
故郷‐三多摩地区に住む甥っ子が小学校を卒業しました。
いよいよ4月からは中学生です。
実り多き青春を謳歌しながら健やかに大人の階段を登って欲しいと思います。
中学生になったら、徐々に“おっちゃん”との距離感も出て来る事でしょう、イイです、それが成長ってモンです。
“おっちゃん”は遠く離れた関西から、いつも君たち(甥と姪)を想っているゼ。
とか思っていたら-
妹夫婦が“卒業記念家族旅行”に選んだ先は、大阪はUSJと海遊館。
兄弟のように仲良しな従妹である“姫”と遊びたいのが子ども達の希望だったみたいですが‐
そうまで望んでくれるなら
“コドナなおっちゃん”が二肌位脱いじゃいましたよ。
USJ引きずりまわしデス‐
まだまだ若いモンには負けないゼ‐と、翼竜にぶら下げたり、鮫に喰われかけにさせたり、エヴァに乗ったり‐アトラクション一網打尽でギャーギャー言わせてやりましたゼ。
甥も姪も“姫”も楽しんでくれたみたいです。
勿論、“おっちゃん”はキラキラしてるきみ達と一緒に過ごせて楽しかったし、幸せいっぱいだったぜぇ。
パパもママも嬉しそうだったから、アニキっぽく嬉しくもありました‐
妹夫婦、甥と姪のとびきりの笑顔を見てボクは思う‐
みんな、よく頑張ったね‐
今から12年程前-甥は未熟児で生まれたのでした。
唐突の一報-まぁそれは母子共に無事と言う義弟くんからの寿連絡でしたが、すぐにお祝いに行くよ-と言う申し出に妹からは1ヶ月程度先伸ばして欲しいとの回答でした。
自分自身も赤ちゃんを抱いていない-と-
NICUに入っているので近くでみてもらえないから-と-
妹には少し不憫に感じる甥の誕生だったのでした。
そんな訳で甥に対面したのはお誕生から1ヶ月以上経った後でした。
幸い母子共に健康を維持して落ち着いておりましたので、改めて寿を家族皆でお祝いしたものです。
で・も-
甥は可愛くありませんでした。
あ~・・・
叔父としては可愛かったです、いえ、今でも可愛くてしかたありません、一族皆に愛される甥です。
でもですね-
初対面の甥っこは-
錯乱坊(チェリー)みたいでした・・・
ハイ、身内なんで遠慮なく“チェリー”と呼んでました。
小さいし、顔しわくちゃだし、目だけぎょろぎょろしてるし、おまけにデベソでした。
泣き声もびーびー言ってました。
ブサイクなやっちゃのぉ~です。
『お兄ちゃん、この子大きくなるのかな?』の妹の問いに-
『大丈夫、大丈夫、 成長しない生き物はいないし、オレの先輩未熟児且つへその緒が首に巻き付いた仮死状態出産の逆子だったらしいけど、バカデカくなってっから』と励ましたものでした。
実際、甥はすくすく成長してくれました。
万事が穏やかに過ぎて行くと思いきや-
半年検診辺りに妹から嫁さんに電話がかかって来たのでした。
出勤していた私はその内容を帰宅後に知らされます。
妹は病院内から人目を忍んで連絡して来て、電話口で大泣きしていたと-
聴力がない-宣告をされた-と。
すぐに電話をして妹を諭します、なんの根拠もありませんでしたが兄として、叔父としてこう言う以外にはありませんでした。
『大丈夫、大丈夫、医学の発展はめざましいものがあるから甥が大人になる頃には何だって良案が出て来るってモンだ。
なにより-彼は音を知らない世界に生きてるなら、それが不自由である自覚がない筈。それを補う策はオレも含めて家族が考えればイイ事だから後ろ向きに考えたらイカン。
親なら腹を括ってしっかりしろ。
勿論如何様にでもバックアップはするから心配するな』
とは言うものの、気丈に振る舞った妹夫婦のショックは大きかったんじゃないかと思いますし、一族誰もが心のどこかに澱を沈めたような雰囲気の日々でもありました。
赤子に自覚症状を問うことも出来ず、精密検査は成長を待って‐と言うことになりました。
遠く離れた場所にいる兄として、なにもしてあげられなかったのは申し訳なく感じたものでした。
唯一の救いは自身のハンディも感じさせない甥の成長でした。
月齢の成長に応じて定期的な通院が始まりました、近くはない大学病院へ通った日々は大変だったと思います。
つど、経緯を報告してくれる妹に
『大丈夫、大丈夫』と根拠も大してない鼓舞をするばかりでした。
本当に幸いだった事に甥の聴覚は片耳は成長改善されました。
私自身も色々な文献を読んでみたのですが、片耳聴覚の乳幼児は脳の成長過程でその感覚が研ぎ澄まされる事があるそうです。
甥は見事に片耳でステレオ(音の立体感)を聞き取っているようです。
歌も上手、カラオケなんて私より遥かに音程を掴んで歌います。
彼が強い事は-それは妹夫婦の育て方の結果ですが-
『ボクはこっちの耳が聞こえないから、お話は反対側でしてくれない』とあっけらかんとした口調で自分を認めている事です。
彼は自分の境遇に寛容に、優しく受け止めているように見えます、強い男だぞ-
すくすく育つ成長過程において男の子ならではの活発さで、骨折も含め生傷が絶えない元気な甥。
容姿も義弟くんに似て男前になって、男女のお友だちに事欠かないみたいです。
妹(姪)も生まれて、立派なお兄ちゃんにもなりました。
全ては時が解決してくれると信じていたけれど、甥の逞しさは嬉しい限りです。
1年で数日しか逢えないのに-これも妹夫婦の記憶の擦り込み配慮だとは思うけれど、甥も姪も
“おっちゃん、おっちゃん”と親しんでくれます。
帰省する毎、一緒に模型を作ったり、お風呂に入ったり、ラジコンで遊んだり-
ビールをついでくれたり、学校の話をしてくれたり-
本当に大きく育ってくれました。
はるばるやって来た妹一家がみんな揃って笑顔でいるのを見て、改めて私も幸せいっぱいな気持ちになりました。
さて、今回、甥にはささやかなお祝いをしてあげようと嫁さんと相談しながら色々探した中で選んだのはコレ。
やっぱり“おっちゃん”と言えば
コレ系です。
数年前にBlue Impulseがどうしても観たかった甥の希望で妹一家が小松基地航空祭に来たことがありました。
甥に逢う名目で(嘘ではありませんよ)“姫”を連れて現地合流をした私でした。
甥と観るBlueImpulseは私にも格別でした。
大技を観る毎に、横にいる彼から
『おぉぉぉぉーーーーっ!!!』
と言う素直な感動の声を微笑ましく聴いたものでした。
撮影する私のファインダー越に聞こえる彼の感動の唸り声はBlueImpulseを堪能する何よりのBGMでした。
子ども達には幸せな人生を歩んで欲しいと願います。
その為に自分の人生から逃げない勇気をもって成長して欲しいなぁ‐と希望します。
未来を担う全ての子ども達へ‐
生きてる事は素敵だぜっ!!
みんな幸せになっておくれよ~!!
雨の日も風の日もあるだろう、でも必ずお日様はやって来る‐
明けない夜はないんだぜぇ~!!