プラモった事がある方ならばご存じだと思いますが“水転写デカール”ってのが昔からありましてね-
水に浸けるとペラペラのフィルム状シール(デカール)が台紙から外れるヤツね。
ケイトレーディング社のミラクルデカール2種類が未使用状態で7年位前から我が家にありました。
この製品-インクジェット・プリンターで水転写デカールが作れる優れモノなんです。
但し、いくつかの条件(制限)もあります-故に7年前は買っても使わなかったんです。
制限とは-
・白が打てない(インクジェットの宿命です)
・製法上必ず余白を確保して貼る必要がある(これもまた水溶性インクの宿命)
長期放置プレーだった一品使ってみました。
イイじゃないかミラクルデカール-一定条件(制限)が許容できるならば-
私用途はプラモじゃないですからね、所詮ミニカーですからね、余白があるデカールでOKです。
で‐
7年空白の間にもっと凄いのが出ているのか検索したけどミラクルデカールは現役中でした。
一応同じような用途で使える“タトゥー・シール”ってのも知りました。
どちらも一長一短ある様です、素直にミラクルしてみました。
改めてメーカーHPで注意事項など確認してみます↓
http://www.k-trading.net/
…なんで…メイドさんがご案内してくれるの??
ってか製品パッケージも刷新されてメイドさんなのはなぜ???
-とこの辺りから非常に違和感を感じた私。
その後-
謳い文句通りなのかさらにWEBって、エンスー方々の秘訣を調べたんですけどぉ~、
うまく行った記とか、難儀した記とか色々あったんですけどぉ~、
ちょっと、ココから毒吐くんですけどぉ~、
自作デカールって言うと~…
車エンスーな方が多いんですけどぉ~、
偏見に満ちて、毒吐くんですけどぉ~…
なんでみんな“いたいくるま”なのぉ~????
アレってさぁ~…
人の価値観の多様性を否定しないけどさぁ~…
なんちゅ~か、アレだよねぇ~…
もう本当に、私的には、アレだと思うなぁ~…
いたいひこうきとかも見かけて腰抜かしそうになったんだけどアレだよなぁ~…
これだけ需要があるってのは、人気高くて、プラモ産業支えてるって事だよね~??
…将来アレだなぁ~…
日本の未来って…ねぇ~…、もう本当にねぇ~…
‐は、さておいて‐
ミラクルデカール‐あっさり使えました。
この先初めて使う方の目に触れるかもしれないのでエールを上げておきます。
・ベース・スプレーは買いませんでした、私的には問題ありませんでした。
・使ったプリンターはCANON ip4930です、どってこと無いインクジェトです。
・印刷は“きれい”モードでしてみました、原稿は300dpiなJPGデータです。
・インクを完全乾燥させるのにちょっと気配りしました。
・コートしたのはクレオスのクリア・スプレーです、3回吹きました。1日乾燥させました。
・切り出しには約0.5㎜の余白を確保して良く切れるハサミを使いました。
・水に浸けるのは極力裏面だけにして数秒後には水からあげてふやかしました。
・台紙からの剥離は楊枝2本を使ってスライドさせました。
出来るだけ楊枝だけで貼り付け面まで持って行きました。
・貼り付け面に置いた後、綿棒を優しく転がす感じで水抜きしました。
・糊が弱く感じましたが7年落ちだからかも、マークセッター等は敢えて使ってません。
・乾燥後クレオスのクリアで表面を固めました。
成功率100%でした‐みんなも頑張れ。

私の場合‐ほぼ平面、ベースカラーがホワイト、余白有りが許容 と言うストライク・ゾーンが広かったので評価は甘めです。
ハイ、それでは順番が逆なんですけど、デカール・デザイン起こしなドキュメントなど‐
人間やりたい事を夢想して頭を使う時は苦を感じません、むしろ楽しくすらあります。
ヤル気マンマンです-もっともテンションアゲアゲな一時です。
でも、考えた事を形にするのは苦労を伴います…要するに
大変だったんです。
もう一回上げます、
大変だったんです、
ヘンタイだったんではありません。
強調します、
大変だったんです、
ヘンタイではありません…。
もしかしたら…
ヘンタイ的に
大変だったかもしれません…
本当に私-
ヘンタイ…じゃなくて、
大変だったんです。
以下、
ヘンタイ記です。
①
TOYOTAなHPからAdobeアクロバ取説最終Pの側面図をキャプチャーしましてな。
(後期でもイイんです)
②
Adobeフォトショで邪魔な線(ライン)を何本か消しましてな‐デジタル・テンプレ作りました。
③
コレをきっかけにAdobeイラレを習得しようと頑張ってみたんですけどな、老化に伴う残存脳細胞数とシナプス連携が‐推奨メモリー‐を下回っていたんで現実世界に引っ張り出してアナログで描いてみました。
ま、取り敢えず基本アウト・ラインは手書きっちゅ~事ですわ、昭和生まれだからね、悪い??
④
③を手間暇かけてスキャンしてデジタル空間に戻しましてな、今度こそ独学にわか知識を駆使してイラレでなぞって行ったんですけどな、イイ調子で一筆書きみたいになぞって行ったら、着色の段階で不自由が出て来ましてな、イラっとしたんでフォトショに放り投げてやりましたわ、私イラレはイライラするんでダメですわ。
⑤
所詮1/30サイズですからな、フォトショでも大して不自由しないどころか、勝手知ったソフトでサクサクっと出来ましたわ、どんなモンですかい、エエ感じでっしゃろ??-って、たかが3色なんですけどな。
⑥
取り敢えず適当な縮尺で普通紙に打ち出しましてな、サイズの微調整をして大きさを決めましてな、後は必要な分割もしましてな、さらに左右反転した反対側も作りましてな、“カブキ・スペシャル”は完成っちゅ~事ですわ。
どのデータも気持ち小さ目に作ってあるのは上述した余白分を確実に確保する為ですわ、ラインが不連続に見えるとか頓着しない辺り、自分に優しい漢で良かったですわ。
⑦
その他コマゴマしたデザインを概ねTOYOTAなHPから拾って来た訳なんですが‐
う~ん、凄いでんな、著作権‐フォトショで加工出来ない様になっとります。
ってんで、こちらもキャプチャーしてJPG変換して極小にリサイズして完成~、チト解像が悪いのは見逃しておくれやす。
⑧
あとは先に上げた様にインクジェット・プリンターで打ち出すばかりですわ。
万が一を考えて山ほど作りましたら、山ほど余りましたわ。
誰か要る人~っ!??
と言う事々に人生の半月+αを消費した夏だったのでした。
イラレがちょっと触れる様になった事が一番の収穫だった事にしておきます。
私、今一度強調しておきますが、今までの人生で四六時中こんな事をして来た訳ではありません。
自作デカール作ったのは人生2度目、ミラクルデカールは初体験でした。
(7年前はマイクロドライブ・プリンターで作りました)
辛かったけど、終わてみれば、面白かったです。
でも、もうやらないと思います。
GRX-130を手に入れ、熱望した純正ミニカーが3台も手に入ってしまった幸せ事情がここまで成し得た偶然の巡り合せだと思ってます。
腕に覚えあり-でも、完成品に自信あり-とかでもないんです(見ての通りですが-)
月日が流れ、いつの日か(まだココを閉じていなければ)
“あぁ~、俺この頃、こんなにバイタリティあったんだぁ~”
-と回顧したい自分記録でありますよ。
皆様も気が向けば是非挑戦してみて下さい、創造制作は面白いモンです、人差し指だけでは成し得ない達成感ありまっせ。
長々と上げてしまいましたが、ほぼ1名様のオーダーにも沿えた事と自負致します♪
さて次回-
『私、脱いでも凄いんです-編』
辺り、そろそろ行きますかねぇ~、
どうしますかねぇ~、秋も色々忙しい予感ですからねぇ~…