
IS号を手に入れてから1か月と少しが経ちました。
このご時世なのでドライブ旅行が計画出来ないものの、高速、ちょっとした峠道もカジってみました。
乗る毎に、(凡人な私にとっては)極上のフィーリングとリニアな車体追従が堪能出来て幸せです。
ちょっと大げさだけど、ドライビング・フィールの芸術だと思う、本当に素晴らしい、、、
とにかく腕に伝わるハンドル操作感が秀逸です。
何をどうしたらこんなに上品な質感になるのだろう‐など思っていたら、なるほどコレか!?と思えるような記事を見つけました。
信憑性はありませんが一部引用しながら‐素人オーナーとして‐綴ってみます。
ちょっと古いWEB記事ですがRC発表後の開発責任者の談話記が目に留まりました。
エンスー方は先刻承知でしょうが、RC開発陣頭指揮を執ったのはISと同じ小林氏です。
氏曰く‐
“RCは当初からそのままRC Fを作る使命を帯びて設計された”そうです。
5ℓV8エンジンを搭載することを考えてボディ設計をしたことから、
“通常のモデルではオーバースペックで、圧倒的にボディ剛性が高くなった”とのこと。
ボディ剛性を高めた理由は‐
“ボディが柔らかいと足を固めなければならず、サスの減衰力を上げたり、スタビライザーを装備しなければならず、結果‐、たいがいは乗り心地に角が出たり、動かなければならないものが動かなくなったり、と背反要素が出て来てしまう”そうです。
これはなんとなくイメージ出来ました。
マークXしか知りませんが3日借りたことがあるGR-S(或いはG's)系統がそのような味付け方なことでしょう。
大前提として走らせてとても楽しかったです。
でも日常的な市街地での乗り心地(ソフト加減)はやはりスタンダードの方が良かったです。
勿論、許容範囲だとは感じましたが全てのシーンでGR-Sが上位とは感じませんでした。
もっとも最初からGR-S乗っている人なら違和感は無いだろうし感性(許容範囲)も人それぞれだとは考えます。
それにしても後付けパーツ等で補強するケースはどうしてもこのような傾向が強くなるのだと想像します。
IS号は(私の感想だけれど)、オールラウンドにおける完成度が(マークXとは)別次元に感じます。
街乗りでも峠でも高速でも、とても気持ちよく走れます‐
それはやはり最初からそうあるべき姿として(マークXより)費用をかけて開発・生産されているのだろうけれど、今回、上記引用のRC開発と同じような背景理由があったのではないかと思いました。
さらに引用します。
“RCはRC Fを踏まえてボディ設計したのでサスが頑張る必要がなく、必要最低限だけ与えれば良いので余裕があり、従って割とソフトに設計することが可能になり、乗り心地が良くなっている”
繰り返し、NEW ISに合致する要件なのではないかと思いました、読みながら、それだっ!それそれっ!!‐みたいに。
NEW IS(30系後期)はNプラットフォームのキャリーオーバーと言えど、中期までのナロー型ではなくてGSやRCと同じワイド型に変更されたそうです(これは手持ち雑誌で記述されていました)
と言うことは、GSやRCのKNOWHOWも内包している事でしょうし、その2車種にはご存じのとおりFモデルがある。
勿論プラットフォームだけで剛性が決まる訳ではないからボディ形状に応じたブラシュアップが成されています。
そう言えば‐と思い返します。
NEW ISのWEBワールドプレミアがあった(2020年6月)時に、アンバサダー役のNASCARプロ・ドライバー氏が「IS F出ますか?」と質問しました。
北米のマーケット・リーダー女史は「将来的なマーケッティング構想についてはお話できないって以前も言いましたよね、ダメダメ」みたいな寸劇風の含みを持たせて終わったのでした。
WEB発表だから誰もが聞きたい事をチョイスした風にも見えるけれど、個人的には、この匂わせ方が‐あ、さてはその気が無い訳でもないのだな‐と、受け取りました(まぁ、私には無縁の世界ではありますが)
今となってはIS Fではないけれど『IS500』が出て来たのは、その僅か5か月後位、名称特許申請されていたのはそれよりずっと以前だったことが知られています。
要するに、NEW ISはRC同様に5ℓV8エンジン搭載を前提にしたボディ開発がされていたことになるでしょう。
と言うか、時期的に考えれば同時に開発していたのではないかと思います。
事実、IS500は(確か)リア・パフォーマンス・ダンパーが標準仕様化された以外、剛性強化のアナウンスがされていなかったような・・・(勘違いであればゴメンなさい)
もしかすると‐
意外に販売台数も伸びている様なので、近い将来国内でもIS500が発売される可能性もあるのかもしれません。
或いはIS最後のガソリンエンジン仕様としてIS Fが復活するかもしれませんね。
(個人的にはガソリン仕様のISはもう出て来ないように思えたり・・)
もっとも、気がかりなのはコロナ禍による全車種における生産遅延で、ISも今月から年次改良された2022年モデルが販売開始されました(まだ2021年モデル受領していない人も居るそうですが・・)が納期5ヵ月以上確定なんだとか。
(※そこのご主人!今発注しても妻子を説得するのに十分な時間があるそうなので、今すぐ店舗へGOっ!!)
信憑性ない仮説を綴ってみましたが、要するに素晴らしいフィーリングのIS号を駆れる事ができて、日々喜びに満ちています、これがV8エンジン構想の恩恵であるのならば嬉しい限りです。
さて、先の小林氏のお話には最後非常に納得できる解説があったのでそこも引用させて頂きます。
RC Fを念頭に置いた開発によって乗り心地が良くなったRCを小林氏は「LEXUSの裏切り」と表します。
“この裏切りがLEXUSの魅力につながる。スポーツとアピールし、フロントフェイスもいかにも走りそうなイメージを持たせているが、実際に乗ってみると、驚くほどにしなやかな足回りだ、実際RCやISを購入するユーザーは、ガチガチの乗り心地のクルマを求めていない。本当はしなやかな乗り心地を求めており、そこを狙っている”
“もの足らない人や、スポーツのふりだけと思われるのは嫌なのでAVS等可変制御を入れて、街乗りからサーキットまでそのまま乗っても大丈夫に仕上げている。そこがLEXUSの良い意味での裏切りなのだ”
ああ、コレはRCの話なのだけれど、まったくISに当てはまるよなぁ~と思いました。
ISオーナー方、如何印象されるでしょうか?♪
ちょっと自己陶酔だったかな??
Posted at 2021/09/16 20:59:19 | |
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庶民LEXUSに手を出す | 日記