
本気交渉1回目‐
今更素人な私が言うまでもなくLEXUSはブランド品なのは既知な所でしょう。
そのブランディング・バリューは1台につき70~100万円位すると噂されます。
なるほど、何となく判るような気もする。
その付加価値を許容できるかどうかは各々の価値観だと思います。
それで‐
これまた周知な事実として車体及びMOPからのディスカウントはありません、
商談最初に(申し訳なさそうに、でも)キッパリと宣言されます。ブランド価値を守る為とも、どこでもいつでも誰でも平等にその恩恵に預かれるような配慮だとも伝わります、オーナーとなってからはリセールバリューが下がり難い恩恵もあるでしょうか。
その穴埋め
‐と言うのは変な表現ですが、DOPや下取り価格で頑張って頂ける場合もあるそうです‐
と言うか、そうなのだ‐と私自身も確信しました。
そのDOPですが、その“お値引き分”を見越してなのか、価格設定が一段と(バカ)高いです(笑)
もう、ざっくり言えばトヨタ・ブランド同種DOP比で2~3倍位上乗せされているのではなかろうか‐と印象しました、庶民の私からすると。
ステータス・バリューと捉えればそんなモンかもしれません。
私唯一所有のブランド品な「お時計様」でも思い当たる節があります。
オーバーホール代が他メーカーの倍します、但し正規品購入証明があれば半額になる。
その半額が他社と同じ価格帯である‐と。
結局、儲かるようになっているんじゃないか‐と言うのは下衆ですよね。
売買は、売り手側の本音は少しでも高く買って頂き利益を得たいし、買い手側の本心は安く手に入れられるならばそれに越したことはない‐のが大原則ではないかと思います。
そんな訳で価格交渉の余地がある商談とは、そのつばぜり合いの駆け引き、チキンレースだと言えましょう。
但し、心理戦のような交渉の中でも、お互いWin to Winでありたいとは双方思う筈。
Dラーさんとの長いお付き合い、良好な関係を維持したければ、無理難題で遺恨を残すのは得策ではありません。
イザ、真剣商談に臨むに辺り、マダムLEXUS(嫁さん)からも釘を刺されました。
「みみっちぃ値切りをしないで下さい、LEXUSに相応しい振る舞いを忘れる事なかれ」‐と。
一応、私的にも覚悟は決めて、一生一大(と覚悟する)大盤振る舞いの心境でイイ恰好しぃをしたいよね‐と肝に銘じて臨みました。
実際、私、今回1円も値切りませんでした、カモと言われればそこまでかもしれませんが、値切らなくても納得できる(ような)額が最初から提示されましたし、そもそもLEXUS店の雰囲気って、漢気を測られているような感覚になります(だって、漢だからさ・・)
さて、話をちょっとずらすけれど、都市伝説の信憑性に以前から薄々一票入れている事柄がありまして、
『販売店のDOPコーティングとフロア・マットは高利益率の筆頭』信者な私です。
“この2点で10万円超えの特典!春の決算セール”とか各社常套句を見かけると、
だろ??‐とか思ってしまいます。
コーティングは適用するとして、後日候補先を検討するつもりだったので、最初訪問時の参考見積時は取り敢えずリクエスト、純正フロアマットはあり得ない高額‐
なんと10万円近く!!に嫌気がさしてオミットしていました。
近隣コーティング専門店を色々調べると価格帯はDOPコーティングと大差なし、専門店の方がコスパ高いと断定していました‐そもそもLEXUSコーティングはその成分も効能も詳しい資料が一切公開されていません、誰がどんな設備でどの位手間暇かけて施行しているのか全く判らない・・
(※試乗車のトランクをたまたま開けたらCPCの製品が入っているのを発見しました、これがLEXUS純正‐の正体かもしれません、、トヨタ車と一緒ではないか:笑)
ただですね、専門店に委ねるならば納車された車体を数日預ける煩わしさや、そもそも202BLACKを9年維持する中で、どうあがいても経年劣化はするものだ‐的な悟りもあり、純正か外注かいずれも一長一短有りとは思っていたのでした。
今回
「DOPコーティングは取り下げようかなぁ~」と申し出た時‐大変可笑しかったことがありました。
信頼している鮮やかさんがちょっと
きょどって、
「あのですね、コーティング含めて頂けますと、下取り額が大幅に上げられるのでですね、あの、、是非、その、、、」‐と、目が泳ぎ口ごもる(笑)
フィーリングの話だけれど、私は彼の、この‐表裏無い(ように感じる)誠実さ、口八丁で誤魔化せない(風に感じられる)正直さ、‐がツボなんだと確信しました。
思わず笑ってしまい、一瞬にして、施行してもらう気になったのでした。
「そうかいそうかい、そうなんだろうよ」‐と察しが付いた、自分信仰の都市伝説が確信に変わったのでした(笑)
「了解、皆まで言うなかれ、コーティングは付けて下さい、それでイイから(笑)」‐と。
コーティング代のトレードが全てではないだろうけれど、下取り価格は‐相当‐頑張ってもらったと印象します。
勿論、慈善事業ではありませんから、それでも収益はあることでしょう。
でも、それで気持ちよく売って頂き、私も気持ちよく清水の舞台から飛び降りられるのならば、それはBEST BUYだと確信します。
色々な場所で現車下取り価格は専門店で出しましょう‐的な攻略法が散見されますが‐
資本ベースだけで考えればそうかもしれません、でもこの際ちょっと格好つけたい、スマートに振舞いたい見栄の願望も今回ありました、だってLEXUSのオーナーに名乗り上げる訳だし、(勝手に)信頼している“鮮やかさん”が頑張ってくれていると信じます。
ディスカッションの後に最終額として出て来た総額は悪くないものでした。
それと共に曰く、
「わざわざ訪ねて来て下さって、本当に嬉しく思いました。出来る限り頑張ったつもりです」と言いながら、次の一言が‐
「如何でしょう? 他になにかご要望がありましたら遠慮なく申しつけ下さい、この先、出来るか出来ないかは私判断では無理ですが、上司にかけあってみます、どのようなご要望でも」
上手い、実にスキの無い殺し文句だこと。
まさに百戦錬磨のバイヤーさんです。
穿った見方をすれば、私の器が秤にかけられた訳で‐無理難題を申し出るのもはばかれるし、逆にOKです‐と言えば、即KOってこと。
実のところ、もうOK(KO)でもイイかな?と言う気持ちは多分にありました。
けれど‐
妻子のファイナルアンサーを確認していない(のを理由にして‐)
外内装の色目は妻子の意見を尊重したかった理由もあったので、
なにより、かなり自信が芽生えていたけれど、最後にもう一度駐車自己検定したく、
ちょっと冷静に考えますね、近日中に返答しますから‐と、結論を先延ばして、この日はお開きになりました。
清水の舞台から飛び降りる前週の件でした。
Posted at 2021/03/04 21:58:07 | |
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庶民LEXUSに手を出す | 日記