
私の愛車には代々受け継がれたロング・ミラーが装着してあります。
X号で3台渡った事になります。
用途として不自由無いので愛用し続けてます。
ここにはサブ・ミラーも付いています。
コレも3台渡った装備品です。
このサブ・ミラーはそろそろ外そう(移設しよう)かと思っていました。
色々思い出が詰まったサブ・ミラーだったんで、エピソードを上げてからにしようと思ってた矢先であります。
なんて言うGOODタイミングな事でありましょうや。
この駄文を未来の“パパしゃん”になるであろう‐みん友さんに捧げます。
渡りに船だね。別に同じ事してね-とか言うつもりは毛頭ございませんのでね。
なにかの参考になれば良いな-と思いながら上げときます。
サブ・ミラーはオートバックスで購入しました。
恐らく嫁さんと結婚する前-私S13 SILVIA号を駆っていた頃だった筈です。
彼女が-(※今の嫁さんが-)化粧直し等で使用したいって事で、ボール・ジョイント部で簡単に脱着可能なモノを購入したと記憶します。
後に結婚して、嫁さんが運転する時に私助手席で補助後方確認する用途でも多々活用しました。
車もEXIV号に替わって、ロング・ミラー共々移植しました。
私達結婚して10年間子ども創りませんでした。
まじめな話、2人共
『世紀末信者』でした。
西暦1999年だか、2000年だかに
“恐怖の大王”が降って来る-とガチで信じて疑いませんでした。
あ~、別に生き残る為に怪しい宗教等に入信する-とか、妙なセルフ・サバイバルに傾注する-とかありませんでした。
“世の中終わっちゃうのねぇ~・・・”“それまで楽しく生きないとねぇ~・・・”
と、実に堕落して不真面目、勝手に人生を謳歌する2人でした。
但し-好きな時に好きな場所へ出かけたり、好きな事をしたり、と随分日々を堪能していたと思います。
嫁さんの唯一の趣味と言っていい“海外旅行”なんかにも随分繰り出しました。
ある意味“世紀末”を期限にして、(当時は)やりたい事をし尽くしていた-とも言えるかも。
で、あっけなく西暦2000年がやって来た訳だ。
“おや?? これは人生設計の根本を覆されたナ”な2人でした。
ノストラダ
マス‐だった訳だ。
と言う事で、人類繁栄に貢献する必要性を認識した訳です。
一応注釈しておきますが、お子様がいらっしゃろうが、いらっしゃらなかろうが、はたまた人生の伴侶がいなかろうが、現代社会個人が楽しんだり、生きがいを見出す事は多様にあると思います。
子どもがいる喜びは子どもが生まれなければ真には理解出来ないと考えますし、子どもがいなくても人生は豊かであるとも考えます(今現在の私感想は-です)
ま、なんにせよ、こうして“姫”が誕生したんです。
ココからが語りたかった事。
子どもチャンがやって来ますと移動手段に車を使う場合、チャイルド・シートが必要です。
当然我が家でも出産前に-寿3点セット・セール-の一品として用意しておりました。
生まれたてホヤホヤから暫くは後ろ向き着座が推奨されるタイプでした。
我が家の場合は運転席真後ろの後席に設置しました。
運転する私からは“姫”の様子が判らない位置となります。
勿論、嫁さんが後席に座る訳ですから、運転手は運転に専念しておけば良いんですけれど、ちょっと寂しいです。
ってか、奥様も育児に追われる日々ですから、車内でウトウトする事だってあります。
つかの間休ませてあげたいし、でも“姫”が起きているのか、寝ているのか、もっと言えば、ちゃんと息してるだろうな??-な件が気がかりになります。
そこで、サブ・ミラーをリア・ガラスに移設する事を思い付きました。
自分で運転席に座って、ルーム・ミラー内に“姫”の顔入りサブ・ミラーが映り込む位置を嫁さんに指示して付けて貰いました。
2つのミラーにより間接的に“姫”の様子が把握出来ます。
これはとても良かったです。
生まれて数ヶ月もしますと、あやせば笑う様になります。
信号待ちなんかで、ルーム・ミラー越しに“アホ面”してやると、“姫”が嬉々として笑うのが確認出来ました。

また、嫁さんがまどろんでいる時や、場合によっては“姫”と2人だけで移動する時なども、双方顔が見えるのでお互い安心感がありました(あった筈です)
走りながら、チラっとルーム・ミラー越しに我が子を見れば、スヤスヤ寝ている顔に“安全運転しないとネ”と思ったり、いつの間にやら起きていて、じぃ~っとこちらの顔を見ている“姫”と目が合えば、そろそろ休憩するかネ-と思ったもんです。
大きくなって、チャイルド・シートの向きを前方側に替えてからは、サブ・ミラーは現在の位置、ルーム・ミラーに直接付けて“姫”を映す様にしました。
長い間、役に立ってくれたサブ・ミラーです。
最近は“姫”の座高が高くなって来て、あんまりお顔も映りません。
いよいよ助手席側のサブ・ミラー本来の用途位置に戻す時かもしれません。
さて、長ったらしい文章にもう一つ付け加えておきましょう。
シートベルトです。
寿退院のその日、私さすがにシートベルトはさせられませんでした。
3点式の中央バックルと“姫の顔”-どう見てもバックルの方が大きくて、足なんて20cmも無い位でベルトなんて付けられませんでした。
こんなでっかいバックルを腹の上に乗せたら、窒息を誘発しちゃうんじゃないのぉ~???‐なビビり新米親でした。

初めて“姫”を乗せての運転は、マンホールのギャップすら避けて通りながら、恐る恐る走った覚えがあります。
生後2ヶ月位はこんな調子でした。ま、出かけた所で近所の買出し程度でしたから、ベッド型のシートでもぞもぞしている“お肉チャン”でした。
その後、シートベルトをする様にしたのは生後3ヶ月位からだったでしょうか。
“姫”なりに自我が芽生えて来る位には完全に習慣になっていた様で、嫌がられた覚えがありません。
もっと言うと、スーパー等にある子ども用ショッピング・カート(アンパンマンだったり、トーマスだったりするのがありますよね)に乗せると、シート・ベルトの装着を要求する様になりました。

彼女なりにベルトしないと落ち着かなかったんでしょう。
とにかく徹底していました。ベルト無いカートには乗りませんでした。車両交換要求された事もあります(笑)
私の腰ベルト外してカート座席と“姫”を括りつけて納得してもらった事もあります。
自分でチャイルド・シートによじ登れる位になりますと、
私の席はココですヨ、よいしょ-みたいに着座した後、起用にベルトを肩に通して、バックル装着を待つ姿が微笑ましかったです(と言うか、玉座に座っている様で偉そうだった-)
ま、一概には言えませんが最初から“習慣のすり込み”って大事なのかもしれません。
彼女が車内で座るのを嫌がったり、ベルトを嫌がった事の記憶がありません。
他にも家族旅行や帰省等のロング・ドライブには、家でお気に入りだった-お人形-や、遊んでいるモノを写した写真アルバムなども積載していました(これはネットで見つけた情報の活用でした)
隠しておいて、そろそろ飽きて来たかなぁ、なタイミングで渡してあげると気が紛れていた様です。
なにより“姫”が飽きている様子もほとんど見ない程、彼女は車で良く寝てくれました。
EXIV号は“姫”のゆりかごでした。
-信号3つまでに“姫”が寝る-伝説の車でした。
話が前後しますが、月齢で大きくなって行く我が子を早く親に見せたい-と、初めて帰省-550kmを走破したのは生後5ヶ月の時でした。
私達新米親の心配をよそに、“姫”は行程の3分の2を寝て過ごしてくれたのでした。

童話、アンパンマン、トーマス・・・音響も“姫”一色の車内でしたねぇ。
いろいろ楽しい事あったよね-なサブ・ミラーを見るにつけの思い出です。
X号になって、“姫”はジュニア・シートすら必要で無い程に成長しました。
どんなに好みな音響を聴かせた所で、時間観念もしっかりして来た年齢です。
“あと何分位で到着するのぉ~??”“あと何キロ位走るのぉ~??”
・・・そうだよねぇ、暇だよねぇ・・・
父ちゃんはいつまでもX号を走らせていたいけれど、“姫”には移動手段でしか無い暇空間になっちゃったんだよねぇ・・・、これも-成長-だよねぇ・・・