
秋雨前線ならぬ寒冷前線の通過によりスポット的に天気が崩れる予報はとうとう覆される事なく‐
撮影ツアーに出かけるのは断念した連休消化中デス‐実際天気悪いんで未練ありませんけど。
チマチマ画像の整理・バックアップ等しています。
(午後からは自主経済制裁発動しに行くかもだけど‐)
それで‐
ほぼ1年前に訪れた“エアパーク 航空自衛隊浜松広報館”の話など綴って、せめて気持ちだけでも飛行機する事にしてみましょう。
今日、全国主要箇所に立派な航空博物館が整備されつつあり、貴重な工業遺産とも言える国内生産航空機のレジェンド達が大切に保管されているのはいちオタ野郎としても大変嬉しく思います。
今年の11月には県営名古屋空港に隣接し“あいち航空ミュージアム”もオープン予定です。
また岐阜基地に隣接した“かがみがはら航空宇宙科学博物館”もあと半年ほどで拡張リニューアル工事が終わる予定です。
隠居ジジぃになったら、どこかの博物館で機体掃除のボランティアでもしたいよなぁ~なんて夢をみています。
各公式HPはコチラ
あいち航空ミュージアムの公式HPはココ
かがみがはら航空宇宙科学博物館の公式HPはココ
それでは浜松基地に隣接した浜松広報館です。
昨年、浜松基地航空祭を見物した折、前日に見学しました。
かねてからずっと訪問したかった場所でありました。
エアパーク航空自衛隊浜松広報館HPはココ
子どもの頃、飛んでるの見たし、生まれて初めて飛行機のコクピットに座ったのはこのC-46でしたっけ‐
入館料
無料です、血税を払ってる方々は永久無料会員ってことです。
その名のとおり、空自さんが何をしている組織なのか等々判り易く解説している資料館です。
従って、創立からここまで使用して来た歴代の航空機達も多々見ることができます。
どの機体も‐
私の青春の一部であった連中ばかりでもあります。
この機影を求めて最寄りな入間基地の外周でたむろしておりました。
F-86F
三菱重工でライセンス生産されました。
空自最初の主力戦闘機であり、初代BlueImpulseの使用機でもありました。
この浜松こそがBlueImpulse発祥地でもあります。

幼少の頃ハチロクブルーの演技を見た記憶は強烈に記憶しています。
当時は‐エゲツナイ‐位の低空飛行で通過後に霧のようなスモークに巻かれる事がありました(笑)
近所の入間基地で初めて航空機の引退セレモニーを見たのもF-86Fでした。
F-104J
三菱重工でライセンス生産されました。
F-86Fに次ぐ二代目主力戦闘機。

見れた(撮れた)機会は少なかったですが、超恰好イイ容姿でしたねぇ。
尋常ではない煩さも最高でした‐

広報館の屋外に展示されているのは現役引退後、ミサイル標的用にドローン化されたUF-104、屋内展示はオリジナルのF-104Jと2機保存されていました。
T-33A
川崎重工でライセンス生産されました。
練習機として、用務飛行用として、大半の基地で運用されていた機体です。

入間基地の外周で用務飛行で飛来する全国各地の部隊マーク機を撮るのが好きでした。
古き良き時代‐
年末も迫った時期に千歳から飛来したT-33の機首荷物室から“荒巻鮭”が大量に運ばれて来たのも遠望しましたっけ‐
T-1
富士重工で開発生産されました‐純国産ジェット機ですネ。
SUBARU製ってこと。

主として福岡の芦屋に配備されていたので関東ではあまり見かけることがなく‐
撮れると凄く嬉しい機体でした。
T-2
三菱重工で開発生産されました‐こちらは純国産超音速ジェット機です。
エンジンはロールスロイス製ですが‐
二代目BlueImpulseで最初から最後まで使用し続けられた“111号(トリプルスティック)”
主にSolo機(5番又は6番機)で使われる事が多かったです。
広報館ではこのようにコクピットに座る事ができます。
111号はT-2B.Iの全てをこのコクピットから見て来たのだなぁ~と思ったら、ちょっと涙が出て来てしまいました。
それにしても現代の標準的なレイアウト‐基本計器のT型配置‐を全く無視した配列デス。
当時の航空学生の方は大変だっただろうなぁ~…

左コンソールはスロットル(アクセルね)
航空機は前に進めて加速なので私は“GTシフター”は変だと思う:笑
BlueImpulse機特有の装備のひとつを見つけました。

ドラム缶2本分入ったんですね‐
そう言えばT-2 BIのSolo機は演技の終盤はスモークが足らなくなって途切れてしまうことが時々あったなぁ…
練習機なので後席(教官席)でも操縦可能‐前方視界もそこそこあります。

T-2 BIは切ない想い出が一杯です‐でも大好きでした。
F-1
三菱重工で開発生産されました。
T-2の後席を潰して戦術電子機器を搭載した戦後初の国内開発戦闘機です。
戦闘機だけど後方視界がほとんどないので‐空中戦をしてはいけない‐機体でした(笑)
基本任務は対艦攻撃と対地攻撃ではあるものの、操縦士の漢気でアラート任務にも就いていました。
F-1とT-2が引退してしまう‐
と、九州旅行を兼ねて築城基地を訪れたのは、もう16年以上昔の話
F-2
三菱重工で‐渋々‐開発生産されました。
F-1の後継機として本当は純国産機にしたかったのにアメ公に恫喝されて泣く泣くF-16の焼き直しを共同開発したF-2。
広報館に展示されているのは生産前のレイアウト検証用の実物大木製モックアップです。
因みに機首部だけ作られた複座型‐B型のモックアップは木製の質感そのままに小松空港に隣接した石川県立航空プラザで保管展示されています。
↓コレは本物の初号機ネ‐

F-2のプロトタイプ4機は今でもテストカラーを維持しつつ、各種装備品の開発試験を岐阜基地で続けています。
MU-2S
三菱重工製ビジネス機ですが、空自は救難と航法設備の点検用、陸自は連絡・偵察機として採用していました。
救難飛行隊で使っていた“キューピー”ちゃん。

この機体も実家の上をよく飛んでいたなぁ…
私には1日居ても足らない位の場所なのですが、皆さまも是非ドライブでお立ち寄りする事をお奨め致します。
男子受けすること間違いなし‐
因みに、現在のBlueImpulseは浜松以西の基地へ展開する場合、浜松基地を中継する頻度が高いです。
この時、わざわざ広報館側の誘導路を経由し、広報サービスをしてくれるケースが多いので運が良ければこんなシーンに出くわすかもしれません。
そう言えば、9月30日は愛媛県で開催される国体開会式に参加予定のBlueImpulse。
天候が微妙なのでなんとも言えないけれど、今日若しくは明日早朝に浜松を経由するかもしれないですねぇ。
(追記です‐今日9月28日夕刻に浜松入りしたそうです、そのまま一泊 明日早朝に築城基地へ移動する予定 愛媛でのリハーサルは1150からの予備時間帯に変更みたいです)
開会式当日は晴れの予報なので‐
四国のみなさま是非見物にお出かけ下さい♪
えひめ国体展示飛行のおしらせHPはココ
あ、あ、あ~・・・
秋空の元、やっぱりどこかへ撮影しに行きたいよっと‐