てて間も無く1年です。

本音の所で、ブログ挿絵に使いたい‐要はX号を撮りたい‐為に導入したカメラです。
導入記なブログも上げましたっけ。
型落ち2.5万円お釣り付位だったと記憶します。
上記にズラズラ上げて来た様な『RAW』撮りも含め、概ねデジイチと同じ制御が出来るご機嫌なカメラです。
私の腰にはいつもぶら下がっている相棒です。
SNS上の挿絵は、コレで充分さ‐と言うのは過言でしょうか??
(勿論デジイチ持ってるから言える訳ですけど‐)
結局ですね‐
もう一度強調しますけど‐
デジイチは買ったその日から‐シャッター押せば誰でもそれなりに撮れる‐道具では無いって事です。
ビデオ・カメラとの大いなる違いだと人によく言います。
でも、カラクリ自体はそんなに難しくは無いんです。
どうか1ヶ月‐外で撮って、中で撮って、晴れで撮って、曇りで撮って、夜撮って、つど課題を見つけて、メーカーHPで勉強して、人に聞いて‐と修行をして下さい。
必ず、誰でも、こなれて来ます。
コレを惜しんでは、恐らく宝の持ち腐れになります。
絶対なります、そうなります。
メーカー毎の優位性は述べる立場にありません。
一社しか知りませんし、他社のバリエーションすら知りません。
恐らく大同小異な事でしょう。
但し、強いて言えば、近くの‐先輩‐な方とメーカーを揃えると困った時に相談し易いと思います。
アイコン表示やボタンレイアウトが異なる事で、私は他社製品を渡されても戸惑いがちです。
もひとつ、みんカラ上で付け足すならば、いろいろ
“補強”したくなるのは愛車と一緒です。
レンズはともかく、記憶メディア、バックアップメディア、果ては処理能力の高いPC、三脚、外付けフラッシュ、カメラバッグ、クリーナーキット等々等々等々‐突き詰めればキリが無くなる事でしょう。
って事です。
臆する事はございません。新たな世界を発見だっ!!
老後の楽しみ増えちゃうヨ。自慢の愛車を記録しようっ!!
さぁ、いらっしゃいっ!!
湯水のごとく投資して、日本経済を活性化させるのは
‐あ・な・た‐。
未来の子ども達に明るい日本を残す為、せっせと稼いでせっせと投資するんです。
ドレスアップした愛車をチューンナップしたカメラ陣で撮るのです。
おや?どこから聞こえてくるのやら??
おいでぇ~・・・
おいでぇ~・・・
レンズ沼においでぇ~・・・
おいでぇ~・・・
おいでぇ~・・・
底無し沼へいらっしゃ~い・・・
車高調セット買えちゃうよぉ~・・・
車検一回受けれるよぉ~・・・
家族旅行に行けちゃうよぉ~・・・
その上、練習しないと撮れないよぉ~・・・
それを承知で、さぁおいでぇ~
おいでぇ~・・・
おいでぇ~・・・