
3回目の車検を終えました。
早いものでX号との付き合いも7年を満了しようとしています。
総走行距離は寂しいもので5.6万Kmほど、10年10万Km以上乗るのがマイルールなものの色々思う今日この頃だったりしています。
何度も掲げるように現状X号に不満はありません、ココでみなさまと時間や体験を共有して来た事も手伝ってX号には一際の愛着がありますし、機能はいたって好調です。
が-
昨秋“パンドラの箱”を開けてしまってから漠然とした仮定の選択肢が脳裏を過るのも正直な所。
その件について、近い将来いよいよ現実に選択決断をしなければならない時が来る予感です。
その車検-
生まれて初めて代車を借りました。
Dラーさんが週休2日になった為、都合3日間通勤で走らせました、まず絶対自分では選択しない車種にて、それはそれで興味深かったです。
痛感した事に、装備操作が全然馴染めませんでした。
過去にレンタカーを借りたり、他人様の車を運転した経験は数知れずあるのにこんなに戸惑ったのは初めてでした。
ひとつに、自分が老化して新しいものを直感的に会得できなくなって来ている理由が大きいのだと思います。
それにしても、シフト操作が馴染めない、サイドミラー調整スイッチ操作が瞬時に推察できない、色々付いているスイッチが何の用途であるのか全く分からない-のは、衝撃的でした。
こんな事はマークXを含め、過去所有の車を受領した時はありませんでした。
それに付け加えて、車幅感覚が全然つかめず、運転していてもリラックスできません。
あくまでも個人的な感想だとお断りした上で、こんな車を将来手に入れたいと思わないし、こんな車ばかりが選択肢になるのは魅力ない世の中だと感じたりしています。
それにしても、ここ10年位の車の進化-と言うよりか、車を含め世の中のITと言いましょうかデジタル製品が劇的に増えているのだと改めて思います。
車検を終えてX号に腰を下ろした瞬間、ホッとするような安堵感がありました。

そう、やっぱり私はこの車が1番だし、これから年をとって行く中で大きな変化を嫌う保守気質は強くなって行くのだろうと再認識したものです。
但し、それは走る本質に違いはないものの、現代のデジタル便利ツールなインターフェイスがほとんど無い旧式な仕様である裏打ちでもありましょう。
スマホが使い熟せない、BDも上手に扱えない、駅の券売機に戸惑う、プリペイドカードの連携操作が判らない、そもそも電子機器類のスマホ連携機能な取説がさっぱり理解できない・・立派なおっさん、踏み込めば“ジジぃ”に片足突っ込んでいる現実を認識しなければならないと素直に認めます。
閑話休題
車検を終えて、お金がかかりそうな問題点も皆無でした。
(ショックの油漏れとかあってもイイけどと密かに思っていたのは内緒です)
このままX号を乗り続ければ良いだけの事ですが、今車検前に察知して、Dラー詣でで確認したいことがありまして-複数のDラー顔馴染み方を問い質した結果、裏が取れたように感じています。
噂通り、(各自断言こそなかったものの)、いよいよマークXが廃盤になるのはDラーさんも確信している印象を受けました(250Sの特別仕様が出るそうですが、そのネーミングが・・・)
その事で、改めてソワソワしています。
単刀直入に‐
GR-Sを4日間疑似所有させてもらい駆った日々からここまで、その初体験なフィーリングに魅了され、淡い(出来るだけ遠い方が望ましい)未来像を夢想していましたが、それを本当に手に入れるのか否かの決断を下さないとならない猶予は今年いっぱいであろう現実を再認識です。
もっとも-
繰り返すけれど、X号に何も不満はないのです。
むしろ、長距離高速運転の疲労軽減度はX号の方が優位性があると印象しています。
これは年1の帰省を愛車で続ける私にはとても重要な点です。
さらに-
断熱防音処置を含め数々手を入れた作業を再び施工し投資するのも面倒ですし-

基本設計が10年前の時代遅れが否めない車、且つ装備の大半が現状と変わらない同一車種に投資する費用対効果は額面通りであれば大変低い訳で-
なにより機械にも魂は宿る信者として、まだまだオペレーションノーマルなX号と袂を別つのは自分の信念に背く様で後ろめたい・・
それにしても-
心躍る車を手に入れ、それを堪能できる知力、体力が見合う機会もこの先そうそうないのではないか-とも思ったり、結論の出ないifを堂々巡りしています。
ちょっと心が揺れるひとつに、
最近嫁さんはこんなことを良く言うようになっています。
“今まで結構倹約して来たからさ、お互い年もとって来ている自覚もあるし-、この先は少し自分達の人生謳歌に資するモノにパッと投資しようよ”-と。
そのせいかどうかは知りませんが、GR-S更新の冗談半分な仮定話に理解を示してくれますし(※もっとも彼女は対象がLEXUSであっても国産セダンであれば文句ないみたいデス)、それは別として1年前からのオーダーとして、最近とみに“サブウーファーを付けてくれ”督促され中です。
X号を乗り続けるにしても、試してみたい興味と割り切れば、X号のフィーリングを変える純正補強パーツも事欠かない車種ではありますので、その点はまだまだ検討(夢想)できる楽しみの余地はある訳で(正直にカミングアウトすると昨秋以降諸々の全ての興味を棚上げ中だったりしていますから、それはそれでX号の進化(ゲテモノ化??)が急速に加速する可能性もゼロではないと思います)
いずれにせよ、どんな風が吹こうとも、当面は130Xと過ごす日々が続く事は間違いなさそうです。
さて、今までは車検時に更新するかどうか躊躇した、(決して安くはない)次回車検までの半年点検前払い制メンテナンスパックですが、今年は悩む必要がありませんでした。
万一新車更新をした場合の値引き上乗せ額がパック代の2倍とは素直に嬉しい特典と感じた次第。
おっと、
これは油断すると都合の良い言い訳になってしまいそうで、戒めておかないといけないナ。
そんな満7年満了直前の心境でありました。
※※:要するになんにも決めてない‐って事なんですけどね