
キッチン水栓DIYで交換しました。
漏水にてシンク下びしょびしょでした。大惨事でした。
シャワー・ホースから内部漏洩にて要ホース交換でした。
ホース単品で売ってくれず、工賃込みなんでヘソ曲げました。
入居してからココまで、自分を洗わせる以外一切使って無い‐エコじゃない(と我が家では思ってる)“ディスポーザー”水栓回路なんで専門家じゃないとダメ‐と言われた点も『漢気(と言う貧乏根性)』に火がつきました。
だって‐
工賃高杉っ!!!!
先に上げておきますが、ディスポーザーと自動連動するオリジナル水路の再構築は出来ませんでした。
コレは覚悟の上な妥協点なんですけど、想像以上に部品互換性も汎用適合品も無くてションボリ‐です。
嫁さんにはインフォームド・コンセントしましたし、何よりディスポーザー使わないんで妥協します。
因みにディスポーザーを作動させる時だけ“手動で”水流してやればディスポーザーは使えます。
どうしてココでコレを記録しておくかと言いますと‐要はWEB上で誰かの役に立ちたいだけです。
ディスポーザー付きマンションの住人なら、それなりの維持管理費を惜しげも無く支出しなければイケマセン‐って教訓です。
車と関係無いじゃん‐とは言う無かれ。
浮いた工賃でパーツ転嫁しようと発想しましたし、こう言う事も“弄る”と『車ばっかり』と非難される事を免れる筈です。
みんな家族の為にもテクを駆使しなかったらイケマセンぜぇ。
ハイ、調達したのはTOTO製‐TKGG32EB-ハンドシャワー付きシングル混合栓‐エコ・シングルだそうな。
世の中エコエコだらけだ。一応最新鋭ダ。
ディスポーザー自動連動を諦めるんなら割高なハンドシャワー型である必要はありません。
私は可能性にかけてハンドシャワー型を選択しましたが、結果的に『敗北』しました。
嫁さんは感謝してくれてるんで、ソレでイイです。家庭円満です。
まずは事前調査など‐
既設水栓本体を外せるかどうか‐コレがDIY最大のキー・ポイントです。
シンク下を上に仰ぎ見て概ね画像の様にナット締結されてる構造が一昔前なヤツみたい。

コレを緩める工具(と空間)があるか調査します。
因みに我が家は施工要領書に32mmナットと明記されておりましたので用意周到に32mmクロウ・ソケット・アダプターにて楽勝モード、が、作業を開始したら40mmサイズだったんで絶句しました。
って事で再利用もしませんからウォーターポンプ・プライヤーな力技で緩めてやりました。
コレが緩められれば、あとの作業は誰でも出来ます。但し下記の工具を調達しましょう。
・アジャスタブル・レンチ大小2本(2000円位で買える筈)
若しくは27mmまでのレンチ・セット
・マイナス・ドライバー
・作業灯
・雑巾3枚位
推奨日時など‐
何かのアクシデントでギブ宣言可能な様に、本職修理な方が営業されてる時間帯が望ましいです。
また急遽部材調達可能なホームセンター営業時間である事もお薦めしておきます。
作業前準備
・おしっこしといてネ。家族も全員ね。半日水使えなくてイイ覚悟してネ。
・厳かに『断水宣言』して水道メーター付近の止水栓閉めます。
シンク下に個別止水栓あれば、おしっこ我慢しなくてOKです。
我が家にはありませんでした(安く作りやがってぇ~)
・水栓レバーを開放して本当に水もお湯も止まったか確認しましょう。
戦闘開始
①
雑巾を用意して水側、お湯側の逆止弁下流のワンタッチ・コネクターを外します。
不時開放防止クリップが付いているかもしれませんが全部素手で外せます(の筈)
逆止弁は水栓付属品なので後程交換する事になります。
(色付けした所が逆止弁です)
②
シャワー・ホースのワンタッチ・コネクターだけ外せばOK。
‐と取説に書いてありますが、ディスポーザー連動型ならばそうは問屋が卸しません。
ココがワンオフ加工されてます(丸で囲った所)

3分岐アダプターが付いている筈です。
混合栓からぐるっと廻って出口へ行く水路と別にディスポーザーに連動して“勝手に”水が出る電磁(ソレノイド)バルブからの配管がある筈です。
まずワンタッチ・コネクターな出口側を外します(画像上部)
次にソレノイドバルブからの配管をレンチ2本当てて外します(画像右側)
最後にフリーになった3分岐アダプター(“ち~ず”って言うそうな)本体をレンチで回してシャワー・ホースを分離します。
(シャワー・ホース側のナットを回しても捻れるだけで外れないと予想です)
横に逸れますが、
この3分岐アダプターのネジ規格が既設品のユーコー製とTOTO製で合わず、ディスポーザー連動を断念でした。
ホームセンターを廻ってTOTO製に見合ったネジ規格の3分岐アダプターそのもの、若しくは変換アダプターを探したのですが結果は得られませんでした。
大変残念な限り、不完全燃焼です。
確かに本職のあらゆる所でディスポーザー連動水栓は“要相談”とか“要事前調査”とか掲げられております。まったくディスポーザーなんて大嫌いダっ!!
話を戻してシャワーホース結合が分離出来たらシャワーヘッド側を持って、ホース全体を先に引き抜いてしまいます。
③
水栓本体を外します。
ココで小休止しておきましょう。
『コーヒー入れてくれ』なんて言ってはいけません。
帰って来る答えは、
『あなたが終わらないと水が出ないのよっ!!』 ‐の筈。
シンク下に仰向けで寝転がって締結ナットを緩めます。
先に上げた様に私はウォーターポンプ・プライヤーでやっつけました。
ネジ山だけ潰さない様に注意してガリガリにツール・マーク付けて外してやりました。
菊座ワッシャーとゴム・パッキンで押えているだけなので、最初の1周緩めればあとは手で緩められる筈。
‐が、その1周緩める為にちょっとした筋肉痛を伴う労力を使ったとさ。
それから構造的に本体が共周りする可能性ありますので、助手に水栓本体を押えてもらうと良いでしょう。
④
締結ナットを外したら、水栓本体を上方へ引き抜きます。
配管3本がシンク穴に干渉しない様に“くせ”を付けながら抜いてあげましょう。
ぽっかり開いた穴周りを掃除して、乾燥させる間に新品の施工要領を熟読しておきましょう。
因みにこの穴径は新しい水栓取付に辺り許容範囲があります。計測確認しておきましょう。
我が家は36mmで適合しておりましたがマレに別途アダプターが必要な場合もある模様。
⑤
新しい逆止弁を水側配管、お湯側配管に取付けます。
まずは既存の逆止弁をレンチ2本を駆使して外しましょう。
この時大体どの位のトルクで締結されているか把握しておきます。
新品のパッキンでシールされますから同様なトルクで締めれば、基本漏水はしない筈です。
(画像は配管後の画像‐紐下の六角ナットが逆止弁締結部。黒い部分がワンタッチ・ソケットです)

TOTO製‐TKGG32EBの逆止弁は27mmナット・サイズでした。結構大きいです。
300mmサイズのアジャスタブル・レンチが必要なのはココのせいです。
300mmサイズなんて他使わんだろ‐とは言わないで。
運転席に忍ばせておけば、これ以上無く強力な緊急脱出ツールになる筈です。
その他一家に2本あれば一生モンなアジャスタブル・レンチです。
基本的にこの逆止弁ナットから漏水しなければDIY取付作業に難しい点はありません。
⑥
施工要領を参照しながら本体取付ベースを『もぐら~ず』方式で付けて行きます。
文字通りもぐら~ずなスタイルで取り付けられますので大変楽チンです。
付属アーレンレンチ以外な工具も要りません。実に画期的ダっ!!

⑦
新しい水栓本体を取り付けます。
シンク開口部にシャワーホースを先に通しておき、その後本体から生えた水配管とお湯配管を挿入して行きます。
丁寧に入れていけば多少タイトですが問題ありません。
取説の通りな配管配置になっているか確認しましょう。
本体はこれまたアーレン・スクリュー1本で止めれれるだけです。

⑧
水配管とお湯配管をワンタッチ・コネクターで逆止弁に結合します。
最後にシャワー・ホースもワンタッチ・コネクターで連結します。
3本共に抜ける方向に引っ張って抜けない事を確認します。
⑨
厳かに『開水宣言』して屋内止水栓を開けます。
水栓レバーの処女オープンな儀式は奥様に譲りましょう。
ココは彼女の戦場です。
水、お湯をそれぞれ出してもらい、逆止弁ナット付近を重点的に漏水していないか確認します。
どこからも漏れなければ、これ以上無い位のドヤ顔を涼しくしてやりましょう。
きっと奥様の目がハート型になっている筈です。

⑩
ホースガイドやストッパー等最終仕上げをして、後片付けをしておしまいです。
ざっくり2時間見ておけば交換作業完了‐の筈。
重要
ディスポーザー連動型な場合、このままではディスポーザーを作動させた時にシンク下から水が吹き出る事になり大惨事となります。

と言う事でソレノイド・バルブを不作動にしなければなりません。
一番簡単な方法はソレノイド・バルブのコンセントを抜く事です。
恐らくマンション等最初からディスポーザーが設置されているキッチンには専用コンセントがシンク下に配置されております。
2本のコンセントの内、1本はディスポーザー作動用、もう1本はソレノイド・バルブ作動用です。
このソレノイド・バルブ用コンセントを外します。

で、万一『あれっ??コンセント抜けてる!?』と誰かが復帰してしまうとディスポーザー作動させた時シンク下から水が吹き出る大惨事再来です。

って事で、ソレノイド・バルブ本体の止水栓を閉じてしまいましょう。
マイナス・ドライバーで締め上げればまず水が出る事は無いでしょう。
(画像の赤丸が止水栓です)

でも~・・・行き場を失ったディスポーザー連動用配管が口を開けて残っていると、常々自分が『妥協(敗北)』したのが癪に障ります。
私の場合はソレノイド・バルブの所で配管を外し、封印プラグを300円也‐で調達して塞いでしまいました。
(黄丸が封印プラグ)
と言う事でした。
いずれ気が向いたらTOTO製に見合う3又分岐アダプターを探してみるかもしれませんが、現状嫁さんの要望はディスポーザー自体を撤去する第二計画へ移行して欲しい‐との事であります。
処理費用2諭吉は払わず、バルコニーの片隅に“不発弾”の様に鎮座させておきたいそうです。
総括‐
・熟練おっちゃんがオリジナル・ホースだけ交換したら‐
総額1万7千円Over。
ディスポーザー自動連動しないけれど‐
・TKGG32EBをホームセンターで購入・交換発注したら‐
総額3万5千円Over。
・TKGG32EBをネット仕入れてDIYで付けたら‐
総額2万円お釣り付き。
出来るかどうか不明なれど、水栓TOTO製に換装して且つディスポーザー連動ワンオフ加工発注したら‐時価‐
って事で概ね満足しております。
嫁さんは2万円位浮いたね‐ってんで、間髪入れずに1万円程、車サプライ品買ってイイ??って言いたかった所だけど、ディスポーザー連動しなかった点を自分で戒め、家族で外食1回行って、5千円程のパーツおねだりに自粛でありましたとさ。
ハイ、いつか、どこかで、誰かの、参考になりますように。
どうでもイイ話題でゴメンなさい。
でも久しぶりの車“弄り”小遣いも手に入れたから許してネ。
(近々しょぼい整備記録を上げちゃうYo)
‐おわり‐