
‐昨日の続き‐
“なんで撮れないのっ!!!”
の嫁さんの一言が始まりです。
この夏行った福井旅行で立ち寄った水族館での話。
流行の生態リアル展示が売りのココではペンギン様がびゅんびゅんトンネル状チューブの中を飛ぶように泳いでいました。
“紫煙タイム”を済ませた私が合流した時、小ギレ状態で発した嫁さんの言葉です。
びゅんびゅん‐とわが子を並べて撮りたいと悪戦苦闘した嫁さん。
そもそも、びゅんびゅんタイミングが難しい。
で、ようやくびゅんびゅんをフレームインした画像を抑えても、びゅんびゅんがリアルびゅんびゅんでブレている。
で、何度かトライしている時に隣にやって来た親子がワンショットでびゅんびゅんを抑えて去って行った‐そうです。
言わない品評など
・そんなの隣のモニター画像なんて、本当にびゅんびゅんが止まっていたかなんて
判らないじゃん。
・仮に止まっていたとしてISO感度上げ上げで、PCなんかで見た暁には粒子
バリバリの画かもしれないじゃん。
・そもそもこのシチュエーションはビデオ記録だろ。
静止画で抑えたって面白く無いじゃん。
言った結論など
そりゃ無理ですワ。うちのカメラ暗い所物凄く苦手だもん。の上に被写体ブレしない様に撮りたかったらシャッター速度制御しなくちゃいけないけれど、このカメラそんな機能付いて無いもん。
“なんで撮らないのっ!!!”
も嫁さんの一言です。
この秋恒例で行った近所の紅葉狩での話。
池の周りをぐるっと廻って、対岸に並ぶ紅葉と目の前の“姫”を絡めて撮って欲しい‐と嫁が構図コーディネートした時、私がお断りして、発した嫁さんの言葉です。
言わない品評など
肉眼で見るから綺麗だろうけど、距離あり過ぎて画にしたら豆みたいな紅葉っ木にしかならんだろ。これモノにするなら中望遠で遠近感縮めないとイカンだろ。
言った結論など
そりゃ無理ですワ。うちのカメラ絞りオートだもん。こんだけ距離あったら背景ボケボケで何撮ったか判らんヨ。奥行きまでピント出したいなら絞り制御しなくちゃいけないけれど、このカメラそんな機能付いて無いもん。
いずれの場合も嫁さんの一言は、
『そう・・・ちょっと良いカメラ欲しいね・・・』
うっしっしっし‐
で、話が飛んで、それなりに時が経過して先日‐
近所に買い物に行って今回購入したS100を見かけた訳です。
お隣にはデビュー間もないS110がドーン!!と鎮座して“こんなすんごい画が出てくるぞ!どんなモンじゃい”ステージが構築されていました。
S100と言えばお隣の隅に赤札1枚でひっそり。
その価格が
『31,000円』
“安っ!!”と直感的に思ったけれど、ドットコム価格が判らない‐帰宅します。
で、ドットコム価格が『30,800円』
“やっぱ安っ!!地域活性化の為のお布施200円はヨロシイ”とは思いました。
S90から目を付けてS95,S100と傍観して来た私です。私的な希望購入価格は‐28,000円切り‐でした。
注釈しますが、このカメラ性能、5万円の値打ちはあると思います。
ただ私財政では出費出来なかっただけの話です。
28,000円の根拠は、ただ単に過去シリーズのドット価格究極瞬間底値がその位だったからに過ぎません。
‐にしても、31,000円‐忘れられないお値段だ。
と言う訳で嫁さんにちょっと振ってみました。
嫁さん曰く
『そのカメラ‐ペンギン止まるの!?』
言った返事
『当ったり前です。その為のシャッター速度優先機能、ISO6400まで制御可能機能付与です』
言わなかった注釈
(但し暗部での光量不足を踏まえペンギンの動きを止める必要最小限のシャッター速度決定を行い、必要最小限のISO感度増加を奥様が適切に判断なさって設定された場合に限り‐です)
嫁さん、さらに
『ふ~ん・・・紅葉は撮れる訳!?』
言った返事
『当~然です。その為の絞り優先機能付与な上、f2.0と言うレンズ開放値によりとろっとろに背景を溶かす事も可能です』
言わなかった注釈
(但しそのシチュエーションに合せて被写界深度をご自分で判断され、適切な絞り値を奥様が設定可能であった場合に限り‐です)
嫁さん
『ふ~ん・・・買えば?・・・でも28,000円位まで値引きしてくれないかね??』
‐なんてこったい。なんちゅー不適切な時の価値観シンクロ率なんだい‐
など、思いながらも基本肯定的な回答と受け止めて、1週間後の買出しついでで再視察に行きました。
内心、売れちゃってるかもなぁ??‐な覚悟はありました。
‐その時は縁が無かっただけのこと。

店舗に入ったらジングルベルが鳴っているゾ、11月の暦だってのにすでに年末商戦開始中!!
で、
ビックリだ。
恐らくS110を一際前面に出したかったんで御座いましょう。なんならミラーレスのコーナーも陳列スペースを拡大したかったのかもしれません。
赤札S100は相変わらず肩身狭く鎮座しておりました‐が‐
そのお値段
『24,800円!!』
ぎょ~っ!!
瞬間購入決定です‐
買出ししている嫁さん合流前に受けの良い購入条件を整えましょう。

いつもの戦法で参ります。
どってこと無さそうな店員さんにまず声をかけます。
『コレもう少しまけて欲しいな?』
“お客様、今朝差し替えの赤字覚悟最終処分値でございます”
(そりゃそうだしラッキーだ、10日足らずで6200円引きなんて見た事無いぞよ)
『そんなら3年保証をサービスしておくれ』
“お客様、本当に限界値です。保証は売値の5%でございます”
(あらまっ!本当に限界なのね)
『あっそ』と言って一端交渉終了。
店内きょろきょろしてお若く小可愛い店員さんに声をかける‐
『店員さん、店員さん、ボクは5年越しでこのカメラを手に入れたいと思っていました。で、今日晴れてその日を迎える固い決意なんだけれど、この大枚叩く儀式を長く記憶する為には印象に残るのに相応しい、店一番の美形な店員さんから購入したいっ!』
『って事で先程から貴方に決めていたんだけれど、この値段で3年保証を付けておくれ』
かなり困惑するも苦笑する店員さんにダメ押し‐
『ハイと言ってくれたら即買うヨ。おじさんもうすぐ子どもが帰って来ちゃうから、言ってくれないなら傷心のまま帰っちゃうヨ』
と言う訳で、お店の事情により本体価格23,600円+5%の1,180円保証代で総額24,780円にて待望のS100が我が家に引き取られました。
長ったらしく小自慢話を上げて来て、自分念願カメラの“渡りに船”の様な入手経緯を振り返ってみた訳ですが‐
誤解されません様に、もう少し補足しておきたいと思います。
別に私“賢い消費者”を謳うつもりは毛頭ございません。
常に“型落ちが素晴らしい”とも言いません。
6年前に導入したIXY70は現役です。その後IXY200F、今回のS100と合せ累計58千円コンデジに投資している事になります。
当時の時点でこの位先行投資していても良かったかもしれません。“より綺麗で、より撮影の選択肢が広がっていた”‐かもしれません。ただ‐当時高額コンデジ導入し“姫”スナップ撮りの過酷な環境に躊躇無く放り込んだり“姫、宿題をしながら人目を盗んで鼻くそほじる”‐程度のスナップ記録に最適な費用対効果を感じなかっただけの話です。
資本が余っちゃってしょうがない方、新しいモノが好きな方、二度と行けないかもしれない旅行を控えてカメラ新調される決意の方、一発奮発する事で腹をくくりカメラ趣味したい方等、事情に見合った最新鋭機に資本注入されるべきだと思います。飽き‐が来なければ絶対長く使えると思います。
それでもやっぱり思う訳です。1年で値崩れしちゃう現実があるのです。
製品開発されている方はどう思われてるんでしょうか?
消費者の我々は幸せになってるんでしょうか?
カメラで言えば、画素数なんてもはや打ち止めです。
大体多ければイイってもんでも無い様に思います。
800万画素もあれば充分なんじゃないの??と思います。実際そろそろどこのメーカーさんも頭打ちっぽい感じに見えます。
デジタルだからCPUが新型に替わったり、カメラだからレンズ性能上がればダイレクトな性能向上と思える私だけど‐
実際の所、
GPSロガー機能?? 無線LANで画を飛ばす?? タッチセンサーでピント合わす??
ま、あれば便利な方もいらっしゃるかもしれないけれど、万人に必要か?それ無いから1年後半値になるのか?
世の中どうよ??‐な気持ちが拭い切れない。
もひとつ注釈しますが、なにもCANONが総てにおいて素晴らしい!!と言いたい訳でもありません。
私はたまたまCANON使いなだけです。買ったその日からソフト含めて親和性が良いから使うだけ。
その他メーカーさんも価格に見合うだけの性能有ると思うし、CANONより優れている所も多々あるんだろうと思います。
ま、私はS100愛用しますヨ。大事にします。5年は使います(壊れなければ) 推定10年位延びるかも。
“姫”もだんだん年頃になって、そうそうスナップ撮らせてくれない日も来るでしょう。
一眼なんて絶対運動会に持って来るなと言われるかもしれません。
ここ一番の家族イベントには素晴らしいスナップを撮りましょうS100で。
と思っていたら、
嫁さん
『良かったねぇ、またあなたのおもちゃ増えて』
私『え~??みんなのカメラじゃん』
嫁さん
『い~や、あなたのおもちゃです。最近洗車の毎にカメラ持参じゃない。大方それで車撮るつもりでしょ』
私『ま~撮らない事は無いヨ。せっかくあるんだから』
嫁さん
『だから‐あなたのおもちゃです』
ハイ、決定。今、決定。私家宝座位7位のS100です。
嫁さん
『あなたのカメラだから資本補填して来てよ~、携帯の時みたいに』
私『お~!まかしとけっ!2.5万円なんて安いモンだ』
言わなかった注釈
(但し、長い人生の上での話です。いつかその位噴火する事もあるでしょう。奥様は期限を言及されませんでしたので、勿論請け合いますが、あの時の様な絶体絶命プレッシャーは2度とまっぴらでございます。だから当分行かないヨ)
現在トライアル中。わざと意地悪な光線状態で試してます。
想像以上でも無く、想像以下でも無く想像通りのカメラに感じてます。
今までのコンデジが“カメラに撮ってもらってる”感じなら‐
“カメラに撮らせてる”感じ‐って事はこの先、出て来る画の責任は私が負う事になるって事だねぇ…