
このレポートは少し真面目にやります。
要はいつも以上に面倒くさくやるって事です。
私に似た‐被害者‐じゃなくて、新たな価値観へ開花される事を躊躇されてる方へ残します。
私は社外ホイール換装のインチアップに自分感性の“見た目”を求めました。
予算設定をしてその範囲で考察し、最終的にLI値(負荷荷重)を純正に準拠したく無難な純正18インチ相当サイズを基準としました。
その結果、235/45/R18タイヤ(LEMANS4)と18インチ・ホイール(LEONIS VX)に至った訳です。
人生初の社外ホイールなインチアップを検討する上で、最大の危惧は乗り心地にどの程度の変化があるのか‐でした。
乗り心地とは固さやノイズと言った一般的にインチアップ化でスポイルされると掲げられる2点となります。
どちらもGRX-130を導入した時に前車のEXIVやSILVIAよりも圧倒的に上質だと感じた点であり、捨てがたい要素でした。
まず、改めて私の環境など‐
普通に街乗りして、コーナー攻めません。飛ばしません。
ハンドリングに不満ありません。
ずっと昔は毎日80Kmも愛車を走らせた時もありましたが、近年は年間7千km程度な立派なサンデードライバーです。
‐って、みんカラにそぐわない‐凡人おっさんが手を出したって事です。
それからかなりアバウトな感性持ちを自負してます。
車所有歴に至ってはマークXが一番高グレード車になります。
過去ロールスロイス、ベンツ、BMW、クラウンなど上級セダンに乗せてもらった事はありますが、
“おぉ~高嶺の花な高級車、冥土の土産な人生体験”
‐位しか感じなかった‐普通‐のおっさんです。
但し、インチアップ検討でそれなりのウンチクにアクセスしたつもりです。
ココまで前置きして、インプレ残します(かなり当てずっぽうって事)
純正16インチから社外18インチ、タイヤ幅215から235へ履き替えて最初(初日から通算4回運転・累計70㎞時点)の印象です。
一応五感を研ぎ澄まして運転してます。
予想通りのルックスとは裏腹に資本以外の何を犠牲にしたのかドキドキでした。
最初にはっきり変化を感じた事は低速時(転回等)ハンドルが“しっとり”重くなりました。
コレは質量増と摩擦抵抗増から来るものだと考えます。
軽量ホイールであればこの様な影響は無いかもしれません。
で、多分数か月後には体感出来ないと感じました。
体が馴染む程度の差異です。
同様に、加速時のアクセル開度が少し大きくなった気がします。
元々とろい加速をする私ですが、停止時からの初動、40km/hまでで脚に今までと異なる違和感を感じます。
(もうちょっと増速巡航したいのに今までよりアクセル開度が違うじゃん‐って感じ)
これまたハンドルが重いのと同じ理屈でしょうし、こちらもそのうち意識から薄れる事でしょう。
几帳面に燃費記録をされている方やエコ重視な方はストレスに感じる初感かもしれません。
因みに店舗で吟味している最中、LEONISのNAVIAを(こっそり)持ち上げる機会がありました。
VXに比して軽々と持ち上げられましたのでこう言う軽量ホイールはインチアップしても燃費が低下する事が無いのかもしれません。
LEMANS4は低燃費タイヤにジャンルされ、転がり抵抗がどうのこうの掲げられていますが、よくインプレで見かける‐摩擦抵抗の低減‐とか‐転がり感‐は、
まったく‐もう、まったく私は感じる事が出来ません(鈍感~)
それ以上にインチアップな質量増と摩擦増が上回っているんだと考えますし、それでイイです。
最初から燃費なんて気にしていたらマークXには乗れないですから、精神衛生上、この先も厳密に測定する予定はありません。
(※3/17追記:本日良く利用しているバイパス道をタイヤ交換後初めて走って‐ハッキリ‐転がり抵抗が低減している事を感じる事が出来ました‐これが感じられた自分に物凄く感動中です:笑 近日別途レポート上げたいと思います)
一番危惧していた乗り心地‐固さ‐について‐
ずばり‐まったく問題無しでした(現状)
舗装路面を走り、意図的にマンホール等の小ギャップを踏んでみましたがdbとの差異は感じられず感動ポイントその1でした。
(後輩にマンホールが不快感を伴って判る‐と脅されていたので)
導入前、
‐体感が絶対変わる‐
、と言う大多数な意見と覚悟をしていましたからコレは拍子抜けしました。
但し、段差と速度に比例して
“こう言う事なんだ”と思う時があります。
例えばコンビニ入車等の歩道への乗り上げ(そこそこのギャップ)は速度に応じて固く感じます。
それでも劇的に固くなった印象はありません。
衝撃緩衝におけるタイヤ弾力低下でサス依存が高まり、瞬発的なマージンは多少減少するから、それを念頭に扱ってネ、でも衝撃が小さいならまだまだサスには余裕がありますよ‐って感じなのかもしれません
(※当てずっぽうです)
また痛んだ路面(轍が大きい、路面が荒れている等)で、尻を澄ましていると、そうかもね??‐と感じます。
そうかもね??-なんで違うのかもしれません、この辺はノイズ増を尻が勘違いしているのかもしれません。
コチラも数か月後には、意識外になる事と感じます。
要するに普通の舗装路面ならば私の中で(過剰に)危惧していた様な‐変化‐はほとんど無いと言う感想です。
固さは同乗者たる家族(リスクを何も伝えていない)からクレームが出ていませんので大丈夫であると楽観視です。
(彼女達は快適な移動空間以外の何も車に求めていない筈ですから、大変公正‐変化を歯に衣着せぬ感想で述べる筈)
恐らくこの辺りの変化は車種やサスの設定で体感が変わる事と思います。
(勿論、感性も‐)
少し記憶がうろですがGRX-130は私の「スタンダード」と「S」、「PREMIUM」の各タイプ毎にバネ・レートが異なっていると言う記述を見た覚えがあります。
AVS等のギミックが無い万人向け大衆車として「スタンダード」のサスは元々充分柔らかいのかもしれません。
この点は自分(家族)の尻感性に違和感を感じると安易な改善策が無いのと乗車毎に体感する課題になりますから心底安堵しました。
サス替え車やスポーツ車に乗せてもらって
“かったいなぁ~、この車”と思ったイメージを(最悪)想定しておりましたから、全然‐もう全然、大丈夫‐な感じです(当たり前か‐)
まぁ、考えてみれば、コンフォート高級車であるベンツやBMWやレクサスだって45タイヤを見かけます。
充分‐有り‐って事なんでしょう。
良かった・・・心底、良かった‐安堵です。
その他走行感覚など
カーブに伴うロール感やブレーキ制動力の変化もまったく感じません(せいぜい50km/h位の段階では)
それなりにロールするし、それなりに制動するし‐って感じで、カタログに掲げられるインチアップ・メリット無です。
もっとも、カタログには‐中高速における‐と書いてありますので、慣らしが終われば一度高速を巡航してみたいと思います。
年一度の片道550km走行をする私的には、この領域でタイヤ幅増加による安定性が増大してくれるのであれば、願ったり叶ったりの付加価値です。
(ステア・シェイク・ダンパーが必要になったりして‐)
ノイズについて‐
これも1万5千Km走った純正のYOKOHAMA OEM dbとLEMANS4(LM704)では差異が感じられない‐か‐なんとなく静かになった印象です。
(まぁ変化無し、普通‐にしておきます)
但しまだ“慣らし”は終わっておりません。
色々調べた中で、慣らし終わった‐一皮剥けた‐状態から判定するモノらしいので継続体感してみたいと考えます。
タイヤはdbが(マークXが)静かな印象があった為、銘柄も色々調べ悩みました。
LM704も静かであると言う口コミもあれば“煩い”“履き替えた”と言う口コミもありました。
LM703に至っては、“減りが早い”“サイド・ウォールが柔らか過ぎ”と言う口コミもありました。
2店舗からLEMANS4を薦められ、そこそこ静か‐と言われました。
この上を行くのは値段的にBlueEarth Aとの事でしたがWEB口コミではLEMANS4の方が静か‐と言う感想も散見しました。
差額で2万円程度??でしょうか、正確にはリサーチせず‐です。
DUNLOPで見るとVEUROですが、こちらは1本1万円の上乗せとなり、もはや私予算を圧倒的にOVERしておりました。
端的に総予算範囲から決定したのが本当の所で、一方ノイズが我慢出来なければ、いずれVEUROやREGNOと言ったプレミアム・コンフォート・タイヤに装着替えしてもイイだろうと考えましたし、デッドニングって対処も出来ると判断してLEMANS4に落ち着きました。
130系な先輩の数名様が導入されていたのも、腹を括る判断材料となりました。
今の所、全然OKです。
LEMANS4で許容ならばプレミアム・コンフォート・タイヤがどれだけ静かなのか将来体感してみたい願望もあります(高いけれど)
※OEM dbが煩いと感じる方はLEMANS4でも同じ印象を持つと予想します、ランクアップしましょう。
勿論タイヤはノイズだけでは評価は出来ない事でしょう。
全天候での制動力が本来の判定材料だと思うのですが、その辺りはいずれ記憶と体感感性があれば印象を語りたいと思います。
因みにウェット性能の欧米第三者機関のトライアル評価はミシュランが群を抜いている文献がありました。
尚、この文献データの“新興アジアン・タイヤ”の恐ろしさったら、さすがの私もドビックリ‐でありました。
DUNLOP-一点上げておくと「吸音スポンジ」はパンク時の対処に手間がかかると思います。
簡単パンク修理剤は適用してはいけないそうです。
(スポンジが邪魔して機能しないんでしょうねぇ)
WEB上で推奨修理方法のPDFが公開されてますんで、お守り代わりにコピーを車載しました。
さて、“慣らし”です。
どうやら乗用車用タイヤでは80㎞/h以下、100㎞以上の“慣らし”が必要なんだそうです。
タイヤ各社のカタログに一様に重要性とその効能が掲げられ手順は同一です。
“おい、おい・・・新車の時、注意事項で掲げられて無かったじゃん・・・どころか納車翌日には高速で100㎞/h以上出しちゃったじゃん”
‐は、さておいてウンチク仕入れたからには今回はちゃんとやってみます。
(多分何も変わらないと思うけど)
ただネ‐
100㎞以上ってのが気になります。
最低100㎞って事?? 最長はどの位?? 推奨はどの位??
なんだか歯切れが悪いゾ~??
‐とか、思いながらも、我が血と汗と涙の結晶として導入を果たしたNEW TIRE LIFEを大事に堪能してみたいと考えます。
最後に、改めて印象に残った購入顛末など‐
最初18インチでも、タイヤは225で相談に行った専門店。
“必要十分です”との見立て見解であったものの、以前ブログで上げた様に、LI値から算出する負荷荷重を高空気圧(2.9)で補うのはどうあっても固くなりそうだし、余裕無いだろうとの‐自分判断で純正に準じたサイズを選択しました。
ところが(案の定??)契約(支払)が終わる直前‐組み込み作業に移行する最後のタイミングで下記の告知・署名確認がありました。
(法令順守ですからね、イイんですけど‐)
・純正タイヤ(16インチ)からロード・インデックス(LI値)が低下する了承をして下さい
(※95→94)
この点、不都合があってもお客様の自己責任です
(そうだよねぇ~)
・社外ホイール交換に伴い、メーカー推奨のサイズ外、LI値の低下により、
Dラー整備が拒否される場合があります。
お客様の責任において純正に戻して整備を受けて下さい。
“そんな事無いだろ、250“Sパケ”相当だし、VXってモデリスタでも扱ってるじゃん”
“いいえ、貴方の車のタイヤは16インチLI95、それ以外は広義に規格外です”
“さもありなんですナ(でも貼ってある車両シールには載ってるじゃ~ん)”
(225だったら、なんて言うつもりだったのぉ?? 必要十分だと思うよ??)
・ご希望の空気充填圧はございますか??
なるほど‐あなた方でこの位がイイですよとは言わない訳ねぇ~、
純正18インチ準拠で2.4入れておくれ~。
(225だったら無条件で2.9?? 3.0以上入れても効かないよ
‐って言ってくれたのぉ??)
うん、うん、理解してるし、その点を勘案して純正準拠した訳なんですが‐、
素人的に最初の売り文句から信頼しきっちゃった人がいたらなんとも最後に突き放す様な告知に聞こえるよねぇ~。
私的な考えはこうです。
タイヤだろうがホイールだろうが灯火類だろうが、アフターパーツを導入するに至り、全部‐自己責任‐な訳です。
大概OKです。
推察する理屈でも不安全要素には成りえないと考えます。
でも‐やっぱりタイヤは大事。
車‐ちょっと油断すれば、他人様を危める事になりかねない凶器になっちゃいます。
曲がるのも、止まるのも、とっても大事。
万が一他人を傷つける事になっちゃって、因果関係が適正不備判定なんてなったら、後悔先に立たず―です。
ま、ちょっと大げさではありますが‐
そんなこんなで、皆様もちょっとだけ勉強して納得の上、結論した方がイイと思います。
以前上げた様にGRX-130の純正タイヤ規格は大変矛盾に満ちていると考えます。
恐らく‐225/45/R18サイズに空気圧2.4も入れておけば必要十分だとは思います。
それにしてもこの程度の設定で良いとトヨタが公表してくれない限り、タイヤ・メーカーもベンダーも責任は負えないのです。
全てはエンド・ユーザーたる我々個人の責任となります。
(※因みにトヨタ推奨タイヤ、ホイール以外は装着しないで下さい‐と明確に取説に掲げられております)
『恰好イイから』
‐だけでは、自分に無責任になっちゃいます。
『他人をマネて』
‐コレもダメです。
他人様は大変シビアにタイヤ保守維持・交換されているかもしれません。
今回、色々調べると結構興味深く面白かったです。
また、ココでは沢山の方々が親身にアドバイスしてくれます。
こんな風に愛車を味わってみるのも高額投資に見合う自分勉強かもしれません。
‐ココまでのまとめ‐
さぁ、みんカラなかったら、こんな価値観に目覚めず、健康に資本運用が出来た筈の私みたいな普通で年甲斐も無くミーハーになっちゃった、
あ・な・た‐
特に130系な あ・な・た‐
そう、コレ読んでる純正な、あ・な・た‐
色々徘徊して、ココにたどり着いちゃった、
あ・な・た
背中を押して差し上げましょう‐
大変無責任に上げ残しちゃいましょう‐
YOUっ!!
も
買っちゃいなYoっ!!
履き替えちゃいなYoっ!!
真面目なファースト・インプレッションは終わりです。