• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2021年05月21日

THE FULL STOP

THE FULL STOP 大好きなF-4が日本の空から消えてしまいました。

もう2ヶ月が過ぎた‐
なんとも言えない気分の日々です。

(※F-4しかない小話画像多めなのでココで閉じて下さい・・)


alt




思い返せば、初めて明確にF-4と認識した飛行機を見上げたのは小学校3年生の時でした。
鮮明に覚えているのは、尾翼のカエル・マークがはっきり識別できる程の猛烈に低い高度で2機のF-4が頭上を抜けて行った光景です。
alt

場所は故郷の多摩湖畔脇にあった“たっちゃん池”
小3だった裏付けは同級生だった‐いたがきくん‐とザリガニ釣りをしていたから。

それはきっと11月3日文化の日だった筈です。
「入間基地航空祭」でデモFLTをする為に百里から飛来した301Sqであったと(後に知って)断定出来ます。
多摩湖畔は入間基地の滑走路延長線上に位置している事を大人になって認識しました。
1975年でしょうか、301Sqが活動し始めて3年目位だったことでしょう。
ようするに、F-4が空自最新鋭戦闘機だった頃です。



その後、世のスーパーカーブームに乗って、スーパーカー消しゴムで健全に遊んだ小僧は、いつのまにか日々頭上を抜ける軍用機に一層の興味を持つようになったのでした。

ヲタ活動なカメラ小僧を始めたのが1982年頃、週末は横田へ繰り出して、やがて守備範囲に厚木が加わり、当時はまだまだ本家米軍で現役だった米空軍のF-4E、F-4G、RF-4C 海軍のF-4S、海兵隊のF-4S,RF-4Bを夢中で追いかけました。
alt

alt

alt

alt

alt

空自でもF-4が主力戦闘機として6個飛行隊揃っていた時代だったけれど、関東に分類されるとは言え『陸の孤島』と揶揄されていた百里は貧乏学生には一段と遠い遠い場所でした。
高校生頃は百里へ行くことを夢見ながら、“ファントム無頼”や“エリア88”を読み漁って溜飲を下げていました。

初めて憧れの百里に行けたのは1986年だったのではないかと思います。
当時住んでいた学生寮の成田を深夜に発って、初心者マークを付けた親の車に同級生達をマップル・ナビゲーターにして農道をひた走って行った覚えがあります。

陸の孤島とはよく言ったものだ‐と思う程に、何もない真っ暗な土地を進んで行って、念願の地への冒険へ繰り出すごとく高揚していました。
alt

この頃にはカエルな301Sqは宮崎の新田原に転出して、それでも梅組な305Sqと啄木鳥501Sqの2個F-4群と編成間もない最新最強のF-15部隊204Sqが配備されて猛烈に感動したのでした。

世の中が「TOPGUN」ブームに沸くのはその翌年だったと記憶します。
alt

寮生活で一緒だった同級生の実家が新田原近くにあって、夏休みに親友を訪ねて(‐を口実に新田原へ)行ったり、卒業して就職する間の独り卒業旅行で嘉手納に1週間滞在したり‐と、F-4を追いかける全盛期を堪能していました。
alt






その後‐

1990年代は社会人になって、ヲタ活よりも仕事が面白くなり、さらに厚木にF-14が配備された事でF-4を追いかける頻度が減りました。
また、F-4自体も米軍機は急速に機種転換されて退役してしまい、空自にあってもF-15転換が加速していた時代でした、F-4で編成される戦闘部隊は本州で唯一の小松(と岐阜に少数)、九州、沖縄‐と地理的に遠い3個飛行隊のみとなっていました。

所帯持ちになった直後に関西へ移住。
小松や岐阜へ繰り出す頻度が徐々に増え出したけれど、やがて小松の306SqもF-15へ転換してしまうのと前後して娘が生まれて、子育てに没頭するようになったのでした。

あえて添えておくけれど、別に我慢をした訳ではなくて、子育て‐妻子と共に過ごす時間が何にも代えがたい喜びに代わったものです。


そうは言っても、出張ついでに岐阜や新田原に立ち寄る機会もそこそこあったのはフィルムを見返すと散見できます。
alt


alt





頻度が上がる‐基地通いを再開し出したのはX号を手に入れた、この10年位でした。
alt


alt


alt


やはり、F-4退役が具体的になって来たこと、まさかの先祖返りで百里に3個飛行隊が再集積されたこと、その百里へ実家から直通できる圏央道開通や関西住居な神戸‐百里(茨城)便が就航したこと、等々が大きかったと思います。
alt

alt



頻度で言えば年1~2回程なのでエンスー方に比すれば細々としたものでしたが、恵まれた10年だったと思います。
alt


alt


alt


alt


alt


alt




なにより、50年も現役で活動したF-4群の約45年間も雄姿を見ていられたのは最高に幸せでした。
alt






月並みだけど、同じ時代を生きて共有できた事は人生の宝物です。
alt

alt



空自のF-4は戦闘機型が140機、偵察機型が14機、総数154機が調達されました。
自分撮影記録を見返すと、個体識別可能な分で93機ありました。
全体の約6割の機体に楽しい一時をプレゼントしてもらった計算になりますか。

alt

alt

alt

alt

alt

alt

alt

alt



Thank you.PhantomⅡ

alt

ブログ一覧 | 飛び系だい | 日記
Posted at 2021/05/21 21:31:02

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

【グルメ】久々の、同僚との飲み会! ...
おじゃぶさん

本日のプチキリ番&ミラー番♬
ブクチャンさん

麦秋
THE TALLさん

今日も2台洗車(ↀДↀ)✧
zx11momoさん

釧路チューリップ🌷&花フェア🌷
○たこちゃん○さん

今週の晩酌🍶
brown3さん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「夢の国で心の洗濯ちう♪」
何シテル?   05/18 16:06
みどりカッパです。よろしくお願いします。 みんカラ登録から9年を経て、ちょっと身分不相応な車に手を出してしまった感、満載です。 自分の愛車整備歴をク...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    1 23
45678910
11121314151617
181920 21222324
25262728293031

リンク・クリップ

後期AVE30オーナーがASE30乗り比べてみた記 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/07/18 21:20:52
AVE30中期/後期乗り比べてみたら‐ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/06/08 11:29:07
半分まじめに充電制御システム観察まとめ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/03/24 12:54:22

愛車一覧

レクサス ISハイブリッド レクサス ISハイブリッド
2020年6月のワールドプレミア画像に衝撃を受けました、感性のどストライクを突くデザイン ...
トヨタ マークX トヨタ マークX
1年前から欲しかったマークXです。 1年後に“Sパケ”“アイスチタン色”購入を夢見ていま ...
日産 シルビア 日産 シルビア
1年未満4000Km使用と言う新車のような状態で手に入れた最初の相棒。 兵庫-埼玉-埼玉 ...
トヨタ コロナエクシヴ トヨタ コロナエクシヴ
30代を迎えるに辺り、親孝行も視野に入れて4ドア化した2代目の相棒。 型式自体は廃盤寸前 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation